ヘルプドキュメント

このページは更新を終了しました。最新情報は公式ページまたは公式フォーラムでご確認ください。

以下は「Flashcards Deluxe」の内蔵ヘルプドキュメントを、私Power1000が適当に日本語訳してみたものです。バージョン2.8に付属していたものですので、参考程度にご覧ください。

はじめに(Getting Started)

このアプリケーションをインストールしたら、最初からサンプルとして付属している「Introduction(アプリ紹介)」デッキを開いてみましょう。このアプリケーションについての理解を深めることができます。※「Lite版によるチュートリアル」ではこのデッキについて解説しています。

この「Introduction」デッキは、「Shared Library(共有ライブラリ)」から(※最新版を)ダウンロードすることもできます。

既存のデッキを追加する(Adding pre-made flashcards)

誰かが作成した既存のデッキを使いたい場合、Flashcards Deluxeを使い、Quizlet.comにある膨大な数のデッキを直接検索し、ダウンロードすることができます。またFlashcards Deluxeには独自の小規模な「Shared Library(共有ライブラリ)」が用意されており、こちらでもデッキの検索およびダウンロードが可能です。

メインの「Decks(デッキ一覧)」画面において、「+」をタップすることで「Quizlet Flashcards(Quizlet.comからデッキを入手)」または「Shared Library」を選択することができます。

アプリから直接デッキを作成する(Creating flashcards within the app)

どのようなデッキでも直接Flashcards Deluxeから追加や編集ができます。まったく新規のデッキからはじめたい場合は以下のようにします。

1.メイン画面上部の「+」をタップする

2.「Empty Deck(空のデッキ)」をタップ

3.「Deck Name(デッキ名)」をタップ

4.デッキの名前を入力

5.「Create Deck(デッキを作成)」をタップ

ここで「Cards(カード一覧)」画面が表示されますが、まだ作成していないのでカードは1枚もありません。最初のカードを追加するには以下のようにします。

6.「Cards」画面の「+」(追加)をタップ

7.何も入力されていない1列目をタップ

8.カードの第1面目の編集を開始

9.第2面目も同様にする

自分のパソコンでデッキを作成する(Creating flashcards on your PC)

パソコンでデッキを作成するには3つの方法があります。

1.テキストエディタや表計算ソフトにデッキデータを入力し、OrangeOrApple.com経由、自分のパソコンを仮想Webサーバ化、自分のWebサーバ経由、などの方法でデッキを転送する。

OrangeOrApple.comを使った方法は「デッキの作成・転送-超簡単編」としてまとめました。

仮想Webサーバによる方法は「デッキのダウンロード方法」で確認できます。

2.Google ドキュメントの「スプレッドシート」でデッキデータを作成し、Flashcards Deluxeから直接ダウンロードする。

具体的な方法は「Google ドキュメントとの連携」で確認できます。

※その他:Dropbox、iTunesのファイル共有機能を利用する方法があります。

詳細は「Dropboxとの連携」および「iTunesとの連携」をご覧ください。

3.より構造化された手法を提供するQuizlet.comを使い、デッキを作成する

この場合、Flashcards Deluxeから、Quizlet.comで作成した自分のデッキをダウンロードする。

Quizlet.comは世界有数の暗記カードサイトです。ただし3面カードや、音声を含むデッキを作成することはまだできません。(Quizlet Plusのユーザーは画像を含むデッキを作成することもできます。これにはQuizletに対して年間10ドルの支払いが必要となります。画像はカードの裏面にしか配置できません) Quizletでカードを作成したら、以下の要領でデッキをダウンロードできます。

1) 「Decks(デッキ一覧)」画面で右上の「+」をタップ

2) 「Quizlet Flashcards sets」をタップ

3) 「my Quizlet.com」をタップ

4) Quizletでのユーザー名を入力。自分のデッキが表示されるので、タップしてダウンロード。

注意:Quizletのデッキは「public」に設定します。「private」設定されたデッキは現在ダウンロードできません。

Flashcards Deluxeの使い方(Using the App)‎

デッキ作成-書式(Creating Flashcards - Formatting)

自作カード内で改行するには半角モードで「|」(日本語キーボードでは「¥」マークのあるキー)を入力します。

カードの書式では以下のHTMLタグを使うことができます:

bold

italics

underline

font color(カード単位)

background color(カード単位)

superscript

subscript

※詳細については「デッキ作成-応用編」をご覧ください。

デッキの追加 (Adding Decks)

Quizletデッキ(Quizlet Flashcards)

Quizlet.comは、200万(※現在は400万超?)を超えるデッキを誇る世界最大の暗記カード学習サイトです。デッキの作成・学習・共有をQuizletは可能にします。そしてそれらのデッキをFlashcards Deluxeへダウンロードすることができます。

Quizlet Plusのユーザーは画像を含むデッキを作成することもできます。これにはQuizletに対して年間10ドルの支払いが必要となります。

一方、テキストエディタや表計算ソフトでデッキを作成し、OrangeOrApple.comを使って転送すれば、画像を含むデッキを無料で作成できます。

※Dropbox、Google ドキュメント、iTunes経由あるいはPCとのWiFi接続を使うことでも、無料で転送することが可能です。

Quizletで作成したデッキは、検索してもすぐには出てこないことがあります。通常5分以内にダウンロードできるようになるはずですが、Quizletに何か問題があると、1日ほどかかることもあるようです。

共有ライブラリ(Shared Library)

これはFlashcards Deluxeのユーザーが作成したデッキを共有できる、Flashcards Deluxe専用のライブラリです。(注意:現段階ではQuizletへ直接エクスポートすることはできません)

自作デッキ(Private Deck)

自作デッキはOrangeOrApple.comを通じて(または特定のWebサイト上に用意したものを)アップロードします。

※「Google ドキュメント」上に作成して、直接WiFiダウンロードすることもできます。

サイズの大きなデッキは、iPhone上で入力するよりも、パソコンで作成したほうがより作業が楽でしょう。デッキデータを作成したら、OrangeOrApple.comにアップロードします。自作デッキをアップロードするときは、(自分で決めた)デッキコード(Deck Code)を入力することになります。自分のiPhoneに自作デッキをダウンロードするときに、そのデッキコードを入力し、「Download Cards(デッキのダウンロード)」をタップします。

OrangeOrApple.comを使いたくない場合は、自分のWebサーバを使うことができます。Macであれば標準の「Web共有」機能が使えます(※Windowsならばフリーの仮想サーバソフトなど)。またDropboxのようなファイルストレージにデッキデータを置いて利用することも可能です。これらの場合、デッキコード部分に、デッキデータであるテキストファイルへのHTTPアドレスを入力することになります。

また上記の方法を組み合わせて使うこともできます。デッキのテキストデータはOrangeOrApple.comを、画像や音声などのメディアファイルはWeb上の別の場所に置いたものを使うことが可能です。

新規デッキ(Empty Deck)

カードが1枚も含まれていない、空の新規デッキが作成されます。そしてFlashcards Deluxeアプリからカードを追加していくことができます。

新規デッキを作る際、「Deck Name(デッキ名)」を入力します(これは「Deck」画面に表示されるデッキの名前となります)。次に「Edit Cards(カードの編集)」をタップし、お使いの機器からカードの作成を開始します。

組み合わせデッキ(Combination Deck)

「Combination Deck(組み合わせデッキ)」を利用すると、複数のデッキを1つの単位として学習できるようになります。

※新規に組み合わせデッキを作成するにはメイン画面の「+」をタップし、それから「Combination Deck」を選択します。「Deck Name(デッキ名)」の部分には、組み合わせデッキに付けたい名前を入力します。次に「Create(作成)」をタップするとFlashcards Deluxeに登録されているデッキの一覧が表示されます。自分の組み合わせデッキに含めたいデッキをタップしてチェックマークを付けてください。

作成した組み合わせデッキを選択して学習画面に入ると、上で選択したデッキがすべて含まれていることがわかるでしょう。

また組み合わせデッキを編集する場合は、メイン画面の「Edit(編集)」をタップするとデッキの選択画面に入ります。

組み合わせデッキを使うには最低でも1つのデッキ登録が必要です。

また「Cards(カード辞書):card listing screen」画面で「Category(カテゴリー)」ごとにグループ分けしたりフィルタリングすることはできません。(※グレー表示となり選択できません)

組み合わせデッキの使い方

「Combination Deck」機能は複数のデッキを組み合わせて使えるだけではなく、異なるカテゴリーを選択することで、1つのデッキを別のデッキに見立てることも可能にします。

ある外国語を双方向(例:英語から日本語、日本語から英語)に学習する場合、それぞれのカードが含む学習記録を、複数まとめられるという長所を生かすことができます。つまり向きによってそれぞれの成績を記録することが可能となるのです。これを利用する場合、「Deck Option(デッキ設定)」画面にある「Card Order(カードの出題方法)」を「Short Term Goal(短期集中)」か「Spaced Repetition(スケジュール学習)」に設定してください。そして「Show Side First(カード第1面表示)」設定画面にある「Statistics Set(学習記録設定)」をタップします。詳細は「Statistics Set(学習設定)」をご覧ください。

フォルダの作成(New Folder)

「Folder(フォルダ)」を利用すると、増えてきたデッキを整理するのに便利です。

※「Decks」画面で「+」をタップし、「New Folder(新規フォルダ)」をタップします。「Folder Name(フォルダ名)」をタップしてフォルダに付けたい名前を入力します。「Create(作成)」をタップすると登録されているデッキの一覧が表示されるので、フォルダに入れたいデッキをタップしてチェックマークを入れます。

フォルダを編集するには、「Decks」画面で「Edit(編集)」をタップします。フォルダからはずしたいデッキがある場合、そのデッキ名をタップしてチェックマークを非表示にします。

デッキの位置は必ず「Decks」か、作成したフォルダの中のどちらか一方に含まれます。

フォルダがデッキの学習に影響することはありません。

Dropbox(Dropbox)

Dropboxはファイルをオンライン上に保存できる無料のサービスです。Webブラウザによる操作もできますが、PCやMacにインストールして使うクライアントソフトを使うことで、このサービスをより便利に利用することが可能です。その場合、Dropboxでは特別なフォルダをユーザーのローカルドライブに作成します。そしてこのフォルダとオンライン上のデータを同期することになります。つまりWebブラウザからその都度ファイルを整理しなくても、パソコン側のフォルダ内容を変更するだけで、Dropbox上のファイルにも反映されるのです。クライアントソフトをインストールし、Flashcards Deluxeと組み合わせて使う場合について以下に説明します。

ユーザーの(自分のパソコン上の)Dropboxフォルダの中に、「Flashcards Deluxe」と名付けたフォルダを作成します。このフォルダの中にデッキデータとなるテキストファイル(.txt)を保存します。たとえば「Spanish 1.txt」というファイル名のデッキデータを保存します。するとこのファイルは自動的にDropbox上のサーバにも保存されます。次にFlashcards Deluxeを起動し、新規デッキの作成画面から「Dropbox」を選択します。ログイン情報を入力してログインすると、先程のデッキデータ「Spanish 1.txt」をダウンロードできるようになっています。

Flashcards DeluxeからDropboxへエクスポートすると、デッキデータは拡張子「.txt」の付加されたテキストファイルとして、Dropbox内の「Flashcards Deluxe」フォルダに保存されます。また画像や音声などのメディアファイルは、「Flashcards Deluxe」フォルダ内に作成された別のフォルダに保存されます。Flashcards DeluxeがエクスポートしたファイルがDropboxのサーバに保存されると、Dropboxは即座にユーザーのローカルドライブにこれらのファイルをコピーします。

Dropboxでの画像と音声データの配置(Including Pictures/Sounds)

