第101回全国高校サッカー選手権大会茨城県大会

準決勝・決勝観戦の様子

第101回全国高校サッカー選手権大会茨城県大会 準決勝・決勝観戦の様子


対象:6年5年4年希望者

場所:県立カシマサッカースタジアム


第101回全国高校サッカー選手権大会応援ソング

Saucy Dog「現在を生きるのだ。」


【観戦対象試合】

準決勝(11/6)

第1試合 鹿島学園高校vs常総学院高校 4-0

第2試合 水戸啓明高校vs明秀日立高校 1-1 PK4-2

決勝(11/13)

茨城県代表決定戦 鹿島学園高校vs水戸啓明高校 1-0

祝!!鹿島学園高校全国大会出場


(もうりーにょ)

冬の風物詩、全国高校サッカー選手権大会茨城県大会の試合を観戦しました

世界でも例をみない規模のユース年代の頂点を決める全国高校サッカー選手権大会はメディアへの露出度も増え、また、この大会を経てプロ選手の道へ進んだり、最近では国内にとどまらず海外のチームへと進む選手も出始めています、高校サッカープレーヤーにとっては県予選を突破して全国大会へ進み聖地・国立競技場でサッカーをすることが夢であり、憧れであり、目標として3年間をただひたすらサッカーに打ち込みます、そんな決して手を抜かない全身全霊でサッカーと向き合う高校生たちをジュニア年代の選手たちが身近に観ることは、その後の将来に少なからず影響します、高校3年生は18歳、12歳のサッカー選手が6年後の姿から逆算することができたら、今、自分がどうすべきなのかを判断するひとつの材料となります。しかしながら、全ての選手がその場所にたてるということではありません、参加した選手たちには、試合に出場している選手の技術力、戦術力、試合に出ていない選手の振る舞い、応援席から声を枯らして必死に応援している選手、我が子のPKに両手を顔の前に合わせ祈る保護者、選手たちの息遣い、指導者の声掛け、歓喜の笑顔、想いの届かなかった悔し涙、目に見えるもの、見えないものも含めていろいろなものを感じてくれたかなと思います、何度も言いますが全ての選手がそこに立ち活躍して華々しくプロ選手になれるわけではありません、でも、誰かを懸命に応援したり、同じ思いを共有したり、仲間を信じて苦楽を共にし、いろいろなことに感謝をする気持ちを忘れずに大人になっていければ、すごいサッカー選手にはなれなくても素晴らしい人になることはできると思います

今回は公共の交通機関を利用して会場に往来しました、道中、できるだけ選手たちの自主性に委ねて行動をしました、電車の中、駅のコンコース、スタジアムなどたくさんの行きかう人がいます、いつものグラウンドとは勝手がだいぶ違います、そんな中でどんな行動ができるか?サッカー選手以前の部分で律された社会の中でのルールを守ることができるかとても大切なところです、普段なら保護者の車で活動場所までVIP待遇の送迎ですが、今回は自分たちの足で周囲に迷惑を掛けることなく仲間と協働して過ごさなければなりません、今日見た高校生たちも通学や練習場までの移動などの部分もしっかりと日頃からできているからこの場所に立てているんだろうと思います、普段の生活態度まで分からないでしょうと言われるかもしれませんが、一糸乱れぬウォーミングアップや試合の中でのプレー(対応力)を観れば大体のことは想像することができます

今回参加した選手たちに置き換えれば、とても余暇の過ごし方が上手だなと感じました、特に会場まで1時間超ほどかかる電車の中でも大騒ぎするわけでもなく、朝から絶え間なく300円以上と思われるおやつを食べ続ける選手、お腹が痛くなる選手やトイレ行き忘れ選手などもなく、なにが楽しいのか隣の選手を突いて盛り上がっている選手、対戦型ゲームに没頭する選手、ほとんどの時間で手のかからない状態でした、とりわけ、研修会形式にした今回の活動の中で『ゲーム分析』をしようと参加選手にプリントを配り取組んでもらいました、プリントの中にある質問にゲームを観ながら自分なりに分析して、文字や言葉にして回答してみようと奮闘しました。その回答の全てが、選手なりに考え答えを出していてとても素晴らしいものでした、これが現代の子どもたちの普段の姿なのかととても勉強になりました

残念ながら、決勝戦の内容はお互いに負けたくない試合運びとなりリアリティを追求した見どころの少ない展開となりましたが、実は決勝で対戦したこの両チームは夏のインターハイ予選でも対戦しており、その時には6-0と大差の試合となったのですが、今回は最少得点差で敗者は大健闘した試合となりました、木崎SSSもそんな試合がありました、一次Rで6-0で負けた相手になぜか二次Rでも対戦し負けはしましたが懸命に頑張って善戦することができました、そんなことを考えながら観るとまた違った味が出てこの決勝戦も面白かったのではないでしょうか?

追記、1日目に大会プログラムを購入しました、プログラムの中には大会参加チーム(茨城県大会出場チーム)のプロフィールが掲載されているのですが10名もの木崎SSS出身者、うち2名がチームCAPを務めていて懐かしさと共に、逞しく成長した姿に感動を覚えました。また、決勝戦当日にはカシマスタジアムの隣にあるト伝の郷Gで第30回全日本高等学校女子サッカー選手権大会関東予選に茨城県代表として霞ケ浦高校女子サッカー部に所属する、Queen of kizaki SORA(箕川そら選手/高3)が出場していたり、残念ながら時間がなく僅かな時間しか観戦することができませんでしたが、全国への切符を掴み取り木崎SSSに所属する女子選手の憧れの選手となれるよう頑張ってもらいたいものです

決して手を抜くことなくサッカーと全身全霊で向き合う高校生たち、会場で運営に当たる高校生たち(敗退してしまった高校生たち、ボールボーイ、チケット・プログラム販売、会場案内)、不測の事態で思うように活動ができなかった選手たちになんとか光りを当ててあげようと奮闘する大人たち(教職員、保護者)、高校サッカーは感涙に値する感動しかありません、この活動に参加した木崎SSSの選手たちにどう観えたのかは少し先の将来にテレポートしないと分かりませんね


帰りの電車の中で、雨の降る暗くなった外を窓越しに見ながら、うつむくなよ、ふりむくなよ~ってつぶやきました

ふり向くな君は美しい

準決勝観戦参加者

決勝戦観戦参加者

子ども相手にビジネスするなら、ポテト屋か?ガチャに限るな

どんだけポテトが好きなんじゃ~