260 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:25:04 ID:0.1P59AY0Case9.5-Tips1 因縁
( ^ω^)「おっおっお。今日はお休みだお」
( ^ω^ )「なんとなく駅前をブラブラしてるんだお」
( ^ω^)「今はBOONK OFFに行ってきたところだお」
( ^ω^ )「戦利品は帰ったら読むお」
12:45
(^ω^ )「……ちょっとおなかが空いてきたお」
( ^ω^ )「ヌケドにでも行くお」
261 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:25:38 ID:0.1P59AY0
【ヌケドナノレド筆腐店】
Nukedo Nanoled::::::::::::::::: _______________ ▲ ____ :::::::::::..: || / / || □] |....ナ | ::::::.: : ||/ / || ▼ ___________ |.. ゲ....| :::: : || / / .|| | | | |....ッ .| || / ,l| | | | |. ト .| || / || | | | | フ .| || ( )〇 ( ) l| | | | |....ェ .| ____|| と つ ⊂ つ / || | | | | ア . | (⌒;;;)| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| (⌒;;)  ̄| ̄ || | | | 開 | ( ;;;⌒;;)| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄(⌒;;;;;; ;;) ̄ | | | | 催 | , .,.;;;;( ,.,;;;;,) | ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄(⌒;;`;´;` ,;;;;.,. ,;;;;)___| | | | 中 | 三三三三三i/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|三三三三三三三i/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄
262 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:26:12 ID:0.1P59AY0
(;><)「いらっしゃいませなんです!」
| ェェ ,.、ェェ |「いらっしゃいませ!」
┐│λλλλλλ││λλλλ││λλλλλ┘
(;^ω^)「おっおっ。混んでるお」 _( ゚∀゚)「あれ? ブーンじゃねーか」
( ^ω^)「おっ、ジョルジュおいすー」
263 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:26:45 ID:0.1P59AY0 _( ゚∀゚)「お前何食う?」
( ^ω^)「新しいサムライヌケドでもチャレンジしようと思ってるお」 _( ゚∀゚)「そうか。俺は何にするかなぁー」
( ^ω^)「おっ、今日はハンバーガー ドカ食いじゃないのかお?」 _( ゚∀゚)「何かマンネリかなーと思って」
( ^ω^)「え、そんなにヌケド通ってるのかお?」 _( ゚∀゚)「最近は週一くらい? 深夜だと選択肢少ねーのよ」
( ^ω^)「あー、夜の仕事だから」 _( ゚∀゚)「そうそう。今日は休みだけどな」
( ^ω^)「あれ? でもバーなら賄いとか出るんじゃないのかお?」 _(;゚∀゚)「……自分で作って自分で食うのも何か面倒でなー」
( ^ω^)「なるほどだお」 _(;゚∀゚)(危ね、最近バーの方はあんま出てないからな……)
264 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:27:19 ID:0.1P59AY0
(゜3゜)「お待たせしました」
( ^ω^)「おっ。注文しとくから席取っといてくれお」 _( ゚∀゚)「了解。じゃあ例のやつで」
(;^ω^)「結局それかお。相変わらずだお」
(゜3゜)「店内でお召し上がりですか?」
( ^ω^)「はいですお」
(゜3゜)「ご注文を」
( ^ω^)「ニンニク醤油のセットとハンバーガー6個、あとコーラのM単品で」
(゜3゜)「セットのお飲み物はどうなさいますか?」
( ^ω^)「コーラでお願いしますお」
(゜3゜)「2060円になります」
(;^ω^)(あれ? ヌケドってこんなに高かったかお?)
265 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:27:53 ID:0.1P59AY0
( ^ω^)「えーと……」 _ヾ( ゚∀゚)「おう、ここだここだ」
( ^ω^)「飲み物はコーラでよかったおね?」 _( ゚∀゚)b「Yes! 食品添加物でキレやすい若者になって、日本の将来を支えるぜ!」
( ^ω^)「おっおっ。そのセリフ懐かしいお」 _( ゚∀゚)「やー、昔はここでよく駄弁ったもんだ」
( ^ω^)「ここでジョルジュがタバコ吸ってないと違和感あるお」 _( ゚∀゚)「全面禁煙になっちまったからしゃあなしだな」
((Π)) ブーン! ブーン!
( ^ω^)「おっ? Linerだお」 _( ゚∀゚)「おっ、ツンからか?」
( ^ω^)「あ、ツンだお。何か暇みたいだお。せっかくだから呼ぶかお?」 _( ゚∀゚)「ん? いいんじゃねーか?」
( ^ω^)「把握」
266 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:28:31 ID:0.1P59AY0
―――。
( ^ω^)ノ「あ、ツンおいすー」 _( ゚∀゚)ノ「よっ」
ξ゚⊿゚)ξ「……何でいるのよ、あんた」 _( ゚∀゚)「えっ。流石に酷くないかそれ?」
ξ゚⊿゚)ξ「はぁ……まあいいけど」 _( ゚∀゚)「えぇー……何だ、デートのつもりだったか?」
ξ;゚⊿゚)ξ「そ、そんなんじゃないわよ!」
( ^ω^)「おっおっ。相変わらず二人は仲がいいおね」
_( ゚∀゚)ξ゚⊿゚)ξ「「どこが??」」
( ^ω^)「そういうとこだお。長年のコンビネーションだお」 _( ゚∀゚)「確かにブーンより若干付き合い長いが」
ξ゚⊿゚)ξ「まあ腐れ縁みたいなもんよね」
267 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:29:05 ID:0.1P59AY0
( ^ω^)「ところでツンは何も頼まないのかお?」
ξ゚⊿゚)ξ「レモンティー、ホットで」
(;^ω^)「……買ってこいってかお」
ξ゚⊿゚)ξ「並ぶのめんどい。お釣りは取っといていいからお願い」
( ^ω^)「まあいいお。買ってくるお」 _( ゚∀゚)「あ、ついでに炭焼きヌケドバーガー2個頼むわ」
(;^ω^)「まだ食うのかお。まあ把握だお」
268 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:29:39 ID:0.1P59AY0
┐│λ││λλ││λ┘
( ^ω^)「助かった、結構空いてきてるお」
( ^ω^)「……あっ、ドクオ」
('A`)「ん? ああ、ブーンか」
( ^ω^)「今終わったのかお?」
('A`)「ああ」
( ^ω^)「丁度よかったお。みんな集まってるお」
('A`)「ん?」
269 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:30:12 ID:0.1P59AY0
('A`)ノ「よう」 _( ゚∀゚)「あれ? ドクオ?」
( ^ω^)「丁度バイト終わったらしいお」
ξ゚⊿゚)ξ「それは良いタイミングだったわね」
('A`)「まあそういうことだ」
ξ゚⊿゚)ξ「ネギだくバーガー? あんたまだそれ好きなの?」
('A`)「ネギ好きだからな。これは外せん」
( ^ω^)「青菜といいドクオはシャキシャキした野菜に目がないお」 _( ゚∀゚)「俺はやっぱ肉だな肉」
('A`)「だったらダブルとかにすりゃいいのに相変わらずバーガーか」 _( ゚∀゚)「安いからな」
ξ゚⊿゚)ξ「そうは言っても結構値上がりしてるみたいね」
('A`)「そうだな。それに連れて客層自体変わってきてる気がする」
( ^ω^)「確かに昔と雰囲気違う気はするお」
270 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:30:46 ID:0.1P59AY0
ξ゚⊿゚)ξ「それにしても……こうやって四人でヌケドにいるの、なんか懐かしいわねぇ」
('A`)「そーだな」 _( ゚∀゚)「タバコ吸いたくなるわ」
('A`)「わかる」
ξ゚⊿゚)ξ「あんたら未成年なのに吸ってたものね。不良よ不良」 _( ゚∀゚)「割と反省はしてるぞ。マジやめらんねぇ」
('A`)「だな。興味本位で手ぇ出すんじゃなかった」
(;^ω^)「まあ吸い始めが早いとやめられないってよく聞くおね」
ξ゚⊿゚)ξ「自業自得だわ。別に吸うの自体は止めないけど」
('A`)「親父さんはまだパイプ吸ってんの?」
ξ゚⊿゚)ξ「そうね」
( ^ω^)「おっ。あれは小さいころ憧れたおね」
('A`)「ああ、めっちゃサマになってたからな」
ξ゚⊿゚)ξ「確かに凄く似合ってるのよねぇ……」
271 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:31:20 ID:0.1P59AY0
('A`)「しかし、またこの店で集まる日が来るとはなぁ」
ξ゚⊿゚)ξ「その点に関しては、どっかの糞ビッチにちょっとだけ感謝するわ」
(;^ω^)「呼び方に感謝の欠片も感じられねーお」
('A`)「まあ感謝するような相手でもないが言い方」
ξ゚⊿゚)ξ「ブーンを薬漬けにしようなんて許せないわ」 _( ゚∀゚)「それは同意だ」
('A`)「あんま死人に対してどうこう言ってもな」
ξ゚⊿゚)ξ「それは……そうだけど」
( ^ω^)「……」
('A`)(実際、ブーンはどう思ってるんだろう?)
