293 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:29:11 ID:OSMoEr7U0前回のあらすじ・≦┃ヽv /┃Z・君達、まさかアレと遭遇したのかい? よく逃げ出さなかったね……・困難な仕事を終えて食うラーメンはまた格別だな
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ | 流石だよな、俺ら | \_ _____ __/ V V d( ´_ゝ`)人(´<_` )b \ /. \ / l l l l //l | | l\\  ̄  ̄.  ̄  ̄
【標準AA環境】
※右のAAのズレない環境が標準です。 | |\|/ | | | | ∧ ∧ |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ | |(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|
294 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:29:47 ID:OSMoEr7U0Case1-Day5「エピローグ」
| | ̄ ̄ ̄|:l | | ::| ,| | | ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | 流 石 探 偵 事 務 所 | | l__________________,| | | |`''-、_ | | | | 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | | | | | | | | | | | | | | | r‐┐| r‐┐ ,| | | | | | ||! ! .| |ノヽ-ヘィiヘl^ヽ-, | | l └‐'゙ l└‐' | |―――――┐ス ! ! | | | | | ,レi | | |______,|_____,,| | | Z | | / ,|_|/ | ヘ |_|/
295 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:30:23 ID:OSMoEr7U0
( ´_ゝ`)「ミノリちゃん返事来た?」
(´<_` )「ああ、すぐ来るってよ」
( ´_ゝ`)「そうか。来るまで暇だな」
(´<_` )「そういや星野からメール来てるぞ」
( ´_ゝ`)「おん? 何て送ったんだ?」
(´<_` )「ミノリちゃんやクックルの実名とか冨竹の銃の話は伏せてありのまま全部だな。 もちろんミノリちゃんには許可貰ってる」
( ´_ゝ`)「マジか。で、星野は何て?」
(´<_` )「うむ。今度冨竹に話を聞きに行くらしいぞ」
( ´_ゝ`)「おおう、流石のチャレンジング精神だな」
(´<_` )「正直流石だなと思う」
( ´_ゝ`)「いやー凄い男と知り合えたな」
(´<_` )「男とは限らんが」
( ´_ゝ`)「ネーミングセンスが男」
(´<_` )「……そうかも。写真も男っぽいしな」
( ´_ゝ`)「写真あるなら先に言えよ」
296 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:30:58 ID:OSMoEr7U0
(´<_` )「村上さんは言いくるめられたのか?」
( ´_ゝ`)「それはこれから」
(´<_`;)「おいおい」
( ´_ゝ`)「まあ任せとけ。駄目なら駄目で当面奢らされるだけだ」
(´<_` )「兄者がそう言うなら別にいいが……」
ノリ^-^ノリ「こんにちはー」
( ´_ゝ`)「おっ、いらっしゃい」
(´<_` )「ささ、こちらへどうぞ」
( ´_ゝ`)「今飲み物入れるね」
ノリ^-^ノリ「ありがとうございます」
297 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:31:34 ID:OSMoEr7U0
(´<_` )「さて……昨日報告した通りなんですが、冨竹さんは無事に見つかりました。 病院の検査でも若干の脱水と両足の骨折以外は特に問題なく、今日あたり帰ってらっしゃるのでは?」
ノリ^-^ノリ「はい、今日帰るって言ってました! 本当にありがとうございます!」
(´<_` )「ええ、ご無事でよかったです」
( ´_ゝ`)「本当にな……。今度からは登山計画書出すようにミノリちゃんからも言っといてくんない?」
ノリ^-^ノリ「わかりました!」
(´<_` )「こちら昨日送った報告書を印刷したものですが、いりますか?」
ノリ^-^ノリ「せっかくなので一応貰っときます」
(´<_` )「それでお支払いの方ですが……」
ノリ^-^ノリ「はい、どうぞ!」
____r──‐- _____ -‐―─――――┐ //壱万円 | , - 、 / |\ 〃 | /! f{ j ! .| \. 〃} 士 ┬ |  ̄ ̄ ̄ ──{/| -‐ .l ー=''’l! ! \ 〃(( |ヒ| ノ┐| V| .l l |. . : ヽ 〃。) | i! .! |/: . }、 /_ (十) (⌒ | ! :. ./: . 人ヽ L二二=─ _ |── ‐- ______ - -‐ ‘ V : . l 三三三二=── 〉=====================二 } ', . | Ξ三三二=-  ̄// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l| {、_ イ/! | 人ヽ :}:イ | \ノ: :{ l {: : :. .: 人 : ゝ .:、 \: :\ . \ : : . \
298 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:32:09 ID:OSMoEr7U0
( ´_ゝ`)「本当なら保護者の人の同意が必要なんだけど……たぶんまずいよね?」
ノリ^-^ノリ「あーそれは……そうですね」
(´<_` )「なので今回のご依頼は公式には記録を残さないことにしました。 あまり言いふらしたりしないように気を付けてください」
ノリ^-^ノリ「あ、はい、それはもちろん」
(´<_` )(書類上は山ちゃん先輩の依頼ってことにしとこう、口裏合わせてくれるだろ)
( ´_ゝ`)「何か聞いときたいこととかある?」
ノリ^-^ノリ「うーん……特には」
(´<_` )「では、こちら確かに領収しました」
ノリ^-^ノリ「えっと……もしかしたらこれからも色々お願いしちゃうかもしれません」
( ´_ゝ`)(……それは正直勘弁して欲しいな……)
(´<_` )「はい、また何かあればいつでもご利用ください」
ノリ^-^ノリ「はい!」
―――。
