458 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:08:18 ID:AajoC.Wo0前回のあらすじ・確か、国際クオリティ大学でした・うちの漫研では彼女をモデルにした主人公を描いてる奴もいますよ・流石にこんな目立つ少女にヤク売らせる馬鹿はいないだろう、だそうです
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ | 流石だよな、俺ら | \_ _____ __/ V V d( ´_ゝ`)人(´<_` )b \ /. \ / l l l l //l | | l\\  ̄  ̄.  ̄  ̄
【標準AA環境】
※右のAAのズレない環境が標準です。 | |\|/ | | | | ∧ ∧ |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ | |(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|
459 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:08:54 ID:AajoC.Wo0Case2-Day2B
| | ̄ ̄ ̄|:l | | ::| ,| | | ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | 流 石 探 偵 事 務 所 | | l__________________,| | | |`''-、_ | | | | 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | | | | | | | | | | | | | | | r‐┐| r‐┐ ,| | | | | | ||! ! .| |ノヽ-ヘィiヘl^ヽ-, | | l └‐'゙ l└‐' | |―――――┐ス ! ! | | | | | ,レi | | |______,|_____,,| | | Z | | / ,|_|/ | ヘ |_|/
460 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:09:29 ID:AajoC.Wo0
「こんにちはー!」
( ´_ゝ`)「「!!」」(´<_` )
(´<_` )(あー、来ちゃったなあ……どうなることやら)
(´<_` )「こんにちは、ようこそいらっしゃいました」
ノリ^-^ノリ「立て続けですみません」
(´<_` )「いえいえ、ありがたいことです」
(´<_` )(経営上はマジでありがたいから困る)
( ´_ゝ`)つ旦「はいお茶」
ノリ^-^ノリ「ありがとうございます」
( ´_ゝ`)(見た目は可愛いんだけどなー)
ノリ^-^ノリ「……?」
461 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:10:05 ID:AajoC.Wo0
(´<_` )「それで、ご友人の捜索ということでしたが」
ノリ^-^ノリ「あ、はい。お願いしたいことはメールに書いた通りなんですけど」
(´<_` )「まず確認させて頂きたいんですが、数か月前から行方が分からないというのは本当でしょうか?」
ノリ^-^ノリ「はい、そうですけど……?」
( ´_ゝ`)「ごめん、先立って学校で話聞いてきたんだけどさ。どうも要領を得なくてね」
ノリ^-^ノリ「はあ……?」
( ´_ゝ`)「ぶっちゃけ実在する人なの? 沢近辺梨花って」 ・ノリ^-^ノリ「もちろん実在はしてますよ」
( ´_ゝ`)(……なるほど。実在は、ね)
(´<_` )「聖パウロ学園には通っていないのでは?」
ノリ^-^ノリ「あ、気付きました? 流石ですね」
( ´_ゝ`)「理由は知ってる?」
ノリ^-^ノリ「馬鹿馬鹿しいから、って言ってました」
( ´_ゝ`)「……それって、彼女が本当は大学生だから?」
ノリ^-^ノリ「……? 大学生ではないですよ」
( ´_ゝ`)「……なるほど(嘘ではなさそうだが、何だこの違和感……?)」
(´<_` )「お二人はどういったご関係なんでしょうか?」
462 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:10:40 ID:AajoC.Wo0
ノリ^-^ノリ「元々親同士で交流があったので、その流れで知り合って」
( ´_ゝ`)(まただ、何か違和感がある……)
ノリ^-^ノリ「中等部の頃はよく家に遊びに行ってました。高等部になってからも週一でお茶会くらいはしてたんですけど。 数か月前に突然連絡が取れなくなって……」
(´<_` )「沢近さんのお家の人は何て言ってるんですか?」
ノリ^-^ノリ「海外で療養中とだけ。でもそんなはずないと思うんです……うちの使用人でも見かけたって人がいますし」
( ´_ゝ`)「それはいつ頃?」
ノリ^-^ノリ「先週ですね。元々ちょっとおかしいなと思ってたんですけど、それで本格的に疑い出して」
( ´_ゝ`)「それで今日依頼に来た、と」
ノリ^-^ノリ「はい」
( ´_ゝ`)(……嘘と断言できる部分はないし、筋は通ってるな……俺らの考えすぎだったか?)
(´<_` )「使用人の方が見かけた場所はどこですか?」
ノリ^-^ノリ「駅前を歩いてる時に見かけたって言ってました、それを聞いてお家に連絡したんですけど……」
( ´_ゝ`)「返事は変わらず?」
ノリ^-^ノリ「そうなんです。おかしいですよね?」
( ´_ゝ`)「うん、確かに変だね」
(´<_` )「連絡はどうやって取り合ってたんですか?」
ノリ^-^ノリ「お家の電話です。今時どうかとは思うんですけど、スマホとかは持ってないので」
(´<_` )(なるほど、それならLiner履歴ないのも納得だな。そしてスマホなしの時点でバイヤーの線もほぼなし、と)
463 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:11:16 ID:AajoC.Wo0
(´<_` )「お話を聞く限り家出の可能性がありますね。心当たりなどありますか?」
ノリ^-^ノリ「家出? うーん……特にはないです」
( ´_ゝ`)(……ここで嘘?)