272 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:31:54 ID:0.1P59AY0 _( ゚∀゚)「そういやぁよぉ。ドクオはここのバイト長いよな?」
('A`)「ああ」
ξ゚⊿゚)ξ「正直、似合わないわよね」
(;^ω^)「確かに似合わねーお」
('A`)「俺もそう思ってる」
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあなんでここでバイトしてんのよ?」
('A`)「いや、なんとなく。他に思いつかなかったから。変えるのもめんどいし」
( ^ω^)「あー……」 _( ゚∀゚)「逆にブーンのとんかつ屋は似合い過ぎる」
( ^ω^)「どういう意味だおそれ?」
ξ゚⊿゚)ξ「ぷっ……確かに店名が小豚とか出来過ぎよね」
( ^ω^)「おい、人の身体的特徴をあげつらうのはやめるお?」
('A`)(よくまあ好きな相手にそんなこと言えるよなツンのやつ)
273 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:32:27 ID:0.1P59AY0
(;゜3゜)「茂手内さん」
('A`)「あ、田中君」
(;゜3゜)「今日の夜って暇ですか?」
('A`)「ん? どうかした?」
(;゜3゜)「何か高田さんのお父さんが倒れたとかで」
('A`)「えっ、マジか。大丈夫なの?」
(;゜3゜)「命に別状はないらしいんすけど、今日は休みたいとか」
('A`)「うーん……流石に朝夜はしんどいなあ」
(;゜3゜)「ですよね……」
('A`)「他の人は?」
(;゜3゜)「高田さんから連絡取ってるみたいです。とりあえず砂緒さんには断られたとか」
('A`)「あー、まあ砂緒さんには真っ先に連絡するよね」
(;゜3゜)「高田さんの代わりとなると結構限られますからね、最悪店長が24時間営業するらしいっすけど……」
('A`)「あー……それはちょっと可哀想だから一応考えてはみるけど」
(;゜3゜)「よろしくお願いします。俺はちょっと無理なんで……」
274 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:33:00 ID:0.1P59AY0
( ^ω^)「おっ。どうするんだお?」
('A`)「うーむ……悩ましい。明日は朝から講義だし」
ξ゚⊿゚)ξ「それは普通にやめといた方がいいと思うわよ?」
('A`)「だよなあ。砂緒さん空いてればよかったんだが」 _( ゚∀゚)「そうだな」
ξ゚⊿゚)ξ「ん? 長岡、知り合い?」 _(;゚∀゚)「んっ……ちょっとドクオから聞いたことあってな。すげー人がいるって。なっ?」
('A`)「……ああうん、そうだな」
( ^ω^)「おっおっ。二人がそんな話をしてるとは意外だお」
ξ゚⊿゚)ξ「砂緒……ニート?」 _( ゚∀゚)「ん……?」
ξ゚⊿゚)ξ「砂緒ってニートの名字じゃなかった?」 _( ゚∀゚)「あー……言われてみりゃそんな奴もいたな」
(;^ω^)「その言い草はさすがにひでーお」
275 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:33:33 ID:0.1P59AY0
('A`)「あいつギリギリまで進学も就職も決まってなかったなぁ。今ごろどうしてるんだろ」
ξ゚⊿゚)ξ「そうだったの? だったら名前通りニートになってるんじゃない?」
('A`)「んー……あいつの性格からして家族に迷惑だけかけるような選択はしないと思う」
( ^ω^)「ドクオは結構仲良かったと思ったけど連絡取ってないのかお?」
('A`)「そうか? どちらかというとツンとジョルジュにビビってお前らが距離取られてた感じだったが」 _( ゚∀゚)「あー……昔はヤンチャだったからなツンは」
ξ゚⊿゚)ξ「何よ失礼ね」
('A`)「何かとすーぐ手が出る人間をヤンチャと呼ばずして何と呼べばいいんだ?」
ξ゚⊿゚)ξ「それを言われると……そうだけど」 _( ゚∀゚)「ブーンに絡んだ不良気取りは軒並み刈られたもんな」
('A`)「いやお前も「長岡、やれ!」「OK!」って二つ返事でノリノリでボコってたじゃん」 _( ゚∀゚)「HAHAHA!」
(;^ω^)「正直二人だけ世界観違ったお」
('A`)「よくまあ退学とかならなかったもんだよ」
276 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:34:07 ID:0.1P59AY0
ξ゚⊿゚)ξ「プギャーなんてのもいたわね」
('A`)「……」 _( ゚∀゚)「ああ、あいつなら半年くらい前に見たぞ」
(;^ω^)「mjsk」 _( ゚∀゚)「美容室で見習いやってた。確か本名は吹屋だったよな?」
('A`)「ああ」 _( ゚∀゚)「狼牙風風拳? って訊いたら「人違いっすwwwサーセンwwwww」とか言ってた」
(;^ω^)「意味が通じてる時点で本人だお」
ξ゚⊿゚)ξ「へぇー。あのヤムチャが美容師ねぇ……」
―――。
277 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:34:41 ID:0.1P59AY0;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;
278 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:35:14 ID:0.1P59AY0
【武運敬保育園】
: | i . ' , ' ○ ― ‐ ‐ ヽ [三三三三三三三三三三三三三三三三三三三 | ,;:⌒;~:ヾ | | ̄ ̄| ̄ ̄|| ̄ ̄| ̄ ̄|| ̄ ̄| ̄ ̄|| ̄ ̄ (.;::):):^;,:. | |// |// ||// |// ||// |// ||// .;ヾ..ゝヾ):) | | //| //|| //| //|| //| //|| //  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|i┳┳┳┳┳┳┳┳┓ ,' ┏┳┳ ______ ||┃┃┃┃┃┃┃┃┃_┃┃┃ ;;{.武運敬保育園.};;;;;||╂╂╂╂╂╂╂╂╂―╂╂╂  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |l┃┃┃┃┃┃┃┃┃ ┃┃┃ ||┻┻┻┻┻┻┻┻┛ ┗┻┻  ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ~
279 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:35:47 ID:0.1P59AY0
へ (^Д^ ) 「ほれ!」 ≫ ̄ ̄ ̄ ̄彡ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄⌒ \ 彡____人 )  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ) 「ブヒッ!」 /||llυ||lυ||l ヽミ |. | |(〇) (( ( ;;-=- ̄=─ ̄ '⌒ヽ〉 | | ‘,'.∴・,‘.| (__人__).(ヽ-=_二__ ̄ \ | | ,'.・∵ \______/  ̄\ / / (__)) ヽ .\__/_丿 | | ヽ .| | | |______) | |
\\\ (⌒\ /⌒ヽ \ ヽヽ( ^Д^.) 「ぐはははは!」 (mJ ⌒\ ノ ∩ / / ( | .|/⌒ヽ /\丿 | ( υ) (___へ_ノ ゝ__ノ 「や、やめてお!」
/⌒ヽ \ ( ^Д^.) 「やめるかバーカ!」 \\ ⌒\ \\ / / ( \\ ⌒ヽ ドスッ! /\丿// ( υ) (___へ⊂二二__ノ 「でぶっ!!」
280 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:36:22 ID:0.1P59AY0
(;゚ω(;.;)「ふおおおおっ?!」
(;'A`)「ブーン!」
( +ω(;.;)「おっ……おっ……」
m9(^Д^)「プギャーwwwwww」
( ;ω(;.;)「おねがいだお……もうやめてくれお……」
(;'A`)「や……やめなよフキヤくん!」
( ^Д^)「……は? おまえナニサマ? うざいんだけど」
ノハ;´_`)「ど、ドクオくん……!」
( ^Д^)「シねっ!」
(+A+)「いたっ! いたい! やめてよ……!」
ξ )ξ「やめろクズやろお!!」
( ^Д^)「ああん?」
281 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:36:55 ID:0.1P59AY0
ξ゚⊿゚)ξ「ねんちょーぐみがそんなことしちゃだめなんだよ!」
( ^Д^)「は? そんなのカンケイねーし」
ノハ´_`)「あれはこのまえひっこしてきた……ツンデさん……だっけ?」
(;'A`)「いってぇー……」
ノハ;´_`)「あっ、ドクオくん。だいじょうぶ?」
(;'A`)「あ、ありがとうニートくん。オレはだいじょうぶ」
ノハ;´_`)「ナイトウくんは?」
( +ω(;.;)「いたいおー……」
ノハ;´_`)「……」
282 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:37:29 ID:0.1P59AY0
( ^Д^)「っていうかダレおまえ?」
ξ゚⊿゚)ξ「あくとうになのるななどないわ!」
(#^Д^)「……ナメやがって。なかされてーか?!」
ξ゚⊿゚)ξ「やれるもんならやってみなさい!」
(#^Д^)「じょうとうだ!!」
_\( ゚∀゚)/「HAHAHA!」
(#^Д^)「?!」
283 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:38:02 ID:0.1P59AY0
. , . ' .∴ ' ( ) ` . ・,‘ r⌒> _/ / 「あべっ!」 , . ’ | y'⌒ ⌒i 「あらよっと」 ,,- ''フ ' | / ノ | _ _ ,,/ ,/ , ー' /´ヾ_ノ ( ゚∀゚/⌒) ,,/ ,/ / , ノ (⌒__/ ノ_,/ ,/ / / / `(__/ ,/ / / ,' ('' )' ,/´つ / /| | | ノ / !、_// 〉 { } / |_/ \_/
284 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:38:36 ID:0.1P59AY0
(#^Д^)「なにしやがる?!」 _( ゚∀゚)9m「スポポビッチ!」
(#^Д^)「わけわかんねーよ!」
ξ゚⊿゚)ξ「こいつはわたしのボディーガードのナガオカよ」
(#^Д^)「こいつ……ナガオカを……えーと……バ……バイシュン? しやがったのか……!」
ノハ;´_`)「うーんと……バイシュウって言いたかったのかな……? それにしてもこんなみじかいあいだにナガオカくんとなかよくなってたなんて……」
ξ゚⊿゚)ξ「ナガさん、こらしめてあげなさい!」 _( ゚∀゚)b「HAHAHA! OK!」
285 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:39:09 ID:0.1P59AY0
(#^Д^)「さきにおまえからやってやる!」 _( ゚∀゚)「ヤムー! ヤムチャ!」
(#^Д^)「だからわけわかんねーって!! これだからガイジンは……」 _( ゚∀゚)「シツレイな。ガイジンじゃなくてスーパーサイヤジンだ」
(#^Д^)「とにかくシねっ!!」
. シュッ! _ _ (#^Д^)=つ (゚∀゚ ) (っ / / ) ./ ) ( \ ( / ̄∪ ∪ ̄\)
パシッ! _ _ (#^Д^)=つ)=(゚∀゚ ) (っ / / ) ./ ) ( \ ( / ̄∪ ∪ ̄\)
(;^Д^)「なにっ?! こいつ、オレのサツジンパンチを……!」 _( ゚∀゚)「HAHAHA!!」
286 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:39:42 ID:0.1P59AY0
(#^Д^)「バカにしやがって……こうなったらみせてやる! ろうがふうふうけん!!」
l\i>ー-.、 ソ ェi l / _ `'ッ ,r'" i' ̄ /´ " '' | / l / 〉. |′ / .、 ,. イ | | (#^Д^)=つ≡つ l 、 l,ノ l ||. | (っ ≡つ=つ ヽヽ、 _,,,ノ_ l l,l. l、_ ./ ) ババババ `'゙'ー‐―‐'゙ `ー`'ー'゙ ( / ̄∪
※解説:フキヤ君は狼と犬の区別がつかないのだ!
( ^Д^)「ぐはははは!! これがオレさまのほんきだぜ!!」 _( ゚∀゚)「……フン」
(#^Д^)「あ?」
287 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:40:16 ID:0.1P59AY0
ババババ _ _ (#^Д^)=つ≡つ)≡⊂=(゚∀゚ ) (っ ≡つ=つ)=⊂≡ ⊂) ./ ) パシ ( \ ( / ̄∪ パシ ∪ ̄\)
_ _ (#^Д^)=つ≡つ(゚∀゚ ) 三 (っ ≡つ=つ ⊂ ⊂) 三 サッ! ./ ) ババババ ( \ 三 ( / ̄∪ ∪ ̄\) 三
_ (#^Д^)=つ゚ ) 「いけませんねぇ」 (っ ≡つ=つ) スッ ./ )./,―、\ ( / ̄∠/三 \) バシッ!