299 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:32:45 ID:OSMoEr7U0
( ´_ゝ`)「……正直もう関わりたくないんだが」
(´<_` )「そうだな」
( ´_ゝ`)「とはいえ可愛いし金払い良いし良い子だし可愛いし」
(´<_` )「まあ覚悟はしておいた方がいいな」
( ´_ゝ`)「そうなんだよ。あの子絶対「よっしゃ便利な手ごまゲッツ」的なこと思ってたもん」
(´<_`;)「それのどこに良い子要素があるんだ……」
( ´_ゝ`)「冨竹への心配や俺らへの感謝は本当だったからな」
(´<_` )「なるほど……? 兄者の良い子基準がよくわからんが」
( ´_ゝ`)「そうか?」
(´<_` )「そうだ」
( ´_ゝ`)「……とにかく、これで今月は何とかなるな」
(´<_` )「ああ。でも早いとこ次の依頼来てくれないと困る」
( ´_ゝ`)「そうだけど、今日はもう休みにしね?」
(´<_` )「……そうだな。流石に疲れた」
( ´_ゝ`)「山ちゃん先輩のとこ寄ってからラウサンでも行こうぜ」
(´<_` )「おっ、いいね」
300 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:33:20 ID:OSMoEr7U0【日吉山荘 筆府店】 ||/(XX)(XX)(XX)|三三|/ |XXX|/ |三三|/ |ニニ|/ 凵/ 凵/ | i |:___ __ __ :||≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ≡ ≡ ≡ ≡ ≡ ≡ ≡ ≡ ≡ ≡ ≡ ≡ ≡ | i |:___/ / /| :||/日 凸 □□□/ |ニニ|/|XXXX|/|三三|/|三三|/ ○/ | i |:___| ̄ ̄| ̄ ̄| | ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡| i |:___| // | // | | ̄ ̄ ̄|\--l ___ | i |:___| ̄ ̄| ̄ ̄| |___| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄////|/ ̄ ̄.:::/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| i |:___| // | // | |___|/_______.| ̄ ̄ ̄|/___/ | i |:___| ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄| | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| i |:___| | | :::::::::::::| | i |:___|___________________|/::::::::::::::::|___________| i |_________ └─┘
301 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:33:56 ID:OSMoEr7U0
( l┴l)「いらっしゃいませ!」
( ´_ゝ`)ノシ「「ども」」ヾ(´<_` )
( l┴l)「おっ、帰ってきたか! どうだった?」
( ´_ゝ`)b「ばっちり」
d(´<_` )「救出してきました」
( l┴l)「流石! いやーよかった!」
( ´_ゝ`)「やっぱ遭難してたよ彼」
( l┴l)「マジか! 慣れ過ぎて油断してたんかな?」
(´<_` )「たぶんそうじゃないですかね、登山計画書未提出でしたし」
( l┴l)「なるほどなー」
( ´_ゝ`)「山ちゃん先輩のこと話したら近いうち顔出すって言ってたよ」
( l┴l)「おお、ありがとう!」
( ´_ゝ`)「そういえば山ちゃん、星野ガービーって知ってる?」
( l┴l)「星野ガービー……名前は聞いたことあるような?」
( ´_ゝ`)「あ、ならいいや」
302 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:34:31 ID:OSMoEr7U0
( l┴l)「せっかく来たんだし何か買ってけよ」
(´<_` )「……まあ消費した燃料とかは補給しときます」
( ´_ゝ`)「考えたくはないがまた登山もないとは言えないからな……」
( l┴l)「結構大変だったん?」
(´<_` )「道なき道でしたからね……クックルがいなきゃ死んでたかも」
( l┴l)「ほーん。クックルも立派にやってるんだな」
( ´_ゝ`)「いやーあれはプロっすわ」
( l┴l)「俺も今度クックルの予定聞いて奥多摩行こっかな?」
(´<_` )「たぶん喜ぶと思いますよ」
( ´_ゝ`)「なにげ寂しがりだからなーあいつ」
( l┴l)「よーし、そんならこの折りたためる鍋で驚かしちゃる」
( ´_ゝ`)((持ってるんだよなぁ……))(´<_` )
―――。
303 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:35:08 ID:OSMoEr7U0【Round3】─┬‐┬─────────────────┬‐┬── |.. .|_二二二二二二二二二二二二二二二二二_,! . | | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | | |:::::::::::::YY^Y^', i^iY.,^Y^YY::::::::::: | | | |::::::::::::::| || .| | |_| |_}_{ | .|::::::::: : | | | |::::::::::::/ /./ ̄.,' .∨ ̄', ', ',、::::::::::| | | >'゙´,.+''|{ .{ ,' ', } .}|‘''+. ト |_| .>'゙´:,,.+''’. 人_',_', ! ! '_/.人 ‘''+.`''<..|___ >'゙´::,,.+''’ `¨.ゝ- '`¨´ ‘''+.;::`''<'゙´::::,.+''’ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ‘''+.,::::`''<,.+''’ ‘''+.,,
 ̄ ̄ ̄ ̄-----______ \ | / / iillh. --------┏━━┓-- ̄ しノ _____--- ̄┃ iiiiiiii ┃ ← ∧ ∧ ./ / / | ( )/ / / ● ← / _ノ / ( | / / /~ / ) |._/// /' / ノ |l彡u' / | / | ( (. | / | ヽ, | | / | ソ 丿〉 / / / 月' / / / し'~ L二⊃
