ビデオ監的の書き込みが多くなったので、コラムを独立して掲載することにしました。
ビデオケーブル延長完了(2021/9/3)
ついにビデオ用ケーブル(LANケーブル)を300m標的まで延長。以前から要望があったし、皆んな高齢化し体力もなくなっているので少しでも楽になるようにと延長工事を行いました。これで従来の200m以降用のケーブルドラムは要らなくなりビデオカメラを置く場所でカメラとそれぞれの中継用ビデオケーブルを接続するだけです。今後は大会準備も早くなりビデオトラブルも少なくなると思います。(詳細は写真をご覧ください)
8月25日、ユンボで溝を掘削、この日は蒸し暑かったなー。
溝掘削がある程度できたのでFRP管を埋設、溝を埋め戻した後、この日はケーブル通線まで実施。翌日、ナツカワさんの方で残りの溝掘削と変換器BOXの設置、FRP管接続の端末側処理と溝埋め戻しを行い主な作業は完了。
9月1日、LANケーブルの端末処理と変換器を取り付けてビデオテスト。今までカメラを置いていた場所の土堤の斜面に変換器BOXがあります(上写真左)。その中にビデオ信号変換器が(上写真右)、白ケーブルと青ケーブル接続の2台です。
最後にカメラを接続してビデオ信号の確認、6CHすべて良好でした。仕組み自体は今までと同じですが、カメラを持って行って変換器BOXで接続し射座のモニターですぐ見れるのはやっぱり嬉しいですね。
変換器BOXには、予め3mの中継ケーブルを白ケーブル側変換器に4CH分接続してあります(その写真はありません)。その中継ケーブルのジャック(メス)側に”白1”、”白2”、”白3”、”白4”と白ケーブル側のCH番号を書いた丸札を付けてあります。その番号に合わせて射座側の変換器CH番号にモニターを接続すればOKです。
3mの中継ケーブル4本は束ねてBOXの中に入れてあるのでBOXの蓋を開ければすぐ出てきます。使用後は同じように束ねてBOXに入れて下さい。BOXには雨除け用のカバー(土嚢袋)をかぶせて置いて下さい。
左土堤、1的側にカメラを設置する場合は、ピンプラグ(オス)とジャック(メス)の15mのビデオ延長ケーブルを用意し射面を横断するように変換器BOXから左土堤側に引きます。これはモニター側も同じなので15mのビデオケーブルは2本あった方がいいです。
カメラ側の延長ケーブルは ピンプラグ(オス)ーーー ジャック(メス)
モニター側の延長ケーブルは ピンプラグ(オス)ーーー ピンプラグ(オス) とします。
青ケーブル側変換器の残り2CHは大会などのときに用意することで良いかと思います。
(2017/11/14)
ドローン用無線ビデオ送受信器を使ったビデオ監的の紹介です。下の写真はビデオ送受信器のセット(無線免許不要)、右が送信器(プラボックスの中)、左は受信器とセットになったモニターです。周波数5.8~6.0GHz、出力500mW、デジタル送受信で8~40chまで、混信なし、見通し距離であれば1kmぐらいまでOKだそうです。費用は約3万程度です。
アンテナを高くするためにポールの上に送信器を着けてます。バッテリーは必要、ビデオカメラのAV信号を接続、この辺は今までと同じです。
ポールに着けた送信器(黄色の箱の中)、小さくてびっくりしますね。
画面は鮮明で安定してます。写真は7インチモニターなので画面が小さいですが、弾痕は見えるそうです。10、12インチもあるので少しでも画面の大きい方がいいと思います。セットが簡単なので個人で練習のときは良いかも・・
JVC(日本ビクター)(2017/7/5)
春季大会であったビデオトラブルの紹介です。タンジ氏の新品のビデオカメラ(日本ビクター製)、きちんと接続してるのに映像が出ません。すったもんだしてRCAピンのAV出力端子が色違いであることがわかりました。
ビデオカメラのAV信号(アナログビデオ出力)は付属のRCAピンケーブルを使います。通常は黄色がビデオ信号、赤は音声右チャンネル、白は音声左チャンネルですが、このケーブルは赤がビデオ信号になっていました。どうせ中国製だからとは言いたくありませんが、一応、JVC(日本ビクター)純正付属ケーブルですよ!。このようなケースは2例目です。やはり事前の確認が必須ですね・・
モニター、カメラ機材紹介(2016/8/22)
始めてLANケーブル式のビデオ監的を使う方のために用意するモニターとカメラの機材を説明します。
左の写真はモニター側の機材です。モニターはAV入力のあるTVです。パソコン用ではありません。写真は14インチですが11インチ程度でも十分です。
左から、2m程度のテーブルタップ(必須です)、モニター用ACアダプター(モニターの付属品)、中継用RCAビデオケーブル(コネクターはオス、メス)5m、同RCAビデオケーブル(コネクターはオス、オス)10m。ケーブル変換器は6射座の右壁についているので大会以外で使う場合はそこから1射座まで引く長さが必要です。
