要旨:近年,地球だけでなく,宇宙全体における生命の存在と性質を考察するアストロバイオロジーという学問が発展してきている.太陽系内においても,火星やタイタン・エンセラダスといった天体がハビタビリティを与える有力な候補であると考えられており,将来の宇宙探査にはこのような天体上での生命活動をターゲットにするものも多い.
本発表では,一般に宇宙探査用装置がどのようなプロセスで開発されているか,および,特別にアストロバイオロジー探査に向けてどのような装置が開発されているか,などについて,発表者が参画しているミッションを例に紹介したい.
略歴:
2011年4月 – 2014年3月 岐阜県私立麗澤瑞浪高等学校
2014年4月 – 2016年3月 東京大学理科II類
2016年4月 – 2018年3月 東京大学理学部地球惑星物理学科
2018年4月 – 2023年3月 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士前後期課程
2023年4月 – 日本学術振興会CPD研究員
(JAXA ISAS Postdoc,UMD Geology Postdoc,NASA GSFC Visiting researcher)
演者: 川島桜也 (JAXA/ISAS)
演題:アストロバイオロジーに向けた,JAXAやNASAでの宇宙探査用装置の開発
開始時間:2025/1/21(金)17時30分~
会場:Rangos 590