投稿日: Nov 22, 2019 3:12:36 PM
第70回JSSBセミナーのお知らせです。
<演者>
神野誠
<講演要旨>
基礎研究や要素技術開発、コンセプト立案など、自分自身のアイデアが発端となって手がけた研究成果を、何らかの形で世に出し、社会に貢献することは、多くの研究者の夢だと思います。私は、総合電機メーカー(東芝)や医療用機器メーカ(テルモ)の研究開発部門に約30年間所属し、一貫してロボット・メカトロ機器・ME機器の研究開発に従事してきました。その経験に基づき、企業における研究開発の実際についてお話ししたいと思います。具体的な事例として「腹腔鏡下手術支援用ロボット鉗子」の研究開発がどのように立ち上げられ、商品化が進められたかなど、新しい価値を創造する研究開発の楽しさ・苦しさを紹介したいと思います。そしてなぜ今、国士舘大学にいるのか?JHUにいるのか? 最近の研究(懲りずにロボット鉗子、テルモ共同研究細胞処理作業用簡易ロボットなど)も紹介したいと思います。
<略歴>
【学歴】
1985 慶應義塾大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 修了
【学位】
1999 東京工業大学 博士(工学) 「力制御ロボットによる仕上げ作業の自動化に関する研究」
【職歴】
1985-2008 株式会社東芝 研究開発センター 機械・システムラボラトリー
2008-2016 テルモ株式会社 研究開発本部
2016- 国士舘大学 理工学部 教授
2019.9-2020.2 JHU Laboratory for Computational Sensing and Robotics (LCSR), Visiting Scholar
【専門】
ロボティクス・メカトロニクス分野 ロボット・メカトロニクス機器の機構とシステムに関する研究開発に従事。特に低侵襲手術支援ロボット・デバイスの研究開発。
開始時間:2019年12月11日(水)17時
会場:Rangos 490
スポンサー:島津製作所