RB25DET載せ換え

HCR32typeMにはもともとRB20DETという2㍑直6エンジンが搭載されている。このエンジンは十分なパワーを発揮するがドリフトで扱うには癖がありすぎる。RBとはレスポンス&バランスの略とされているがRB20DETに関してはそれが当てはまらないといえる。レスポンスは悪いし恐ろしくドッカン。高回転に叩き込めば恐ろしいほどのパワーを得られるがサーキットでは常にパワーバンドに入れさせてくれるほどやさしくは無いのが現実。そこでさらなるパワー(主にトルク)アップのために行われるのがエンジンスワップである。定番とされているのはRB26とRB25だがRB26はエンジン単価が高いためRB25を載せてみた。

エンジンスペックを見てもメリットのみでデメリットが見当たらない。最大の気がかりである大排気量化による燃費の悪化はむしろ燃費があがっている。

準備するもの

・RB25DET(補記類、ハーネス、ECUなどセットで)

・整備書(ベース車両と使用エンジンのものを両方、配線図込みで)

・電工セット(配線、半田、絶縁テープ、電工ペンチなどなど)

・作業できる環境

・信頼できる友達 ← 僕には残念ながら居ないので孤独な戦いを繰り広げました

・好きな音楽

・時間

・3つのK → 「気合い気合い!!気合い!!! それでAll Right!!」 ※沢木さんの名言集より

作業手順

1.ネットサーフィン

2.整備書、配線図から必要な部分をコピーしてファイルにまとめる。

3・情報を整理して配線加工を紐解いていく。

4.ベース車両からのエンジン降ろし。

5.降りたエンジンと載せるエンジンのハーネスをもぎ取り配線加工。

6.載せるエンジンに加工ハーネスを装着してもと通り車に載せる。

7.これで晴れて2.5㍑化の完了。

一番重要なのは1~3である。ただし2.3.はニャンコから出てる変換ハーネスを買ってしまえば良い。でも正直値段からして馬鹿げているのとこのくらいできないとそもそも載せ換え自体自分でやるのは無理だと思う。それくらい単純。

参考までに行ったときの仕様

ベース車両

HCR32 後期

RB20DET

載せたエンジン

ECR33 中期

RB25DET後期パワトラなし + 前期メタルタービン

作業の注意点

特に無し。基本どおりに行えばミスは無いはず。強いていうなればエンジンマウントはブロック側のブラケットごと移植しないとメンバーとの取り付け角が違うため二度手間になる。あと基本ながらエンジンとミッションはドッキング状態で取り外しと載せることができる。このとき二人以上居たほうがやりやすい。僕は終始単独で作業を行ったので不可能ではないが明らかに微調整が難しく効率がすごく落ちる。

載せ換え後のインプレッション

うま~

最後に

これがブローしたら次はNEO6にでも挑戦します。26もやりたいが予算的に無理がありそう。そういえば最近車体をオークションで見るとき載ってるエンジンとかミッションとかどうでも良くなってる気が。

DIYでやろうとしている人はがんばってください。何かあればお答えするかもしれません。適当に書いてますが作業はちゃんと行いました。丁寧に書くと恐ろしく時間がかかってしまうのでやめました。あとかなり丁寧に説明されているHPも多数あります。