( ´_ゝ`)「本当に何もない? ちょっとしたことでも良いんだけど」
ノリ^-^ノリ「ないですねー」
( ´_ゝ`)((言いたく)ないですねー、ってか)
(´<_` )(あ、今のは流石に俺でもわかった)
ノリ^-^ノリニコッ
(´<_` )「……沢近さんご本人については大体わかりました。あとはお家について少し伺っておきたいのですが」
ノリ^-^ノリ「……はい。ええと――」
―――。
464 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:11:51 ID:AajoC.Wo0
(´<_` )「――では、一週間後に進捗をご報告します」
ノリ^-^ノリ「はい、よろしくお願いします!」
バンッ!
( ´_ゝ`)ノシ「それじゃあ気を付けて……ん?」
ξ゚⊿゚)ξ (⌒`:::: ⌒ヽ ..ヽ:::: ~~⌒γ⌒) ヽー―'^ー-' 〉 │
/ ̄/ココ / ̄/ココ / ̄/ココ ./ ̄/ココ / ̄/ココ / ̄/ココ ./ ̄/ココ / ゙ー-; / ゙ー-; / ゙ー-; / ゙ー-; / ゙ー-; / ゙ー-; / ゙ー-; / /ー--'゙ / /ー--'゙ / /ー--'゙ / /ー--'゙ / /ー--'゙ / /ー--'゙ / /ー--'゙ /_/ /_/ /_/ /_/ /_/ /_/ /_/
(´<_`;)「ええと……?(何か凄い威圧感なんだけど……)」 _(;゚∀゚)「おいツン! 待てって!」
(;'A`)「はあっ、はあっ、お、追いついた……」
(´<_`;)「んんんんんん??」
( ´_ゝ`)「あっ、これあかんやつや」
ノリ^-^ノリ「……?」
465 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:12:27 ID:AajoC.Wo0
(´<_` )「ドクオさん、これは一体……?」
(;'A`)「あー……ええと、そのですね」
ξ゚⊿゚)ξ「あんた達が流石探偵とやらね」
( ´_ゝ`)「いかにもそうだがお嬢さんは?」
ξ゚⊿゚)ξ「探偵なら当ててみなさい」
( ´_ゝ`)「うん、幼馴染の危機に気が逸ってる摘手麗羅さんね。で、眉毛の彼が長岡ジョルジュ氏。あってる?」
ξ゚⊿゚)ξ「……あってる。なかなかやるわね」
( ´_ゝ`)「まあね」
(;'A`)「すすすすみません!」 _(;゚∀゚)「おい、流石に俺だってシツレイだってわかるぞ!?」
ξ゚⊿゚)ξ「何よ文句あんの?」 _(;゚∀゚)「「大ありだバカヤロー!」」('A`;)
(´<_` )(聞いていた以上に仲よさそうだな……ん?)
(゚、゚トソン「どうも」
(´<_` )「……あ、ども」
466 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:13:03 ID:AajoC.Wo0
( ´_ゝ`)「あれ? トソン、何でいるんだ?」
(゚、゚トソン「察しは着いているのでは?」
( ´_ゝ`)「んにゃ、流石に買いかぶりすぎ。詳しい話を聞かせて貰おうじゃないの」
(´<_` )「ドクオさんもよろしいですか?」
(;'A`)「は、はい」
ノリ^-^ノリ「あのー……私は帰った方が良いですかね?」
( ´_ゝ`)「……いや、無関係な話でもない。よければ聞いていってくれ」
(´<_` )「えっ!? おい兄者……」
( ´_ゝ`)「構わないかな、ドクオ君?」
(;'A`)「えっ? えっと……」
ξ゚⊿゚)ξ「誰?」
( ´_ゝ`)「別件で依頼を受けたんだが、どうも内藤君の話と繋がってそうなんだ。 お互いに手掛かりを得られるかもしれないと思うんだが……どうかな?」
ノリ^-^ノリ「えっと……私は別に構いません」
(;'A`)「よくわかんないですけど……別にいいですよ」
ξ゚⊿゚)ξ「……ふん、まあいいわ」
(´<_` )(マジか……収拾つくのかこれ?)