デッキで使う画像や音声などのメディアファイルは、Dropbox上のフォルダに保存します。

例として、デッキデータのテキストファイル名が「Spanish 1.txt」ならば、

同じディレクトリに「Spanish 1 Media」という名前のフォルダを作成します。

※「Spanish 1.txt」から拡張子「.txt」を削除し、

「 Media」(注:最初に半角スペースあり)を付加すると考える

このようにして作成したフォルダ内のメディアファイルは、それぞれのデッキデータと関連付けられるようになり、Dropbox経由でFlashcards Deluxeと連携することができます。

Dropboxオプション-デッキの追加(Dropbox Options, Add Deck)

Dropboxアカウントの作成には電子メールアドレスとパスワードが必要です。

デッキの書式-「TSV」をまず試してみてください。デッキデータをワープロソフトなどで作成し、二重引用符を使った場合は「Basic TSV」にする必要があります。

詳細は「Dropbox用デッキの作成」をご覧ください。

Dropbox用デッキの作成(Creating Flashcard Text for Dropbox)

各デッキデータは、Dropboxディレクトリ内に作成した「Flashcards Deluxe」フォルダの中に、テキストファイル形式(.txt)で保存されなければなりません。ワープロソフトや表計算ソフト(おすすめ)のどちらでもデッキデータを作成することが可能です。詳細はOrangeOrApple.comの説明をご覧ください。OrangeOrApple.com経由でデッキをアップロードする場合にたとえると、デッキデータのペースト先が、アップロードページのテキストボックスから、ユーザーが作成した新規テキストファイル内へと変わることになります。デッキデータのテキストファイルは、Flashcards Deluxeからダウンロードできるように、必ず「Flashcards Deluxe」フォルダの中に保存してください。

テキストファイル保存時の注意点:

1)デッキデータが特殊な文字(ギリシャ文字やアジア諸言語の文字、※日本語含む)を用いている場合、UTF-8またはUnicode(ユニコード)形式で保存する必要があります。これはメモ帳(Windows)、テキストエディット(Mac)ともに保存時のオプションで選択することができます。

※Dropboxからダウンロードできるデッキデータそのものは、ASCII、UTF8、UTF16エンコーディングに対応

2)表計算ソフトを使用している場合、入力されているテキストデータをテキストファイルとして保存する必要があります。一般には、表計算ソフト上のデータをコピーし、テキストファイルにペーストする方法が便利ですが、デッキデータに改行や二重引用符が含まれていると、うまくコピーされないことがあります。その場合、表計算ソフトの「名前をつけて保存」を選択し、「Unicode テキスト(*.txt)」(エクセルの場合)で保存します。(「テキスト (タブ区切り)(*.txt)」では特殊文字が正しく保存されない可能性があります)

「TSV」と「Basic TSV」

Dropboxを使ってデッキデータのインポートやエクスポートを行う場合、「Text Format(テキスト書式)」のオプションがあります。どちらもタブ区切り形式ですが、改行と二重引用符の扱い方に違いがあります。デッキデータ内で二重引用符を用いていない場合は、どちらのオプションを選んでも結果は同じです。

Google ドキュメント(Google Docs)

Google ドキュメントを利用する場合、「Flashcards Deluxe」と名付けた「コレクション」を作成し、デッキデータのスプレッドシートをこのコレクションの中に保存します。表計算シートを使ったデッキデータ書式についてはOrangeOrApple.comをご覧ください。質問を列A、答えを列Bに入力するのが最も基本的な書式です。

Google ドキュメントから新規デッキをFlashcards Deluxeに追加するには、メイン画面から「+」をタップし、「Google Docs」をタップします。ログイン情報を入力すると、ダウンロード可能な「Flashcards Deluxe」コレクション内のスプレッドシート(デッキデータ)が表示されます。

デッキが使用する画像や音声などのメディアファイルも、Google ドキュメント上のコレクションに配置することが可能です。

例として、デッキデータのスプレッドシート名が「Spanish 1」ならば、

同じ場所に「Spanish 1 Media」という名前のコレクションを作成します。

このようにして作成したコレクション内のメディアファイルは、それぞれのデッキデータと関連付けられるようになり、Google ドキュメントからFlashcards Deluxeへダウンロードすることができます。

iTunesファイル共有(USB / iTunes)

デッキのテキストデータのみiTunesからのインポートが可能です。

デッキデータを拡張子が「.txt」のテキストファイルで保存してください。(エクセルの場合は「Unicode Text(ユニコードテキスト)」で保存)

iOS機器をUSB接続し、iTunesを立ち上げます。

左側に表示される「デバイス」からiOS機器を選択。

iOS機器画面上部の「App」をクリック(「概要」の右隣)。

表示されるアプリ画面を下にスクロールすると「ファイル共有」画面が表れるので、対応アプリのうち、「Flashcards」を選択します。

右側「Flashcardsの書類」の下にある「追加」ボタンをクリックすると、ファイル選択画面になるので、上記の要領で保存しておいたデッキデータのテキストファイルを選びます。

ファイルが転送された後、Flashcards Deluxeアプリのデッキ画面で右上の「+」をタップすると、転送されたファイルが自動的に読み込まれ、デッキリストに追加されます。

デッキの編集・共有 (Editing / Sharing Decks)

デッキ名(Deck Name)

「Decks(デッキ一覧)」画面に表示される名前のことです。

デッキコード(Deck Code)

「Deck Code(デッキコード)」は自作デッキをダウンロードしたりエクスポートしたりする際に必要となります。

OrangeOrApple.comのサーバ上にあるすべての自作デッキは、それぞれDeck Codeによって管理・識別されています。そしてこのサーバとiOS機器との間でデッキをやり取りする際に使われます。したがって他のユーザーが使用しているものと重ならないものを使用する必要があります。

カードの編集:「Edit Deckから」(Edit Cards)

カード編集のために「card listing(カード一覧)」画面を表示させる2つの方法のうちの1つです。デッキの学習画面から、画面右下の2つのカードが重なったアイコンをタップするのが、より一般的な方法です。

ダウンロード(Download)

これはすでに入力済みの「Deck Code(デッキコード)」を使い、OrangeOrApple.comのサーバから、デッキを再度ダウンロードする場合についての説明です。デッキはすでにサーバ上に置かれている必要があります。OrangeOrApple.com上、あるいはお使いの機器のどちらかでデッキを作成し、OrangeOrApple.comへ登録(アップロード)されていることになります。

カードの置き換え(Replace All Cards)

デッキ内のすべてのカードを置き換えます。ただしカードのデータ内容が一致する場合は、前の「Cards Statistics(カードの学習記録)」が維持されます。

この作業を選択すると、デッキ内のカードはすべて消去され、そして新たにダウンロードされたカードへと置き換えられます。重要な「Statistics(学習記録)」(各カードの進み具合)は消されたくない場合があると思います。Flashcards Deluxeがカードを置き換える際、既存のカードのテキストデータを新しいものと照合し、一致するものがあれば、Statisticsを引き継ぎます。少なくともカードの第1面あるいは第2面のデータが完全に一致していれば、Statisticsは残される仕組みをとっています。両面ともテキストデータの内容に変更があれば、そのカードのStatisticsは失われます。

取り込むカードデータにあらかじめStatisticsを含めておくことが可能です。Statisticsの書式は扱いに注意が必要ですが、Statisticsを含むデッキデータをエクスポートすれば、その時点までの学習の進み具合を保存しておくことができます。カードデータにStatisticsが含まれていれば、それは一致するカードにそのまま使われます。

カードの追加(Append)

デッキの最後のカードデータにダウンロードしたカードデータを追加します。

この場合、既存のデータはそのまま維持され、デッキの最後のカードの後ろに、ダウンロードされたカードのデータが追加されます。つまり追加したい新しいカードのデータだけをOrangeOrApple.comにアップロードすることになります。

注意:OrangeOrApple.comを使って新しいカードをアップロードする際、同じ「Deck Code(デッキコード)」を使うと古いカードのデータはすべてサーバ上から消去されます。

※OrangeOrApple.comはカード転送のための一時的な保管場所として機能します。したがって通常は問題ないはずです。

エクスポート(Export)

デッキのバックアップや共有の際、デッキをエクスポートすると便利です。

エクスポート先の初期設定(Export to "App Server")では、デッキのデータ(必要に応じて画像なども含め)をOrangeOrApple.comサーバへバックアップします。その後、OrangeOrApple.comの「Export(エクスポート)」ページから、別の機器にデッキをダウンロードしたり、お使いのパソコンにバックアップデータを転送したりすることができます。

デッキをエクスポートするには、メイン画面で「Edit(編集)」をタップし、次にエクスポートしたいデッキを選択、そして「Export」をタップします。

エクスポート先(Export To)

Flashcards Deluxeでは、さまざまなエクスポート先を選ぶことができるようになっています。また、それぞれに長所と短所とがあります。

App Server(専用サーバー)

OrangeOrApple.comのサーバにデッキのバックアップデータをエクスポートします。その後は、パソコンからOrangeOrApple.comのトップページにアクセスし、「Export」のリンクをクリックして、自分のパソコンにエクスポートしたデータをダウンロードすることが可能です。Dropboxアカウントを持っていなくても、画像や音声などのメディアファイルをバックアップできる点が便利です。エクスポート前にデッキに対して「Deck Code(デッキコード)」を割り当てる必要があります。これはサーバ側でデッキを特定するために必要です。この設定はメイン画面で「Edit(編集)」をタップした後、デッキ名をタップして表示されるデッキ編集画面より、上から2番目にある項目で可能です。

※OrangeOrApple.comのサーバは一時的にデッキデータを保存しておくための場所なので、長期にわたってデッキデータを保存するのには適していません。

E-mail(電子メール)

デッキのテキストデータを、電子メールの添付ファイルとして送信します。画像や音声などのメディアファイルをバックアップできないのが、この方法の欠点です。デッキデータを本体内に書き戻すには、バックアップした添付ファイルを開き、 OrangeOrApple.comの「Upload(アップロード)」ページにデッキデータをコピー&ペーストし、Flashcards Deluxeからダウンロードします。

Dropbox

Dropboxのアカウントがあれば、画像や音声などのメディアファイルも含めたデッキのバックアップが可能です。

Google Docs(Google ドキュメント)

Google ドキュメントにエクスポートすればオンライン上の表計算シート(スプレッドシート)を使ってデッキデータのメンテナンスが可能となります。画像や音声などのメディアファイルはエクスポートされません。

メディアファイルのエクスポート (Export Media Files)

このオプションが「ON」の場合、デッキに含まれるすべての画像や音声などのメディアファイルも一緒にエクスポートされます。

このオプションはエクスポート先が「App Server(OrangeOrApple.comの専用サーバ)」または「Dropbox」の場合に限り選択可能です。

学習記録のエクスポート(Statistics)

これが「ON」の場合、エクスポートされるデータの中に学習記録が含まれるようになります。このオプションを選択しておくと、デッキデータを復元する必要がある場合に、学習記録も復元させることができます。

共有(Sharing)

共有について(About Sharing)

共有ライブラリ

これはユーザーが自作したデッキを共有することができるFlashcards Deluxe独自のライブラリ(※デッキを集めたサイト)です。(注意:Quizlet.comには作成したデッキを直接エクスポートすることはできません)

共有ライブラリと自作デッキの違い

共有ライブラリのデッキは、共有ライブラリにアップロードされた自作デッキのことです。

共有ライブラリの更新

共有した自作デッキを更新したい場合は、その自作デッキの更新後、再度「Send To Library(ライブラリに送信)」を使い、更新されたデッキを送信してください。

共有ライブラリのデッキを削除

「My Shared Decks(自作共有デッキ)」のメニューから削除したいデッキをタップし、次に「Remove from library(ライブラリから削除)」をタップすれば、そのデッキは削除されます。この操作では共有されたデッキが共有ライブラリから削除されるだけなので、自作デッキには影響しません。

ライブラリに送信(Send To Library)

