私たちは、日本各地に発生する霧(雲海・滝雲)を対象として研究を行っています。
全国で発生する霧の気候学的特徴を調査する研究、新潟県魚沼市で発生する「枝折峠の滝雲」や三重県熊野市で発生する「風伝おろし」といった滝雲の発生メカニズムに着目をした研究、盆地霧の予測研究、霧が航空機離発着に与える影響の調査など、多岐にわたります。
現地での地上観測やドローンを用いた気象観測、統計解析、数値シミュレーション、機械学習など様々です。
霧は他の現象に比べて発生頻度が少ないため、現地に1週間滞在をして観測を実施することもあります。現在、「枝折峠の滝雲」の研究では魚沼市観光協会の山田様、「風伝おろし」の研究では熊野市の芝崎様と共同研究中です。このように、現地の方のご協力もあり円滑な現地観測を実施することができています。
一生に一度はこのような絶景を見たいと思ったそこのあなた、是非一緒に研究をしましょう!
枝折峠の滝雲(日の出前)
枝折峠の滝雲(日の出後)
霧チームでは、月2回の勉強会と月末にミーティングを実施しています。
勉強会では論文レビューや教科書輪読、ミーティングでは進捗報告や研究をするにあたり小さな悩み・疑問点もチーム内で共有するようにしています。
(文責:霧チームリーダー 加藤 愛佳)