パートとパターン(上級)

演奏を録音したり、ドロー機能を使ったりする場合、シーケンサーは「パート」を作成します。パートには、それがコピーされ た場合、パートに含まれるすべてのイベントも一緒にコピーされるという特徴があります。元のパートに対する変更は、コピーされたパートには一切影響を与え ません。なぜなら、コピー側は、以降はコピー側が独自でイベントを持つことになるからです。

パート(繰り返しのベースラインやドラムループ)を編集し、その変更をすべてのコピーに対しても、自動的に反映させたい場合があります。これはパートを「パターン」に変更することで実現できます。

パートをパターンに変更する(またはパターンをパートに戻す)には以下のようにします:

-パートを選択

-「More..」をタップして「Properties」を選択

-「Pattern」タブを選択し、「Convert to Pattern」を選ぶ

パターンはシーケンサー画面の中で、上部左側に番号が付加されて表示されます。この番号は、そのパターンを示す番号となります。

パターンをコピーすると、そのコピーにはオリジナルと同じパターン番号が与えられます。コピーもオリジナルも同じイベント情報を共有しているので、どちらを編集しても同じように変更が適用されます。

パターンの長さをソングエディター内で拡張すると、内容が自動的に繰り返されます。たとえば、ソングエディターで2小節のパターンをドラッグし、16小節の長さにすると、そのパターンは8回繰り返されることになります。

パターンを分割したり結合したりすると、可能であれば、ソングエディターはそれを1つのパターンとして保持しようとします。これができない場合(例:2つの異なるパターンが結合されている場合)、エディターはそれをパートに変換します。