467 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:14:53 ID:AajoC.Wo0
(;´_ゝ`)(;゚∀゚)「「な、何だってー!?」」(´<_`;)('A`;)
(゚、゚トソン「ふむ、なるほど」
ノリ^-^ノリ ニコニコ
ξ ⊿ )ξ
(;'A`)「え待って都村さんサラって言ったけど連続殺人って……!?」
(;´_ゝ`)「おいおいおいおい、するってぇと話を統合するとだ」
(´<_`;)「……男子大学生連続衰弱死事件、その第四の被害者が……」
(゚、゚トソン「内藤さんになる可能性が高いと思われますね」
(´<_`;)「想定を更に上回ってきやがった……!」 _(;゚∀゚)「やべえよやべえよ!」
ノリ^-^ノリ「ふぅん……やっぱり*い**」
(´<_`;)「ん? 何か言いました?」
ノリ^-^ノリ「いいえ別に(ニッコリ」
468 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:15:29 ID:AajoC.Wo0 _(;゚∀゚)「え、じゃあマジで悠長なこと言ってられなくね?」
(;'A`)「だな、け、警察に……」
(゚、゚トソン「無駄だと思いますよ。現状で警察が即座に動くとは考え難い」
( ´_ゝ`)「残念ながらそうだな……3件中2件は既に病死扱いってんじゃな」
(´<_` )「未成年ならまだしも、仮に動くとしても即日はないだろうな」
(;'A`)「じゃ、じゃあどうすれば……!?」
ξ ⊿ )ξ「……てやる」 _(;゚∀゚)「……?」
ξ#゚⊿゚)ξ「ぶ ち 殺 す。場所を教えなさい」
( ´_ゝ`)「……まあまあ落ち着いて」
ξ#゚⊿゚)つ「教えろッ!!!!」
( ´_ゝ`)「……」
( ´_ゝ`)∂)) クイクイッ
ξ#゚⊿゚)つブチッ!
469 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:16:04 ID:AajoC.Wo0
ξ#゚⊿゚)ξ=つ≡つ〃(´<_` ) ミ (っ ≡つ=つ (´<_` ) O(´<_` ) ヒュンヒュン / ) ババババ Oヽ / ./l .l )〃ノO " ( / ̄∪ ∪ ∪
ξ#゚⊿゚)ξ「ッ!?」
ξ;゚⊿゚)⊂三ピタッ
( ´_ゝ`)「やあ、ちょっとは落ち着いたかな?」
ξ;゚⊿゚)ξ「……やるわね」
(((;'A`)))「おいツン! 何てことするんだ!」 _(;゚∀゚)(おいおい、筋モン一撃で伸したこともあるツンの拳受けて余裕かよ……!?)
(´<_`;)(うわ、兄者余裕ぶってるけどめっちゃ紙一重だったな……やるわあの娘、内心冷や汗ダラダラだろ)
ノリ^-^ノリ ニコニコ
(゚、゚トソン「それで、どうしますか?」
(;'A`)「……」
( ´_ゝ`)「いやぁ……どうしたもんかね」
470 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:16:39 ID:AajoC.Wo0
(´<_` )「とりあえず……悠長なこと言ってられなくなったな、完全に」
( ´_ゝ`)「ああ。緊急避難的な対処も止む無しだな」
ξ゚⊿゚)ξ「そうよ! 早く助けに行かないと!」
(´<_` )「いやちょっと待ってください」
ξ゚⊿゚)ξ「……あ゛!?」
(#'A`)「おいツン、いい加減にしろ!」 _(;゚∀゚)「すんません! こいつ馬鹿なんです!」
ξ#゚⊿゚)ξ「あ、あんた達……!」
('A`)9m「……ブーンが心配なのはわかる、わかるがな。 それが人に協力を求める態度か、おい? お前のせいでブーンが助からなかったらどうするんだよ? なあ?」 _( ゚∀゚)つ「だな。収まり着かないってんなら一戦付き合ってやってもいいぜ?」
ξ#゚⊿゚)ξ「……」
ξ-⊿-)ξ「……」
ξ゚⊿゚)ξ「……悪かったわ」
(´<_` )「いえ、気が逸るのも仕方のないことかと……」
471 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:17:15 ID:AajoC.Wo0
( ´_ゝ`)「……うん、内藤君は家から出てきた時点で拉致かな。意義ある人挙手」
しーん
( ´_ゝ`)「ま、だよな」
(´<_` )「そっから待ち合わせ方法聞き出してラブホ突入ってとこだな。 もしくは入る前に捕まえられればそれでもいいが……」
( ´_ゝ`)(問題は捕まえてからどうするかだけどな……薬物を持っててくれりゃ話は早いが)
(゚、゚トソン「そんなところでしょうね」
('A`)「だ、だったらブー……内藤を止めるのは俺たちに任せてください!」 _( ゚∀゚)「……だな」
ξ゚⊿゚)ξ「そうね」
(´<_` )(ふむ……脳筋担当も頭脳担当もいて普通にバランス良いパーティだな)
(゚、゚トソン「良いんじゃないでしょうか?」
(´<_` )「そうですね。内藤さんを説得するにはこれ以上ないメンバーかと」
( ´_ゝ`)「確かに俺らが行くよりよさそうだわな。トソン、引率頼める?」
(゚、゚トソン「ええ、そのつもりです」
( ´_ゝ`)「助かる」
472 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:17:51 ID:AajoC.Wo0
ノリ^-^ノリ「じゃあ私は突入班ですね」
( ´_ゝ`)「ああ……って、んん??」
ノリ^-^ノリ「行きますよ、私」
(´<_` )「いやいや、それは流石に……」
ノリ^-^ノリ「駄目ですか?」
( ´_ゝ`)(うーん……何となく、監視下に置いといた方が良いような気もする……)
(´<_` )(何かどっちにしても嫌な予感するな……)
