10月31日(日)、京都府長岡京市の第4小校区・第6小校区・第10小校区の自治会でハロウィーンの仮装をした子ども・保護者・大人・高齢者が集い、同時進行で「ハロウィーンつながりプロジェクト」が開催されました。
実施にあたっては、計画づくりから実施、振り返りまで長岡京市社会福祉協議会のきずなコーディネーター、生活支援コーディネーターがサポートしました。
第4小校区にスタンバイしたデイサービス笑顔ぷらすの作業療法士の指導のもと、アニメ鬼滅の刃の曲にのせた「花山鬼滅ver.笑顔ぷらす版」の体操からスタートです。実は3会場はリモートでつながっており3会場で同時進行できるようになっています。
その後、第4小校区は高齢者宅への見守り訪問。第6小校区は仮装行列を3世代で構成し地元の小規模多機能型居宅介護事業所きりしま荘へ訪問。第10小校区は西山井ノ内保育園と地域がつながることと行事が行えない年長児の思い出づくりを目的に、保育園の4、5歳の園児が一人暮らしの高齢者へメッセージカードを作成しました。
12時からは、コミュニティラジオFM おとくにの生中継で、3会場のプロジェクトの様子や子どもたちのインタビューが放送されました。
子どもたちへのハロウィーンのお菓子はフードバンク長岡京から提供されました。長岡京市民と社会福祉協議会が共同で運営するてるてる農園からはサツマイモが、他にも総合事業通所型 ぷらっと天神の杜・社会福祉法人小規模多機能型居宅介護事業所きりしま荘・訪問看護ステーションフジリハビリからも物品が提供されました。
第4小校区の花山自治会きずなの会実行委員長 片山洋子さんは、「これまでのハロウィーンではみんなが集まって準備から実施まで交流しながら思いやりや感謝の気持ちを育んできました。今年も準備を進めていましたが、コロナ禍でそれが叶いそうになく残念に思っていました。その中でも、子どもたちと保護者が各家庭で準備して参加してくれたのは嬉しいです」とお話されていました。
長岡京市社会福祉協議会のきずなコーディネーター 吉岡祐一さんは、「西山井ノ内保育園の園児と、メッセージカードを通じて園児と一人暮らしの高齢者が顔見知りになり、地域で子どもの預かり(成長・見守り)などにつなげられたらと考えています」と今後の展望を教えてくださいました。
掲載日:2020.11.30
文・写真:コミュニティ・エンパワメント・オフィスFEEL Do 代表 桒原英文