サッ 三 _ _ _ 三 (゚∀゚ ) 丶 | (#^Д^) 三 ⊂ ⊂) | |__/ ) 三 ( \ ,-― ∠/ / 三 ∪ ̄\)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ バタッ!
_( ゚∀゚)9m「あしもとがおるすになってますよ??」
288 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:40:50 ID:0.1P59AY0
(#^Д^)「てっ……てめぇ!!」
(;'A`)「ナガオカくんってこんなにつよかったのか……」
ξ゚⊿゚)ξ「どうだ、まだやるか!?」 _m9( ゚∀゚ )「テラヤムチャwwwwww」
(#^Д^)「この……ナメるな!!」
ξ゚⊿゚)ξ ⊂≡⊂=(^Д^#) 「ろうがふうふうけん!!」 ( ヽ ⊂=⊂≡ ⊂) ./ ) ババババ ( \ ( / ̄∪ ∪ ̄\)
_( ゚∀゚)「!!」
(;'A`)「あぶないっ!!」
ξ ⊿ )ξ「……フッ」
(#^Д^)「?!」
289 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:41:24 ID:0.1P59AY0
───── -─ ,、 ゙、′∵─ / ξ゚⊿゚)ξヽ ──-─,,--・,,,、∴ 、 ) 「あそうっ!!」--( ∧ j i ̄ ̄ ゙゙゙゙̄ --∴・ ∵rニ-/⌒ ヽ-- 勿 ,_ / / __,,,--- ̄ ″″・ i y ノ ノ | 丶ノ ノイ i,,_ノ /─── / / ヽ ─── ,′ y i / /ヽ__ノ / / /─── 巛 ─── ─ / < / 丶 \───── _ _ 巛 ==┐ /ヽ ) // `` || | (_ノ──── // ヽヽ ==┘ / / ~ ~~ (~,,_ノ ....... ....................... ............... . ................ . .. ...... ....................... ............... . .................... . . . .
290 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:41:58 ID:0.1P59AY0
(;^Д(;.;)「なっ!?」
m9ξ゚⊿゚)ξ「さあ、とどめよナガオカ」 _( ゚∀゚)b「Yes!」
_ _ .' , .. _ _ - ― = ̄  ̄`:, .∴ ' ( ) 「ふぐたっ!!」 ,(-'' ̄ __――=', ・,‘ r⌒> _/ / / -―  ̄ ̄  ̄"'" . ’ | y'⌒ ⌒i / ノ | / ノ | / , イ ) , ー' /´ヾ_ノ / _, \ / , ノ | / \ `、 / / / j / ヽ | / / ,' / ノ { | / /| | / / | (_ !、_/ / 〉 `、_〉 ー‐‐` |_/
291 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:42:31 ID:0.1P59AY0
ξ゚⊿゚)ξ ( ヽ_ ⌒,ヽ、 lヽ_ ソ  ̄_/ l ' ~l l l ( ノ ヽ y l ヽ ヽl ヽ ) l ll l l.l ∫ ∩ ∩ l ll ∫ )`i_ )`i l l _____ (  ̄ ̄⌒ ̄ ̄  ̄ ― _ __ _ _  ̄ ̄ ̄ ⌒─‐___/ _ノ`((;.;)Д(;.;))_  ̄ 二、`っ^つ) / /  ̄  ̄ / / ( __( J l,jj,jl,j
292 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:43:04 ID:0.1P59AY0
トv'Z -‐z__ノ!_ . ,.'ニ.V _,-─ ,==、、く` ,. /ァ'┴' ゞ !,.-`ニヽ、トl、:. , rュ. .:{_ '' ヾ 、_カ-‐'¨ ̄フヽ`'|::: ,.、 、 ,ェr<`iァ'^´ 〃 lヽ ミ ∧!::: .´ ゞ'-''ス. ゛=、、、、 " _/ノf:::: ~ r_;. ::Y ''/_, ゝァナ=ニ、 メノ::: ` ;. _ ::\,!ィ'TV =ー-、_メ:::: r、 ゙ ::,ィl l. レト,ミ _/L `ヽ::: ._´ ;. :ゞLレ':: \ `ー’,ィァト.:: ,. ~ ,. ,:ュ. `ヽニj/l |/:: _ .. ,、 :l !レ'::: ,. "
ξ゚⊿゚)ξ「おい、きたないからかたづけておけよ、そのボロクズを」 _( ゚∀゚)「HAHAHA! OKOK!」
(;'A`)「(小声)やべぇーよこのオンナめっちゃこえー。プギャーよりこえー」
ノハ;´_`)「(小声)……あのふたりにはさからわないようにしよう」
293 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:43:38 ID:0.1P59AY0
ξ゚⊿゚)ξ「さて……と」
(;'A`)「(小声)うわぁ……こっちくるよおい」
(;^ω(;.;)「……おっ?」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
(;^ω(;.;)「あ、あの……」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
(;^ω(;.;)「……」
ξ゚⊿゚)ξ「ピザ」
( ゚ω(;.;)
294 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:44:11 ID:0.1P59AY0
m9ξ゚⊿゚)ξ「オトコだったらもっとしっかりしなさい。そこのネクラも、そっちのモヤシも」
('A`)「ネクラ……」
ノハ´_`)「モヤシ……」
('A`)「と、とりあえずありがとう」
ξ゚⊿゚)ξ「フン。あんたたちなんかのためじゃないわよ。 あいつみたいな、カスをいたぶってたのしんでるザコがだいきらいなだけ」
(;^ω(;.;)「カス……」
ノハ;´_`)「(小声)クチわるすぎ……」
―――。
295 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:44:44 ID:0.1P59AY0;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;;::::::::::.:.:.:.: : : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . : : : : : : : : :.:.:.:.::::::::::;
296 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:45:18 ID:0.1P59AY0
( ^ω^)「……僕にとってツンは、ヒーローだったお」
ξ゚⊿゚)ξ「えっ?」
( ^ω^)「何でもないお」
('A`)(何だろ、ヒーローっちゃヒーローなのかもしれないがモヤモヤする……。 ダークヒーローとも違うし……うーむ……) _( ゚∀゚)「まあヒーローぶってたところはあるな」
ξ゚⊿゚)ξ「……若気の至りというやつね」
( ^ω^)「そんなこと言わないで欲しいお。おかげで僕は今こうしているお」
ξ//⊿//)ξ「そ、そう……ならよかったのかしら?」
('A`)「……ま、俺も足向けて寝られんなとは思ってる」 _( ゚∀゚)「実は俺も割と」
( ^ω^)「えっ?」 _( ゚∀゚)「髪の色とかで完全に浮いてたからな俺」
( ^ω^)「あー……」
297 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:45:52 ID:0.1P59AY0
\('A`)/「ツンさん!」
\( ^ω^)/「ツンさん!」 _\( ゚∀゚)/「ツンさん!」
ξ//⊿//)ξ「ちょ、いきなりそういう褒め殺しは――」
.
298 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:46:25 ID:0.1P59AY0__________________________________________________────────────────────────────────────────────────── ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__________________________________________________ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__________________________________________________ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄____________________________________________________________________________________________________──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────__________________________________________________ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__________________________________________________────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────__________________________________________________ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__________________________________________________ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
299 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/21(土) 23:46:59 ID:0.1P59AY0
( ゚ω゚)(゚A゚)ξ゚⊿゚)ξ「?!」 _(;゚∀゚)「な、何だ?!」
(ヽ、00 ∩ ⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃ ,, -‐- \ | |/⌒ヽ 〇 〇 ( ⊂ニニ / /⌒) ) `ー――'′ し∪ (ノ (ヽ、00 ∩ ⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃ ,, -‐- \ | |/⌒ヽ 〇 〇 ( ⊂ニニ / /⌒) ) `ー――'′ し∪ (ノ
――Case9.5本編に続く
306 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:12:16 ID:jQUnHWno0前回のあらすじ・ありがとう。茂手内がいてくれてよかった・修羅道に堕ちた幼馴染に平手見舞ったんだよな、父者・で、ご指名の理由だが。お前ら「五月の声」って知ってるらしいな?