( ´_ゝ`)「……いくらなんでも親御さんの許可なしにそれはできないよ」
ノリ^-^ノリ「あ、はい、そうですよね」
( ´_ゝ`)(……このあっさり感、別口で来そうだなあ……)
(´<_` )(兄者じゃなくてもわかる、絶対来るだろこれ)
ξ゚⊿゚)ξ「で、時間は?」
( ´_ゝ`)「昨日は25時過ぎだったな」
(゚、゚トソン「ふむ。では24時くらいから張っておけばよさそうですね」
ξ゚⊿゚)ξ「長岡、あんた仕事大丈夫なの?」 _( ゚∀゚)「休むって言っといたから問題ない」
('A`)「それより寝といた方がいいぞ。殆ど徹夜だろ?」 _( ゚∀゚)「一日くらい余裕だ余裕」
473 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:18:26 ID:AajoC.Wo0
('A`)「二人ともうち来いよ、徒歩五分だし。で、ジョルジュはちょっと寝とけ」
ξ゚⊿゚)ξ「そうね」 _( ゚∀゚)「うーん別に平気なんだが……まあいっか」
(゚、゚トソン「私は念のため早めに待機しておきます。24時に現地で合流しましょう」
ξ゚⊿゚)ξ「わかったわ」
(゚、゚トソン「それでは失礼します、急に押しかけてすみませんでした」
( ´_ゝ`)「んじゃ俺らも準備するか」
(´<_` )「ああ。……一条さん、相手は友達かもしれませんが事件の犯人の可能性が高いです。くれぐれも……」
ノリ^-^ノリ「はい、わかってます」
(´<_` )(この落ち着きようはどう捉えればいいんだ? ……最初から、これ以上の犯行を止めるのが目的だった……?)
ノリ^-^ノリ「あの……もしよかったらこれを」チャリッ
( ´_ゝ`)「ん? これは?」
ノリ^-^ノリ「お守りです。冨竹おにいちゃんもこれのお陰で助かったって言ってました!」
( ´_ゝ`)(えぇ……どう捉えりゃいいんだそれ)
(´<_` )(前回のオカルト現象を考えるに馬鹿にはできないな……発信機の類は後で調べるか)
( ´_ゝ`)「あ、ありがとう。一応借りとくね」
ノリ^-^ノリ ニッコリ
(´<_` )「今夜の推移は明日報告します」
( ´_ゝ`)「んじゃ、気を付けて」
ノリ^-^ノリ「はい、頑張ってください」
―――。
474 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:19:02 ID:AajoC.Wo0 /´ ̄`ヽ /´ ̄`ヽ |:. .::| |: :|: :|:. .::! /´ ̄`ヽ |: :| |:. .::|: :|: :| ./ ̄`ヽ |: :|: :|:. .::| |: :| ..|: :| |: :| |:. .::|: :|: :| ..|: :| |: :|: :|:. .::| |: :| ..|: :| |:::.. ..::::| /´:::.:. ..:.::|: :|:. .:| ..|: :|: :|:. .:| :/:. .::/ /´:::::....:..:| ..|::.. ...::| |: :| /:. .::/ /: ..:/ ..|: :|: :|: :| :/:. .::/ /: ..:/ ..|: :|: :|: :|/:. .::/ /: ..:/ ..|:. ..:::ー'::.. ..:::´ ...:::::レ'::. /´ ̄ ̄`ヽ ./ ..::.::.:. ____ .::::.. / :/ /:. /_/\__\ .∞ / .:/ ./:::.:.. /\/ ̄ ̄\/| |∞/ .:/ /:::::::.:... | ;;/\__/\| | / .:/ ./:::..:.. \ ̄ ̄\/ ̄´///. .:/ |::.:. ,::''"´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`:::.. .:/ |::. .:/ .:/ |:. .:/ .:/ |:.. / .:/ ∮ |;:;::...:.:::. .:/∮ ∮ ../:;:;:;:;:;:;:;::::::..:.:....... .:/ ∮ ∮ /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::::::::::::::::.:.:...:..:...:...:::/ ∮ ∮ ../:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ ̄´ ∮ ∮ チャラッ /:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ ∮ ∮ ../:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/ ∮ ∮
475 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:19:38 ID:AajoC.Wo0 ' ☆ . ゚ 。 ゚ ゚ . 。 ゜ + ゜ 。 。 ゚ 。 ゚。 ' o ゜ ☆ ゜ +. ;/ ゜ 。 ' ゜ 。 ゜ 。 o ゚ ゚' ☆ . ' 。 * . ゜ 。 ゜ + 。 ゜ ゚ ゚ 。 . + 。 + ゜ 。 ゚。 + 。 * . ゜ ゜ ゜ 。 。 ゚ ,;/ 。 . + 。 . ' 。 ゚ 。. + 。 . ' ゚ 。 * . ゜ + ゜ 。 ,;/ ' ゜ o ゚ ゚ . 。 *'' * .゜ 。 ゜ 。' ゜ 。 ゚ ゚ ゜ + ゜ 。 ' ゜ / / ,。 ・ :* :・゚'
_ __ _ _ _ _ _ _ ___|田|_|ロロ|_| ロロ|_|田|.|ロロ|_| ロロ|_|田|.|ロロ|_|田|.|ロロ|_| ロロ|_
