要旨
人と社会の健康に寄与するためには医療だけでなく、より広い視野での取り組みが必要である。また、多様化・複雑化する世界の保健課題の解決に寄与するためにはどうすれば良いのか—そんな想いから、2022年にボルチモアへ留学しました。今回の講義では、ジョンズ・ホプキンス大学での学びを中心に、Public Health(公衆衛生)およびビジネスの視点から人と社会の健康について考えたいと思います。予定している内容としては、
・誰でも役に立つPublic Healthとビジネスの考え方
・最新トピックスから紐解くHealthの世界的な潮流
・ボルチモア滞在を最大限に活用するためのTips(ネットワーキング、コミュニケーションなど)
です。分野を超えて、皆さんと交流する良い機会になれば幸いです。
演者プロフィール
山口県出身、米国NY育ち。2020年横浜市立大学医学部を卒業後、横浜労災病院および横浜市立大学附属病院で初期研修修了。研修中、厚生労働省「医師の働き方改革の推進に関する検討会」の構成員に就任し、勤務医に対する情報発信に関わる。2024年にジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生大学院・ビジネススクールで公衆衛生学/経営学修士(MPH/MBA)取得、現在はワシントンD.C.の世界銀行(World Bank)コンサルタントとしてClimate and Healthおよび保健システムのClimate Disaster Risk Management領域に携わる。2023年より横浜市立大学医学部公衆衛生学教室の非常勤講師を兼務中。
日時:2024年10月10日(木)18時
会場:Rangos 590