投稿日: Oct 27, 2019 5:14:48 PM
第69回JSSBセミナーのお知らせです。
講演タイトルと要旨
疫学・統計学の研究・事業評価への活用
今回の公演は、二部構成です。第一部では、疫学・統計学の必要性とその活用について、演者の基礎医学・疫学統計学・国際保健分野での経験を踏まえてお話をしします。統計学的有意差(いわゆるp-value)、人間を対象にした場合の分析の複雑さと対策について触れます。第二部では、現職のラテンアメリカにおけるアーバン・ヘルスへの取り組みを紹介します。疫学統計学の保健政策への活用も含め、お話しする予定です。
演者プロフィール
山田吾郎。千葉県千葉市、大阪府堺市育ち。筑波大学生物学類卒業、医科学修士修了。脳損傷時におけるエンドセリンの役割について研究を行う。教師を目指すべく、ガーナのアテブブ・セカンダリー・スクールで理科と数学を教える(青年海外協力隊)。その間6回マラリアに罹り、開発途上国の保健問題に興味を持ち方向転換。ジョンズ・ホプキンズ大学公衆衛生学部国際保健学科終了。同大学によるジンバブエでのHIVの並行感染・母子感染にかかる臨床試験に勤務。後、国際協力機構(JICA)の疫学・感染症対策専門家、在外事務所調査員として、ボリビア、ホンジュラス、エチオピアで勤務。また、世界保健機構(WHO)本部で、各国の保健情報システムの向上に携わる。その後、ジョンズ・ホプキンズ大学公衆衛生学部国際保健学科で博士号、生物統計学科で修士号を取得。研究テーマは、ラテンアメリカにおける肥満。5年間の学生生活の後、同学部疫学部にて行われているコホート調査・臨床試験において、データ解析方法への助言、分析等を行う。2019年9月より、ドレクセル大学公衆衛生学部でシニア・サイエンティストとして勤務。ラテンアメリカ11国で展開しているアーバン・ヘルス・プロジェクトで、データ管理・分析に関する事業の監督業務を行っている。
開始時間; 2019年11月11日(月) 17時
会場;Rangos 490
スポンサー;島津製作所