自作デッキを他のユーザーがダウンロードできるように、OrangeOrApple.comのサーバにアップロードします。

自作共有デッキ(My Shared Decks)

共有されている自作のデッキを確認することができます。またこの画面から、共有デッキを削除することも可能です。その場合、Flashcards Deluxeが本人確認をするために、まず「User Name(ユーザー名)」を該当する共有デッキに対して適切に入力する必要があります。

共有デッキのユーザー名(User Name)

「User Name(ユーザー名)」は非公開で、最低8文字以上および1つのスペースを含む必要があります。これはライブラリのユーザー名であると同時に、パスワードとしても機能します。

学習記録の初期化(Clear Statistics)

デッキ内のすべてのカードにおける特定の学習記録を初期化します。

「Spaced Repetition(スケジュール学習)」モードを利用しているデッキの場合、カードの設定を「Active」から、「Pending」あるいは「New」に変更することで、1枚ずつ初期化することができます。

メディアディレクトリ(Media Dir)

画像や音声ファイルを置いたアドレスを入力します。

大量の画像や音声ファイルを使用する場合、OrangeOrApple.comにアップロードするよりも、ユーザー自身が決めた特定のWeb上に、それらを配置することをお勧めします(例:Dropboxなど)。OrangeOrApple.com上のデッキデータは、まったく使用されなくなってから数週間で消去されるからです。この設定を使用する場合、デッキデータ内ではいつものように画像や音声ファイルについて定義します。しかしFlashcards Deluxeでメディアファイル(画像や音声ファイル)をダウンロードする際、OrangeOrApple.comを参照する代わりに、ここで入力した外部アドレスにアクセスします。通常はここにメディアファイルを置いたアドレスを入力することはなく、メディアファイルのダウンロード前に、OrangeOrApple.comの「Upload(アップロード)」画面で、あるいはデッキデータのテキストファイル内(※ヘッダファイルのことと思われる)に記述します。

1つ頭に入れておいて欲しいのは、画像ファイルの縮小です。OrangeOrApple.comに画像ファイルをアップロードすると、デフォルト設定により、スペースの節約と転送速度の向上のため、サイズが縮小され、JPEGファイルとして保存されます。これを上手く利用すれば、意図的にOrangeOrApple.comを経由して画像を圧縮して、転送に適したサイズへと変換を行い、再度エクスポートして利用するといった方法が可能です。

メディアデッキ(Media Deck)

別のデッキから画像や音声ファイルを使用することができます。

この設定はまもなく廃止されるかもしれません。新しい「Statistics Set(学習設定)」オプションから設定する方が、複数の学習記録をデッキ間で共有できるため、この目的によりかなっていると考えられるからです。

学習画面(Studying)

学習アイコン(Study Icons)

学習画面の底部には、3つのアイコンが並んでいます(初期設定の場合):

B(左)-タップすることで「Browse Mode(閲覧モード)」に入ります(その後中央のボタンをタップすればBrowse Modeは終了します)

カードアイコン(中央:Single Card)-タップすることで、現在見ているカードのオプションに関するショートカットメニューを開きます

2枚カードアイコン(右:2-card icon)-タップすることで、カード一覧(Card Listing)画面を開きます

上記の代わりに、正解(Correct)および不正解(Wrong)ボタンを底部に表示させることも可能です。この場合、底部の表示は以下のようになります:

X(左)-カードを不正解とします

チェックマーク(中央左寄り)-カードを正解とします

カードアイコン(中央右寄り:Single Card)-タップすることで、現在見ているカードのオプションに関するショートカットメニューを開きます

2枚カードアイコン(右:2-card icon)-タップすることで、カード一覧(Card Listing)画面を開きます

全画面表示(Full Screen View)

学習画面の最上部付近をタップすることで、全画面表示のオン・オフを切り替えることができます。

テキストのスクロール(Scrolling Text)

画面に表示しきれない大量のテキストを含むカードを開いた場合、画面底部に緑色の矢印が表示されるはずです。この場合、表示されている画面をタッチして押さえたままでいると、テキストがスクロールできるようになる「Zoom(ズーム)」モードに入ります。このような方法をとった理由は、上下スワイプが通常それぞれ「Strong-correct」と「Wrong」に既に割り当てられてしまっているからです。もし「Swipe Up」と「Swipe Down」の動作割り当てを「(N/A)不使用」にすれば、長文テキストの含まれるカード面は、Zoomモードに入ることなく、上下にスクロールさせることができるようになります。「Swipe/Tap」設定画面のデフォルトリストに「Love to Tap」と「Easy Scroll」という項目があります。これはどちらもスワイプの上下だけで長文スクロールに対応した設定となっています。(これについてはヘルプの「操作設定(Control Settings)」項目に詳細があります)

スライドショーの開始(Start Slideshow)

スライドショー(Slideshow)を開始するには、まず「Browse Mode(閲覧モード)」に入ってください。そして再生ボタンのアイコンをタップするとスライドショーが開始します。スライドショーの詳細な設定は、メイン画面から入れる「Global Options(全体設定)」画面にて可能です。

音声の録音(Recording Sound)

学習画面から直接カードに音声を加えることができます。下部中央のカードアイコンをタップし「Add Sound(音声の追加)」を選択します。赤いボタンをタップすることで録音の開始・停止が可能です。

各種設定(Options)-全体設定(Global Options)

すべてのデッキに関わる全体的な設定を行います。「Deck」画面の左上部にある歯車型のアイコンをタップすることで表示させることができます。

カード色(Card Color)

カードの見映えを変更する設定です。

まず3つの「基本的」な表示方法があります。これらを選択すると、学習画面の最上部付近をタップすることで、全画面表示のオン・オフを切り替えることができます。「Custom(カスタム)」を選択すると、カードにお好みのテキスト色や背景色を適用できます。

「New Style(スタイルの設定)」を「ON」にするとさらにカードの外観を変更できる設定が表示されます。上部の一覧から「Theme(テーマ)」を選択し、下部の一覧からは「Style(スタイル)」を選択します。そして適用した場合のサンプル画像が、下部に表示されます。Themeは(「Edit(編集)」ボタンをタップすることで)編集することもできますが、まだ公式にはサポートしていません。学習画面で最上部をタップするとデッキ名の表示・非表示を切り替えることが可能です。

ここでの設定は、通常はすべてのデッキに反映されますが、底部にある「By Deck(デッキごとに設定する)」ボタンをタップすることで、デッキごとに異なる色やテーマを設定することができます。

「Deck Option(デッキ設定)」画面の中には、「Text Colors(テキスト色)」設定という項目が別にあります。この設定は、ここで紹介しているCord Color設定よりも優先します。

操作(Control)

操作設定(Control Settings)

以下の4つの設定は、学習画面でユーザーがどのようにカードをやり取りするかに関わります。

「Standard(標準)」-底部の「Browse(閲覧)」ボタン、および画面全体をタップ範囲として用います。

「Show Correct & Wrong Icons(正解および不正解アイコン)」-カードに答えてめくるための「Correct(正解)」「Wrong(不正解)」アイコンを底部に表示します。

「Love To Tap(タップ大好き)」-上下左右のそれぞれに異なる動作を割り当てます。順にStrong(大正解)、Wrong(不正解)、Previous(前のカードに戻る)、Correct(正解)となります。タップする位置は画面上に3x3の格子があると想像してください。初期設定では四隅と中央が「無登録」となっており、そのままではカードをめくる動作となります。またスワイプは設定されていません。長文テキストは「すぐにスクロール」できるようになっています。

「Easy Scroll(簡単スクロール)」-「Love To Tap」と同様、「すぐにスクロール」できるようになっている設定で、長文テキストを「Zoom(ズーム)」モードに入らずに上下にスクロールさせることができます。「Love To Tap」と異なるのは、スワイプの左右が設定されていることです。ただしスワイプ上下は画面のスクロールに使われるので、「Strong Correct(大正解)」や「Wrong(不正解)」を入力するためにはそれぞれ上下をタップする必要があります。すべてタップで操作したほうがいいと感じるかもしれません。

テキストのスクロールについて

Standard設定の場合、画面に表示しきれない長文テキストのカードにおいて、画面をタッチして押さえたままにしているとテキストの「Zoom」モードに入ります。もし「Swipe Up(上スワイプ)」と「Swipe Down(下スワイプ)」を使わない設定にしていると、長文テキストの含まれるカード面は「Zoom」モードに入ることなく、上下にスクロールさせることができるようになります。

アイコン(Icons)

この設定は学習画面の底部に表示されるアイコンを定義するものです(ただし、「Card」アイコンと「Card List」アイコンは常に表示されます)。

「Browse(閲覧)」(デフォルト): Browseアイコンをタップすることで、(Deck Option画面を経由することなく)すぐに「Browse Mode(閲覧モード)」へ入ることができます。

「Correct(正解)」、「Wrong(不正解)」: 正解・不正解を通知するためのチェックマーク(Correct)と「X(Wrong)」が、カードの底部に表示されます。「Strong Correct(大正解)」アイコンはありませんが、(デフォルトで)上スワイプに割り当てられていることを覚えておいてください。

「Undo(取り消し)」: このアイコンをタップすると前のカードに戻ります。スワイプで戻れば前のカードが表示されるように設定できるので、ほとんどのユーザーには意味のないオプションです。

再生ボタンの位置(Play Button Location)

タップコマンドの設定で「Tap Bottom(底部をタップ)」を使う場合、音声の再生ボタンを左右どちらかに移動するための設定です。

スワイプ感度(Swipe Sensitivity)

タップ操作がスワイプ操作に解釈されてしまうことが多い場合は、感度を「Low(低)」に設定すると良いでしょう。

スワイプコマンド(Swipe Commands)

Flip and Flip Up(カードをめくる、逆向きにめくる): 2面カードの場合、この2つの動作はまったく同じになります。3面以上のカードの場合、Flip(めくる)はカードの次の面へ、Flip Up(逆向きにめくる)は逆向きにめくることになります(例:3面カードの第1面ならば、第3面へ移動する)。

Flip + Slide(めくる+次のカードへ): カードが持つ最後の面までめくったら、次のカードに移動する設定です(例:3面カードの第1面ならば、第2面目、第3面目、次のカードの第1面目、の順に移動します)。

タップコマンド(Tap Commands)

Flip and Flip Up(カードをめくる、逆向きにめくる): 2面カードの場合、この2つの動作はまったく同じになります。3面以上のカードの場合、Flip(めくる)はカードの次の面へ、Flip Up(逆向きにめくる)は逆向きにめくることになります(例:3面カードの第1面ならば、第3面へ移動する)。

Flip + Slide(めくる+次のカードへ): カードが持つ最後の面までめくったら、次のカードに移動する設定です(例:3面カードの第1面ならば、第2面目、第3面目、次のカードの第1面目、の順に移動します)。

Tap Zone(タップ反応位置): 初期設定ではカード面のどの場所もタップに反応します。この場合、上下左右のどの位置も「N/A(無反応)」に設定されています。タップに反応する位置を特定したい場合、これら4つの位置の好きなところに、1箇所以上割り当てることができます。四隅と中央はタップに対して無反応となることに注意してください。

表示(View)-標準メニュー

最小フォントサイズ(Minimum Font Size)

Flashcards Deluxeでは、学習画面にテキストが収まるように、自動的に縮小して表示しています。この設定はテキストが最も小さく表示される場合のサイズを定義するものです。テキストサイズがこの最小値に達すると、カードのテキストをスクロールできるようになります。関連トピック「Scrolling Text(テキストのスクロール)」もあわせてご覧ください。

カードアニメーション(Card Animation)

