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【COLORS】本編・番外編リメイク！（随時更新）
Chapter .02
Chapter .02
【We are "COLORS"!!】
【We are "COLORS"!!】
近づく者は"勇者"か？"愚者"か？彼らの『色』に染まる頃手遅れとなるだろう
Another Story :Episode 4.5
「申し訳ありません、オーナー。我々が出向いた時にはすでに」「《WORLD OUT》対象者2名のみ、『ターゲット』は確認できませんでした」 《WORLD OUT》が執行された数分後。 ここはシステム管理室。【GAME WORLD】の膨大なデータやプログラムを管理する、所謂この世界の“心臓”を担う場所。 そこに小型ロボットを引き連れた怪しげな双子、シルビィとコルディがいた。彼女らは表情を1つも変えずに淡々と報告をする。 オーナーと呼ばれたスーツ姿の男は、壁に埋め込まれた無数の巨大なカプセルの前に立っていた。 彼の名はヒューマー・ノベル。 この世界の創設者にして総支配人。 「ご苦労。対象者をここへ」 彼が指示すると、小型ロボットのドーム状の頭から放射口が出現し、青い光線をカプセルに向け放った。そしてカプセル中には粒子化して消えたはずの二人組が姿を現した。二人は目を覚まし、何かを叫び訴えている。だが、カプセルのガラスは強化ガラスなのか、いくら叫び、叩いたところでビクともしない。 「君たちは運がいい…微量なれど、この世界の糧として生まれ変われるのだから」 彼らは人間。 野獣人ほどの魔力はないが、ゼロではない。 生きとし生ける者には少なからず魔力は存在する。 とある魔力研究家の博士が提唱した説。 『魔力検知結果 ２％ エネルギー ニ 補填シマスカ？』 どこからかアナウンスが流れた。 ヒューマーはモニターを開き《実行》ボタンを押す。 「…おやすみ、良い夢を」 『エネルギー補填 実行開始』 必要な対価(いけにえ)を捧げねば。 全ては世界の理想郷の実現のために。 ―Another Story:Ep4.5 Fin.―
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