476 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:20:14 ID:AajoC.Wo0【HOTEL FRONTIER】 ┏━━━┓| ___ ___ .___ ┃ F H ┃| || || || || || || ┃ R . O ┣| || || || || || || ┃ O ...T..┃| || || || || || || ┃ N ...E..┃|  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ . ̄ ̄ ̄ ┃ T... .L..┃| ___ ___ .___ ┃ .I .. .┃| || || || || || || ┃ E ┣| || || || || || || ┃ R ...┃| || || || || || || ┗━━━┛|  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ . ̄ ̄ ̄ | _______ _______ | |______| |______| | ||;;;;;;||;;;;;;;;||;;;;;;|| ||;;;;;;||;;;;;;;;||;;;;;;|| | ||;;;;;;||;;;;;;;;||;;;;;;|| ||;;;;;;||;;;;;;;;||;;;;;;|| | ||;;;;;;||;;;;;;;;||;;;;;;|| ||;;;;;;||;;;;;;;;||;;;;;;|| | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| (⌒;;;);;|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (⌒;;) (⌒;;;;;; ;;) , .,.;;;;) (⌒;;)`⌒;;;;;;) (⌒;;`;´;` ,;;;;.,. ,;;;;) ,.,;;; )|⌒| |⌒| ,;;;;) ,.,;;; )⌒;;) | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|l:::l| |l:::l| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ..|l:::l| |l:::l| | ..|l:::l| |l:::l| |__________|l:::l| |l:::l|_____
477 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:20:50 ID:AajoC.Wo0
( ´_ゝ`)「うへー寒くて車から降りたくないな……」
(´<_` )「替わってもいいぞ?」
( ´_ゝ`)「うまいこと口八丁できるなら」
(´<_` )「無理だな」
( ´_ゝ`)「だろ? 逆に完全隠密なら弟者の方がうまいから任せるけどさ」
(´<_` )「しかしどうするんだ? 下手に取り押さえたりしたら俺らの方が犯罪者にしか見えんが」
(;´_ゝ`)「正直まだ悩んでる……」
(´<_`;)「おいマジか……」
( ´_ゝ`)「薬で確定ならそんなに悩む必要もないんだが」
(´<_` )「いっそ今日は諦めて追跡に徹するのも手だな」
( ´_ゝ`)「うーむ……ま、ギリギリまで考えてみるさ。行ってくる」
(´<_` )「おう、気を付けてな」
478 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:21:26 ID:AajoC.Wo0
( ´_ゝ`)(うひー寒い。一人だと余計寒く感じるなぁ)
( ´_ゝ`)(内藤君の外出が先か、沢近が来るのが先か……あるいは他のホテルって可能性もあるな)
( ´_ゝ`)(……ん?)
(=゚ω゚)ノ( ´ー`)
(;´_ゝ`)(うわ、こないだの警官じゃん、何でこんなに会うんだ……うん?)
( -_ゝ-)(そういやあの二人を見たのって……ってことは……ここで会うのは偶然じゃ、ない……?)
( -_ゝ-)(まさかとは思うが警察も動いてんのか? もしそうなら……)
( ´_ゝ`)(……よし)
( ´ー`)「ククッ、ようやくツラを拝めそうだな」
(=゚ω゚)ノ「ですね。まさか名前より先にとは思いませんでしたけど」
( ´ー`)「行動は杜撰の一言なのにどういうわけか……ん?」
( ´_ゝ`)「失礼、ちょっとよろしいでしょうか」
479 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:22:02 ID:AajoC.Wo0
( ´ー`)「……なるほど、話はわかった」
(;=゚ω゚)ノ「まさか探偵の方からこんな情報を頂けるなんて……」
( ´ー`)「とりあえず職務質問から持ち物検査でもしてみる。情報提供感謝する」
( ´_ゝ`)「こちらとしてもどうしたものかと思ってたんで、警察の方を頼れるなら正直助かります」
( ´ー`)「ま、警察が動かないって判断は正しい。俺らが独自に動いてるだけだからな」
(=゚ω゚)ノ「ちょっと警部、あまりそういったことは……」
( ´ー`)「どうせ記録にも残らん、問題ねーよ」
( ´_ゝ`)「しかしそうなると、そちらも問題は一緒ですか」
( ´ー`)「……ああ。決定的な証拠でもなきゃどうにもな」
(=゚ω゚)ノ「しかしガイシャから薬物反応は出ませんでしたから……未知の薬物……?」
( ´ー`)「それもなあ……」
( ´_ゝ`)(……正直考えないようにしてたんだが、これってひょっとして……)
(;´_ゝ`)(また、オカルト的な何か、なのか……?)
