安中市社会福祉協議会(群馬県)は、コロナ禍の中で社協がお手伝いできることを改めてお伝えしたいとの思いで、住民と社協をつなぐパンフレットを作成しました。
1、パンフレットを作成しようと考えたきっかけ
社協の役割や実際の活動が住民に周知出来ていないと日々感じていました。そこで、コロナ禍でも困りごとの解決のお手伝いが出来る事業もあるということと、社協と関わると少しでも幸せを感じられるということを伝えたいと思い作成にいたりました。そして、社協のイメージを変えたいという思いがあり、硬い文章での説明ではなく、やわらかい文章でイメージがつきやすいストーリーにしました(公務員と思われることが多いので…)。
2、完成までの経緯、配布先
コロナ禍で、企業が大変な時に社協会費や共同募金の協力の声掛けをするのは、少し辛い気持ちがあったので、職員間で話し合い、改めて社協、社協の活動を知ってもらうために作成しました。事業説明のようなリーフレットでは手に取ってもらえないと思ったことから、「絵本風の冊子」に決定しました。配布先は、市内企業(社協会費依頼する企業、赤い羽根共同募金依頼の企業)や社協正副支部長(代表区長、民協会長等)などです。
3、パンフレットの内容のポイント(手に取った方に伝えたいこと)
・社協と繋がると、幸せを少し感じられる「きっかけ」を作れること。
・社協の具体的な活動に関わった方のその後。
4、配布後のリアクション、反応など
今までとは違うイメージの冊子だったこともあり、“これかわいいね、あ!社協の冊子なんだ”と目につき、手に取ってくれる方がいたとの声が聞かれました。
5、担当者からひとこと
冊子の「かわいさ」から手に取ってくれたことがきっかけで、社協のことを知ってもらえたらと思っています。今は、必要なかったとしても、困った時や福祉の悩みを抱えた時などに社協のことを思い出してくれると嬉しいです。社協と繋がることで、生活の不安が解消できることや生活の中で少し「幸せ」を感じられる機会が増えることが伝われば良いと思います。
掲載日:2021.04.09
文:社会福祉法人安中市社会福祉協議会 岡本裕介さん