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ | 流石だよな、俺ら | \_ _____ __/ V V d( ´_ゝ`)人(´<_` )b \ /. \ / l l l l //l | | l\\  ̄  ̄.  ̄  ̄
【標準AA環境】
※右のAAのズレない環境が標準です。 | |\|/ | | | | ∧ ∧ |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ | |(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|
307 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:12:50 ID:jQUnHWno0Case9.5「大覚醒」
_.......----‐‐‐‐''''''-- 、..,, _,,......--‐‐''''''´ / ,-‐‐--- ll`‐‐-......,,__ /´ / / l l l ̄`''''‐--..二l―‐-...,,,_ / / / l l lヽ l ̄l l `''''''ー-l / ( ´_ゝ`) (´<_` ) / // ̄ ̄ヽ .l lヽヽ l l l l / G⌒Q ( ∞ ) /''‐、/ / ,,l lヽヽ l l l l ィ__,,.........----―‐‐‐''''''''''''''' ̄´/ l/_,......--‐‐''''´ ̄ l l ヽ-‐ l l / ./ l l l  ̄ ̄ ̄ ̄l ̄ ̄ ̄`l. /. l l ´ l l l_____,,,,......l-----―l.l l l ,,........--‐‐''''''''´l l l ll __........----‐‐''''l l l l l ll l ̄ ̄ ̄`-´ ̄ ̄ ̄ ̄´/ l l l l l / ̄ヽ ll l―――――――――l l / `l l /`ヽ -' ll`'-------------------l------.-------l / ̄ ̄〈 l _,,.,... l l /`ぃンl l l l / ̄ ̄\ ヽ l ....-‐'''´ l/ l l.l l .l l ./ /ヽ l l l ,,..-‐l'´ ヽ/l..l `‐‐‐---..............,,__ l __ l / / l l / l_,,..-‐'' ヽ_/ l l l  ̄ ̄ l l l..--‐T l l 〉‐''´ └---.._l...,,____l `‐-、l l l l l ´`''''''''‐---..........,,____,,......--‐'''''''〈 \__,/ / ヽ___/
308 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:13:23 ID:jQUnHWno0 ________. /_||_| |_||_||三三≡=─f目テ=、____|三三≡=─`て((◎)――(◎)三三三≡=─
( ´ー`)「別に呼び出せばよかったと思うが」
( ´_ゝ`)「いやいや。ここは出向かせてよ」
(´<_` )「署長さんには世話になってますから」
(=゚ω゚)ノ「お二人がいいならいいんじゃないですか?」
( ´ー`)「まあそうなんだが。ガッカリしそうだなと」
( ´_ゝ`)「ん?」
( ´ー`)「探偵事務所の中を見てみたいって言ってたからよ」
(´<_` )「そうなんですか?」
( ´_ゝ`)「別に面白いもんは何もないけどなー」
309 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:13:57 ID:jQUnHWno0 ,..._ ,.r-、 ,ry ヒ;;;::} ィt:、 ,:'::::// '''´ ,、.、 ,..,..._ {:::}::}/::::r'ノィー::、 ヾ、゙、//::::jr;::、 ,rヾ''"ゞ=' 'ヾ.....⊃' ヽ''ヾ:、::;' `''",.=-、 ー'’._ ,r'う {::jj ,.、、 _,...::::::''ヽ ,.,´ {{::::::::ヽ. ,;'"'" ̄ヾ´,.., r::';;〃l'l::::;;:::::::f'_ ヾ'〃) `ヾ::::::/ 〈::::::::/ノ ヾ,jヽ='. ,,ヽへ-(ヾ::゙、 ゞ',.,.、 //::::/ ヾ:::::゙、゙、 {{) {:::jj' ",,,,、 c;、ヽ=' ゙、::゙;ヾヾ/_ ヾ::::/:ノ ,,,,_ (:ヾ'''⊆|:::::|P,r,r:、 ,:'''7 ``' ゙/〃 ゙ー' /:::::;}}`",.,rt:、゙´ //::::/ ゙ー',.r::::、 _`'’ r:::、、ヾ-''n.く:::;:::゙、゙、 ヾー' { ̄:::::ノ!,ィ'r':::| |::::::| |''ヽ`_,,.`'ヘ;r'ノ,..-:、_ _ `='-'" | |:::::| ___. |::::::| |_`__|`ii'"''" /7 i'i::l´______|_|:::::| ___|:::「____|:::::::`::::::::::::::::::::}}f´ヽ、`,..,゙、}:::::::::::::::::::::::::::|  ̄ ̄ ̄| ̄|::::::::::::::::::::::::::ゞヾ;;;jj{{;;;ノ{{:::::::::::::::::::::::::::| :::::: [][]::|:::::|:_i二二二ユ;;::「 ,...., ,f;ノ「 ̄ ̄ ̄「|::::||ヾヾ ̄ ̄ 、,...... ._: |:::::|]]]]]]]]]]]]]]]'i||__ ヾ-’_|::::|_____」」;;;;||_ `ヽ、_ ,I、ー'_,!::| :::|--------/'|::::::'゙、 ,i'j:::::::::::::::::::::::::| ヽ...|、`ヽ、 |lllll :|::::::::: |..|:::::|-------/;';'.|::::::::}}||::::::::::::,rr---:|ヽ. \ヽ、.|| .|lllll :|::::::::: |,,!:'"-------/::;' :||「 ̄ ̄ ̄ ̄:|` ̄ ̄_|_\. ヽ、、l !lllll TTTTTTTTTTTTTT:::;' :|l'| ̄ ̄「「「ニ|ニf(二二..))\ `゙、=== .LLLLLLLLLLLLL!::;' ::||'|:::::::::::::|.|.|..|ヾ;;|、;;;;;;;;;;;;;;;;! \ |::::::: ニニニニニニニニ]' ::::|.|'|::::::::::::::|.|.|..|ヾ.| : :::::::::::::|゙、 `、!::::::
310 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:14:30 ID:jQUnHWno0
(;´_ゝ`)「な、何だぁ!?」
(´<_`;)「ビ、ビルが爆発した!?」
(;=゚ω゚)ノ「えっ、えええええっ!?」
(;´ー`)「嘘だろ……!?」
(;´_ゝ`)「ど、どうする白根さん? 現場向かう?」
(;´ー`)「……ああ、悪いがそうしてくれ。流石にほっとけねーよ」
(;=゚ω゚)ノ「あ、じゃあ署長に連絡します!」
(;´ー`)「任せる」
(´<_`;)「む、これは……渋滞しそうだな」
(;´_ゝ`)「……すぐそこだし、ここで路駐するか」
(;´ー`)「立場上あんま推奨は出来ねーが……仕方ねーな」
311 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:15:03 ID:jQUnHWno0【筆腐駅前】 ┌──‐┐、.. | ΟΧ.│.:|.. |デハ゜ー.ト|..::|─┴──‐┴┴─────────┐ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄.||_,|| ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄.|夜|:二二二二二二二二二二二二二二: |九|: |  ̄|  ̄|  ̄||: |  ̄|  ̄|  ̄||: |  ̄|二|時|: | | | ||: | | | ||: | |二|迄| ________________l!二二二二il二二二二il二二二二il二|営| lニl |」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」____,| |____,| |____,| |_____,|業| | :| | ΤΟΥΑΤΑ ショールーム __二| | | | | | | | | | | | |  ̄|. _|=| |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`|| |. ̄二| | | | | | | | | | | | | |. |■| :| |. // _____. || |/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|. |□| :| |/_____ (New Model) || | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(OXデハ゜ート) ̄ ̄|  ̄| :| | [SportsCar]. /  ̄ ̄ ̄ ̄ || | ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|| ̄|  ̄ ̄ |  ̄ ̄ || ̄|| | :| |  ̄ ̄ ̄ ̄ .__. || |/||/||/||/||/||/| [|] ||/|| |=| | ∠二Tヽ //--´ロロ`--、 || | //||/||/||/||/||/| // | // ||/|| [| :| | {゚=゚゚O-O// ‘ー○――○ー'..|| |// (ヽ、00 ∩ ⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃ ,, -‐- \ | |/⌒ヽ 〇 〇 ( ⊂ニニ / /⌒) ) `ー――'′ し∪ (ノ (ヽ、00 ∩ ⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃ ,, -‐- \ | |/⌒ヽ 〇 〇 ( ⊂ニニ / /⌒) ) `ー――'′ し∪ (ノ
312 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:15:38 ID:jQUnHWno0
「早く逃げろ!」「いてっ!」「おーすげー、ほんとにビルがぶっ壊れてるよ」「一体何が起こったんだ!?」「爆弾テロだ!!」「やべぇ、これはwktk」「うわっ、押すな!」「おいおい……夢だろ、これ」「逃げろぉぉぉ!」「まさか日本でこんなことが……」
( ´ー`)「ちっ、野次馬が多いな」
( ´_ゝ`)「俺らも野次馬に見えてるだろうけどな」
(´<_` )「確か老朽化で休業中のビルだから人的被害はなさそうだが……」
(=゚ω゚)ノ「消防は手配済らしいですし、ひとまず聞き込みしますか?」
( ´ー`)「ああ、誰か目ぼしいやつは……」
(´<_` )「むっ? あれは」
( ´_ゝ`)「……何やってんだあいつら」
313 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:16:11 ID:jQUnHWno0 _(;゚∀゚)「いや、だから、早く逃げろって!」
ξ#゚⊿゚)ξ「だったらあんたも逃げなさいよ!」
(;^ω^)「そうだお! ジョルジュを置いてけないお!」
(;'A`)「あー……ジョルジュ。ここは一旦逃げようぜ? な?」 _(;゚∀゚)「で、でもよぉ……」
ξ#゚⊿゚)ξ「あーもう! こうなったら力づくよ! あんた達も手伝いなさい!」ガシッ!
(;^ω^)「わ、わかったお!」ガシッ!