304 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:35:44 ID:OSMoEr7U0
( ´_ゝ`)「おっし!」
(´<_` )「相変わらずストライクとガーターばっか出すな。極端すぎだろ」
( ´_ゝ`)「弟者は安定感あってすげーわ」
(´<_` )「それが取り柄だから、なっ!」
 ̄ ̄ ̄ ̄-----______ \ | / / iillh. --------┏━━┓-- ̄ しノ _____--- ̄┃ iiiiiiii ┃ ← ∧ ∧ ./ / / | ( )/ / / ● ← / _ノ / ( | / / /~ / ) |._/// /' / ノ |l彡u' / | / | ( (. | / | ヽ, | | / | ソ 丿〉 / / / 月' / / / し'~ L二⊃
(´<_` )「おっ、ようやくストライク出た」
( ´_ゝ`)「やるじゃん」
305 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:36:20 ID:OSMoEr7U0【中華そば 小池】. :|:..  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄...:|: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:|__| |__小___________.十___________| ̄| |_____ | |{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:', | |_| | |:',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,:.:.:.:.:.:.,,:.:.:.:.:.:.:.;;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.', |___| | |:::',:.:.:.:.:〝:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.#:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.', | ;,::,:,| | |:::::',,,,,,,,,,,,,,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.', !. | | |_ ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:':,|. | | ||γ!:',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\____|______ | ||〈大_\_____________________\.!__|___ | |.-.-.-.-.|::::::::::::::::::|::::::::::::::::: |::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::|::::::::::::::::: |.! !三三三三三 | ||「 ̄ ̄.|::::::中::::::||::::::華::::::||::::::そ::::::||::::::ば::::::||:::::小池:::|| ;. |三三三三三 | ||| // .!:::::::::::::::::|| :::::::::::::: ||:::::::::::::::::|| :::::::::::::: ||::::::::::::::::: || |三三三三三 | ||| /  ̄/|| ̄ ̄ ̄ ̄ || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||/ / ̄ ̄/ || ̄ ̄! !三三三三三 | |||′ / .|| ||// // || / / . ||:::┐::| ,, |三三三三三 | ||「 ̄ ̄ ̄ ̄| |「 ̄ ̄ ̄ ̄.[!|「 ̄ ̄ ̄ ̄.!三[:::| # .|三三三三三 | |├ ――‐,┤ .||----------||--------.||:::]三| |三三三三三 | ||| || || ,;, || .||三;/:| |三三三三三 | ||| || || || .||:::] [::|,, |三三三三三 | ||| || || || ##" ||ニニニ| |三三三三三 | |||========|| ||==========||========.||::::::::::| |三三三三三 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\:::::::::::::\:::::::::::::\:::::::::::::\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄人_人 ̄ ̄ ̄ ̄
306 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:36:55 ID:OSMoEr7U0
( "'Д')「らっしゃーせー!」
( ´_ゝ`)ノ「ちっす」
(´<_` )「ども」
( "'Д')「おっ、あんたらか。いつもので?」
( ´_ゝ`)「うっす」
(´<_` )「はい」
( "'Д')「あいよ!」
307 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:37:31 ID:OSMoEr7U0
( "'Д')「探してた人は見つかった?」
( ´_ゝ`)「おかげさまで」
(´<_` )「おかげでラーメンが食えます」
( ´_ゝ`)「だな」
( "'Д')「ははは! 金がない時ゃツケでもいいから来てくれよな!」
( ´_ゝ`)「「うっす」」(´<_` )
( ´_ゝ`)「なんかさ……ここ来ると帰ってきたって感じするわ」
(´<_` )「わかる」
( "'Д')「そいつぁ嬉しいこと言ってくれるね!」
( ´_ゝ`)「学生時代からずっと来てるからなぁ……」
(´<_` )「安くて早くてうまいからな」
( "'Д')「そりゃちょっと褒め過ぎじゃねーか? ま、その通りだけどな! なんつって!」
( ´_ゝ`)(いやー……ようやくリラックスできた気がする)
(´<_` )(って顔してるな)
