CM1班

English

 CM1(Cloud Model 1)は、NCAR(National Center for Atmospheric Research, USA)で開発された気象モデルの1つで、メソスケールからマイクロスケールの大気現象を表現することが可能です。日下研究室ではCM1を用いて、局地風や筋状雲、富士山周辺で発生する雲の研究を行っています。

 CM1は理想化実験に特化したモデルなので、様々な理想化実験の設定がすでに準備されています。さらに、CM1はWRF(Weather Research and Forecasting model)などに比べてシンプルなモデルなので、ソースコードの改変が比較的容易です。そのため、モデル開発に精通していないユーザーも自分の研究に最適な実験を行うことができます。(裏を返せば、CM1を用いて研究を行う上でソースコードの改変が必要になることが多いです。)

ソースコードを改変して作った山脈と峡谷

 日下研CM1班は数年前に発足し、研究室内での勢力を着実に拡大しています。主な活動内容は、計算設定の確認や改変したソースコードの共有です。発足からまだ日が浅いので、班に蓄積された知識・技術はまだ十分とは言えないかもしれませんが、ご安心ください。日下研究室にはCM1開発者との直接的なコネクションがあり、「どうしてもわからないことは開発者に直接聞いてしまう」という奥の手が使えます。

 理想化実験、ソースコード改変、技術開発、といった単語にときめきを抑えられない皆さま、どうぞ日下研CM1班へ!!!

(文責:浅野 裕樹・高田 菜月)