左はカメラ側の機材です。左から小型三脚(安価なもので可)、ビデオカメラ、カメラ専用AV出力ケーブル(カメラ付属品)、中継用RCAビデオケーブルです。カメラのAV出力ケーブル(写真中央)は音声とセットになっているので使わない音声出力はテーピング(赤色)しておきます。黄色がビデオ出力です。通常、これはピンプラグ(オス)なので中継用RCAビデオケーブル(右と中央奥)はコネクターはオス-メスのものが必要です。長さは10m,5mもの2本あった方がいいです。
肝心のビデオカメラですが、10倍以上のズームは必須です。何かとバッテリートラブルがあるので交換バッテリーは用意した方がいいでしょう。
そして必ずやっておくことは、使う前日にフル充電をしておくこと、オートパワーオフを”OFF”にすること、カメラに組み込まれているデモ機能をOFFにすること。これらをやっていないための単純なトラブルが意外と多いんですよ。
カメラのオートパワーオフとデモ機能OFFは、一度セットするとそのままですが、バッテリーが抜けた状態が長いと初期状態に戻っていることがあるので確認が必要です。
さて、写真のようにモニターとカメラ側の用意するものが決まったら、これらは別々のズタ袋なんかに入れておくと標的側に持っていくもの、射座側でセットするものと迷わなくて済みます。
中継BOX、迷彩塗装(2016/8/12)
8月11日、日陰で31℃、湿度56%、無風、快晴、雲なし、ビデオ監的のテスト他いろいろやる事があって撃ってきました。あづい~~。
今日はベンチレストです。陽炎が強烈で、スコープでは標的の四角マークが辛うじて見える程度でその下の円は全く見えません。
もちろん弾着も見えません。こんな状態だと撃つ気力が出ませんが・・
(モニターの画面)
ビデオ監的をセットすると、弾着はバッチリです。いや~改めてビデオ監的の威力を感じましたよ。
さて、今日の作業がこれです。200m中継BOXを自衛隊風の迷彩色に塗装しました。マサヤスさんから”その場所、大丈夫かい?”みたいなメールが来たのでその対策です。
確かに、前は1,2射座から白く建っているのが見えてました。迷彩色にしたら低倍率の双眼鏡でみても判別がつきません。ここは少し整地して草を刈り取っているので、来年、周りに草が生えてきたら近くでないとわからないと思います。
ケーブル作業完了、使い方(2016/7/27)
7月26日、LANケーブルの組合せと確認がようやく完了しました。今までLANケーブルを使ってた方は、どうやればいいかすぐ分かりますが、注意点があるので少し長いですがベタ写真で説明します。最初に200mから先の手順です。
200mの中継BOXは200mバッフルの右土堤にこのように支柱で立ててます。
埋設した200mの残りのケーブルは先端に変換器を着けた状態でドラムに巻いてあります。
個人で使う場合は左のドラム(白線)だけです。
ドラムを200mの的枠の土堤に置いて、変換器を垂らした状態でケーブルを手に持って引いて行きます。
(注意、線は0.5mm径の単線なので変換器だけで引っぱならいで下さい)
大会などで2本引くときは、巻き戻すときに絡まないようにこのように1mぐらい離して引いたほうがいいです。
個人で使う場合は1本で済みますのでこの心配はありません。
標的7,8m手前まで引いたら変換器をプラBOXに入れ、このようにカメラからのビデオケーブルを接続します。
左側がカメラからのビデオケーブル、この接続ピンはオスです。
写真の左がカメラ側のAV出力で接続ピンはオスです。なので、これに接続するのはメスです。(写真右側)
ですから、カメラから中継するビデオケーブルは接続ピンがオスーメス対になったものが必要です。
変換器に接続しているオスと上の右の接続ピン(メス)は1本のビデオケーブルです。
この長さは5m以上のものがいいです。
さらに10mも用意しておくと左土堤にカメラを設置するとき2本繫いで15mにして使えるので便利です。
接続したらプラBOXの蓋は閉めて置きます。
簡単な養生ですが小雨程度は大丈夫です。
次は200m中継BOXの中を接続します。
中継BOXの下部にケーブル通線用の穴がありパテで塞いでます。
それを除いてRJ45端子の付いた末端をドラムから外してケーブルを下から通します。
ケーブル端のRJ45コネクタは中継BOXの中にある白い延長コネクタに差し入れます。ケーブルの色は間違えないよう”白”は”白”同士接続します。
(延長コネクターは埋設したケーブル側に挿したままにしておきます。)
カメラ側のケーブルを延長コネクターに差し込んだらBOX下部(左側)の穴のパテを軽く押し込んで置きます。