(;'A`)「すまんな」ガシッ! _(;゚∀゚)「お、おい」
( ´_ゝ`)「……何やってんの君ら?」
_( ゚∀゚)ξ゚⊿゚)ξ( ^ω^)('A`)「「ん……?」」
314 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:16:44 ID:jQUnHWno0
(;'A`)「あっ、探偵さん! 刑事さん達も!」
(=゚ω゚)ノ「すみません、お話を聞かせてください!」
( ´ー`)「何が起こったんだ? 見てたのか?」
(;'A`)「は、はい。ヌケドにいたんですけど急に正面のビルが爆発して」
( ´_ゝ`)「他には?」
(;'A`)「ええと、マジでそれだけです。何の予兆もなかったですし……」
(´<_` )「ふむ……」
( ´_ゝ`)「こんなところで爆弾テロとは思えんし、老朽化してたって話だから何かの事故か?」
(´<_` )「もしくは……あっち面か」
( ´_ゝ`)(破壊の規模としては雨霧さんならやれそうな気はするが……いくらなんでも意味不明だ)
( ´ー`)「おい、何も知らねーってことなら早くここから離れろ。嫌な予感がする」
(;^ω^)「そうしたいんですけどお……」
ξ#゚⊿゚)ξ「こいつが残るって言って聞かないのよ!」
315 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:17:18 ID:jQUnHWno0 _(;゚∀゚)(あー……この人達来たなら、この場は任せて店に向かうか)
(;'A`)「おい、刑事さん来たしもういいだろ?」 _(;゚∀゚)「あ、ああ」
(;^ω^)「んじゃとっとと離れるお!」
ξ#゚⊿゚)ξ「まったく、世話が焼けるんだから!」
「「う、うわああああああああッ!?」」
(;´_ゝ`)(;=゚ω゚)ノ「「!?」」(´ー`;)(´<_`;)
316 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:17:51 ID:jQUnHWno0
゜。゜ (iii゚O゚) 「はぁ、はぁ」 ノ つつ 三 ⊂( Y ヽ)
゜。゜ (iii゚O゚) 「はぁ、はぁ」 ノ つつ 三 ⊂( Y ヽ)
.∴' _ ・ ;. ビッ! ∴' ', ・,' ;*;∵; ζ。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━+・.;,;ヾ∵ , *; ・∵ ボンッ! ノ つつ 三 ⊂( Y ヽ)
317 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:18:26 ID:jQUnHWno0
(;゚ω゚)(;゚A゚)ξ;゚⊿゚)ξ(;゚∀゚) 「「なっ……!?」」
/ ̄/ココ / ̄/ココ / ̄/ココ ./ ̄/ココ / ̄/ココ / ̄/ココ ./ ̄/ココ / ゙ー-; / ゙ー-; / ゙ー-; / ゙ー-; / ゙ー-; / ゙ー-; / ゙ー-; / /ー--'゙ / /ー--'゙ / /ー--'゙ / /ー--'゙ / /ー--'゙ / /ー--'゙ / /ー--'゙ /_/ /_/ /_/ /_/ /_/ /_/ /_/
「う、うわー!! 今度は人が爆発したぞ?!?!」「ひ、ひぃぃぃぃ?!」「死にたくねぇっ!」「逃げろぉぉぉぉぉっ!!!」「やべぇ! これはやべぇぇ!!」「爆弾テロってレベルじゃねーぞ!!」
318 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:19:02 ID:jQUnHWno0
(;゚ω゚)「ひっ、ひぃぃ!?」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
(;´ー`)「ちっ、どうなってやがる。一瞬、ビームみたいなもんが見えたが……」
(;´_ゝ`)「……こうなってくるとあっち面としか思えん」
(;=゚ω゚)ノ「あっち面……ああ」
(´<_`;)「この規模の破壊活動が出来そうな人間に心当たりもありますし」
(;´_ゝ`)「別人だろうがな。あの人じゃ考えられないやり口だ」
(´<_`;)「そう言われると……そうかもな」
ξ ⊿ )ξ「……う゛っ」
(;゚ω゚)「ツン、大丈夫かお!?」
ξ;゚⊿゚)ξ「も、問題ないわ」
319 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:19:36 ID:jQUnHWno0 _,. |. l、,..-"゙'' ― 、__. ./ ./ ! .゙く_./ ゙';;./ _ 、 .゙iリ,、 .ノ .! ._,./ ./l゙ `l、 r-/ .リ'-./ . ノ゛ _i_/ ,!.,, ~゙ヽ. { _| `L,¨.! ./'ヽ、. 弋 .\ .... ゙'、 . ..二二=─ l|─=二 ゙l-''''゙‐ '、 __ -./ ゙´ /.| .i、 / / l゙ "くミ,,,_ │ i / V L//│ ." \,,-‐'"゛ .そ l.! _.'゙.. -. ,i`l- 、__>┐ .ヽ ._ !゙"'''''' ,て l .l√ ″ ./ ! . >ヽ ``|゙''' ´´ ヽ i .、 、 ._ .,,x./ || ! .! .! ,ィ ."---ー‐フ .ノ_..-''''''L ‐'""i| ‐|.l .''''゙ヽ .iー/'、 ./ .`" .! l/ l .,i !_/.! /〃´ ゛ ." ,!.l ゙'、| ゙' _____< ! .゙‐'__ ! ..、 ., ‐″ ! .|, .゛ ,,.> .,ト ! ., -′ '"゛`゙''. ゙'i ! .、 | l \、!、 :! .′ /、 ヽ ! ! _、 i / -〃´. 、 ! l -ィ′ .. ..i、 │ l ',゙....、ヽ 、 l′ ., / .| '"──ー 、.,, i/冖' ゙lヽ .i、 l.ヽ│ },、 ゙l'"''ヽ, .,/ ヽ/ | .` ‐、、 . ,ノ:! | ,,、 .i! .ヾ'"ン'^} `゙ 巛, ,// ,//.l゙ ,/´ .丶 ,゙;;i./ .ィ'.二=─ iリ ヽ''" l .゙l ヽ 、 / ゙‐r/ ,, !'" __ .、 i、__‐ ー___\て”´ / |、. ..,-‐''" , .! / __. / \.,..-'"´ メ ̄Lr从;;='゙.- -''"´ `>ニ=-,. ill / |'、"'-|、 / ,,- l._l゙ `ヽ / .l, ″ ./弋 l lノ │ \ `''-、 .i′ .l゙ |冖| `'、 ! |ヽ __ ,ir .l゙ | `''、 ."\ .`'r'" ゛ `v .! . ̄二=─ │ ヽ/ . ´ ,, l-- ヽ‐ て │`'''- .{ ゛ . l |_ l ヽ , .'゛ - __‐|゙、
(;´ー`)「くそっ、好き放題撃ってやがる……あそこか!」
(;´_ゝ`)「野次馬減ってくれたお陰で視界が通ったな」
320 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:20:10 ID:jQUnHWno0
「ふははははは!! 逃げ惑え愚民どもがッ!!」
.
321 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:20:44 ID:jQUnHWno0 __o / ―|―" __ . /  ̄| ̄ ヤ ツ ∧ ∧ (#^Д^) /⌒ / (ぃ9 | /┃ ∧ ../ ┃ ∧_二つ |.┃ \ / ┃~\ \ / ,,┃ > ) ./ ..ノ┃ / / / ./...┃ / / `/ / .┃ ( ヽ (_) .......┃\_) . ┃ . ┃ . ┃ . ┃ . ┃ . ┃ . ┃ . ┃ . ┃ . ┃ . ┃
322 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:21:18 ID:jQUnHWno0 | 、 | l \ ! ” | / 、 | l / ヽ ヽ ! / ・ \ ⌒ / / l / , ” r、 | ,、 ―━┓ \ r‐、_ ・ L/ い \ L/ _/ ___ .: /^ _,ィ /  ̄ ,、 ,、 , "´ ̄ ̄ ̄`゛ " 7/ / ” ・ L7 し ` 、 _ , ´ 、 " ト7 ・ / .: ” : . \ / レ' . 〃 . / / ' | : V ” . 【 , {i ; ∨ , " / ] /| / ノ( し V . イL_ ,イ :. ・ |V | ' / , _ , " 7 -‐ ⌒ : : / 、|\ | V , ィ , "´ / , ・ _ ~"て : :く } \ V .: : :く/(_ ,ィ _ -‐ "て / =-‐ ⌒ : : :て_____ >: : : : : : : : : / __: : : . . . . . . . . : : : : . . . : : : : : : : : . . . -‐<二 ̄ ̄  ̄ ̄フ ⌒"`~ ⌒ ̄""7 ―- ⌒\_て ̄ ̄ ̄> ―- て: : : ―==‐- て ̄ ̄ ' / | | 、 \ / / i |! l 、 \ ヽ ' / | ! ! ヽ | \ |
323 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:21:51 ID:jQUnHWno0
(#´ー`)r=-「……あいつか!」
(#´_ゝ`)┫「好き放題暴れやがって」
(´<_`;)(あの顔、どこかで……)
(;゚ω゚)「えっ……!?」
ξ;゚⊿゚)ξ「あ、あれって……!?」 _(;゚∀゚)「おいおいおいおい!」
(;'A`)「嘘だろ……!?」
(;゚ω゚)(;゚A゚)ξ;゚⊿゚)ξ(;゚∀゚) 「「プギャー!?」」
( ^Д^)「ん……?」
324 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:22:27 ID:jQUnHWno0
(#´ー`)r=-「伊藤! 止めるなよ!」
(;=゚ω゚)r==「え、援護します!」
(;´_ゝ`)┫「弟者、切り札切るタイミングは任せる」
(´<_`;)「うむ。……いけそうか?」
(;´_ゝ`)┫「……わかんね。無茶苦茶すぎんだろあれ」
(´<_`;)「ああ……」
(;´_ゝ`)┫「ま、この町の事情考えりゃ、暫く持ち堪えりゃ何とかなる」
(´<_`;)「特課……は怪しいがバーボンハウスか教授か雨霧さんかフィレンクトさんか」
(;´_ゝ`)┫「こんだけ派手にやられたら黙ってないっしょ、どの勢力も」
(´<_`;)「……死ぬなよ」
(;´_ゝ`)┫「おう!」
325 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:23:03 ID:jQUnHWno0 _(;゚∀゚)「おい、ブーン!」
(;^ω^)「こ、腰が抜けて……」
ξ;゚⊿゚)ξ「……ご、ごめん、私も」
(;'A`)「う、流石に担いで逃げるのはきついぞ」 _(;゚∀゚)(どうする……二人担ぐのは重さ的には行けてもバランスが……)
..∧ ∧( ) スッ... 二ニ9 ̄ / |( ) ( )
三(#´ー`)r=-「!?」
三(;´_ゝ`)┫「なっ!?」 _(;゚∀゚)「っ!?」
(;'A`)「ブーンに!?」 _(;-∀-)「……」
326 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:23:37 ID:jQUnHWno0
∧ ∧ ( ゚∀゚)⊃「ヴィップ・スター!!」
.