カードをめくったり次のカードに移動したりする際の表示効果を設定します。

めくり設定(Flip)の「Style(スタイル)」

Flip-通常のめくるアニメーション

1ステップフェード(1-Step Fade)-前面のカードが消えながら、同時に次面のカードが徐々に表示されます。

2ステップフェード(2-Step Fade)-前面のカードが徐々に消えはじめ、完全に消えてから、次面のカードが徐々に表示されます。

次のカード設定(New)の「Style(スタイル)」

Slide-通常のスライドアニメーション

1ステップフェード(1-Step Fade)-前のカードが消えながら、同時に次のカードが徐々に表示されます。

2ステップフェード(2-Step Fade)-前のカードが徐々に消えはじめ、完全に消えてから、次のカードが徐々に表示されます。

どちらの設定も「Speed(スピード)」設定により、移動速度を上げたり、アニメーション効果を使わなかったり(Animation Off)することができます。

フッタの表示(Show Footer)

カード底部に追加情報を表示する設定です。

Deck Name(デッキ名)-デッキ名が表示されます。

Source Deck Name(元デッキ名)-「Combination Deck(組み合わせデッキ)」を学習中にその元となるデッキの名前を表示します。

Category(カテゴリー)-表示しているカードのカテゴリーを表示します。

画像表示位置(Picture Above Text)

テキストと画像の両方を含むカードの場合、デフォルトではテキストの下に画像が表示されます。この設定を「ON」にすると、テキストの上に画像が表示されるようになります。

表示(View)-上級メニュー

フラッシュアイコン(Flash, Correct/Wrong)

この設定を「OFF」にすると、解答時に一瞬表示される「X(不正解時)」やチェックマーク(正解時)のアイコンが表示されなくなります。

フラグアイコンの表示(Show Flag Icon)

カードにフラグを立てた場合、学習画面の底部に緑色のフラグアイコンが表示されます。この設定を「OFF」にすることで、フラグアイコンが表示されなくなります。

成績の表示(Show Summary)

この設定が「ON」(デフォルトではON)になっていると、カードに何問正解したかを学習の最後に表示します。この表示に邪魔されることなくデッキを繰り返し学習したい場合は、この設定を「OFF」にします。

上部フラッシュアイコン(Flash Top Icons)

カードテーマによっては学習画面に入った際、上部の2つのアイコンがフラッシュする場合があります。この設定でフラッシュしないようにできます。

学習状況の表示(Show Statistics)

フルスクリーンモードの場合、これが「OFF」になっていると、カードの枚数表示や正解率などが表示されなくなります。

アイコンの表示(Show Icons)

この設定が「OFF」になっていると、通常フルスクリーンモードで灰色表示される学習アイコンが、隠れて表示されなくなります。「Enable Hidden Icons(隠れアイコンを使う)」が「OFF」になっていない限りは、(見えていなくても)これらのアイコンは普通に動作します。

隠れアイコンを使う(Enable Hidden Icons)

画面底部に灰色表示される学習アイコンは、「Show Icons(アイコンの表示)」が「OFF」の場合、フルスクリーンモードで非表示となります。これらのアイコンは通常、非表示となっても使えますが、この設定が「OFF」になっていると使えなくなります。

バックアップ/リストア表示(Backup/Restore)

この設定が「オフ」の場合、メイン画面で「Edit(編集)」ボタンをタップしても「Backup/Restore(バックアップ/リストア)」ボタンは表示されません。

音声(Sound)

自動再生(Auto Play Sound)

「ON」の場合、音声を含むカードへ移動したり、音声を含むカード面を表示させた際に、自動的に音声を再生します。学習画面で再生ボタンをダブルタップ(※すばやく2回タップ)することでも、この設定のON・OFFを切り替えることができます。

再生回数(Play Count)

「Play Count」は、音声ボタンを押したり、音声を自動再生したりする場合に、音声ファイルを再生させる回数のことです。初期設定では1回に設定されています。

設定範囲:1回から100回まで設定可能。初期設定は1回。

再生間隔(Repeat Delay)

「Play Count(再生回数)」が2回以上に設定されている場合、「Repeat Delay」の値は、音声ファイルを何秒間隔で再生するかを意味します。初期設定では0秒に設定されています。

画面ロック時再生(Play When Locked)

この設定が「ON」になっていると(デフォルトではON)、自動ロック(Auto-Lock)時または画面ロック(Screen-Lock)ボタンを押した場合でも、ループ再生の音声は繰り返し再生されます。欠点として、マナーモード(Silent-Mode)ボタンが機能しなくなることです。

スライドショー(Slideshow)

スライドショーについて(About Slideshow)

スライドショーを開始するには、まず「Browse Mode(閲覧モード)」に入ります。

表示速度(Delay)

カードをめくって次のカード面に移動する間隔を設定します。

自動終了(Auto Shut-Off)

指定した時間になると画面表示を消し、スライドショーを終了するための設定です。

繰り返し(Repeat)

この設定が「ON」(デフォルトではON)になっていると、ユーザーが止めない限り、スライドショーは繰り返されます。

その他(Other)

オートコレクト-テキスト入力時(Auto Correct)

この設定が「OFF」になっていると、カード作成・編集時に、iOS内臓の自動スペル修正機能は使えなくなります。

キャピタライズ-テキスト入力時(Auto Capitalize)

この設定が「OFF」になっていると、カード作成・編集時に、iOS内臓のキャピタライズ(自動的に文章の最初の単語を大文字にする)機能は使えなくなります。

ペーストボードへのコピー(Copy to Pasteboard)

この設定が「ON」になっていると、カードをめくるたびに、そのカードのテキストがシステムのペーストボードへ自動的にコピーされます。コピーされた内容は、辞書のような外部アプリケーションで利用することが可能となります。

※Flashcards Deluxeの初期設定では、カードを表示させるたびに、その内容がペーストボードにコピーされるようになっています。辞書アプリと組み合わせる場合など、非常に便利な面もあります。しかし複数のアプリを立ち上げている場合、大量のテキストを含むカードを表示させると、アプリのフリーズ発生につながる可能性があります。

画面表示の固定(Lock Orientation)

このオプションを設定すると画面を傾けても方向が切り替わらず、固定されるようになります。※横長画面にした状態で設定すると、次回起動時も横長画面で操作を開始できます。

各種設定(Options)-デッキ設定(Deck Options)

デッキごとの設定を行います。学習画面の右上部にある歯車型のアイコンをタップすることで表示させることができます。

注意:歯車型アイコンは画面上で隠れている場合があります。※全画面表示、特定のカードテーマを利用している場合など。

カードの出題方法(Card Order)

正順(Ordered)

カードは順番に出題されます。

ランダム(Random)

カードは周回ごとに不規則に並べ替えられて出題されます。

短期集中/ライトナー (Short Term Goal / Leitner)

Flashcards Deluxeが搭載する2つの学習モードは、どちらも間違えたカードを重点的に繰り返して覚えるというものです。短期集中モードは数週間後にテストを控えており、必要なことを急いで頭に叩き込む必要がある場合に適しています。その他、学習の進み具合を簡単に確認できる、自分の学習ペースを設定できる、などの長所があります。「Streak(連続正解数)」という語は、そのカードに連続して正解した回数を表します。これはライトナー(Leitner)として知られている学習アルゴリズムに基づいています。

短期集中モード設定(Short Term Goal Settings)

連続正解数の設定(Target Streak)

「学習の目的」はすべてのカードにおいて、設定した連続正解数に達することです。(「Streak」というのはそのカードに連続して正解した数のことです) この目標に達したカードは学習対象から除外されます。初期設定は10回となっています。

覚えたカードの除外(Remove After Reach Goal)

これが「YES」に設定されていると、あるカードの連続正解数(Streak)が目標に達した場合、そのカードは学習対象から除外されます。これは学習者が、覚えていないカードだけに集中できるようにするためです。

学習枚数設定(Max Cards in Round, Goal)

短期集中(Goal)学習モードの場合の設定です。通常、カードは一度に10枚学習するようになっています。間違えたカードをもっと早く繰り返して学習したい場合、この設定で枚数を少なめにすればよいでしょう。また、Summary(成績)画面の表示回数を減らしたい場合は、枚数を多めに設定すればよいでしょう。

進行状況表示(Flash Progress Bars)

カードに正解すると、緑色のバーが画面の横でフラッシュし、現在の連続正解状況がわかるようになっています。初期設定では画面左に表示されますが、右に切り替えたり、「OFF」にすることで表示しないようにしたりすることが可能です。

進行状況表示(Flash Progress Bars)

カードに正解すると、緑色のバーが画面の横でフラッシュし、現在の連続正解状況がわかるようになっています。初期設定では画面左に表示されますが、右に切り替えたり、「OFF」にすることで表示しないようにしたりすることが可能です。

進行状況表示(Flash Progress Bars)

カードに正解すると、緑色のバーが画面の横でフラッシュし、現在の連続正解状況がわかるようになっています。初期設定では画面左に表示されますが、右に切り替えたり、「OFF」にすることで表示しないようにしたりすることが可能です。

短期集中モードの詳細(Short Term Goal Details)

それぞれのカードには「Streak Value」が付加されます。これは連続して正解した回数を表します。「Strongly Correct(大正解)」を選択した場合は、値が2つ増加し、通常の正解時よりもさらに1回多くスキップされます。不正解の場合、「Streak Value」は0となり、次の学習時にもそのカードが表示されます。

初めて登場したカードに正解すると、1度周回をおいて出題されます。2回連続で正解すれば、2度周回を空けて出題されます。以下、この繰り返しです。1度でも間違えると、次の周回で再びそのカードが出題されます。

学習の進行はデッキの周回数、あるいはカテゴリーで選択されたカードセットの周回数で計測されるので、日に1回、あるいは2回など、自分のやり方で学習ペースを決めることができます。

カードに正解すると、緑色のバーがフラッシュし、現在の連続正解状況がわかるようになっています。あるカードが、設定した連続正解数に達すると、そのカードは十分に覚えたと判断され、以降の学習対象から除外されます。

スケジュール(Spaced Repetition)

スケジュール学習モードは、ユーザーの長期記憶の中へ情報を刻み込むのに最適なモードです。言語学習者の多くはこのモードを使うことになるでしょう。学習ペースはFlashcards Deluxe側で設定してくれます。そして日毎に何を学習する必要があるのかを示してくれるので、長期にわたる学習目標を達成する手助けとなります。

スケジュール学習設定(Spaced Repetition Settings)

「新規」カード設定(Cards Become New)

「In Random(ランダム出題)」の場合:

カードは(「待機(Pending)」状態で)ランダムに「新規(New)」カードとなります。

「In Order(正順出題)」の場合:

カードは登録順に「新規」カードとなります。カードの登録順が重要な場合に便利です。

ある1枚のカードが「アクティブ(Active)」になると、すぐに別の「待機」カードが学習デッキのカードの1枚として、常に「新規」に変更されます。

「新規」カード学習枚数 (Max New Cards)

「新規(new)」カードを学習する場合、(デフォルトでは)10枚のカードが選択され、「アクティブ(Active)」になるまで学習することになります。難しい内容を学習する場合、「新規」カードの枚数を5枚程度にしたほうが良いと思うかもしれません。また簡単な内容を学習する場合、ユーザーの短期記憶が優れていれば、20枚ぐらいでも大丈夫かもしれません。

設定可能範囲:1枚から100枚。 初期設定:10枚

「アクティブ」カード設定(New to Active After)

「新規(New)」カードを学習する際、(初期設定では)連続3回カードに正解するとそのカードは「アクティブ(Active)」に設定されます。この設定はこの「アクティブ」化するまでの回数を変更するものです。

また1度「大正解(Strong Correct)」したカードは、この設定とは無関係に「アクティブ」となります。

学習枚数設定(Max Cards in Round, SR)

スケジュール学習(SR)の場合の設定です。「Due」または「アクティブ(Active)」のカードは(初期設定で)1回に20枚まで表示されます。不正解のカードをより早く繰り返したい場合は、この設定値を小さくします。

「Due」カード表示の延期(Postpone Due Until)