これはケーブルが下に落ち込まないよう、動かないようにするためです。
これで200mから先の接続は完了しました。
終わったら中継BOXの蓋は閉めて、ドラムは弾が当たらないよう土手の脇に寄せて置きます。
次は射座側です。
射座側の中継BOXは6射座の右壁に取り付けてます。
上の写真はその内部で、変換器はLANケーブル白線に接続してBOXの中に取り付けてあります。
BOX下部の穴からビデオケーブル(写真右の黒線)を通し変換器の接続ピンに差し込みます。
ビデオケーブルのもう一方の端をモニターのビデオ端子に接続すれば完了です。
こっちのビデオケーブルの端子はオスーオスです。長さは1射座まで引くためには10mものがいいと思います。
個人でやる場合は、この変換器を使います。
(この変換器は外さないでください)
もう1個は大会用に延長LANケーブルを付けて用意してあります。
すべての回線をテストしましたが、映像はバッチリでした。
次は射撃を終えて、200m先のケーブルをドラムに回収する手順です。
まずカメラ側のケーブル変換器の方を持って、200mの中継BOXまで引いて来ます。
RJ45端子はガムテープなどでドラムに固定して
このように巻き取ります。ケーブルの半分は手元に引いてあるので、巻き取る重さは50m分ぐらいで軽くできます。
また、最初に変換機側を手元に引いてあるので変換器にダメージを与えません。
巻取り終わったら、変換器端はこのように梱包紐などでドラム上部に縛って固定します。
バイク荷台のビールケースにすっぽり入りました。これで回収完了です。
延長ケーブルのドラムは常時、作業小屋の物置BOX脇の三角コーナーに上げておきます。
写真では写ってませんがこの下に変換器を入れるプラBOXも置いてます。
プラBOXもカメラ側に持って行って変換器を入れてください。
終わったら中継BOXの下部の穴は射座、200m側ともパテで塞いでください。
今後は誰が使っても良いことにします。(オープンにする)
ただし、ビデオカメラとモニター、接続するビデオケーブルは自分で用意して下さい。私とマツダさんが作業をした感じでは、一人で200mから先のケーブルを引くのに10分、回収も10分ぐらいで済みそうです。
ここまで説明すれば十分かと思いますので、検討していた説明会は保留とします。(大会参加者以外でやってくれという人もいますが・・・少し様子見にします)
今日は簡単な作業で実射確認もする予定でしたが、何だかんだで午前中いっぱいかかりました。マツダさんには前々回から、ずーと手伝ってもらいました。ありがとうございました。これでようやくビデオトラブルから解放されそうです。さ~て、誰が最初に使うのかな・・・
ケーブル埋設、通線完了(2016/7/11)
200mまでLANケーブルの埋設と通線作業が終わりました。ケーブルは予備を入れて3本入れてあります。200mの中継BOXは支柱を立ててスタンド取り付けにします。この場所は雪はあまり積もらないそうです。土堤の縁なので弾が当たる心配もありません。
今日は、中継BOXのところで、RJ45コネクターを取り付けて終わりです。200mから先の延長LANケーブルと射座側の中継ケーブルは用意してあるので、7月下旬に変換器と組み合わせ最終確認をする予定です。
ビデオトラブルと対策(2016/6/21)
春季大会のビデオ監的はトラブルが多かったですね~。今回は準備作業を皆さんにお任せをしたこともありますが、少し慣れが出てきて油断したような気がします。反省を込めてトラブルの具体例を上げると・・
1日目
標的側の「ケーブル変換器」を右土堤の斜面付近に置いたため、ずり落ちがちになってLANケーブル・コネクターが動いて接触不良を起す。1日目はこの現象がほとんどだったような気がします。
右側の青い部分がLANケーブルのRJ45コネクター、これが動き易い。
「ケーブル変換器」を入れるBOXは出来るだけ平らな場所に置いた方が良いです。ゴムバンドなどでコネクターが緩まないようにする方法は気づいてましたが忘れてました。
対策ですが、「ケーブル変換器」はLANケーブルをRJ45コネクターではなく線1本づつ直挿しできるようになっているのでLANケーブルの変換器接続は直挿しにしました。この方が良いようだと分かってはいたんですけどね・・
2日目
その1,夜中にケーブルが獣に噛み切られる。朝、最初にケーブル点検をすればまだしも、映らない原因を見つけようと散々時間をかけて諦めかけてシタラ氏が”ケーブル、大丈夫がい”と言って見に行ったらこの有り様。
2年前に経験してるのに油断ですね。すみません~
その2,ビデオカメラのバッテリーが切れてるのにあちこち線を入替えたりやってたな~、カメラはバッテリーが無けりゃ映るはずないでしょ!