308 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:38:07 ID:OSMoEr7U0
( "'Д')つ「お二人さん、チャーシュー大盛とタンメンお待ち!」
ζζζ ____ ( "'Д')つ\∽∽/ └─┘
( ´_ゝ`) ズー (´<_` ) ズー (っ. 川 .o (っ川 .o ̄ ̄`ー―′ ̄ ̄ ̄ ̄`ー―′ ̄\
( ´_ゝ`)b「「うめぇ……!」」d(´<_` )
309 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:38:42 ID:OSMoEr7U0
( ´_ゝ`)「この後どうする?」
(´<_` )「そうだな……スーパー寄って帰るか?」
( ´_ゝ`)「ふむ……それもちょっとつまらんな」
(´<_` )「どっか行きたいとこでもあるのか?」
( ´_ゝ`)「いやそれは……ん?」
∩00 ∩ ⊂ニニ ⊃ ⊂ ニ )-- 、 ,. ---ゝ ) | レ'/⌒ヽヽ. ( (´ ̄ ̄ / / ノ.ノ ○ ○. ヾニニ⊃ `'∪ ⊂ニ-‐' ∩00 ∩ . ⊂ニニ ⊃ ⊂ ニ )-- 、 ,. ---ゝ ) | レ'/⌒ヽヽ .( (´ ̄ ̄ / / ノ.ノ ○ ○ ヾニニ⊃ `'∪ ⊂ニ-‐'
( ´_ゝ`)「何だ? 何か人だかりできてるな」
310 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:39:17 ID:OSMoEr7U0
( ´_ゝ`)「パトカーと救急車いるし……事件かな?」
(´<_` )「ふむ……」
(=゚ω゚)ノ
( ´ー`)
( ´_ゝ`)「ん? あの二人どっかで見たような……」
(´<_` )「ん……ああ、たぶんガソスタで会った私服警官じゃね?」
( ´_ゝ`)「……おお、そういやそんなこともあったな」
(´<_` )「変装してたから大丈夫だと思うが、変に目を着けられても嫌だぞ」
( ´_ゝ`)「そうだな。帰ってニュースサイトでも見るか」
―――。
311 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:39:53 ID:OSMoEr7U0【ハイツ筆府】;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::....../| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; / ::::| |______|| |______|| |______|| |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:::::::::::| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| |;;;:;:;;;:;:;:;;;;:;:;:;;;:;:;;;:;:;;;:;:;:;:;:;:;;:;:;;::::::::::::::::::| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| |;;;:;:;;;:;:;:;;;;:;:;:;;;:;:;;;:;:;;;:;:;:;:;:;:;;:;:;;::::::::::::::::::| |______|| |______|| |______|| |;;;:;:;;;:;:;:;;;;:;:;:;;;:;:;;;:;:;;;:;:;:;:;:;:;;:;:;;::::::::::::::::::| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |______|| |______|| |______|| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |______|| |______|| |______|| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |::| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|.|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |;;|______________________|.|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ..:|| | |______| |______|| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ..:|| | ┌―┬―┐ .| | | | | || |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ..:|| | ..| ..| ..| .| | | | | || |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ..:|| | ..| i.|.i | .| | | | | || |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ..:|| | ..| ..| ..| .| | | | | || |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
312 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:40:28 ID:OSMoEr7U0
( ´_ゝ`)「ほーん、あの辺の路地裏で誰か死んだのか」
(´<_` )「事故と事件の両面で捜査……まあよくあるやつだな」
( ´_ゝ`)「でもここらで起こるのはなかなか珍しいな」
(´<_` )「確かに事件性を疑われるような人死には珍しいかも、この辺治安いいし」
( ´_ゝ`)「まあ一応用心しとくかな」
(´<_` )「用心というのがトンファーを袖に仕込むことならやめておいた方がいいと思うぞ」
( ´_ゝ`)「何故だ」
(´<_` )「捕まっても知らんからな」
( ´_ゝ`)「む……」
(´<_` )「ただでさえ探偵なんか周りから見りゃ胡散臭いんだから」
( ´_ゝ`)「……アニメや漫画の探偵が羨ましい」
(´<_` )「いや事件に巻き込まれまくってて普通に羨ましくないぞ」
( ´_ゝ`)「確かに。……いやでも、俺らが探偵目指したのって……」
(´<_` )「……事件に巻き込まれた探偵のせいだったな」
313 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:41:04 ID:OSMoEr7U0