通常、カードは終日にわたって「Due」となります。これが気になる場合、本設定によって1日の特定の時刻になるまで、「Due」となるのを延期することができます。

正解カード表示インターバル(First Interval After Correct)

「新規(New)」カードを学習する場合、そのカードに連続で3回正解すると、そのカードは「アクティブ(Active)」となります。この3度目の正解時に、そのカードのインターバルが20時間に設定されます。

「In Hours(1時間単位で設定)」

設定範囲:1時間から200時間まで。初期設定:20時間。

大正解カード表示インターバル(First Interval After Strong)

「新規(New)」カードを学習する場合、そのカードに「Strong Correct(大正解)」すると、ただちにそのカードは「アクティブ(Active)」となります。この場合、そのカードのインターバルは3日に設定されます。

「In Days(1日単位で設定)」

設定範囲:1日から90日。初期設定:3日。

最小インターバル(Minimum Interval)

最小のインターバル値を設定する項目です。

「In Hours(1時間単位で設定)」

設定可能範囲:1時間から48時間まで。初期設定:8時間。

最大インターバル(Maximum Interval)

最大のインターバル値を設定する項目です。 より短い間隔でカードを繰り返し学習したい場合は、この値を減らすと良いでしょう。

「In Days(1日単位で設定)」

設定範囲:7日から730日。初期設定は365日。

不正解後最大インターバル(Max Interval After Wrong)

「Wrong(不正解)」した場合、そのカードのインターバルは半分に減らされます。さらにFlashcards Deluxeでは、この新しいインターバルを初期設定で最大6日にまで制限しています。この設定はその制限値を決定するものです。

「In Days(1日単位で設定)」

設定範囲:1日から31日まで。初期設定は6日。

不正解インターバルファクター(Wrong Interval Factor)

カードに「Wrong(不正解)」すると、そのカードのインターバルは半分に減らされます。

Next Interval(新しいインターバル)=Current Interval(元のインターバル)*Factor(ファクター)

設定範囲:0.1から1.0まで。初期設定は0.5。

正解インターバルファクター(Correct Interval Factor)

カードに「Correct(正解)」すると、そのカードのインターバルがわずかに増加します。

Next Interval(新しいインターバル)=Current Interval(元のインターバル)*Factor(ファクター)

設定範囲:1.0から3.0まで。初期設定は1.4。

大正解インターバルファクター(Strong Correct Interval Factor)

カードに「Strong Correct(大正解)」すると、そのカードのインターバルは2倍を超えて増加します。

Next Interval(新しいインターバル)=Current Interval(元のインターバル)*Factor(ファクター)

設定範囲:1.0から10.0まで。初期設定は2.2。

スケジュール学習詳細(Spaced Repetition Details)

「新しく覚えるカード」は10枚なので、すぐに慣れるはずです。あるカードを十分に覚えたら(3回連続で正解、あるいは「大正解(Strongly Correct)」を1回選択)、そのカードは「アクティブ(Active)」となります。アクティブとなったカードには「インターバル(interval)」が設定されます。インターバルは学習間隔の設定量です。正解した回数の多いカードはインターバルが増加し、間違えれば、そのカードのインターバルは減少します。

カードに付加される4つのステータス

待機(Pending) – カードは新しい10枚セットの1枚として待機している。(カードは新しく学習を開始した時はすべて待機に設定される)

新規(New ) – カードは「新規」の10枚のうちの1枚に属する。1枚の新規カードは学習することでアクティブとなり、別の待機カード1枚が次の新規カードとしてセットされる。

アクティブ(Active) – カードはインターバル設定されている。

除外(Exclude) – カードは学習対象から完全に除外されている。

3つのサブモード:(自動選択またはユーザー指定が可能)

新規(New) – 新しいデッキの10枚だけを学習。

Due – アクティブ設定された(インターバルがゼロの)カードを再度学習:これが適切なタイミングでカードを過不足なく学習することにより、効率的な学習を維持するスケジュール学習モードの大きな特長。

アクティブ(短期集中モード) – インターバルゼロのカードが全く無い状態でも、短期集中モード上で、アクティブなカードを引き続き効率良く学習。

以上は「Card Order」における各オプションの紹介です。以下は短期集中とスケジュール学習の動作に関する、技術的な詳細による補足です。この情報はOrangeOrApple.comでも確認することができます。※適当に翻訳したものが「学習モード-短期集中・スケジュール」にあります。

スケジュール学習モード -基本

短期集中と似ていますが、カードはデッキの周回数ではなく、時間の間隔に基づいて表示される点が異なります。一般に短期集中よりもより効率的な学習モードで、特に、多くのカードを長い期間にわたって学習する場合に効果を発揮します。このモードの仕組みは「SuperMemo」や「Anki」と同様のものです。

時間の経過に基づき、各カードにインターバルを設定するのが基本的な考え方です。カードが表示された場合、wrong:不正解、correct :正解(自信なし)、strongly correct:大正解(自信あり)の3つを決定します。この答えに応じて、カードのインターバル値が更新されます。インターバル値は次に学習対象となるタイミングを決定します。正解であればこの値は増加し、間違えたカードにより集中することが可能となります。このモードの大きな利点は、少ない努力で最高の記憶効率化を図るため、いつ何を学習するのかをFlashcards Deluxeが自動的に決定することによって、学習不足や学習過多に陥る機会を減少できることです。

スケジュール学習 -実践

デッキを学習する際、最初の10枚が新しいセットとなり、その10枚を重点的に覚えることになります。3回続けて正解する(Streak表示が3に達する)、あるいは「strongly correct」を選ぶと、そのカードは「アクティブ」設定され、インターバールのスケジュール管理下に入ります。これはカード学習を始めると、新しいカードとまだ覚えられないカードを特に学習する必要があるためです。新しいデッキ内のあるカードが「アクティブ」となってそのデッキを離れると、「待機」していた新しいカードがその代わりに加えられます。

各カードには4つあるステータス、新規、待機、アクティブ、除外、のどれか1つが設定されます。最初はすべてのカードに待機が設定されます。これは「新規」の10枚になるのを「待機」している状態です。待機のカードはまだ学習されていませんが、出番が来ると「新規」に設定されます。3回連続で正解となったカードは「アクティブ」設定されます。またどのカードに対しても、学習対象から完全にはずす「除外」を設定することができます。

アクティブなカードには2つのサブステータス、「Due」「Non-Due」を持ちます。 Dueカードはインターバルがゼロを意味します(最後の学習日+インターバル<現在)。デッキを表示した際、Dueのカードがあればそれらの学習が優先されます。Dueのカードがなく、新規とNon-Dueアクティブカードの両方がある場合、さらに新規のカードを学習するか、アクティブカードを繰り返すかを選択することになります。アクティブカードはいずれ時間が来ればDueとなって再び学習対象となるので、学習過多を避ける意味でも、この場合は新規カードの学習をお勧めします。Non-Dueアクティブカードを選択した場合は短期集中モードの手法が適用されます。

カードをめくっていくと、画面下部に「(1) 16h 2 3」といった数字が表示されるはずです。最初の数字は括弧の中にあり、そのカードの現在のインターバル日数(切捨て表示)を意味します。次の3つの数字は、そのカードに対する答えによって、インターバル設定がどのように決定されるかを示します。上記の表示例なら、Wrongだった場合インターバルは16 時間後に設定されます。Correctなら2日後に再びそのカードが表示され、Strongly Correctなら3日後となります。この仕組みが分かってくると、カードに答える際、インターバルについて考慮するようになるはずです。カードが余りにも頻繁に繰り返されると感じたら、「Strongly Correct」する回数を自信を持って増やしてみましょう。逆に多くのカードを忘れてしまっていると感じたら、「Wrong」や(Stronglyでない)「Correct」の回数をさらに増やしてみましょう。

注意:

  • 「Strongly Correct」された「新規」カードは直ちにアクティブとなる。

  • 学習統計は一般に新規カードには保存されないので、「Wrong」をためらわないこと。

  • アクティブカードを「Wrong」すると、連続正解数は0となり、たとえインターバルが残っていても、すぐに「Due」が設定される。

スケジュール学習モード-技術詳細

システムの有効性を決定するのは、最終的にそのロジックの内容に関わる問題です。私は「SuperMemo」や「Anki」のようなシステムを基本コンセプトとするところから開始し、それらを自分の好みに合わせて改善しました。私は物を覚えるのが苦手で、中国語の勉強には苦労しているのですが、他のプログラムで学習してみたところ、インターバルが余りにも長く設定されていると感じることが多かったのです。そのため、私のスケージュル管理システムが他の人たちにとってはどう感じられるのか、非常に興味があります。私が組んだロジックについて何かあれば、ぜひフィードバックをください。

大まかに言うと、スケジュール学習のロジックはインタバール値の算出に関わっています:

次のインターバル=元のインターバル*ファクター(決定要因)。Flashcards Deluxeにおいて、ファクター値は正解を選んだ場合、1.4か2.2となります。正解を得るたびに、インターバル値は増加します。不正解の場合、Flashcards Deluxeではインターバル値を半分にする、すなわち0.5という値を用いています。以下、不正解部分のロジックについてもすぐに再検証を実施するつもりです。

あるカードのインターバルを、解答内容に基づいて計算する:

カードが新規からアクティブになる場合:

正解:インターバル=20時間(24時間[1日]マイナス4時間)

大正解:インターバル=3日(マイナス4時間)

従って、このカードが次に学習されるのは、それぞれ1日後と3日後となる。

アクティブなDueカードの場合:

不正解:新しいインターバル=元のインターバル*0.5

正解:新しいインターバル=元のインターバル*1.4

大正解:新しいインターバル=元のインターバル*2.2

アクティブなNon-Dueカードの場合:

不正解:新しいインターバル=元のインターバル*0.5

正解:新しいインターバル=元のインターバル*1

大正解:新しいインターバル=元のインターバル*1

Non- Dueカードが学習対象となるのは、Dueカードが無く、かつアクティブカードの学習カードを選択したときだけです。なぜファクターを1としたのかというと、ここでカードに正解しても、インターバルを増加せずに現状を維持して、カードの記憶を確かにするよう仕組んだためです。つまりこのロジックに従えば、これらのカードは不正解と同じに扱われるので、すぐに再学習の対象となります。

カードに不正解した場合は、新しいインターバル値は最短で8時間、最長で6日となります。8時間が設定上の最短インターバルです。例えば、インターバルが20日のカードを不正解した場合、次のインターバルは6日に設定されます。

最終的に、カードは以下の場合にDueに設定されます。

(最後の学習日+インターバル<現在)または連続正解数=0

不正解カード再出題(Repeat Missed)

この設定が「ON」になっていると、1周回(デッキ内のカードにすべて解答を)終えるごとに、不正解だったカードが再度出題されます。この「Repeat Round(繰り返し周回)」は特別なもので、すべてのカードを正解とするまで繰り返されます。現在の学習画面が「Repeat Round」かどうかは、画面の左下で「9 of 12 *」のように、カード数表示に「*(アスタリスク)」があるかないかで判断することができます。

この設定は、不正解だったカードを常に繰り返す「スケジュール(Spaced Repetition)」学習モードに対しては影響しません。

カード第1面表示(Show Side First)

「Alternate(交互)」

それぞれのカードを学習する際、カードの各面が交互に出題されます。自動的に双方向から学習できるので、言語学習などに有効です。

カードの第3面目を最初に表示するには?