その3,ケーブル方式なのに無線送信器持ち込んで接続しようとしている人やや1名、困るな~こういう人。
その他、撃発の振動でモニターのコネクターが緩み接触不良を起こしたり・・なんか我々全体が緩んでいたような気がしますね~今回は。で、その対策は?ということになりますが・・
射座から200mまでLANケーブルを右土堤側に埋設することにしました(マツダさんと調整済み、予備を入れて3本)。
200mから先の残りは今までと同じようにその都度ケーブルを引きます。100mですからだいぶ楽になりますよ。
写真のエフレックス管は屋内用、これの埋設用にします。黒線は通線用ワイヤーです
埋設距離を200mにしたのは埋設用エフレックス管(30Φ)の通線作業上と費用面からです。工事は射撃センター側で行い費用は折半ということにしました。大会で使うことを考慮するとこの辺が妥当かなと思います。
これでトラブル無し!バッチリですよ。ということで次回の秋季大会のときにビデオ監的を使う方から”カンパ”を受け付けることにしました(一口、4,5千円程度)。ビデオ監的を使う皆さん、よろしくお願いしますね・・・
ビデオ監的の今後の運用ルール(2015/11/9)
秋季大会でビデオ監的を使う人が増えました。ビデオ監的は陽炎が出ると必須ですしモニターの映像は監的スコープより見やすくやはり有利です。問題点は機材の準備や調整に台数が増えるほど時間がかかることですが、1日目が終わってから話し合い、今後、次のようにすることにしました。
1.各自、カメラ機材を設置したら一人残り、トランシーバーでモニター側と連絡を取って全数の映像確認と調整を行う。
2.無線ではなく、原則として有線式(LANケーブル)とする。
3.同じ射座であれば、前の人の設置した機材(カメラ、モニター)をできるだけそのまま使う。
1項は、各自がカメラなど機材を設置したら最後に誰か一人、カメラ側に残って、トランシーバーで、モニター側と連絡を取って全数の映像確認と調整を行う方法です。
要するに、カメラを設置した人、めいめいが確認と調整に300mを行ったり来たりするのに時間を取られるので、それを誰か一人、標的側に残ってやってもらうと云うことです。2日目に、このやり方にしたら非常にスムーズでした。
2項について、無線ビデオはデジタル画像方式になって、鮮明な画像が得られるようになりましたが、アンテナの状態とか不安定な要素はあり、「NO SIGNAL」になることがありました。シロイシさんのように先駆的にいろいろな方法を試すことまでは制限しませんが、今後は原則として有線(LANケーブル)方式に絞りたいと思います。
3項について、ライフル射撃は道具が多く準備に時間がかかるスポーツです。その上にビデオ監的の機材があるので、各自の準備時間を軽減するため、ビデオ監的の機材は前射群の人が設置したもの(モニター、カメラ)をできるだけ融通して使うようにしたいと思います。ビデオカメラについては予備バッテリーを用意すれば良いと思います。
皆さんのご協力よろしくお願いします。
アマ無線方式紹介(2015/11/1)
秋季大会でシロイシさんがアマ無線方式の画像送受信器を持ってきました。その紹介です。
左の写真が送信器、5.8GHz、出力600mW、多チャンネル可能で300mは十分いけます。アマ無線の免許は必要です。
ビデオカメラと三脚にセットした状態、写真中央の黒い板状のものがカメラ用のバッテリーで、その横に付いてる白っぽいのが送信器、ほんとに小さいです。
上はモニターに付けた受信器。この世界、防犯カメラやドローンなどの需要があるからでしょうか進化が早いですね。
既にデジタル画像送受信で5GHz帯で無免許で4CH可能なものが出てるし、将来、1セットで6チャンネル可能なものが安く出てくることを期待したいですね。
「No Signal」の原因は草(2015/9/21,24)
9月5日、久々に舟形で撃ってきました。目的の一つは春にシロイシさんが持ち込んだ無線ビデオ監的、高画質デジタル2.4GHz無線送受信機 WTW-TR23のテストです。前のコラムで紹介したように、この方式は1空間に2台までとなってます。今回はムネオさんも同じものをセットし2台同時使用になりました。