( ´_ゝ`)「あの時はほんと、探偵ってSUGEEEEEE! って思ったよな」
(´<_` )「大学の頃には別にそんなんじゃないってわかってたけどな。 そう考えると結局何で探偵になったんだ俺ら?」
( ´_ゝ`)「……結局、忘れられなかったからだな、俺は」
(´<_` )「……そう言われるとそうかもな」
( ´_ゝ`)「妹者が誘拐されて、俺らは何もできなくて」
(´<_` )「……」
( ´_ゝ`)「そんな時に助けてくれたのが探偵だったんだから……そりゃ憧れる」
(´<_` )「……そうだな」
( ´_ゝ`)「ネットで調べたらあの人もまだ探偵やってんだよな」
(´<_` )「ああ、得意先か紹介の依頼しか請けてないみたいだけどな」
( ´_ゝ`)「それで食ってけるんだからすげーわ」
(´<_` )「俺らも頑張らないとな」
( ´_ゝ`)「とりあえずは次の依頼を……」
(´<_` )「だな……」
314 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:41:40 ID:OSMoEr7U0
( ´_ゝ`)「……よし、バーに行こう」
(´<_` )「なんだ急に?」
( ´_ゝ`)「たまには一緒に飲もうぜ」
(´<_` )「酒あんま好きじゃないからなあ」
( ´_ゝ`)「まあまあそう言わずに」
(´<_` )「うーむ……ちょっとだけだぞ?」
( ´_ゝ`)「おけ」
―――。
315 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:42:16 ID:OSMoEr7U0【BAR バーボンハウス】
Ⅲ A Ⅱ ∨ 日≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡(´・ω・`) 目 W ][ ∩ Ⅲ|つ凵⊂| _________ ̄ ̄ ̄ ̄ ( ) ――⊂ .|―――――― (,___) ━┳━ ━┳━  ̄ ̄ ̄ ̄┻ ̄ ̄ ̄ ┻  ̄
( ´∀`)ノ「マスター、これいるモナ?」
(´・ω・`)「これは……燻製肉?」
( ´∀`)「鹿燻製モナ。最近妹から送られてくるモナ」
(´・ω・`)「へぇ、良い妹さんじゃないですか」
( ´∀`)「モナモナ。……そういやマスター独身でしたモナ?」
(´・ω・`)「ん? ええまあ」
( ´∀`)「今度妹の見合い写真持ってきて良いモナ?」
(´・ω・`)「んん? いやーそういうのはちょっと……」
( ´∀`)「残念モナ」
316 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:42:51 ID:OSMoEr7U0
( ´_ゝ`)ノシ「おひさ」
(´・ω・`)「お、いらっしゃい。……おや? そちらは……」
( ´_ゝ`)「弟」
(´<_` )「どうも、弟の累次です」
(;´∀`)(類……似……? 凄い名前モナ……)
(´・ω・`)「マスターの諸葛亮です」
(´<_`;)「……諸葛……亮……?」
( ´∀`)「マスター、そのギャグ毎回スベッてるモナ」
(´・ω・`)「ふむ、本名なんですけどね?」
( ´_ゝ`)「嘘つけ」
( ´∀`)「まあマスターの名前なんてマスターでいいモナ」
(´・ω・`)「ショボーン」
(´<_` )(……絶妙に混ざり辛い)
317 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:43:26 ID:OSMoEr7U0
( ´∀`)(兄貴の方は常連っぽいけど見たことないモナね)
( ´_ゝ`)(見たことないから最近常連になった人かな?)
(´・ω・`)「何にします?」
( ´_ゝ`)「カミカゼ」
(´<_` )「ええと……梅酒水割りでお願いします」
(´・ω・`)「あいよ」
( ´_ゝ`)「あと適当に摘まめるもんある?」
(´・ω・`)「確か肉好きでしたよね? 炙りベーコンでいいですか?」
( ´_ゝ`)「いいよ。弟者は何かある?」
(´<_` )「野菜スティックください」
(´・ω・`)「あいよ。……カミカゼおまち。こっちは梅酒水割りね」
( ´_ゝ`)「うむ」
(´<_` )「ども」
( ´∀`)(顔はそっくりなのに結構雰囲気違うモナね)
318 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:44:01 ID:OSMoEr7U0
( ´_ゝ`)ノ「それじゃ弟者、依頼達成を祝って」
(´<_` )「ん? ああ」
( ´_ゝ`)/「「乾杯」」\(´<_` )
( ´_ゝ`)「……ふう、うまい」
(´<_` )「うむ……たまには悪くない」
(´・ω・`)「何かお祝いですか?」
( ´_ゝ`)「ちょっと難しい仕事がうまいこといって」
(´・ω・`)「ほう、それはよかったですね。探偵されてるんでしたっけ? 弟さんも?」
(´<_` )「はい、一緒に事務所やってます」
( ´_ゝ`)「経理とか法律関係とか俺ができないことは全部やって貰ってる」
(´・ω・`)「へぇ、そうなんですね。僕もその辺は信頼できる仲間に任せてますが。 経理とか法律って大変じゃないですか?」
(´<_` )「正直あまり繁盛してないので設立時以外はそれほどでも……むしろ財務の方が大変ですね」
(´・ω・`)「いかにも散財しそうですもんねお兄さん」
(´<_` )「そうなんです」
( ´_ゝ`)「おい」
319 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:44:37 ID:OSMoEr7U0
(´・ω・`)「まあまあ、野菜スティックと炙りベーコンお待ち」
( ´_ゝ`)「おっ、来た来た。……うめぇ」
(´<_` )「むっ、このソースうまい」
(´・ω・`)「そうですか? それはよかったです」
( ´_ゝ`)「一本くれよ」
(´<_` )「じゃあ俺も一つ貰うぞ」
( ´_ゝ`)「「うめぇ」」(´<_` )
( ´_ゝ`)「流石だなマスター、こういうどこにでもあるツマミが絶妙にうまい」
( ´∀`)「確かにここのツマミはソースとかスパイスが一工夫あってうまいモナ」
(´・ω・`)「はは、ありがとうございます」
(´<_` )「あれ……?」
( ´∀`)「ん? 僕の顔に何か着いてるモナ?」
( ´_ゝ`)「うん?」
(;´∀`)「ど、どうして二人して僕を見つめてるモナ?」
320 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:45:13 ID:OSMoEr7U0
( ´_ゝ`)「……ひょっとして、御前さん?」
(;´∀`)「えっ? 確かに僕は御前だけど……」
(´<_` )「妹さん奥多摩にいません? 御前香那さん」