カードの第3面目を最初に表示するには、「Card Layout(カード配置)」設定を使います。あらかじめ定義されている「Side 3 on Front(第3面目を前に)」を選択しましょう。この場合、カードの第1面目と第2面目は同時に第3面目の裏のカード面として出題されますが、それでも3面カードとして利用したい場合は、この配置を編集することが可能です。

「Statistics Set(学習設定)」は、カードの出題方法が「Short Term Goal(短期集中)」か「Spaced Repetition(スケジュール)」学習モードの場合にのみ表示されます。

学習設定(Statistics Set)

1枚のカードに複数の学習記録を設定するものです。言語を双方向(英語から日本語、日本語から英語)に、かつ各方向ごとのスケジュールで学習する際に便利です。

言語を双方向に学習する場合、1つの方法として、同じデッキを2回インポートするという手段があります。しかしこれには、2つのデッキ間で並行して学習しなければならないという欠点があります。

もう1つの方法がこの「Statistics Set(学習設定)」です。

以下は作者が推奨する設定です:

  1. まず元となるデッキを「カード第1面」として使います。

  2. 「Combination Deck(組み合わせデッキ)」を作成し、その中に元となる単独のデッキだけを入れます。

-「Card Order(カードの出題方法)」を「短期集中(Short Term Goal)」もしくは「スケジュール(Speced Repetition)」学習モードに設定

-「Show Side First(カード第1面表示)」を「Side 2(第2面目)」に変更

-「Statistics Direction(学習方向)」を「2」に変更

学習カード(Cards to Study)

学習カードについて(About Cards to Study)

どのグループのカードにするか、デッキ内のどの「Category(カテゴリー)」を含めるかについて選択できます。

連続正解数に応じた表示(Show Streak)

覚えにくいカードを学習できるようにするための設定です。

ここで設定した「Streak(連続正解数)」以下のカードだけが表示されるようになります。

「Streak」はカードに何回連続して正解したかを表す数値です。これは「Leitner Box」(訳注:ライトナーシステム概念における仮想の整理箱)からマイナス1となるのと同じ意味です。

正解率に応じた表示(Show Percent Correct)

覚えにくいカードを学習できるようにするための設定です。

ここで設定した正解率(Correct: **%)以下のカードだけが表示されるようになります。

除外カードの表示(Show Excluded)

「No」-学習時に「Excluded(除外)」設定されたカードは表示されません(初期設定)。

「Yes」-「Excluded」設定されたカードも、そうでないカードも、学習時に両方表示されます。

「Excluded Only(除外カードのみ)」-「Excluded」設定されたカードのみが学習時に表示されます。

フラグカードのみ表示(Show Flagged Only)

この設定が「ON」の場合、「Flag(フラグ)」設定されたカードのみが学習時に表示されるようになります。

And / Or

学習するカードの「Category(カテゴリー)」を選択する場合、どのような基準でCategoryを扱うかを決定するものです。

※有効に使うためには、カード作成時に、すべてのカードに対して適切にCategoryを設定しておく必要があります。

「And(両方とも)」

例:「Category A」 And 「Category B」

この場合、「Category A」と「Category B」の両方に該当するカードのみが選ばれます。

具体的には、「日本」 And 「東北地方」とすると、「宮城県」は選択されますが、「東京都」は学習対象となりません。

「Or(どちらか一方)」

例:「Category A」 Or 「Category B」

この場合、「Category A」か「Category B」のどちらか一方に該当すれば、選択されます。

具体的には「日本」 Or 「東北地方」とすると、「宮城県」も「東京都」も選択されますが、「フランス」は学習対象とはなりません。

フォント(Font)

もし中国語を学習しているのであれば、初期設定の場合、いくつかの漢字が日本語の漢字から流用されることがあるので、「Heiti」フォントに切り替えたほうが良いかもしれません。

Flashcards Deluxeの学習画面において、日本語のテキストの場合、ページの下部で表示が途切れたり、長文テキストがスクロールしなかったりすることがあります。対策は以下のように2つあります。

  1. フォントを「Heiti Japanese」または「Helvetica Japanese」に変更する。(学習画面>右上の「i」をタップ>「Font」をタップ>任意のカード面(Side x)をタップ>「Heiti Japanese」または「Helvetica Japanese」をタップして選択)

  2. ※これは日本語テキスト以外で発生した場合も有効です。

  3. 改行を強制的に指定す る。「|」の区切り記号(Shiftキーを押しながら「¥」キーを押して入力)を長文テキストの最後に3つほど入力することで、フォントを縮小してテキス ト全体を表示させることができます。また、うまくいけば画面下部に緑の矢印が表示されて、スクロールできるようになる可能性があります。

テーマに「Chalkboard(黒板)」を使うと、iOS4以上の場合、自動的に「Chalkboard」フォントが設定されます。問題発生時には、「Helvetica」フォントに切り替え、標準フォントで表示させてください。

フォントサイズ(Font Size)

表示するフォントのサイズを変更できます。

初期設定では「Medium(中)」となっています。

テキスト色(Text Colors)

テキスト色は初期設定の場合、「Global Options(全体設定)」にある「Card Colors」、または「Theme(テーマ)」設定によって定義されています。

各デッキのフォント設定画面にある「Custom(カスタム)」テキスト色オプションを使うことで、これらの定義に優先してテキスト色を変更することが可能です。

「Combination Deck(組み合わせデッキ)」を学習している場合、テキスト色は元となるデッキの設定に依存します。この場合、デッキが異なると、それぞれ異なるテキスト色で表示される可能性があります。

テキスト配置(Text Align)

「Auto」

テキストが6行未満の場合、テキストは「Center(中央揃え)」となり、それ以外は「Left(左揃え)」となります。

カード配置(Card Layout)

カード配置について(About Card Layouts)

初期設定では、カード第1面のテキストおよび画像などは、カードの第1面目に表示されます(第2面以降も同様)。

「Layout(配置)」設定は、たとえば第1面目のテキストを第2面目にも表示するといった、それぞれのカード面に何を表示するかを決定するものです。「Layout」には2つの「Deck Specific Layouts(デッキ固有配置)」設定と、5つの「Global Layouts(全体配置設定)」が用意されています。

配置のカスタマイズ(Custom Layout)

複雑な配置を可能とするオプションが数多く用意されています。学習する際に、カードの各面に何を表示するのかを、ユーザーが再設定できるようになっています。たとえば、カード第3面目のテキストを第1面目に表示させたり、カードの第2面目に第1面目と第2面目のテキストを混在させたりといったことが可能となります。

「Global Layouts」には、あらかじめ用意された3つの設定があります。

  1. 「Add Front on Back(第2面目に第1面目の内容も表示)」 (たとえば問題と解答を第2面目に一緒に表示させることが可能)

  2. 「Side 3 on Back(第3面目の内容を第2面目に表示)」

  3. 「Side 3 on Front(第3面目の内容を第1面目に表示)」

これらの内容はすべて編集可能です。

Side 1>2 vs Side 2>1

※「>」は右矢印の意

カードをどちらの向きにめくるか(「Show Side First」設定の「Side 1」または「Side 2」)で、配置を変化させることができます。「Side 2 > Side 1」の設定を見ると、カード2面目が第1面目に、第1面目が第2面目に表示されるようになっていることがわかります。

Size(サイズ)

各カード面ごとにサイズ設定をすることができます。初期設定の1のサイズは、「Standard(標準)」サイズであることを意味します。この数字が表すのは、Standardサイズを1とした場合の大きさの割合です。

つまり0.8であれば、Standardサイズに比べて80%の大きさでテキストが表示されるということになります。仮に5だとすると、Standardサイズの5倍の大きさでテキストが表示されるようになります。5よりも大きい値をセットすると、その値はStandardサイズに対する割合ではなく、実際のフォントのサイズを意味することになります。たとえば20に設定すると、20ポイントのサイズのフォントで表示されるようになります。

デッキ固有配置(Deck Specific Layouts)

各デッキには保存可能な2つの「Layouts(配置)」設定をすることが可能です。「Deck Specific Layouts(デッキ固有配置)」設定をすることで、「Layouts」情報を含んだデッキのエクスポートやインポートができるようになります。また、他のデッキと同じ配置を使いまわす必要もなくなります。

全体配置設定(Global Layouts)

ここでの「Layouts(配置)」設定は、すべてのデッキに対して共有可能となります。

手書きモード(Drawing)

ダブルタップ(すばやく2度タップ)することで手書きエリアをクリアすることができます。

この設定が「ON」になっていると、指先で答えを書くことができる手書きボックスが、カードの下部に表示されるようになります。手書きした内容は保存されません。

閲覧モード(Browse Mode)

このモードでは、それぞれのカードに解答する必要なく、学習画面内でカードを自由に操作(進めたり戻ったり)することができるようになります。

「Browse Mode(閲覧モード)」に入るには、学習画面で左下の「B」ボタンをタップするか、「Deck Options(デッキ設定)」画面の設定を使います。「Browse Mode」を終了するには、学習画面で「Card Icon(カードアイコン)」をタップして「Exit Browse Mode(閲覧モードを終了する)」を選択します。

「Slideshow(スライドショー)」を開始するには「Browse Mode」に入り、再生ボタン(三角形)をタップします。

デッキ別設定(By Deck)

多くの設定画面で「By Deck(デッキ別設定)」の項目を目にすることと思います。

これをタップすると、その設定内容における、すべてのデッキの設定状況を一覧として確認することができます。一度にすべてのデッキの設定を変更したり、新規デッキを作成する際の初期設定を変更したりすることが可能となります。

カード一覧(Card Listing)

カード一覧画面について(About the card listing screen)

「Card listing screen(カード一覧画面)」はデッキ内のカードを一覧したり、追加したり、編集したりするために使います。通常この画面へ入るには、学習画面右下の「Two-cards icon(2枚カードアイコン)」をタップします。また、「Deck Edit」画面から入る方法もあります。

上部の検索ボックスを使い、カードを検索することができます。その場合、複数の語句をスペースで区切って検索することも可能です。検索対象は現在学習しているデッキだけですが、「View>Other Deck Option」とすることで、別のデッキも検索できます。すべてのデッキ内を検索したい場合は、すべてのデッキを含む「Combination Deck(組み合わせデッキ)」を作成し、そのデッキを検索対象とすることで可能となります。

「Card listing screen」の底部には4つのボタンがあります。

List(一覧)-並べ替え(Sort)と書式(Format)を表示。

View(表示)-カテゴリーの表示、他のデッキおよび学習記録。

Mode(モード)-複数のデッキを一度に操作。

Filter(フィルター)-カテゴリー別などの条件で、カードを選り分ける。

カードの追加(Adding cards)

カードを追加するには、「Card listing screen(カード一覧画面)」右上の「+」をタップします。

詳細は「Creating flashcards within the app(アプリから直接デッキを作成する)」をご覧ください。

カードの並べ替え(Reordering cards)

学習する際、出題方法を「Order(正順)」とすれば、カードデータ内で並んだ順にカードは表示されます。このカードの並び順は「Card listing screen(カード一覧画面)」で変更することが可能です。画面底部の「List(一覧)」ボタンをタップし、次に「Card Order(カード順)」に並べ替えます。一覧画面に戻り、「Edit(編集)」をタップすると、並べ替えバーが表示されるので、バーにタッチしたまま上下に動かすことで、カードの並びを入れ替えることができます。

一覧ボタン(List)

並び順(Order By)

「Card Order(カード順)」-カードは作成された(※デッキ内のデータが)順番に表示されます。

「Side 1」-カード第1面目テキストのアルファベット順に表示されます。

表示するカード面(Set Sides to Show)

一覧表示の際、カードの何面目を表示するかを決定します。

初期設定では、第1面目および第2面目が同時に一覧表示されます。最大で5面すべてを一覧表示することも可能です。

「Order By(並び順)」はデッキ内のデータ順にするか、それとも各面の内容を優先するかを設定できるようになっています。「Order By」を使う場合は、まず「Order By」設定をチェックして、次に表示させたい面を選択します。

カテゴリー別(Group By Category)

この設定で、デッキ内のカードを一覧表示する際、カテゴリー別にすることができます。

逆順(Reverse Order)

「Card Order(カード順)」設定と組み合わせて使うことを意図しています。

「ON」になっていると、最も新しく追加したカードが、通常とは逆に、一覧の一番上に表示されます。

並び順の保存(Remember Order By)