結果、1~2分間に1回ぐらい「No Signal」になり画像が消えます。少したってまた画像は戻り、これを繰り返す状態でした。この現象はムネオさんも同じでした。
写真のようにアンテナが周りの草に隠れてしまうような設置はよくありません。
草が伸びていたので気になってましたが、次の標的交換のとき、試しに送信器とカメラ位置を草木の邪魔がない射面の真ん中付近に移したら映像はバッチリです。
今まで、カメラなどが流れ弾に当たらないよう低くしてましたが、無線伝送ではアンテナを、草木などの邪魔にならないよう三脚の足を伸ばして高くすれば大丈夫です。2台同時使用も問題ないと思います。
今回、この送受信器の活かし方が分かりました。最初に射座のモニターの受信器の電源ONにします。
それから標的に行きビデオカメラと送信器を設置し電源を入れます。
このときに送信器のPowerランプが連続点灯したらペアリング完了で電波状態も正常、点滅や消灯は電波が不安定でペアリングができてない状態です。これで電波の通りが判別できます。
デジタル式無線ビデオ監的機材紹介(2015/9/8)
今までいろいろやった中で、セットする作業が楽で映像も確実なのがこれですね。
この方式はシロイシさんが最初で、機材の入手先など教えて頂きました。その機材とセット方法を紹介します。ポイントは送信器用バッテリーと三脚のアクセサリー雲台です。映像信号送受信器は前のコラムを見て下さい。
写真左は専用のバッテリー充電器です。バッテリー左上部の白い部分が充電器用コネクターです。
アクセサリー雲台上にカメラ、バッテリー、送信器を取り付け三脚にセットします。カメラはカメラ用ネジが雲台に付いてます。バッテリーと送信器はマジックテープで止めるようにしました。黒いのがそれです。
これで三脚にワンセットで取り付けられ、標的設置のときこのまま持って行き、1回の往復でできるようになりました。これは楽です!!
モニター側の受信器もモニター背面にマジックテープで取り付け、あらかじめビデオ信号ケーブルを接続しておきます。
こうすることで全体の機材設置が短時間で済むようになりました。でも残念ながら射場で同時に使えるのは2人だけなんですよね~。何人も持ってきたら??、アミダですかね~。
ビデオ監的再々考(2015/6/25)
ビデオ監的について、反省を含めて最近の出来事をまとめました。
2014年の春、シーズン初めに射面の両側の土堤にケーブルを引き放しにする予定で舟形に来ました。ところが土堤の上に上がってみると、灌木が生え歩くのも容易でない状態、それに標的近くは高さがあるため難しいと判断し諦めました。
2014年秋の大会で、前日、引いておいたケーブルが夜中に狸かネズミに噛じり切られる事件があり地面に置いたままのケーブルの引き放しはダメだということがわかりました。
今回(2015春)、前日引いたケーブルは、競技が終わったら斜面の低木の枝などに引っ掛け、地面に直接置かないようするといいようです。
シタラ氏のモニターが両隣の射手が撃つと画面が乱れましたが、これは3射座と4射座の仕切り壁に取り付けてたケーブル変換器が撃発の衝撃で揺れて接触不良を起こしてたようです。次回から変換器を地面に置くようにすればこのトラブルは解消すると思います。
今回、カメラのバッテリー切れが数件ありました。これはガックリきますね。とにかくビデオ監的は何かとトラブルが絶えません。300mを往復すれば体力も消耗するし集中力もなくなります。できるだけ容易で手のかからない方法でやりたいものです。
シロイシさんが新しい映像送受信器を持ち込みました。映像も鮮明でした。無線方式に戻ることになりますが、周波数は2.4GHz帯で画像伝送はデジタル式、送受信器をペアリングして識別する方式です。
以前のアナログ伝送のチャンネル設定は周波数帯域を少しずらしてるだけだと思うので2台以上同時に使うと電波干渉が起こり画面が乱れますが、これは混信が起こらないとあります。ただし、同一空間で使用可能は2セットまでとなってます。LANケーブル1本と併用すれば6射座分確保できるので機材準備が少し楽になるかなと思います。
この映像送受信器の機材がそろったので次回舟形でテストする予定です。
詳細な仕様の他、入手したい方はこちらをどうぞ。