480 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:22:38 ID:AajoC.Wo0
(´<_` )(警官二人組が現れて一瞬焦ったが……なるほどな)
(´<_` )(「3人目」の現場にいて「4人目候補」の現場にもいるとなれば、動いてるのは確定的)
(´<_` )(対話を試みた兄者の判断は正しい)
(´<_` )(俺だったらもっと躊躇ったろうが……)
(´<_` )(お、戻ってくるな)
( ´_ゝ`)「というわけで、一旦俺らはここで待機」
(´<_` )「乗り物で逃げられた場合に追跡すりゃいいわけだな」
( ´_ゝ`)「うむ。まあタクシー拾ってた以上可能性は低いと思うが」
(´<_` )「まさか警察の助力を得られるとは思わなかった」
( ´_ゝ`)「独自に捜査なんて普通は許されないと思うが……事情はどうあれ助かる」
(´<_` )「だな、一気に採れる選択肢の幅が広がるぞ」
481 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:23:14 ID:AajoC.Wo0
|ω゚) |ー`) |
( ´_ゝ`)「さて……む?」
(´<_` )「どうした?」
( ´_ゝ`)「内藤君説得中だとさ」
(´<_` )「ってことはそろそろか……」
( ´_ゝ`)「ドキドキしてきた」
(´<_` )「薬物見つかって即逮捕が理想だが……」
( ´_ゝ`)「正直そうなって欲しい、が」
( ´_ゝ`)「「全くそうなる気がしないんだよなぁー……」」(´<_` )
482 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:23:50 ID:AajoC.Wo0
*(‘‘)*
( ´_ゝ`)「おっ、来たぞ」
(´<_` )「警官組、接近」
*(‘‘)* (´ー` )ヽ(゚ω゚=)
( ´_ゝ`)「とりあえず普通に会話してるようだな」
(´<_` )「さて、持ち物検査に応じるか……?」
*(‘‘)っ∩(´ー` )ヽ(゚ω゚=)
( ´_ゝ`)「む、普通に応じるのか……」
*(‘‘)* ( ー )ヽ( ω =)
(´<_`;)「……何だ? 様子がおかしいぞ?」
( ー ) (= ω )v*(‘‘)*スッ
(;´_ゝ`)「「はあ!?」」(´<_`;)
483 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:24:25 ID:AajoC.Wo0
(´<_`;)「な、何だ? 一体どういうことだ!?」
(;´_ゝ`)「と、とりあえず行ってくる! 弟者はここにいろ!」
(´<_`;)「あ、おい兄者!」
( ー )
(;´_ゝ`)「おい、しっかりしろ! 何があった!?」
( ´ー`)「っん……んんっ? ここは……それにあんたは……?」
(;´_ゝ`)「おいおい冗談だろ? あんたさっきまで沢近に職質してたよな?」
( ´ー`)「沢近……? む、まさかあんた、この少女の名前を知ってるのか!?」
(;´_ゝ`)「さっきその話をしただろと言ってるんだ!」
( ´ー`)「さっき……? おい伊藤!」
(;´_ゝ`)「その伊藤は沢近に連れ去られたよ!」
(;´ー`)「な、何だと!? 一体何がどうなって……!?」
(;´_ゝ`)「それを聞きたいのはこっちだっての!」
(;´ー`)「……すまんが一発殴ってくれんか? どうにも寝惚けたような感覚で……」
(;´_ゝ`)「……後で文句言うなよ!」
バキッ!
484 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:25:01 ID:AajoC.Wo0
( ´ー`)「……うむ、思い出した。沢近に職質してたんだったな」
( ´_ゝ`)「ああ。それがどうしてあんなことになったんだ?」
( ´ー`)「わからん。あいつが何かブツブツ言ったと思ったら急に意識が……」
( ´_ゝ`)(催眠術……ってレベルじゃないな。やはりオカルトなのか……?)
( ´ー`)「それより奴はどこに行ったんだ? それに、伊藤は……」
( ´_ゝ`)9m「……手ぇ引かれて入ってったよ」
( ´ー`)「なん……だと……?」
( ´_ゝ`)(しかしやはり大胆というよりは杜撰……場当たり……それでも何とかなるという自信、か?)