デフォルトで設定されている「Order By」では、学習しているカード面を一覧表示させるようになっています。※2面目を表示していたら、それぞれのカードの第2面目だけが一覧表示される。

この「Remember Order By(並び順の保存)」を「ON」にすることで、最後に設定した表示方法が保存され、次に一覧表示させたときにも適用されます。

フォントサイズ(Font Size, Listing)

カード一覧表示画面にのみ適用されるフォントサイズの設定です。

段内に表示(Show in Columns)

この設定が「OFF」の場合、カードの第2面目の内容は同じ段内の第1面目の下に表示されます。「ON」の場合は別の段に表示されます。

表示ボタン(View, Listing)

カテゴリー表示 (View Category)

カード一覧画面における設定です。カテゴリーを編集したり、カテゴリー名を追加したりすることができます。これはカード編集画面でも可能です。

デッキ別(Other Deck, View)

別のデッキのカード一覧画面をすぐに表示させることができます。

学習記録別(Deck Statistics, View)

現在のデッキのさまざまな学習記録を確認したり、学習記録別のカード一覧を表示することができます。

モードボタン(Mode)

複数のカードを同時に選択できる、「Multi-select Mode(マルチ選択モード)」を使うことができるようになります。

「Multi-select Mode」では以下が可能となります:

  • デッキ間のカードコピー・移動

  • カテゴリーの設定

  • カードのステータスやフラグの設定

このモードを使用するには、一度「Mode(モード)」をタップし、「Multi-select Mode」に切り替えます。すると複数のカードを選択できるようになっているはずです。

「Mode」を再度タップすると、今度はさまざまな設定オプションが表示されます。すべてのカードを選択することも可能です(これはFliterを使ってカードを選り分けた後で使うこともできます)。さまざまな機能を使うには、この「Mode」画面上で行います。「Normal Mode(通常モード)」をタップすると、「Multi-select Mode」は終了します。

フィルターボタン(Filter)

「Category(カテゴリー)」、「Status(ステータス)」または「Flag(フラグ)」のあるなしによって、カードを選り分けることができます。

カード編集(Card Edit)

テキスト(Text)

何も入力されていないボックスが、カードの各面用に、カード編集画面の上部に表示されます。最初は3つのカード面のための3つのボックスが表示されますが、第3面目を入力し終えると、自動的にボックスが増え、最大5面目まで使えるようになります。

※編集画面右上の「Next(次の面)」をタップすることで、カードの次の面に移動します。また「+」をタップすれば、新規カードの追加となります。

カテゴリー(Category)

デッキ内のカードは「Category(カテゴリー)」を設定することによって区別することが可能です。「Category」を設定することで、大量のカードを学習する上で、扱いやすいように整理することができます。Categoryの割り当ては、カード作成時に「Category 1」の段にCategory名を入力することで行います。またFlashcards Deluxeアプリからでも、カード1枚ごと、あるいは複数のカードをまとめてCategory割り当てすることが可能です。

学習したいCategoryを選択するには、「Deck Options(デッキの設定)」画面から「Cards to Study(学習するカード)」をタップして行います。

ステータス(Status)

1枚のカードは通常、以下の2つのうちの1つのステータスが割り当てられます。

「Active(アクティブ)」

「Exclude(除外)」(初期設定では、「Cards to Study」画面で設定を変更しない限り、カードは表示されません)

「Spaced Repetition(スケジュール)」学習モードを使っている場合、1枚のカードには次の4つのうちの1つのステータスが割り当てられます。

「Pending(待機)」-カードは「New(新規)」カードとして待機している。

「New(新規)」-新しいデッキの「New」の10枚のうちの1枚となる。

「Active」 - カードには「Interval(インターバル)」が設定されている。

「Exclude」-カードは学習対象から完全に除外されている。

学習記録(Statistics)

学習回数(Review Count)

あるカードをこれまで学習してきた回数です。

「Review Count(学習回数)」と「Correct Count(正解回数)」は以下の状況では更新されません。

間違えたカードの復習時

「New(新規)」カードの学習時(「Spaced Repetition(スケジュール)」学習モード)

正解回数(Correct count)

あるカードに対してこれまで「Correct(正解)」(または「Strong Correct(大正解)」)してきた回数です。

連続正解数(Streak)

あるカードに対して、これまで連続して「Correct(正解)」した回数です。「Strong Correct(大正解)」の場合は値が2ずつ増加します。1度でも間違えると値は0にセットされます。

表示までの周回数(Rounds Until Shown)

これは「Spaced Repetition(スケジュール)」学習モードのみで使われます。このモードでは、どのくらいカードを良く覚えているかに応じてカードの表示が「周回(Rounds)」単位で延長されます。

この数字は、次にこのカードが表示されるまで、あと何周回あるかを表しています。

現在のインターバル(Current Interval)

これは「Spaced Repetition(スケジュール)」学習モードのみで使われます。「Active(アクティブ)」のカードには「Interval(インターバル)」が設定されます。これは次にカードが学習対象となるまでの間隔を表します。

最後の学習日時(Last Review)

そのカードを最後に学習した日時を表します。

学習予定日(Due)

「Spaced Repetition(スケジュール)」学習モードにおいて、そのカードの次の学習予定日を表します。

学習記録の消去(Clearing Statistics)

「Deck Edit(デッキ編集)」画面から、すべてのカードの学習記録を消去することができます。

「Spaced Repetition(スケジュール)」学習モードを設定している場合、カードの「Active(アクティブ)」ステータスを、「Pending(待機)」や「New(新規)」に変更することで1枚ずつ学習記録を消去することが可能です。

フラグ(Flag)

用途に応じてカードに「Flag(フラグ)」を付加することができます。

学習中にカードデータの間違いに気付き、あとでパソコンで修正したい場合、カードに「Flag」を付けておき、あとでカード一覧から「Flag」付きのカードのフィルターをかければ、時間が経っても探しやすくなります。さらに「Notes(メモ)」機能を使い、「Flag」を付けた理由を記入しておくと便利です。

他にも、重要だと思うカードに「Flag」を付け、あとで「Flag」の付いたカードだけを学習することも可能です。この場合、「Cards to Study(学習するカード)」を使って「Flag」の付いたカードだけを表示させるようにします。

表示しているカードの「Flag」の付け外しは、学習画面下部中央の「Card Icon(カードアイコン)」をタップすることで簡単に行えます。

画像(Pictures)

カードに含まれている画像を表示します。画像の含まれていない列をタップして新しい画像を追加することもできます。画像を削除したい場合は、該当する列を左にスワイプし、「削除」ボックスを表示させて行います。

音声(Sounds)

カードに含まれる音声ファイルについて表示します。音声の含まれていない列をタップして新しい音声を録音することもできます。音声を削除したい場合は、該当する列を左にスワイプし、「削除」ボックスを表示させて行います。

メモ(Notes)

学習中に「Notes(メモ)」を見るには、下部中央のボタンをタップし、「View Notes(メモを表示)」を選択します。

「Notes」にはhttpアドレスを含めることも可能で、これはWebサイトへのリンクとなります。「Notes」の内容が1つのhttpアドレスだけであれば、そのアドレスが示すWebページがすぐに表示されます。

※またWebアドレスのみであれば、メモ用紙の参照により、直接そのWebページを表示させることができるようになります。(メモ用紙の付加されたカードには、画面下部に緑色の「n」が表示されます)

メモ用紙の削除方法

学習画面>カードアイコン>「Edit Card」>カード編集画面右上「Edit」をタップ>画面最下部「Notes」項目左の警告マークをタップ>項目右に表示される「Delete(削除)」をタップ

バックアップ(Backing Up)

デッキごとのバックアップ(Backup Individual Decks)

バックアップ方法(How to backup)

iOS機器上でカードに変更を加える場合、定期的にバックアップが必要となるでしょう。Flashcards Deluxeには現在、「Server(OrangeOrApple.comのサーバ)」「Email(電子メール)」「Dropbox」「Google ドキュメント(Google Docs)」の、4つのバックアップ方法が用意されています。

詳細は「エクスポート(Export)」項目をご覧ください。

バックアップデータの利用(Restoring a backup)

デッキをバックアップすると、カードデータを含むテキストファイル(拡張子.txt)が得られます。

OrangeOrApple.comの「Upload(アップロード)」ページを使い、このテキストデータを簡単にお使いのiOS機器へ書き戻すことができます。具体的にはこのテキストファイルを開き、テキストすべてを選択し「Upload」ページの中へコピー&ペーストすることになります。

OrangeOrApple.comにデータをアップロードする

  1. デッキデータのテキストをすべてコピーする(Control+CまたはCommand+Cキーで)

  2. 「Upload」ページに入り、コピーしたテキストを「Flashcard Text」ボックスの中にペーストします。

  3. 「Deck Code(デッキコード)」ボックスにDeck Code(英数字)を入力します。このコードはFlashcards DeluxeがインストールされたiOS機器から自分のデッキを特定し、WiFi経由で探し出すために必須となります。

  4. 「Upload」をクリックします。

  5. あとは以下の要領で、Flashcards Deluxeから自分のデッキをダウンロードします。

  6. メイン画面の右上にある「+」(追加)ボタンをタップします。

  7. 「Private Deck(自作デッキ)」をタップし、先ほどのDeck Codeを入力します。

  8. 「Download Cards(カードのダウンロード)」をタップします。

デッキデータの完全バックアップ(Backup Full Database)

完全バックアップについて(About Full Backups)

「完全バックアップ(Full Backup)」はすべてのデッキデータを単一のデータベースファイルとしてDropboxに保存する作業です。この方法では、組み合わせデッキやフォルダ構成も含めて、お使いのデッキデータすべてを短時間でバックアップすることができます。完全バックアップで保存したデータを元に戻す場合、すべてのデッキが書き戻されるので、どれか1つのデッキだけを復活させるといったことはできません。

完全バックアップを行うには、メイン画面右上の「Edit(編集)」をタップし、次に画面右下の「Backup / Restore」をタップします。

バックアップデータは、Dropbox上の「Flashcards Deluxe/Backups/」ディレクトリ内に保存されます。

メディアファイルのリストア(Restoring Media)

メディアファイルをリストア(書き戻し)する際、Flashcards Deluxeは最初にDropbox上の「Backups」フォルダの中を確認します。ここにメディアファイルが見つからなかった場合、通常のメディアフォルダ内のメディアファイルがリストアに使用されます。(例:Flashcards Deluxe/Spanish 1 Media)

デッキ管理-カードの更新・再ダウンロード(Managing Card Updates and Re-downloading)

既存のデッキの「Re-download(再ダウンロード)、「Merge(カードの合成)」、「Sync(同期)」について以下で説明します。

  1. OrangeOrApple.comを使い新しいカードをアップロードすることができます。完成したデッキ、もしくは新しいカードだけを追加することが可能です。

  2. 「Decks」画面で「Edit(編集)」をタップし、更新したいデッキを選択します。更新前に「Export(エクスポート)」を使い、「Statistics(学習記録)」も含め、「Email(電子メール)」で対象となるデッキをバックアップしておくことをお勧めします。

  3. デッキの編集画面に戻り、「Deck Code(デッキコード)」が更新したいデッキのものと一致しているか確認します。

  4. 問題なければ「Download」をタップし、「Replace All Cards(カードをすべて入れ替える)」または「Append(カードの追加)」のどちらか適切な方を選択します。

すべてのカードを入れ替える際、少なくともカード第1面または第2面のデータが一致していれば、そのカードのStatisticsは引き継がれます。

デッキの更新時における一般的な注意

お使いのiPhone/iPod touchまたはパソコン側のどちらかに、マスターとなるデッキデータを1つ持つことが本アプリにとって最も良い状況です。一方の修正に応じて他方を更新する機能はありません。管理はユーザーの皆さんが行なうことになります。私の場合、iOS機器側でデッキを修正することはほとんどありませんが、行った場合は、カードに「Flag(フラグ)」を付加しておき、あとでパソコン側のマスターデータに同様の修正を加えるようにしています。

