ナガエモウセンゴケ

ナガエモウセンゴケDrosera intermedia Hayne

ナガエモウセンゴケの草姿(左上、左)と花(右上)

モウセンゴケ属の外来種である。一部の湿地に移植されたものが繁殖して数を増やしていると考えられている。小型の時はモウセンゴケと区別が難しいこともあるが、花の葯が黄色い特徴がある。

北半球の温帯に広く分布する外来の湿生多年草。日本では岡山県などの湿地に定着が確認されている。長い葉柄と匙状の捕虫葉が特徴。日本で認められるモウセンゴケ類の中では、大型になる。他のモウセンゴケ類との競合が危惧されている。2016年に特定外来生物に指定された。種小名intermediaは「中間型の」という意味であり、その植物体の大きさに由来する名前と推定される。和名は「長い葉柄のモウセンゴケ」の意味。