今年度のながおかきょう福祉まつりは、時間・場所を問わず参加できる新しい形に挑戦しました。特設サイトにて、3月5日(金)〜3月13日(土)の期間、ボランティア団体の活動紹介動画を配信しています。
※特設サイトはこちらから⇒ https://www.nvc-nagaokakyo-shakyo.org/
ながおかきょう福祉まつりは「福祉を身近に」をコンセプトとし、例年約800人が集まる大規模なお祭りですが、新型コロナウィルスの感染拡大の影響で前回はやむなく中止に。今回は中止したくない!その思いで方法を模索し、オンライン開催に挑戦することになりました。アクセスしたくなるような特設サイトを立ち上げ、団体の活動紹介動画を配信するというものです。
視聴のきっかけとして、長岡京市社会福祉協議会のロゴマーク「なーちゃん」を動画に登場させ、それを見つけた数に応じて景品がもらえる、という楽しみも取り入れました。一方的な発信ではなく、視聴者の反応が得られる仕組みにしたいと考えました。
例年福祉まつりに協力を得るボランティア連絡会に提案した際、「イメージができなくて不安」との声が大半でした。「“活動の価値再発見!”をテーマに、動画を作ることで活動の価値を見える化する過程を、担当者と一緒に楽しみましょう」と提案した結果、16団体が参加を希望されました。
そこからは活動の場に足を運び、インタビューや撮影、並行して初めての動画・ホームページの制作に四苦八苦。感染拡大に伴い活動機会が減り、撮影の予定も再調整を強いられましたが、撮影後は再会を喜び、お茶に行かれる方もおられました。
「遠くに住む親せきにも観てもらえる。活動の成果が見える形になり嬉しい」との前向きなコメントも。主に子育て世代の関心を得たいという狙いもあり、Instagramでの告知も行っています。コロナ禍での制限から生まれた新たな挑戦。団体・社協が活動の価値を形にする経験を共にしたことで、今後の活動のひろがりのきっかけになったと感じています。
活動を通じて得られた宝物が散りばめられた動画を観て、「誰かのために明日からできること」の行動のヒントになることを願っています。
掲載日:2021.03.10
文:社会福祉法人長岡京市社会福祉協議会 地域福祉係 ボランティアコーディネーター 梅岡朋恵さん