コミュニティ・プラットフォームを活用した地域福祉活動推進のためのアドバイザリー業務や、大阪府ボランティア・市民活動センター運営委員など普段からつながりのある大阪府社協地域福祉部に、コロナ禍の状況下で様々な配慮や制限をしながらも取り組んでいる地域での福祉や防災などの活動事例を共有し、活動のヒントを得ることが必要ではないかとお話ししたところ「みんなのフィールド」への情報提供について賛助いただけることになりました。
新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が発令され、不急不要の外出やイベント開催の自粛が要請されました。地域住民のふれあいやつながりの機会が失われることが懸念される状況になっていることから、大阪府では独自に「外出自粛高齢者・障がい者等見守り支援事業交付金」を実施しており、実施主体は市区町村社協、実施内容は高齢単身世帯や障がい者世帯など、支援を必要とする世帯への見守り支援となっています。39の社協(政令指定都市を除く)がこの交付金を活用して様々な取り組みを行っています。大阪府社協としても活用事例を集め、「社会福祉協議会が今だからこそできる取り組み(強み)」を示し、大阪府へ成果報告したい考えもあり、本会の自主事業に協力していただくことになりました。
宮城県社協地域福祉部とも新型コロナに関する情報交換をさせていただきました。同地域福祉部では、市町村社協に対して4月初めにコロナ禍の中での地域福祉活動状況について調査をされました。しかし、緊急事態宣言が解除された今、感染防止対策をはかりながら徐々に活動を再開する各地の取り組みについては把握しきれていないとのことで、本会の「みんなのフィールド」について紹介したところ、県内の市町村社協に特設ページの紹介と工夫した活動の情報提供を呼び掛けていただくことになりました。
今後、大阪府と宮城県社協が収集した活動情報を特設ページにも掲載し、全国で見守り活動や集いの場、子ども食堂などを行っている皆さんへの参考にしていければと思います。
〈文・写真:2020.6.29 コミュニティ・エンパワメント・オフィスFEEL Do 代表 桒原英文〉