ケーブル式ビデオ監的再考(2014/3/1)
2013年はマサヤスさん、タスクさんとケーブル式ビデオ監的に汗を流した1年でしたが、肝心の秋季大会の初日は悪天候でそれどころではなく、消化不良で終わってしまいました。
去年、いろいろとやってみて思ったこと。
ケーブルとカメラの設置に約30分、撤去に約30分はかかりこれだけでも疲れます。よその人が撃っていると、この作業が済むまで待ってもらうので何かと気を使いますし・・・
そこで今年は、ケーブルを右か左の土堤の上に引きっ放しにします。ケーブルがスラグの跳弾などで損傷するリスクを考慮すると、右よりは左側がいいのではと思います。去年、マサヤスさんが用意したローラーも使います。ケーブルの端末は直射日光、風雨で劣化しないように保護容器を考えます。それで、春にケーブルを設置して秋まで持てばヨシにしようと思います。
ビデオ監的LANケーブル方式の機材(2013/8/4,2013/10/3 一部改訂)
LANケーブル方式の機材が揃いました。4CH用の映像伝送配線変換器15-U104-Aの大きさはタバコの箱サイズです。写真の白いLANケーブルはテスト用です。ビデオ信号のコネクターはBNCからRCA(メス)の変換コネクターを付けてあります。標的側の配線変換器は透明なプラスチック製の箱(弁当箱)に入れて雨でも大丈夫なようにします。
標的側のビデオカメラから配線変換器まで中継するビデオケーブルは、RCAメスとオスのコネクターが付いたものです(写真左上のケーブル)。この長さは1射座側にカメラを設置することを考慮し15mぐらいがいいと思います。射座側の配線変換器は3,4射座の中間に置きます。配線変換器からモニターに中継するビデオケーブルのコネクターは両端ともRCAオスです(写真左下)。長さは1射座や6射座に引く長さで6~8mがいいと思います。各人が用意するのは、ビデオカメラ、中継用ビデオケーブル、モニター、モニター接続用ビデオケーブルです。
LANケーブルは室内用なので耐候性がありません。なので使い終わったらドラムに巻き戻して物置に保管します。できるだけ簡便に使えるようシーズン中の常設化も考えましたが、9月20日、ケーブル布設用のローラーがスラグ弾などで破損されてたので常設は無理のようです。
注意が必要なことはLANケーブルのRJ-45コネクターはプラスチック製で結構、デリケートなことです(上の写真)。元々、繁茂に抜き差しするものではないのに毎回、抜き差しすることになります。
そうするとコネクターのプラスチックの爪(写真上の斜めの部分)が甘くなって抜けやすくなります。配線変換器に接続するときはコネクターのプラスチックの爪がカチッと入ったか確かめること、そうでない場合は爪を少し持ち上げてストッパーの働きをするノッチ(爪)の部分が受け側の溝に確実に入るようにして下さい。
一連の作業で購入した工具類です。左からコネクター圧着工具、外被カッター、LANケーブルテスター、RJ-45コネクターとカバーです。
ケーブルテスターは大会などでトラブルがでたときにチェック出来るように舟形に持込ます。
ビデオ監的LANケーブル方式、舟形でテスト(2013/7/29)
28日、LANケーブル300mを舟形に持ち込みテストしました。完璧です。今まで4,5年、これだのあれだの無線ビデオやら色々やって来たのに、いともあっさりケーブルだけで出来てしまうシンプルさに興奮しました。
最初はケーブル引き、これは一人で出来ました。同軸ケーブルと違ってLANケーブルは硬さがあるのでそれがローラーにのっけたときの抵抗を少なくしているようです。例えて云えば針金をローラーにのっけて引くと軽くなるような感じです。ケーブルドラムの回転も引きに任せたままでOKでした。ローラーの効果絶大でした。
終わってからのケーブル巻き戻しはRJ-45コネクターの末端にひと工夫したので時間をかければ一人でもできます。ドラムの巻きだけでは引きにくいので、ある程度手でたぐり寄せてケーブルをためてドラムに巻く、それを繰り返しますが、今回はケーブルの手繰り寄せをムネオさんに手伝ってもらいました。やはり二人だと楽です。ケーブルの工夫は末端を空のペットボトルに入れたこと。RJ-45コネクターの保護になるしケーブルの手繰り寄せでもこのままでローラーを飛び越えて来ます。
