サンプリングとサンプルエディターについて

サンプリングとサンプル編集は、TRG-16パフォーマンスパッドまたはEdenシンセサイザーからアクセスして実行します。

サンプリング(Sampling)はマイクを使って音声を収録する作業です。NanoStudioの場合ステレオ入力機器を使用するとステレオによるサンプリングを行います。

リサンプリングは、NanoStudioからステレオのメインミックスとして出力された曲の一部を、再度サンプリング(Resampling)する作業です。複数のパートを「バウンシングダウン(bouncing down、トラックの一部をミックスする作業)」することでインストルメントを追加せずに複数のパートを1つのインストルメントで鳴らしたり、Edenを使ってさらにループさせたりといった、便利な使い方が可能です。

サンプルエディターはサンプルの編集に使われます。モノラル・ステレオ両方のサンプルを編集することができますが、編集画面を簡略化するため、ステレオサンプルもモノラル波形で表示されます。サンプルエディターは、マイク収録されたサンプルをすばやく整理するのに最適です。 現在のところ、カット、コピー、ペースト操作はサポートしていませんが、4段階のアンドゥー/リドゥー・ヒストリーに対応しています。

エフェクトセクションは、接続されたエフェクトをサンプルへ適用するのに使われます。

サンプルはPCまたはMac版のNanoSyncを使い、WiFi経由でiOS機器との送受信ができるようになっています。これについては本マニュアルの後半で解説しています。