Statisticsのバックアップは、適切な「Export」オプションを選択することで行います。デッキをStatisticsと共に「Re-download(再ダウンロード)」する場合、元のデッキと、「Import(インポート)」するデッキに含まれるStatisticsの、どちらを優先するかを尋ねるダイアログが表示されます。

使い方のヒント(General Tips)

  • フルスクリーン表示: 学習画面でタイトルバーの中央をタップ。

  • デッキ整理に便利なフォルダ機能: メインスクリーンで「+」をタップ>「Folder」。

  • デッキの合体: 「Combination Deck(組み合わせデッキ)」機能で複数のデッキをまとめて学習。

  • デッキ間でカードをコピー/移動: 「Card listing(カード一覧)」画面から「Mode(モード)」をタップして操作。

  • 画像のズーム: 画像にタッチし続けると「Zoom(ズーム)」モードに入る。

  • 音声のループ再生: 再生ボタンを押し続ける。

  • 音声のON/OFF: 再生ボタンのダブルタップで切り替える。

  • カードの第3面を最初に表示: 「Card Layout(カード配置)」で設定。

  • 各デッキの詳細は設定は、デッキデータ内に直接記述可能です。これによってアップロードしてすぐにお好みの設定で学習を始めることができます。詳細設定されたデッキを「Export(エクスポート)」で「Email(電子メール)」送信し、受け取ったテキストデータを開いてみてください。カードデータより前の部分にこれらの設定が記述された特別なヘッダファイルが確認できるはずです。

よくある質問(FAQ)

フォルダの作成方法は?

答: 「Decks(デッキ一覧)」画面で右上の「+」をタップし、「New Folder(新規フォルダ)」を選択します。フォルダ名を入力し、「Create」をタップします。次に、どのデッキをこのフォルダに含めるか指定します。

カードの第2面目を最初に表示するには?

答: カードの学習画面から右上の歯車アイコンをタップし「Deck Options(デッキ設定)」画面を表示します。3番目の「Show Side First(カード第1面表示)」設定を「Side 2(第2面目)」に変更します。

カードの第3面目を最初に表示するには?

答: 「Show Side First(カード第1面表示)」設定にはカードの第3面目を最初に表示する設定はありません。(ユーザーがその次に第2面目を表示させたいのか、あるいは第1面目を表示させたいのかが私にはわからないからです)

第3面目を表示させたい場合、まず「Deck Options」画面で「Card Layout(カード配置)」をタップします。「Side 3 on Front(第3面目の内容を第1面目に表示)」という設定があります。これを設定すると、表と裏の2面カード構成となり、表面にカードの第3面目が、裏面にカードの第1面目と第2面が両方表示されるようになります。

なおかつ3面構成のカードを設定したい場合は、この「Layout(配置)」を編集することが可能です。以下に例を挙げておきます。

まず「Edit(編集)」>「Side 3 on Front」>「Side 1>2(※「>」は右矢印の意)」の順にタップします。次に「T2」(第2面目のテキストの意)を「Side 3(カード第3面目)」に移動します。

スライドショーの始め方は?

答: スライドショー(Slideshow)を開始するには、まず「Browse Mode(閲覧モード)」に入ってください。「Browse Mode(閲覧モード)」に入るには、学習画面で左下の「B」ボタンをタップします。そして「B」ボタンがあったところにある再生ボタン(三角形)をタップするとスライドショーが開始します。

「Browse Mode」を終了して学習画面に戻るには、画面下中央の「Card Icon(カードアイコン)」をタップして「Exit Browse Mode(閲覧モードを終了する)」を選択します。

スライドショーの速度を上げたり下げたりするには、メイン画面から「Global Options(全体設定)」>「Slideshow」の順に移動して表示される、「Delay(表示間隔)」設定で行うことができます

音声を自動で再生するには?

答: カードに音声が組み込まれている場合、学習画面の下半分に再生ボタン(三角形)が表示されます。このボタンをダブルタップ(すばやく2回タップ)することで、音声の自動再生オン・オフが切り替わります。

学習記録を維持して新しいカードを既存のデッキに追加するには?

答:

方法1

既存のデッキに新しいカードを追加する

1) 追加したい新しいカードだけをOrangeOrApple.comを使ってアップロードします。

2) Flashcards Deluxeアプリ内から「Decks」画面で「Edit(編集)」をタップし、更新したいデッキを選択します。

3) 「Deck Code(デッキコード)」が更新したいデッキのものと一致しているか確認します。

4) 問題なければ「Download」をタップし、次に「Append(カードの追加)」を選択します(決して「Replace All Cards(カードをすべて入れ替える)」を選択しないでください。タップするのは「Append」の方です)

方法2

既存の2つのデッキ間において、一方のデッキのすべてのカードを、他方のデッキにコピーする。

1) いつものように新規デッキ(Quizlet、自作デッキなど)を作成します。次にこのデッキ内のカードをコピーして、別の「主に使うことになる」デッキへコピーします。

2) まず新しいほうのデッキの「Card Listing(カード一覧)」画面へ移動します。コピーするために、画面下部の「Mode(モード)」ボタンをタップします。「Multi-Select(複数同時選択)」をタップしたら再度「Mode」ボタンをタップします。次に「Select All(すべてを選択)」>「Mode」の順にタップします。そして「Copy Cards(カードをコピーする)」をタップすれば、新規デッキのカードデータをすべてコピーすることができます。コピー終了時に「Mode」>「Normal Mode(通常モード)」とタップして、「Multi-Select」機能を解除しておくこともできます。あとは他方のデッキにペーストすれば終了です。

3) 新規デッキの方は必要なければ削除しておいても良いでしょう。

あるデッキから別のデッキへカードを移動、組み合わせ、コピーするには?

答: 「Card Listing(カード一覧)」画面で、画面下部の「Mode(モード)」ボタンをタップし、「Multi-Select(複数同時選択)」を選択します。

これでリスト上のカードをタップすることで、カードを複数選択できるようになりました。すべてのカードを選択するには再度「Mode」ボタンをタップし、「Select All(すべてを選択)」を選びます。

カードの移動を実行するには、「Mode」を再びタップし、「Move Cards(カードの移動)」または「Copy Cards(カードをコピーする)」を選択します。

コピー終了時に「Mode」>「Normal Mode(通常モード)」とタップして、「Multi-Select」機能を解除しておくことができます。

カテゴリーを一度に多くのカードに割り当てるには?

答: 上の質問の答えを参照してください。最後の手順が異なるだけで、あとは同じ操作で実現できます。

自分のデッキをある機器から別の機器に移動するには?

答: 現在デッキの同期機能はありません。一方の機器でデッキを「Export(エクスポート)」し、他方の機器に「Import(インポート)」することで実現できます。

デッキのデータをOrangeOrApple.comのサーバに送信します

1) メイン画面で「Edit(編集)」をタップし、次に「Export」(※この場合バックアップ)したいデッキをタップします。

2) 誰とも共有する恐れのない「Deck Code」を忘れずに入力します。

3) 「Export」をタップします。「Export To(エクスポート先)」が「Server」になっているか、他のオプション設定は適切であるかを十分確認します。

4) 「Export」をタップします。

他の機器にデッキデータを取り込みます

5) メイン画面の右上にある「+」(追加)ボタンをタップし「Private Deck(自作デッキ)」を選択します。

6) 先ほどと同じ「Deck Code」を入力します。

7) 「Download Cards(カードのダウンロード)」をタップします。

Quizlet.comにデッキを「Export(エクスポート)」するには?

答: 現在Quizletへの直接「Export(エクスポート)」はサポートしていません。しかし以下の手順でデッキデータをQuizletに移動することが可能です。デッキは表と裏の2面構成で、画像や音声などは組み込めません。

Flashcards Deluxeはテキスト内の改行をスペースに変換してしまうので、Quizlet側にペーストする前にスペース部分を置換しておいたほうが良いかもしれません。

(必要であれば)デッキデータをパソコン側に「Export」しておきます。

1) メイン画面で「Edit(編集)」をタップし、次に「Export」したいデッキをタップします。

2) 「Statitics(学習記録)」は「OFF」し、「Export」をタップします。「Export To(エクスポート先)」を「Email(電子メール)」にします。

3) 「Export」をタップすると、デッキデータのテキストファイルが添付されたメールを送信します。

Quizletへのアップロード

4) Quizletにログインし、トップの「Make Flashcards」をクリックします。

5) タイトルを入力します。

6) 「Copy and paste from another source」(「Enter your flashcards」の下)のリンクをクリックします。

7) 電子メールで受信したデッキデータを開き、テキストをコピーします(ヘッダデータは含まないこと)。

8) Quizlet.comに戻り、「Copy and Paste your data」ボックスにペーストします。

9) 下部の「Import」ボタンをクリックします。

10) 「Create Set」をクリック。

コピー&ペーストが使えません。なぜですか?

答: コピー&ペーストが使えなくなることがあります。原因は完全に特定できていませんが、Flashcards Deluxeを終了して再起動すれば直るはずです。

iOS4.0以上を使用しているユーザーの場合、Flashcards Deluxeをいったんメモリから開放し、完全に再起動する必要があります。※マルチタスク対応機種の場合。

アプリケーションを終了してメモリから開放する方法は、次のとおりです。

  1. ホームボタンをダブルタップし、起動中のアプリケーション一覧を画面下部に表示します。(スクリーンのそれ以外の部分はグレー表示になります) これらのアプリケーションはメモリを使用中です。また、アプリケーション一覧は左右にフリックするとスクロールします。

  2. 下部のアイコンはどれでも長押しすると、振動し始めて、「-」アイコンが付加表示されます。

  3. メモリ開放をするためにそれぞれのアプリケーションの「-」アイコンをタップします。

  4. 上部のグレー表示部分をタップして通常の画面に戻ります。

※この作業はアプリケーションを消去したり、データを削除したりすることはありません。

アプリがクラッシュしました。どうすればよいですか?

答: Flashcards DeluxeがiOS4.0以上の環境で頻繁にクラッシュする場合、まず以下のことを試してみてください。

1) すべてのアプリケーションをメモリから開放する(上記の答を参照のこと)

2) 次に機器を再起動する。※(電源ボタンの長押し>電源オフ>電源オン)

この作業はアプリケーションを消去したり、データを削除したりすることはありません。あまりにも多くのアプリケーションが起動しているとアプリケーションがクラッシュすることがあります。

これでも問題が解決しない場合は、以下の「Support(サポート)」にある作者のところまで連絡をください(※英語対応のみ)。アプリケーションのクラッシュ後や再起動後には、エラーメッセージの表示されることがあります。エラーメッセージが確認できた場合、その内容もあわせてお知らせください。

「Decks(デッキ一覧)」画面に戻れません。どうすればよいですか?

答: 学習画面の場合、通常は左上に「Decks」ボタンがあるはずです。これが見当たらない場合は、学習画面がフルスクリーン表示になっています。タイトルバーがあるはずの上部付近をタップしてみてください。この動作でフルスクリーン画面と通常画面との切り替えができます。

カード「Theme(テーマ)」の中には、常にフルスクリーン表示で、「Back(戻る)」ボタンがいつも左上に位置しているものがあります。「Back」ボタンは見えていないかもしれませんが、タップすれば動作します。

サポート(Support)

Flashcards Deluxeに関する質問やコメントがあれば、

  1. OrangeOrApple.comの公開フォーラム「Feedback Forum」まで質問を投げかけてください。

  2. または作者(Ernie)までメールをください。メールアドレスは、

      1. etアットマークOrangeOrApplde.com

    1. です。

※英語による問い合わせのみ受付。