これで6射座、監的モニター付きにする目処がつきました。LANケーブル方式が4CH、ビデオエクステンダー方式が2CH、300mの同軸ケーブル2本目はタスクさんに提供していただく予定です。機材が揃ったら今後の運用をどうするか書き込みします。
LANケーブルでビデオ信号の300m伝送(2013/7/12)
LANケーブルでビデオ信号の300m伝送に成功しました。使うのはビデオ信号の同軸ケーブルの信号ラインをLANケーブルのツイストペア線に変換する配線変換器(15-U101P)だけです。だからバッテリー不要、しかもLANケーブルは8芯、4ペアなのでケーブル1本で4CH可能です。この配線変換器はビデオカメラ側とモニター側、対で設置します(カメラ→同軸ケーブル→配線変換→LANケーブル→配線変換→同軸ケーブル→モニター)。
これは1CH用(テストのために1CH用を購入した)、真ん中のRJ-45コネクター間にLANケーブルを接続する。
一人の場合は、これだけでOK。考えてみればコンポジットビデオ信号の周波数はせいぜい10MHz以下、カテゴリー5のLANケーブルの周波数帯域は100MHzなので帯域的には十分、余裕があることになります。こんな方法があったんですねー。
家で実験して、300mのLANケーブル経由で映像が出たときは”あっと驚く為五郎”でした。秋の大会ではマサヤスさんのブースター方式とで全射座監的モニター付で行けそうです。大会参加者はビデオカメラと三脚、5~10m程度のビデオ信号ケーブル(両端RCAオスピンプラグ付き)をもってくれば良いことになります。ちなみに、この方法を見つけてくれたのは大口径から引退したカンノ・マスユキさんでした。ありがとうございました。7月28日、舟形に持ち込みテストしてみます。なんか最近のオレ、鉄砲撃たないでこればっかりやってる感じ・・
同軸ケーブル式ビデオ監的システム(2013/6/28)
最初、ケーブルのアイデアを聞いた時、300mの同軸ケーブルは束は大きくなるし重いし、引きっぱなしにすると端末とか養生をしっかりしないとすぐ絶縁不良になってダメになる可能性大でどうかな?と思ってました。でも実際にやってみると映像の安定感は抜群で、もう無線方式には戻れませんね。
話は3月か4月頃だったでしょうか、山形ABKさんから「マサヤスさんがケーブルでどうのこうの、わげの分からないこと言ってんのよ」という電話。そのうちに当のマサヤスさんから電話があって、「ソニーに聞いたらビデオエクステンダーとう云うのがあって、それを使うと300mまでビデオ信号を流せるっつんだよね、ケーブル引っ張るのどうだべね」という。「ケーブル300mって大変だよ、どうかなー?」っと私は自信無い返事。しばらくして、マサヤスさんから「ビデオエクステンダー買っちゃったー、どうすっぺね」という電話、「買ったんだったらやってみるしかないよね」ということで始まったのが経緯でした。
ビデオエクステンダー、型式SB-2812。1台4chまで、12500円(意外に安い)。通常のビデオ信号は伝送距離30mまでが仕様のようですが、それを300mまで延長できます。電源12VDC。電源供給は小型の12Vバッテリー(鉛蓄電池)、フル充電して1日持ちます。ケーブル巻取りドラムは家庭の水道ホース用、ネットで4500円。
ケーブルは3C2V相当品同軸ケーブル300m、両端はRCAビデオピンプラグ(オス)、それをビデオカメラAV出力、ビデオエクステンダー、同軸ケーブル、モニターと接続するだけです。ケーブルを張りさえすれば装置のセットはいたって簡単。
問題はケーブルの敷設をどうするか。マサヤスさん、考えました。最初は手製のドラムに巻いて担いで引く工兵スタイル。春の三県大会でやってみました。ドラム重さ15kg、敷設するときは一人でもやれるけど回収するときの巻き戻しが大変、ケーブルをたぐり寄せて整える補助者が必要です。ドラム巻く手が腱鞘炎になったそうです。
次に考えたのがローラー式。ケーブルを乗せるローラーを約10m間隔で右側土手の下に設置しケーブルの敷設と巻き戻しの労力を軽くするアイデアです。6月27日(木)、マサヤスさんと友人、筆者、それに射場の松田さんにも手伝ってもらって、ローラーを設置しました。30個以上あるでしょうか。
