FD3S

information


整備書・配線図・パーツカタログなど(英語) (外部サイト 部品番号などは国内版と異なる場合があるので注意)


特徴

SA22C、FC型を先代とする最終型のRX-7 (1991〜2002)




分類

マイナーチェンジは1〜3型(前期)4型(中期)5,6型(後期)で分類される。

大きな違いが発生するのは後期とそれ以前の型




ファイナルギア

FD3Sには3種類のファイナルギアが存在する。ハイギアな順にAT用3.9、大体のFDに入ってる4.1、限定グレードの4.3

社外は4.777、5.125など存在するが高価なため他車種流用がおすすめ。

その選択肢としては

ボンゴ(要スペーサー) 4.777

RX-8(ポン付可能・おすすめ)

-タイプS用(前期6MT) 4.444

-タイプRS用(後期6MT) 4.777 純正品番RS08-27-110A


デフは8のも流用できるのでそちらを探してみるのも良い。

イニシャルトルクはジムカなら5~10kgがいいらしい、著者のは適当


燃料系

インジェクター容量は全年式でプライマリー550cc/min セカンダリー850cc/min 燃料ポンプは145L/h

インジェクターより燃料ポンプの限界が先に来る。20B用燃料ポンプがポン付可能だが2018年現在ディーラーに在庫は無いとのこと

純正インジェクターで380psくらいまではカバーできるらしい


タービン・エキマニ

タービンは全グレードでシーケンシャルツイン、制御系(ソレノイドバルブ)がとても複雑で故障が多い。

前期、中期型、後期265馬力のN3C1 後期280馬力仕様のN3G1がある

前者の方が風量がでかくハイブーストにも対応、後者はレスポンス重視と言われているが乗った感じイマイチ違いは分からんかった



Maintenance

・エンジン脱着

整備書ではエンジン脱着時はミッションも降ろせと書いてあるがエンジン単体で抜くことも可能 割と簡単

まずは整備書通りにボルトやハーネス、セルなどエンジンとミッションを繋いでいる諸々のパーツを外す。クラッチの切り離しも忘れずに〜エンジンマウントとメンバーが止まってるボルトを外す。

次に、整備書には無いがエンジンマウントのブラケットとエンジン本体をつなぐボルト(左右3本ずつ)を外す。(エンジンマウントは車体側に残す) この際外しにくいようだったらミッション側PPFボルトを緩め、エンジンクレーンでちょっと釣り上げると良い。

次にミッションにジャッキをかけ、PPFボルトを緩め、ミッションを前上がりになるようにジャッキで上げる。最後にエンジンクレーンで上前方向に引っ張る、揺らす、引っ張る、、、で頑張って抜く。なかなかキツいが頑張ればいける。

シルビア系と同じようにエンジン、ミッションを一緒に上抜きすることもできるらしい。


入れんのは割と簡単なので省略



・デフ脱着

足回り解体(ロアアーム外す、ドラシャ抜く)

ペラシャ切る

PPFデフ側ボルト外す

PPFミッション側ボルト緩める

デフマウントボルト外す


つけるときはデフ側PPFボルトを先にはめてからデフマウントのボルトを入れた方が良いかも。



・オイルパン交換

PPFミッション側ボルト(4)を緩める

ミッションにジャッキをかける、カサ増ししたパンタでOK

エンジンマウントのエンジン側のナットを外す(2本)

エンジンクレーン、ミッションにかけたジャッキでエンジンミッションASSYを上に釣り上げる

エンジンマウントのエンジン側ボルト(6本)を外す

アクチュエーターを外し、オイルパンの周りのボルトを外す

オイルパンを剥がす

ショックの一番下のボルトを外す

メンバーについてるステアリングラックのボルト(2本)を外す

メンバーのボルトナット(6本)を緩める

ストレーナーを頑張って外す

ミッションの方からエンジンとメンバーの間からオイルパンを引っ張り出す感じで取り出す


つけるときは逆で、あとオイルパンをエンジンとメンバーの間にブチ込んでから液ガスを塗った←1215は良くないらしい?