327 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:24:13 ID:jQUnHWno0 . :;:.,':;":..,,, ヾ> /\ _____ ヾ_,ゝ __,,:::=====:::,, ./^\/ / _ " ';:. :,;':.: ;" /___ ./ . ` ´ ´、ゝ'' \ / /,/ : ; / / ..‐´ ゙ / \ _ ; :.:,;' .;,..::,:'" / \ ./ /\ \ /_,/ ::,;'' ,.,..; / /\/^ / / / `. "';:; :.:, ; ./ / ,; \/ / / ;. ;:; :.:, / / / / / キ i^\ ;゙ ^--' ^--' ゙; \, \ ';:.:,;' .; ;. /丶, .ヽ ; :.:,;' i; 、,. ;i .i ̄ /--;"´ :. :;:; /i|lli; i . .;, 、 , , ` ,i|;iil ̄ ;:;:.:, /゙||lii|li||,;,.il|i;,|il .:." .;,, .i|i,..,.i|||l´i,.il|lヽ , ;:..,;::.''" ..,.,; `;; ":':....:... .:. ,,:: ..:.::.:..;,.. .从 ::., ;:;.., " ';:. :,;':.: ' ". ..: . ..:;" ..,.,;;: .:':.,,"'" ' .. ::::::::::: :::::::::::
328 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:24:47 ID:jQUnHWno0
ξ;⊿;)ξ「ブッ……ブゥーーーン!!」
三(;´_ゝ`)┫「なん……だと……」
(#´ー`)r=-* バンッ!!∧ ∧( ^Д^)「いてっ!?」
(#´ー`)r=-* バンッ!! バンッ!!∧ ∧(;^Д^)「いでででっ!?」
三(;´_ゝ`)┫「うおおっ!!」∧ ∧(;^Д^)「!?」
ゴッ!三(;´_ゝ`)┫)))Д^)「ぬおっ!?」
(#´ー`)r=-「伊藤!」
バシュッ!(;=゚ω゚)r==* --=⊃
329 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:25:24 ID:jQUnHWno0
(;-ω-)「……?」
(;^ω^)
≪メメ^ω^≫ フヨフヨ
(;'A`)「ブーン! ……って何だこれ!?」
(;^ω^)「……? 何かよくわからんけど無事だお」
ξ゚⊿゚)ξ「ブーン!? 大丈夫なの!?」
(;^ω^)「傷一つないお」
ξ;⊿゚)ξ「よ、よかったぁ……!」
≪メメ^ω^≫ フヨフヨ
(;'A`)(二人には見えてないのか……?)∧ ∧(メメ゚∀゚)「くっ……!」
(;'A`)「ジョルジュ!? おい、どうした!?」
330 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:25:59 ID:jQUnHWno0∧ ∧(;^Д^)「なっ、何だこれは!?」
(;=゚ω゚)ノ「き、効いた……!」
(#´ー`)r=-「へッ、特製の蜘蛛糸弾だ。御仏の加護とやらで糞オカルト野郎には効果覿面って寸法よ」∧ ∧(;^Д^)「ぐ、ぐぬぬっ……!」
(#´ー`)r=-「さあ大人しくお縄に――」
(;´_ゝ`)┫「ッ!! 離れろッ!!」
(#´ー`)r=-「!?」
∧ ∧(#^Д^)「ぐ……ぬ……ぬ、おおおおおおおおッ!!」
331 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:26:33 ID:jQUnHWno0 \ ./ , ' ,ヽ | /l / ' ,\ ム / l イ / , \=-_ ' , \ __ムニ=、===-ニム // .// ,イ / / \三=-_ ニ==_/ _=" ( マム-イー"ム/ニ/ // ,イ , \三三三=ニ( 三ム , _三 `ヽ三ニニ./ /ニ/ // / >ニ=~( マム ~== (三==イ三三ム/ _三=-"ヽ _ニ/ マニ=イ 、 /ニ==ニ三=マム_-ニ-" ヽ }ニ ', i ゛ーニム 、 { 、 ノノ ', ヽマニ ヽ\ ヽニ=-人 /" \\ ム /l ヽ ノニム _- ==フ ~=-三三/ヽ三{ ゛ー >ニ/ ム ) ' ニ ニー==ニ=ニ  ̄ _、 ― ∠フ }ニイ三==ム ∠フ {ニ{ o o ノ三三ニ<_-=7 /ヽ ,,,,,,,,== {ニ、゛ーイノヽ\_ o \ ,、 /ハ三== ̄ ̄  ̄ ,,,,,,,,-=ニ三 ̄ {ニ} ノ /三/ / , ,\三ニ=ヽ三≧s。、 -==ニ三三三三三三三==,,三ム、_-=イ/ ∧/ _-==_ }三三三ニ= _ ヽニ≧s。イ ! ∠/ ヽヽ イ ハニ/  ̄==-=-_ {ニ{ { 、 " }ニム _ノ /ニ/ ~===- _ 。s≦ム 入 、_ ノ ノ ゛ー "/=ニム ~==- _ /ニ=テ=ニ三ニ==イヽ、 / ム _// 、 // / /=ニ==-イ三ニ=― ,イ_ノノ=ニ三/ , _。s≦_/ / イニ/ ム/ }ニ`ヽ三=ニ=イヽニ}ヽニ\ /} ./ニ/}三/ , }ニ イヽ // ヽヽ {ニl \ l  ̄ 、゛ ∠/ /_-イ .|/ }ニ // |ニ| }ニニ/ 、 / /ニ// .|ニ| マ/ ./ニ/ .! ! | // ! /
332 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:27:06 ID:jQUnHWno0
(´<_`;)「じ、自分ごと爆破しやがった……!」
(メメ´_ゝ`)┫「くっ……大丈夫か白根さん」
(;´ー`)r=-「あ、ああ。すまねぇ」
(;=゚ω゚)ノ「警部!」
∧ ∧( ^Д^)「……へッ。ミホトケだかミホークだか知らんが大したことないな」
(メメ´_ゝ`)「……分が悪いな」
(;´ー`)r=-「……だな」∧ ∧( ^Д^)9m「さて……おい、お前ら!」
(;'A`)「!?」
333 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:27:40 ID:jQUnHWno0∧ ∧( ^Д^)9m「ヘッヘ。まーだ仲良しこよししてやがったとはな」
ξ゚⊿゚)ξ「プギャー……!」∧ ∧( ^Д^)9m「運がいいぜ。気に入らねえお前らを真っ先にぶち殺せるとは」 _(メメ゚∀゚)「……テメェ、何のためにこんなことをしてやがる?」∧ ∧(#^Д^)9m「あ? んなもん決まってるだろ。気にいらねーからだ!」
(;^ω^)「な、なにがだお?」∧ ∧(#^Д^)9m「世の中全てがッ! 気にいらねェーッ!!」
(;'A`)「……は??」∧ ∧(#^Д^)9m「客も上司もいつも言いたい放題だ! 何故俺があんな輩に「サーセンwwww」 とか言って媚びなきゃならねぇ!? 俺は天才だッ! カリスマ美容師だァーッ!!」
( ・ω・)「これはひどい」
ξ・⊿・)ξ「駄目だこいつ、早くなんとかしないと……」
334 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:28:14 ID:jQUnHWno0∧ ∧(#^Д^)9m「ああ気にいらねェ気にいらねェーッ! 特に気にいらねェのはテメェらだ!!」
ξ゚⊿゚)ξ「はぁ?」∧ ∧(#^Д^)9m「その中で更に気に入らないのがお前だ、ピザ! カスのくせにナガオカ達と仲が良いのをいいことにいきがりやがって……」
(;^ω^)「……」∧ ∧(#^Д^)9m「さぁて誰から肉片になりたい?」
ξ゚⊿゚)ξ「はぁ? あんたが謎の変死体になるのよ」∧ ∧(#^Д^)9m「口の減らねェ女だな。状況わかってんのか?」
(;'A`)(悔しいがこいつの言う通りだ……俺たちの生殺与奪は握られている)
(;´ー`)r=-(クソッ……隙だらけだが、どうする?)
(メメ´_ゝ`)┫「……白根さん」
(;´ー`)r=-「む」
(メメ´_ゝ`)┫「でかいの一発ぶち込む。その後はぶっ倒れると思うが」
(;´ー`)r=-「……わかった、援護は任せろ。伊藤」
(;=゚ω゚)ノ「はい、回収は任されます」
(´<_` )(……ここが切り所、か?)
335 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:28:59 ID:jQUnHWno0
(#´ー`)r=-* バンッ!! バンッ!
三(メメ´_ゝ`)┫
(;^Д^)「いでででっ!?」∧ ∧(メメ゚∀゚)⊃「っ!! ヴィップ・スター!!」
(´<_`;)「!?」
――==三三≪メメ^ω^≫ ――==三三(メメ´_ゝ`)┫!?
――==三三≪メメ^ω^≫)))Д^)「ぬおっ!?」
――==三三(メメ´_ゝ`)┫「ナイスアシストッ!!!」
)))Д^)m9「クッ!!」
(メメ´_ゝ`)┫「遅せぇッ!!」
336 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:29:33 ID:jQUnHWno0| /| /| / ゚ / //( / 。 /: . V: . __ _ ―  ̄: . . <_ -‐ フ _-―  ̄: . . . . . . /  ̄: . . . . . ' ――――――――: . . . _ ´ __ . . . (_ -‐  ̄. .<__ ___ ―――――: . . . . . . . . . . . .  ̄ ̄ ̄. . . . -‐= "" ̄ ̄ ̄ ̄ _______: . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄. . . . . . .: . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .: . . . -‐ ⌒ ―- 、___. . . . . _ -――――  ̄二二二二二 . . /  ̄ ̄ ̄ ̄: .く__  ̄ ̄ ―=― . . r "´ ̄ ̄: . . \ ・ ――― : . .:\____: . . . . . て ̄: . . . . .: . く_ ̄ ̄ o ゚ \ |: . . .\ \!、: . . .\ ). .V: . . . . .\__ \ ノ . .): ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \. . く: .\ `ヽ)「
337 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:30:07 ID:jQUnHWno0
( ゚Д((((「ぐっはああああぁぁぁぁぁッ!?!?」
| | | | | γ ⌒ ⌒ `ヘ ドーン! イ "" ⌒ ヾ ヾ / ( ⌒ ヽ )ヽ ( 、 , ヾ ) ゞ (. . ノ. .ノ .ノ ゝ、、ゝ ノ ノソ ゝ、、ゝノ ,, ノ
(メメ _ゝ )「ぐっ……」
三(;=゚ω゚)ノ「大丈夫ですか!?」
( ´ー`)r=-「……」∧ ∧(メメ゚∀゚)⊃「はあっ、はあっ」
(;'A`)「お、おいジョルジュ」
338 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:31:03 ID:jQUnHWno0∧ ∧(メ^Д^)9m「……」
(;´ー`)r=-「ちっ……!」
(´<_`;)「マジかよ……」∧ ∧(メ^Д^)9m「……」
(;=゚ω゚)ノ「……?」
――==三三(メ^Д^)
(;=゚ω゚)ノ「あっ!?」
――==三三(#´ー`)r=-「待ちやがれ!!」
(;=゚ω゚)ノ「ちょっ、警部!」
(´<_`;)「まずっ! 追いますよ伊藤さん!! 長岡さん、この場は任せます!」∧ ∧(メメ゚∀゚)⊃「えっ?」
339 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:31:38 ID:jQUnHWno0【路地裏】
