年齢を問わず、工夫を凝らした地域福祉活動を展開している大阪府阪南市社会福祉協議会では、コロナ禍の中、福祉活動を進める上で安心安全に活動するためのガイドライン「コロナとうまく付き合うための地域ふくし活動て・び・き」を発行しました。
この取り組みについて、猪俣健一さん(事務局次長)にお話を伺いました。
1、取り組みに至ったプロセス
外出自粛要請、緊急事態宣言発令の中、地区によって完全に活動自粛したり、こんな時こそ何かできることをしていこうなどの違いがありました。集いの場や訪問活動は、必要な活動ですが普段通りに活動することができず、活動者の皆さんは頭を悩ませていました。
自粛要請が解除された今、活動にあたっての目安があれば、少しでも不安を解消し、活動再開を後押しできるのではないかと考え、二人の若手職員が中心となって、地域包括支援センター、阪南市立保健センター、阪南市役所市民福祉課、阪南市役所介護保険課と阪南市社協で構成する地域福祉活動ガイドライン作成委員会を立ち上げ、検討を始めました。
2、取り組みの内容
これまでも、個々に相談にのりながら、手探りで進めていました。てびきの完成をうけて、社協の地域担当職員が各地区の福祉委員会や民生委員等の所へ直接出向いて手渡ししています。てびきを参考にしながら活動計画を立てることなど協力しますよと声がけしています。てびきは各関係機関や団体にも配布します。
3、今後の展望
これからも地域の方々とお話ししながら、徐々に活動を再開できるように支援していきます。さっそく、集いの場をストップしていたところが配食による訪問活動を始めています。てびきと言う拠り所が出来、活動しやすくなってくれたらと思います。
〈文:2020.07.01 コミュニティ・エンパワメント・オフィスFEEL Do 代表 桒原英文〉
※参考:阪南市社協ブログ「地域活動再開のための手引きが完成しました!」
(こちらから閲覧・ダウンロードができます)
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