(#´ー`)「……舐めやがって、後悔させてやる……おい」
( ´_ゝ`)「む?」
(#´ー`)「すまんが付き合ってくれ」
( ´_ゝ`)「……おけ、どうせ目的は一緒だし」
(#´ー`)コ「……署長、今ちょっといいか? 実は――」
( ´_ゝ`)コ「あ、弟者? 簡潔に説明するぞ――」
485 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:25:37 ID:AajoC.Wo0【HOTEL FRONTIER フロント】 ┌======================┐ へ || || / \ || || ┌───────┐ || || │. │ || || │. │ || || │. │ || || └───────┘ || || || || LLLLLLLLLLl || || LLLLLl¶l¶l¶l¶l¶l || || || || || ◎ || || || ;華 || || _|,;____________________________||____ ////////////////////////////// ∥ ∥1 .ノル /////////////////////////////// ∥ ∥ | .(___) /////////////////////////////// ゙ ゙゙̄
486 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:26:12 ID:AajoC.Wo0
( ´ー`)「おい、さっきの女は何号室だ?」
( l v l)「いやちょっと、いくら警察でも流石にそれは……。 それに、お連れさんも一緒だったみたいですが一体……」
( ´ー`)r=-ジャキッ「おい」
(;´_ゝ`)「「!?!?」」(l v l;)
( ´ー`)r=-「今は悠長なこと言ってる場合じゃねーんだ。 あんたは不良警官に脅されてスペアキーを渡した、それでいい」
(;l v l)「……301号室です。どうぞ」
( ´ー`)「ありがとよ。行くぞ流石!」
(;´_ゝ`)(思った以上に滅茶苦茶だわこの人。今はそれくらいの方が頼もしいけど後で懲戒食らうんじゃ……)
( ´ー`)(署長の手腕次第じゃ免職だなこりゃ……ま、それならそれでしゃあない)
487 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:26:47 ID:AajoC.Wo0
三(#´ー`)r=-「動くな! 筆府警察だ!」
(;´_ゝ`)「……こ、これは……!」
*( )* (=。ω。)
_,,, --──- 、 /..::::::::::::::::::::::::::::.... `ヽ _,,, /..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::... 丶 <´ `Y、_:::::::::/:::::::::::::::::::::iヽ:::::::':、:::::... 、 〉 '''‐〈 ノ、_/:::::::::::/:::::::::::゙、::\::::ヽ:::::. 、 〈 / ̄ノ !::::::::::::|ヽ:::::::::::゙、:ヽ::::゙、::: 、 、 /::;;;;;;;/ /∨ |:::::::::::::|:::::_\::::::ヽ:::::::\|:::: !ヽ 、 /:::::::;;;〈_ |::::::::|::::|/:::::::::ヽ、;;\::::::::ヽ::: j ヾj ,':::::::::;;;;;;;; ̄`''''´;|:::::::|、:::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙、/. l::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;;::| ヾ|:::::::::::::::::::::::::::::::::::!. !:::::::::::::;;;;;;;;;;;;;::::::;r‐゙、;;:゙、 .i:::::::::::{ニニニィ::::|. !:::::::::;:::::;;;;|、;;;;;;:::{ ー\:ヽ l::::::::f⌒ ー 、i:::ノ {::::::::i;:::::::;;l \;;;::`ー-、\|:::::::::`ミ 、__ノ/. ゙;:::::::i゙、:::::;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ:::::::::::::::::::::||/::::l ゙、:::{、ヽ:;:::::\_ ,,,,ノニ/、_ 7''''' u |:::::::i:j ヽ::゙、\ヽ:;;:::::_}\  ̄j、_ |:::: /゙
488 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:27:24 ID:AajoC.Wo0
(;´_ゝ`)(な……んだ……? 一体何を……)
(#´ー`)r=-「おい、手を上げろ! 撃つぞ!」
_,,, --──- 、 /..::::::::::::::::::::::::::::.... `ヽ _,,, /..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::... 丶 <´ `Y、_:::::::::/:::::::::::::::::::::iヽ:::::::':、:::::... 、 〉 '''‐〈 ノ、_/:::::::::::/:::::::::::゙、 \::::ヽ:::::. 、 〈 / ̄ノ !::::::::::::|ヽ:::::::::::゙、 ヽ::::゙、::: 、 、 /::;;;;;;;/ /∨ |:::::::::::::| _\::::::ヽ \|:::: !ヽ 、 /:::::::;;;〈_ |::::::::|::::|/ ヽ、;;\ ヽ::: j ヾj ,':::::::::;;;;;;;; ̄`''''´;|:::::::|、:::! yr=ミ:、 行ミt゙、/. l::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!;;;;::| ヾ| :{_ヒri}゙ ヒrリ.》 !. !:::::::::::::;;;;;;;;;;;;;::::::;r‐゙、;;:゙、 .i  ̄´ , |. !:::::::::;:::::;;;;|、;;;;;;:::{ ー\:ヽ|"""" ヽ__, / {::::::::i;:::::::;;l \;;;::`ー-、\| /. ゙;:::::::i゙、:::::;゙、 `''ー-ニ;;_ゝ /::l ゙、:::{、ヽ:;:::::\_ ,,,,ノニ/、_ 7'''''  ̄ |:::::::i:j ヽ::゙、\ヽ:;;:::::_}\  ̄j、_ |:::: /゙
*(‘‘)*「あれ? おかしいな……失敗しちゃったかな?」
(#´ー`)r=-「手を上げろって言ってるんだ!」
*(‘‘)*「うーん……あ、もう一人いたんだね。なるほどなるほど」
(#´ー`)r=-*バン!