;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::| / /;;;;;;::::::::::::;;;;;;;;;;;;:;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::: ::: :: | / /;;;;;;:::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;:;;;;;;::::::::::::::: :::: :: | | /;;;;;;:::::::::::::::::: ::::::::::::;;;;;;;;;;;::::::::::::: :::::: :: | |/;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::;;;;::::::::::::::::::: :::: | |;;;:::::::::::::::::::::::::::: ::::: :::::::;;::::::::::::::: :::::::::: | | ::: :::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::: ::: ::: : | _| ::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::: :: |_ _|::::| ::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::: ::: : |:;|-i |::::|:;::| ::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::: | | :::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::: |_____| ::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::: | | ::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::: | | :::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;:;;:::::::::: :::::::/::::::::: \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;:;;;;::::::::::;/;;;;;:::::::::::::::::::::: \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::;/;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::: \:::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;::::/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;::/;;;;;;;::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::\:::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;:::::;;;;;;;;;;;;;;;;:;;;;;;;;;;;;:::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
340 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:32:12 ID:jQUnHWno0
(#´ー`)「くっ、どこ行きやがった!?」
(;=゚ω゚)ノ「警部!」
(´<_`;)「一人で追いかけるとか不用心すぎます!」
(;´ー`)「……確かにな。すまん」
(´<_`;)「無事でよかったですよ」
(;=゚ω゚)ノ「あ、警部! あそこに人が!」
( ∵)
(;´ー`)「おい、あんた! ニヤケ顔の男を見なかったか?」
( ∵)9m「見ました。向こうへ行きましたよ」
( ´ー`)「……嘘だな」
( ∵)「!」
(;=゚ω゚)ノ「えっ、なんで?」
( ´ー`)「馬鹿かお前。あっちは行き止まりだ……土地勘のある人間は行かねーよ」
341 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:32:47 ID:jQUnHWno0
( ∵)「嘘などつきませんよ」
( ´ー`)「とぼけんな。……俺達は警察のもんだ、匿わない方が身のためだと思うぜ」
( ∵)「警察? 本当ですか?」
( ´ー`)「ああ、今警察手帳を……あっ、この前おでん屋に忘れたんだった」
(;=゚ω゚)ノ「ちょっ、何やってるんすか」
( ´ー`)「……というわけだ、出せ」
(=゚ω゚)ノ「しょうがないですねまったく……はい、これで信じて頂けましたか?」
( ∵)「なるほど、確かに警察の方のようですね」
( ´ー`)「善良な市民ならもちろん捜査に協力してくれるよなぁ?」
( ∵)「もちろんですとも。……しかし残念ながら、私は嘘をついていません」
(#´ー`)「こいつ……」
(;=゚ω゚)ノ「ちょっ、拳銃抜こうとしないでくださいよぅ!」
( ∵)「信じてください。私は嘘をついていません」
342 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:33:21 ID:jQUnHWno0
.∧∧ m9( ∵)9m「何故なら私は、善良な市民だからです」
(()) (((()))) ((((((())))))) (((((((((())))))))))) (((((((((((((())))))))))))) ((((((((((((((((()))))))))))))))))((((((((((((((((∧∧))))))))))))))) ((((((((((m9( ∵)9m)))))))))) ブワッ (((((((((((((())))))))))))) (((((((((())))))))))) ((((((())))))) (((()))) (())
( ー )(= ω )ノ( <_ ) ポワーン
343 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:33:54 ID:jQUnHWno0
三(#´ー`)「……あっちか、行くぞ伊藤!」
(´<_`;)「ちょ、言ってる傍から……!」
(;=゚ω゚)ノ「警部、待ってくださいよぅ! ……あっ、ご協力ありがとうございました!」
( ∵)「……いえいえ、どういたしまして。私は、善良な市民ですから」
344 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:34:28 ID:jQUnHWno0【路地裏 行き止まり】
.:i|.:i|.:i|.:i| ;|.:i|.:i|.:i|.:i| ;|.:i|.:i|.:i|.:i|二二二二二二二二二l.:i|.:i|.:i|.:i|___ _,,....,, _ ...:::;;| ,;;.:i|.:i|.:i|.:i| ,/|(( ..,, _ ,,. ))...:::;;| .;;.:i|.:i|.:i|.:i|/ :| | ~"'' ''"~.]....:::;;| .;;.:i|.:i|.:i|.:i| | | l l l |.....:::;;| .;;.:i|.:i|.:i|.:i| |_| l l l |.....:::;;| ;;.:i|.:i|.:i|.:i|;../ :l #i; ;l;;;;l;;;| ̄ ̄\_____,.i|,.i|,.i|,.i|,/ ~"'''''''"~_,,..,.,,,._ >┿、ヽ /_ /'ヽi| ゝー( ヽ| ;;|i|/ ヽ::ヽ |i|/;;;..:::i;;:..,) ;) :|{};;:::.....、。)_,,)" ̄ ̄ ̄;;;:"
345 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:35:02 ID:jQUnHWno0
( ´ー`)「……なあ」
(=゚ω゚)ノ「はい」
( ´ー`)「こっちが行き止まりなのはわかってたよな」
(=゚ω゚)ノ「ええ」
( ´ー`)「じゃあなんでこっちに来たんだ?」
(=゚ω゚)ノ「えっと……目撃者の方に言われたからでは?」
( ´ー`)「……! あんにゃろ、何かしやがったな!!」
(=゚ω゚)ノ「?」
( ´ー`)「行き止まりの方向に行っただぁ? そんなあからさまな嘘、信じるわけねーよ」
(=゚ω゚)ノ「はぁ……言われてみれば、確かに」
(´<_` )「恐らく、何らかの魔術でしょう。沢近の時と状況が似ています」
( ´ー`)「ちっ……!」
―――。
346 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:35:36 ID:jQUnHWno0
ξ#゚⊿゚)ξ「長岡、話しなさい」 _(;メ゚∀゚)「……」
(;'A`)「……」
(;^ω^)「おっおっ。ツン、少し落ち着くお」
ξ#゚⊿゚)ξ「じゃっかあしい!」
(;^ω^)「ひえっ」
( ´W`)「失礼、少々よろしいでしょうか?」 _(メメ゚∀゚)「あ? 今取込みちゅ……う……」
ミサ ^ー^)ト「あらあら、お取込み中みたいですわね」 _ バッ!(;メ゚∀゚)三「ッ!?」
( ´W`)「おや、可愛らしいワンちゃんに怯えられていますよ? 少し魔力を抑えられては?」
ミサ ^ー^)ト「まあ、わたくしとしたことがはしたない。……これでよろしくて?」 _(;メ゚∀゚)「……」
( ´W`)「よろしいかと。もっとも、今更抑えたところで変わらないかもしれませんが」
ミサ ^ー^)ト「それは困りましたわね」
347 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:36:10 ID:jQUnHWno0
ξ#゚⊿゚)ξ「長岡、話しなさい」 _(;メ゚∀゚)「……」
(;'A`)「……」
(;^ω^)「おっおっ。ツン、少し落ち着くお」
ξ#゚⊿゚)ξ「じゃっかあしい!」
(;^ω^)「ひえっ」
( ´W`)「失礼、少々よろしいでしょうか?」 _(メメ゚∀゚)「あ? 今取込みちゅ……う……」
ミサ ^ー^)ト「あらあら、お取込み中みたいですわね」 _ バッ!(;メ゚∀゚)三「ッ!?」
( ´W`)「おや、可愛らしいワンちゃんに怯えられていますよ? 少し魔力を抑えられては?」
ミサ ^ー^)ト「まあ、わたくしとしたことがはしたない。……これでよろしくて?」 _(;メ゚∀゚)「……」
( ´W`)「よろしいかと。もっとも、今更抑えたところで変わらないかもしれませんが」
ミサ ^ー^)ト「それは困りましたわね」
348 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:36:44 ID:jQUnHWno0
ξ゚⊿゚)ξ「何なのよあんた達?」
( ´W`)「我々ですか? この事態を収めに来た者、という理解で概ね間違ってはいないかと」
(;'A`)(う、胡散臭ぇ……)
(;^ω^)「おっ、もしかして応援の刑事さんかお!? 大変なんだお、刑事さん達が犯人を追いかけて……」
( ´W`)「ほう、ちなみにどちらの方へ?」
(;^ω^)9m「あそこの路地裏に入っていきましたお」
ミサ ^ー^)ト「ではわたくしはそちらへ。白髭さん」
( ´W`)「はいはい、承知しております。こちらの聞き込みはお任せください。 ……ご理解されているとは思いますが、あまり暴れることのないよう」
ミサ ^ー^)ト「わかってますわよ。そこまでやる気もないお使いですし……。 じゃ、ちょっと行ってきますわ」
( ´W`)「さて、事情をお伺いしたいのですが……そこに隠れている方もご一緒に如何ですか? お互いに手間が省けると思いますが」
( )「ッ!?」
349 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:37:18 ID:jQUnHWno0
(;・3・)「はぁ……とんだ化け物っすね」
( ´W`)「お褒めに預かり光栄です」 _(メメ゚∀゚)(あの装備は……確か特課の……)
(´・ω・`)「ふむ、役者は揃ったかな?」 _(;メ゚∀゚)「うわっ!? ま、マスター!?」
(;・3・)「ッ……お前は……ッ! 一体いつから……!?」
( ´W`)「おや、これはこれは。お久しぶりですね、正太郎クン」
(´・ω・`)「和やかな挨拶を交わすような間柄ではなかったと思うがね?」
( ´W`)「ククク、まあそう仰らず」
(´・ω・`)「おいバイト、速やかに状況を説明しろ」 _(;メ゚∀゚)「いや、でも……」
(´・ω・`)「デモも案山子もあるか。優先順位を間違えるな」
ξ゚⊿゚)ξ「何なのよ!? どういう状況なの!?」
(;^ω^)「これもうわかんねーお」
350 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:37:51 ID:jQUnHWno0【路地裏】
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351 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:38:24 ID:jQUnHWno0
| \\∧へ| レへ厶 / / | | ∧ \ / / / ゝ_Zソ 厶Zイ 「 _ _ ∧ 厶 Z//┃ヽ | / /┃ヽ|∧ Z ≦ {| ┃ | \|/ | ┃ | へ / ヘ ヽ┃' _} {_.ヽ.┃/Z 厶 /∧ 三三Zミ イ三三三7 / ∧ / Z // `Y´ V\厶イ ∧´ /∧ へ | `Y´ |ヘ三三三∧ ∧____ / / ∧ \.イ| `Y´ | |三三/ ヘ へ / / ∧ へ ノ /三/ ヘ \___ 〈 \ {ニニニ}イ三/ / へ \ 三三三三 イ /
352 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:38:57 ID:jQUnHWno0
(#´ー`)r=-「ちっ! あんにゃろとんだ置き土産を!」
(;=゚ω゚)r==「……」
(´<_`;)「まずい……後ろは袋小路。何とか撃破するしか……」
≦┃ヽv /┃Z「……」
(#´ー`)r=-* バンッ!!
≦╋ヽv /╋Z・∵.「ぐごっ!?」
(#´ー`)r=-「っし! 祈祷弾装填して正解ッ!」
(´<_` )(再装填で妙に趣のある弾入れてると思ったら……白根さんの切り札か?)