( ´∀`)「んん? 妹の知り合いモナ?」
( ´_ゝ`)「なんと。こんな偶然があるのか」
(´<_` )「つい昨日まで奥多摩に行ってまして。そこで知り合いました」
( ´∀`)「ほう。僕のこと何か言ってたモナ?」
(´<_` )「筆府システムズでSEやってるお兄さんがいるとか」
( ´_ゝ`)「奇遇だなって話してたんだけど……まさか帰ってきて早々出会うとは」
( ´∀`)「これも縁ってやつモナね。マスター、おかわり」
(´・ω・`)「はいよ」
( ´∀`)「あいつ元気そうだったモナ?」
( ´_ゝ`)「そりゃもう」
(´<_` )「モンハンの如く鹿狩りまくってるみたいでしたよ」
( ´∀`)「あー、まあ鹿燻製送ってくるくらいだしそうモナね」
(´・ω・`)「僕もさっきお裾分け頂きましたよ」
( ´_ゝ`)「御前さんの妹さんが狩ってタン・シェンロンさんってシンガポール人が作ってる燻製なんだが」
(´・ω・`)「えっ、シンガポール人? 意外な人物が作ってるんですね」
321 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:45:49 ID:OSMoEr7U0
( ´∀`)「まったく、あいつはいつまで経っても爺様と狩りばっかで……。 もういい歳なんだし良い人見つけて欲しいモナ」
(´<_` )「うちの兄なんて如何です?」
( ´∀`)「モナ?」
(´<_` )「会ったばっかりなのにめっちゃ仲良かったですよ二人」
( ´∀`)「ほほーう」
( ´_ゝ`)「いやー、確かに素敵なお姉さんだったが……」
( ´∀`)「ほんとモナ? これは期待の新人モナ。式はいつモナ?」
( ´_ゝ`)「いやめっちゃ気が早い」
(´<_` )「そういや連絡先聞いたっけ?」
( ´_ゝ`)「聞いてないな」
( ´∀`)「モナ!? それはいけない! メルアド教えるモナ!」
(´<_` )「Linerじゃないんですね」
( ´∀`)「そういうハイカラなものはよくわからんとかわけのわからないこと言ってたモナ」
( ´_ゝ`)「いかにも言いそう」
(´・ω・`)(こういうの眺めてるのがマスターの醍醐味)
(´・ω・`)「熱燗お待ち」
( ´∀`)「おっ、ありがとモナ」
322 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:46:25 ID:OSMoEr7U0
( ´∀`)「いやー独身のモナが言うのもどうかと思うけど、やっぱり心配になるモナ」
( ´_ゝ`)「俺らも妹いるんで何となくは……」
( ´∀`)「お、そうなのかモナ?」
(´<_` )「はい、実家なんで群馬ですけど」
( ´∀`)「ほー。知っての通りモナの実家は奥多摩モナ」
( ´_ゝ`)「ええ」
(´<_` )「関東の秘境と東京の秘境で何か親近感ありますね」
( ´∀`)「お互い妹を残して出てきてるのも一緒モナね」
( ´_ゝ`)「確かに」
( ´∀`)「……そういえば名前を聞いてなかったモナ」
( ´_ゝ`)「これは失敬。流石真理男です」
(´<_` )「流石累次です」
(;´∀`)「二人とも凄い名前モナ」
(´<_` )「よく言われます」
( ´∀`)「まあ良いモナ。良い出会いに乾杯するモナ」
323 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:47:02 ID:OSMoEr7U0 ,. -‐==、、 ,. ===、、 o ○o. i :::ト、 _,/ `ヾ´´`ヽ、 ゚ .l :::ト、\イヤッッホォォォオオォオウ! // .::::/ :::::!===l :::|ス. ', /./ .::::/ ::::l | __ ..... _::::|} ヽ l-、. ,ィク ,'..__ .::::/ ::::l :l '´ `)'`ヽ ヾ;\ /::{゙ ヽ、 ``丶、;/‐‐- 、::::l `'::┬‐--<_ } ./;:::::\ /::::::::! ,>---‐'゙ー- ...__)イ ,. -‐‐-、ト、 |l::ヽ /;';';';';::::\. /|::::::;';';'\/} (ヽ、 _/| (´ _,.ィ!::ヽ. ヾー'´;';';';';';';';';:: /ヽ、
( ´_ゝ`)「って何普通に混ざってきてるんだマスター」
(´・ω・`)「楽しそうだったのでつい」
(;´∀`)「仕事中に酒飲むのかモナ」
(´・ω・`)「ノンアルですよノンアル」
(´<_` )「まあ別にいいと思いますけど」
(´・ω・`)「煮干し食べます?」
(;´∀`)「そうだった、そもそもマスターはいつも煮干しつまみ食いしてたモナ」
(´<_` )「いいな煮干し」
( ´_ゝ`)「くれくれ」
324 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:47:38 ID:OSMoEr7U0【ハイツ筆府】;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::....../| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; / ::::| |______|| |______|| |______|| |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:::::::::::| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| |;;;:;:;;;:;:;:;;;;:;:;:;;;:;:;;;:;:;;;:;:;:;:;:;:;;:;:;;::::::::::::::::::| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| |;;;:;:;;;:;:;:;;;;:;:;:;;;:;:;;;:;:;;;:;:;:;:;:;:;;:;:;;::::::::::::::::::| |______|| |______|| |______|| |;;;:;:;;;:;:;:;;;;:;:;:;;;:;:;;;:;:;;;:;:;:;:;:;:;;:;:;;::::::::::::::::::| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |______|| |______|| |______|| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |______|| |______|| |______|| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |::| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|.