昼食後、実際にケーブルを敷設しテストしました。ケーブルを引く方法はケーブルを巻いてあるドラムを6射座側に置いて、一人が先端のRCAピンプラグ側を持って、ケーブルをローラーに乗せながら引いていきます。一人はドラム側でケーブルの出し量を調節します。ドラムをケーブルの引くままに自由にしておくと回転し過ぎてケーブルが乱れてしまいます。100mぐらい行ったところでもう一人、中間でケーブルの引きを補助してやるとケーブルの伸びにも負担がかからず楽に短時間で済みます(2人でもできますが3人いるといいです)。標的を張って映像テスト、バッチリでした。
戻すときは、ケーブルの先端を自由にしたあと、ドラム側で巻き戻します。このときも100mぐらいの中間で、もう一人ケーブルの引きを補助してやるといいです。戻すときは2人で十分です。
ケーブルが複数ある場合は、1本引いたら敷設したケーブルを一旦、ローラーから外し下に置いて、次のケーブルを引くやり方です。大会のときは、数人でやれば6本でもそんなに時間をかけないで行けそうです。
最近の情報では3C2Vの同軸ケーブル300mを13500円くらいで入手した人もいるようです。ということで、秋の大会ではケーブルが主流になって無線方式は終わりのようですね。ケーブル式を考えて実現したマサヤスさんの熱意と努力に感謝、感謝です。
舟形300m用無線ビデオ監的システム改(2012/8/20)
2.4GHz高出力映像・音声ワイヤレスシステム(送受信機セット) WS-2400G
電源 12VDC (ACアダプター付き)
チャンネル数 4ch
最大電波到達距離 約300m
価格 23,800円
販売 ワイケー無線
送信機側電源はリチウムイオン電池10個のバッテリーBOX(緑色)で12V供給してます。映像は安定していてバッチリです。ベンチ・サクランボ大会のとき、湖東さんに6台用意してと云われました。うーん、お金が・・・
舟形300m用無線ビデオ監的システム (2011/5/15)
2010年の舟形は陽炎がよくでました。陽炎が出るとどんな性能のいいスコープでも弾痕が見えません(特に弾径が小さいと)。グルーピングはいいのに着弾点が変位してるため点数がのびず点数制の大会ではがっくりくることがあります。ベンチの大会でも1発ごとの弾着が確認しにくいため5発連続で撃って結果は標的を回収してからみたいな情けない撃ち方になります。
それを解消するために無線ビデオトランスミッターを使った監的装置を作りました。
この方法は既に山形Sさんなどが使っています。ただ、ビデオトランスミッターの電源が12Vだったりしてバッテリーに難点がありました。そこでスマートフォンなどの5Vのモバイル用バッテリーで駆動するトランスミッターを探しました。
中国製のビデオ信号トランスミッター、仕様書では電波到達距離100mだったので300mで使えるのか心配だったけど、やってみたら弾痕がはっきり見え、スコープでは得られない安心感があります。サイト合わせもSB感覚で数発でできるようになりました。また風で流されたのか撃ち方でずれたのか区別できるようになりました。これは使えます!
参考に機材一覧と価格を追記しました。システム価格は約65,000円です。
ビデオカメラ CANON iVIS HF R11 30,000円
ビデオカメラは型落ち品でよい。オートパワーカットオフ機能のないもを選ぶ。 レンズはズーム倍率、光学で10倍はほしい
無線ビデオトランスミッター TRANSVISON-PRO 12,000円
中国製(レシーバーとセット)、電波 2.4MHz チャンネル数 4ch、送受信距離 最大 100m (仕様書では)
無線ビデオトランスミッター用バッテリー FILCO PowerBank slim3.0 5,600円
出力 5V/1,200mA、モバイル用リチウムイオン電池(充電式)、携帯の充電にも使えすごく便利
液晶モニター BENQ 15.6インチ 9,000円 入力 RGB
液晶モニター用ビデオ信号変換切替器 IOdata VA BOX 2 8,000円
アナログビデオ信号をRGBに変換するもの