≦;┃ヽv /┃Z「ぐっ……ぐおおおおおっ!!」
(´<_`;)「来るっ!」
353 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:39:31 ID:jQUnHWno0 `'''ー ..,、 `''-..、 `'-、 \ 1.|./ ! l ./ 〃 / /=xii_,_ `゙''ー、,,, `'ー、、 ゙'-、 .\ !.|: / / / .〃 ,r゙/ `゙"'`-=t;;ii ..,,_ `゙''ー . " \ .\ !./ .;"/./ . / / ." . /_、 `゙''''´゙''ii,,;;.,,,、 .丶 `'=i、 \ !./ . "., ./ :' ,/゛`゙''“'┴- ..,,,,,_ `ヽ `'. - : .゛ '" ._...,,,,___ . ゙゙゙̄''''''―- ....,,,_、 丶 .,..-'"゛'''¬ー`-`-ニニニ';;';;ー-.- 、...,,., 、 . ̄"'''―- ..,,,,_ : ´`.""'  ̄''''―-....,,.、_,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,, _--ー‐ー‐ ―‐¬'' ''''''' '''" ` __、 __,,.... .;;;;,,ッ-一゛'' _,,,,iiiiiillll!!!!″ . _,,,,.. -;;ニニ`-ー'''"゙´ _,,,,iiiiiillll!!!!゙゙゙″ ,,iilllli二`-‐'''"゙´ _,,,,iiiiiillll!!!!゙゙゙″ .,,iiilll!!゙゛ ゛'.‐ . _.....‐ _,,,,iiiiiillll!!!!゙゙゙´ ,,iillll!!゙゛ '、 .. _._..ぃー''"´ ._,,,,iiiiiillll!!!!゙゙゙´ ,,iiilll!!゙゛ 、 ヽ .''゙~ _,,,,iiiiiillll!!!!゙゙゙´ ,,,iilll!!゙’ : | ヽ ` ._,,,,iiiiiillll!!!!゙゙゙″ _,iiilll!!゙゛ ' │ . l ._,,,,iiiiiillll!!!!゙゙゙´ ,,,iilll!!゙’ ., , / | ヽillll!!!!゙゙゙″ ,,iiilll!!゙゛ / ././ .l ヽ ..゛ ,,iilll!!゙´ ,r′ ./ ゙ ! .. ヽ '、 ,,,iilll!!゙’ . / ,i'゙ ,! .l ヽ ヽ ,,iiilll!!゙゛ ,r′ / ,! .! .ヽ ,,iillll!!゙゛ . / : ″ | .! ..l, ,,iilll!!゙´ / : | .! ヽ _,iiilll!!゙゛ / : ! : : | ゙‐
354 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:40:08 ID:jQUnHWno0
(#´ー`)三「ぬおっ!?」
三(;=゚ω゚)「ひぃっ!?」
(´<_`;)三「ぐっ!?」
(#´ー`)r=-* バンッ!!
―=三≦┃ヽv /┃Z
バシュッ!(;=゚ω゚)r==* --=⊃
≦┃ヽv /┃Z三=―
(;´ー`)r=-「っ! 累次!」
(´<_` )「あっ」
355 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:40:42 ID:jQUnHWno0
| \\∧へ| レへ厶 / / | | ∧ \ / / / ゝ_Zソ 厶Zイ 「 _ _ ∧ 厶 Z//┃ヽ | / /┃ヽ|∧ Z ___ 、 ≦ {| ┃ | \|/ | ┃ | へ / / `ー-、__ \ ヘ ヽ┃' _} {_.ヽ.┃/Z 厶 / ,  ̄`¬ /∧ 三三Zミ イ三三三7 / ∧ / / ̄ア´ ヽ / Z // `Y´ V\厶イ ∧´ | / /′ /∧ へ | `Y´ |ヘ三三三∧ ∧ {,- 、{ /- - 、/ヽ____ / / ∧ \.イ| `Y´ | |三三/ ヘ へ| 〈 / / ヽ / / ∧ へ ノ /三/ ヘ ∨ ∨ / / ヽ 〈 \ {ニニニ}イ三/ / \ ∨ / へ \ 三三三三 イ / \ \ |/^`\、
(´<_` )(あっ、死んだわこれ)
356 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:41:16 ID:jQUnHWno0
| \\∧へ| レへ厶 / / | | ∧ \ / / / ゝ_Zソ 厶Zイ 「 _ _ ∧ 厶 Z//┃ヽ | / /┃ヽ|∧ Z ≦ {| ┃ | \|/ | ┃ | へ / ヘ ヽ┃' _} {_.ヽ.┃/Z 厶 /∧ 三三Zミ イ三三三7 / ∧ / Z // `Y´ V\厶イ ∧´
\ |l|\ |l|w/\ |l|w\ |l _________\\{w└ \\{w└ ¨ ´\\{w└ ¨\\{w└ ¨________ ___________ _______ /´ヾ, r、/´ヾ, r、r/´ヾ, r、r /´ヾ, ` // }´ // }´ // }´ //
/∧ へ | `Y´ |ヘ三三三∧ ∧____ / / ∧ \.イ| `Y´ | |三三/ ヘ へ / / ∧ へ ノ /三/ ヘ \___ 〈 \ {ニニニ}イ三/ / へ \ 三三三三 イ /
(゚<_゚;)「!?」
357 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:41:49 ID:jQUnHWno0
ミサ ^ー^)っ/「危ないところでしたわね、蒸し鶏さん」
(´<_`;)「あっ……雨霧さん……!」
(;´ー`)「ありえねぇ……祈祷弾でようやく通るような相手を一発で……」
ミサ ^ー^)ト「ふふ、か弱いわたくしでも不意打ちならこれくらいはできますわ」
(;=゚ω゚)ノ「か弱い……」
(;´ー`)(この冗談みてーな口調、こいつが例の……話半分だったが、マジでバケモンじゃねーか)
(´<_`;)「どうしてここに?」
ミサ ^ー^)ト「ちょっとしたお使いですわ。お馬鹿さんを懲らしめないといけませんの」
(;´ー`)「……悪いが犯人は取り逃がした」
ミサ ^ー^)ト「そのようですわね。お巡りさんはいつだって使えませんわ、ちゃんと仕事してくださる?」
(#´ー`)「……」
(;=゚ω゚)ノ「け、警部、抑えて」
―――。
358 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:42:22 ID:jQUnHWno0
(´・ω・`)「……なるほど、大覚醒かな」
( ´W`)「でしょうな」
( ・3・)「厄介な……」 _(メメ゚∀゚)「大学生? あいつ美容師ですけど」
(´・ω・`)「大覚醒だ。神仏級の血の目覚め……そうそうないんだけどな」
( ´W`)「精神も傾いていて破壊向けの能力持ち、およそ最悪の噛み合わせと言って良いでしょう」
( ・3・)「よりによってこんなタイミングで……」
(´・ω・`)「今のうちに摘んでしまいたいが」
( ´W`)「手に負えなくなっては困りますからな」
( ・3・)(今ならどうとでもなるってのか? 化け物どもが……)
( ´W`)「……む、我が主から連絡がありました。どうやら取り逃がしたようです」
(´・ω・`)「遅かったか……」
( ´W`)「覚醒直後の今なら魔力残滓から追跡は可能でしょうな。 よろしければご一緒しますか?」
359 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:43:04 ID:jQUnHWno0
(´・ω・`)「心にもないことを……後ろから撃つつもりか?」
( ´W`)「ククク、いえいえそのようなことは」
( ・3・)「お互いに信用できないっすから、後は各々ご勝手に、ってとこっすね」
(´・ω・`)「ええ。そちらの隊長さんがいれば少し違ったかもしれませんが」
( ´W`)「ああ、それは確かに。クク、あの方も随分と苦労をしょい込んでらっしゃる」
( ・3・)「……」
(´・ω・`)「おい、バイト。行くぞ」 _(メメ゚∀゚)「えっ? あっ、はい!」
ξ#゚⊿゚)ξ「待ちなさい! ちゃんとわかるように説明して!」 _三(メメ゚∀゚)「ドクオ、任せた!!」
(;'A`)「うぇっ!?」
三( ´W`)「それでは失敬」
三( ・3・)コ「こちらボルジョア――」
360 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:43:37 ID:jQUnHWno0□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□■■□□□□□□□□□□□□□□■■□□□■□■□□□□□□□□■■□□□□■□■□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□■■□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□■■□□□□□□□□□□□□□□□□■■□□□□□□□□□□□□□□□□■■■□□□□□□□□□□□□□□□□■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
361 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:47:53 ID:jQUnHWno0
( ´ー`)「……なあ、伊藤」
(=゚ω゚)ノ「はい?」
( ´ー`)「弱いな、俺ら」
(=゚ω゚)ノ「……」
( ´ー`)「民間人に命運を託すしかできねぇってのか? 何のための警察だ?」
(=゚ω゚)ノ「らしくないですね。次はぶっとばす、じゃないんですか?」
( ´ー`)「……ああ。そうか、そうだな」
(=゚ω゚)ノ「そうですよ。そういうところを尊敬してるんですから」
( ´ー`)「ふん、尊敬と来たか。こんな不良警官を」
(=゚ω゚)ノ「じゃなきゃとっくに辞めてますよ、振り回されてばっかりなんですから」
( ´ー`)「……伊藤」
(=゚ω゚)ノ「はい」
( ´ー`)「次はぶっとばす」
(=゚ω゚)ノ「はい!」
362 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:48:28 ID:jQUnHWno0
( ´_ゝ`)「ふぅ、助かった」
(´<_` )「無茶しやがって、無事でよかったよ」
( ´_ゝ`)「気付いて飛び退かなかったらヤバかった」
(´<_` )「どっちかというと最後の一撃だろ」
( ´_ゝ`)「火事場の何とやらだな。よくコントロールしきれたと自分でも思う」
(´<_` )「薬師如来も蘇生はしてくれんからな?」
( ´_ゝ`)「ああ」
(´<_` )「まあ他に手もなかったけどな……」
363 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:49:01 ID:jQUnHWno0
(;^ω^)「そ、そんなことが……」
ξ;゚⊿゚)ξ「……意味わかんないわ」
('A`)「いやまあそうだろうけど……」
( ´_ゝ`)「あー……前々からそうなるんじゃないかという気はしてたが。 とうとう二人もこっち側に」
(´<_` )「そもそも思いっきり巻き込まれてたから必然か……」
('A`)「あ、探偵さん」
(;^ω^)「ほ、本当なんですかお?」
( ´_ゝ`)「まあうん、話半分くらいで良いと思うよ?」
(´<_` )「ドクオさんと違って敢えて関わる理由もないですからね」
364 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:49:35 ID:jQUnHWno0
( ´ー`)「真理男」
( ´_ゝ`)「白根さん」
( ´ー`)「俺らはあそこで署長と合流する。お前らはどうする?」
(´<_` )「ドクオさん達を家まで送ってこようかと」
( ´_ゝ`)「めっちゃ逆恨みされてたからな。万が一があっても困る」
( ´ー`)「確かにな。……こうなっちゃ元々予定してた依頼どころじゃねーし、改めて連絡する」
(=゚ω゚)ノ「ですね」
( ´_ゝ`)「わかった」
365 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:50:09 ID:jQUnHWno0
(´<_` )「では行きましょうか。あちらに車を停めてます」
('A`)「はい。ブーン、歩けるか?」
(;^ω^)「な、何とか」
ξ゚⊿゚)ξ「……もう、しょうがないわね」
ガシッ!
(;^ω^)「おっ、ありがとだおツン」
ξ゚⊿゚)ξ「ほんと、あんたは――」
(;^ω^)「なんだお?」
366 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/01/28(土) 21:50:44 ID:jQUnHWno0
ξ゚⊿゚)ξ「あんたは、私がいないと駄目なんだから」
Case9.5「大覚醒」 Complete!
To be continued...