|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |;;|______________________|.|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ..:|| | |______| |______|| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ..:|| | ┌―┬―┐ .| | | | | || |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ..:|| | ..| ..| ..| .| | | | | || |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ..:|| | ..| i.|.i | .| | | | | || |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ..:|| | ..| ..| ..| .| | | | | || |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
325 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:48:13 ID:OSMoEr7U0
(´<_` )「いやー、結局結構飲んじまったな」
( ´_ゝ`)「まさか香那さんの兄貴いると思わないじゃん」
(´<_` )「結構面白い人だったな」
( ´_ゝ`)「あそこの常連面白い人多いよ」
(´<_` )「兄者含めてな」
( ´_ゝ`)「マスターも元気そうでよかったわ」
(´<_` )「ツマミうまかったなー」
( ´_ゝ`)「そこがいいとこなのよね」
(´<_` )「……事務所安定したらまた行こうぜ」
( ´_ゝ`)「おう」
(´<_` )「……おっ? 事務所のメールに依頼っぽいの来てるぞ」
( ´_ゝ`)「おお、やった」
(´<_` )「どれどれ……」
326 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:48:49 ID:OSMoEr7U0
From: 茂手内読雄To: 流石探偵事務所Sub: 依頼のご相談
はじめまして。僕は筆府大学の茂手内読雄といいます。
最近友人の様子がおかしいんですが、話を聞いても何も教えてくれません。何かおかしな宗教や事件に巻き込まれてるんじゃないかと心配です。そこで友人の動向を調べて様子がおかしい理由を探って欲しいんですが、そういう依頼って可能でしょうか?
依頼料の相場はよくわかりませんが、必要なら他の友人にもお願いして集めます。明日の10時に事務所に行きますので、一度お話させてください。
327 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:49:24 ID:OSMoEr7U0
( ´_ゝ`)「おお、これは紛うことなき依頼ではないか」
(´<_` )「大学生か……まあこの内容ならそこまで高額にはならないか?」
( ´_ゝ`)「カルトとかならちょっとした尾行で終わるだろうしな」
(´<_` )「個人的な悩みなら兄者が聞き出せばいいし……まあ何とかなるだろ」
( ´_ゝ`)「うむ。いやーこれは幸先がいいな」
(´<_` )「村上さんの猫探しとかミノリちゃんからおかわりじゃなくてよかったわ」
( ´_ゝ`)「それはほんとに」
(´<_` )「あれ? もう一通あるぞ」
( ´_ゝ`)「マジか。俺らの時代来たか?」
(´<_` )「どれどれ……」
328 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:50:00 ID:OSMoEr7U0
From: 天丼の業火To: 流石探偵事務所Sub: 荒らしの調査
どうしても許せない荒らしがいます。何とかして仕返ししてやりたいので、そいつの恥ずかしい秘密とか探れないでしょうか?
http://xxxxxxxxxxxxxxxxここのSAITOってやつです
自慢じゃないですがお金はあるので言い値で振り込みます。何とかならないでしょうか?
329 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:50:35 ID:OSMoEr7U0
(´<_` )「あ、これは俺の方で片手間でやっとくわ」
( ´_ゝ`)「流石だな弟者」
(´<_` )「たぶん大丈夫だと思うけどソーシャル必要そうだったら頼むかも」
( ´_ゝ`)「うむ」
(´<_` )「これは金があるってのが本当ならおいしい依頼だわ」
( ´_ゝ`)「正直嘘くさいが」
(´<_` )「このブログ安定してランキング上位だし結構稼いでそうではあるものの」
( ´_ゝ`)「まだブログ管理者とは確定してないんだよなあ」
(´<_` )「ああ、懸念はそこだけ」
( ´_ゝ`)「そうじゃなかったら流石にお断りか」
(´<_` )「うむ」
330 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:51:11 ID:OSMoEr7U0
( ´_ゝ`)「こりゃ営業行くよりネット広告強化した方がいいかな?」
(´<_` )「それよりステマ頑張った方がよさそうだ」
( ´_ゝ`)「あー……そうかも」
(´<_` )「あとは兄者がtwinbird芸でファンを集めるとか」
( ´_ゝ`)「それはちょっと……」
(´<_` )「結構良い宣伝になると思うけどな……まあ考えといてくれ」
( ´_ゝ`)「うーむ」
( ´_ゝ`)「何にせよヤバい依頼は片付いて金も入った、新しい依頼も来たで万々歳だな」
(´<_` )「うむ、この調子でやってきたいもんだな」
( ´_ゝ`)「よーしやる気出てきた!」
(´<_` )「ああ、頑張ろう」
( ´_ゝ`)「「……」」(´<_` )
331 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:51:51 ID:OSMoEr7U0
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ | 流石だよな、俺ら? | \_ _____ __/ V V d( ´_ゝ`)人(´<_` )b \ /. \ / l l l l //l | | l\\  ̄  ̄.  ̄  ̄
Case1「不審な男の捜索」 Complete!
To be continued...
332 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:52:51 ID:OSMoEr7U0Case1-Tips4 連続衰弱死事件
(=゚ω゚)ノ「……警部、『また』ですね」
( ´ー`)「ああ……」
(=゚ω゚)ノ「正直漫画みたいな話ですけど……」
( ´ー`)「動機もわからんが、手段も謎だな」
(=゚ω゚)ノ「はい。一体どうしたらこんなことになるのか……」
( ´ー`)「一回だけなら俺だって病死で片づけた。 だが、三回連続ともなれば……これはれっきとした『事件』だ」
(=゚ω゚)ノ「ですね……」
( ´ー`)「行くぞ伊藤。今までのガイシャの周辺を洗いなおす」
(=゚ω゚)ノ「あっ、待ってくださいよ警部! 現場引継ぎ!」
( ´ー`)「若い男が連続で衰弱死だなんて……普通じゃありえねーよ」
333 : ◆KDJGUfbY2o [] :2021/12/30(木) 00:54:35 ID:OSMoEr7U0Case1-Tips5 先生
( ・L・)「待機!? 何故ですか!」
( ・3・)「部隊が壊滅するような場所にほいほい人を送れるかよ」
( ・L・)「今も助けを待っている仲間がいるかもしれないんです!
( ・3・)「お前よう、そうは言ってもだな」
( )「話は聞かせてもらった」
(;・3・)「これは……先生! どうしてこちらに?」
( )「他でもない彼の部隊の話だ、何なら私が赴くぞ?」
(;・3・)「お待ちください! ただいま隠密に長けたメンバーを選抜中です」
( )「ならばよし。そこをきちんと説明しなければそこの彼だって混乱してしまうだろう?」
( ・3・)「はっ! 申し訳ありません!」
( )「うむ、彼のことは心配だが待つとしよう」
343 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/02(日) 00:16:36 ID:7gVIw.N20Case1-Tips6
( -∋-)(結局何だったんだろうなあれは。夢や幻じゃないのは鉈を見ればわかる。 あの胡散臭い男についても上からは詮索無用と念押しされるし……。 怖いから元々詮索する気もないけど)
( ゚∋゚)(最近、山を歩いてると正直怖い。 たまには長期休暇取って海にでも行こうかな……)
( ‘∀‘)「うっほっほ」
( ゚∋゚)「……あ、ども」
( ‘∀‘)「おん? おー久しぶり!」
( ゚∋゚)「いや昨日ぶりですけど」
( ^∀^)「ガハハ、ガタイでかいんだから細かいことは気にすんな!」
( ゚∋゚)「はあ」
( ‘∀‘)「あの二人はもう帰ったん?」
( ゚∋゚)「そっすね」
( ‘∀‘)「そっかーまた機会あったら一緒にラーメン食いたいね」
( ゚∋゚)「伝えときますよ(もう来ないと思うけど)」
( ‘∀‘)「お、助かる! いやー連絡先聞くの忘れててさあ」
( ゚∋゚)「何なら教えますけど」
( ‘∀‘)「駄目駄目! 本人の了解ないと個人情報がどうたらで駄目って兄貴が言ってた!」
( ゚∋゚)「はあ、先輩達なら別に気にしないと思いますけどね」
345 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/06(木) 23:53:54 ID:WYDyurGs0Case1-Tips7 三人目
(゚、゚トソン「編集長」
(-@∀@)「ん? 何だい都村くん」
(゚、゚トソン「三人目、出たらしいですよ」
(-@∀@)「……えっ?」
(゚、゚トソン「編集長、言いましたよね? 『そんなことあるわけがない、もしあったら僕の権限で記事を捻じ込んでも良い』って」
(;-@∀@)「確かに言ったけど……えっマジで出たの?」
(゚、゚トソン「確かな筋からの情報です」
(;-@∀@)「マジかー……8割くらい冗談だったんだが」
(゚、゚トソン「で、取材に行って構いませんか?」
(-@∀@)「うーむ……取材に行くのは良いけど、現状じゃデスク通るわけないからね? うちは仮にも新聞社だ、ゴシップ紙じゃない」
(゚、゚トソン「ええ、当然です。ひょっとして馬鹿にしていますか?」
(;-@∀@)「してないっての面倒くさい奴だな。いいから行ってこい!」
(゚、゚トソン「そうさせて頂きます」
(-@∀@)(……経験上、記事にはできないと思うけど。ま、これも経験だし頑張りたまえ)