(#´ー`)r=-「……おい、次は当てるぞ」
*(‘‘)*「えー、それは嫌だなあ……」
489 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:27:59 ID:AajoC.Wo0
(;´_ゝ`)(威嚇射撃まで受けてあの落ち着きよう……やはり……)
*(‘‘)*「*****――」
(#´ー`)r=-*バン!
*(‘‘)*「うっ!?」
(#´ー`)r=-「どういうカラクリか知らんがその手はもう通じん。観念しろ」
(;´_ゝ`)(ヒュウ、見た目少女の足を躊躇いなく撃つか……これ懲戒確定だろ)
*(‘‘)*「……仕方ないなあ」
(#´ー`)r=-「……!?」
*(◎)*グニャァ
(;´ー`)r=-「な、何だ!? 何なんだこれは……!?」
(;´_ゝ`)「あっ(察し」
490 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:28:34 ID:AajoC.Wo0
__.._____....._ _,,, ,,..:::'""´..::::::::::::::::\ ,,,.__ | `Y、__::::::::::::::::::::::::::::::::::..Y | 〉'''‐〈__ノ...\::::;/:::i::ヽ;:::;;:i, ::::::\;ソ |/:::ノ しヾ:::;/;;;ノ|;;;;;L;;;i |m;::::从:ゝ /::;;;;/ / |;;:::;ノ ,;;;;;_`--";;;;,、从;;;;i /:;;;〈_ |;:::| 'i<O>`i..i´<O>ii|;;;;;::ヽ /;;;::::: ̄`'''ノ;::::l ー' ノ 、`ー' /;;;;;;:::: ) {::;;;::::::::::::::ハ;::;|lヽ / `ー 'ヽ i.|;;;;;:: / \:;;:::::::::/ /ノ || (i ∨==∨)ハ;:: ノ Y;::/ .ノ\、 ⌒ /\|;;丿 V ,ノ `フ" Y -''"\`''ー-、;;;;;;;人;;;,〆\ヽ
(;´ー`)r=-「!?」
(;´_ゝ`)「うへ……」
/| / / スッ / / r´ / /⌒i/ /⌒y' )ヽ | <`/7´,ノ /"√()く ヽ_ } / ∠'|;
(#´ー`)r=-*バン!
491 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:29:10 ID:AajoC.Wo0.,,.. ー''''"゛ _,,,.. -‐'''"゛ _.. ;;ニ゙‐''" .__r!!'"..,ir'" ,iシ // l.| _,,, -''''"´ ._. .,,iii=!!'"゙゛ .,..-'" : .'″ 〃 .// .l.! .、 ._,,.. -‐''"´ ._,, ー''"゛ : ´ ,ir″ .ノ’.、 .iУ .l.! .l.l_,, ー'''"゛ . _,,iiir='''゙゛ _..-'' . _..-'" ,,;;?゙.,- .,〃 .〃 ! ., l.! l l ._,,..y=メ!“″ _,,yrl'“゛ ._.y!!″ ..| ., /" / _〃 .〃 ! .l .リ l、.!..;;ニ`-"゛ _..ィメ!'"゛ .,..;;メ'" .|!l. ,. |'" / ,ノ./ ,l′ / l! │ ゝ l .! ,.. <゙‐'´ ._ | |!l | l .l} !; .l l _.. ‐彡'"゛ .,..-彡' | l! !l | ! !| .l | .! l ._,, ‐彡‐'´ _..-彡'" i!| l|!l |!i ! .!l゙ │! .、} _..-'彡‐'″ ,..-'',゙/゛ .,/ .l!| | |!l フッ! l |,! .|│ .l|, l. ‐彡'"゛ . ,..-'゙ / ._.iil'" l!| l! !l |!l ..il′ リ | .! .| ! !'" ,..-'"_/´ .,..;;广 l!| | |!l ll゙ ` | .| l .!.l _..-'".,..-'´ _.. |r'" i.|!| l!|!l |!|.i リ .!│ │.!.l .,..-'" ., / _..‐ン" |.|!| l!|!l |!|.| ゙ ュ .! .| .! .!.!._..-'″.,/´ ,/ / ., ‐ |.|i| |│ |i|.| .|.l .! .| ! .l ._/´ .,/゙ / .,/ i.|i| |│ |i|.i !.l .| .,! ! .l'" . / / .,/ li| li|il |il l .! :! .| .l │ ,/゛ ./ .,x!″ li| li|il |il | ! ! .l | .`‐´ . / ,ィ!″ / .li| li|il |il .l ,! ! .| .l . / ,.;;ソ゛ /. !i| l|il |i! .!│ .| .! │゛ , /'" / / | |il | ! l | .! .、 .! ., /‐゛ // |il .| | .! ! ,lii ゝ .,.-ン'゛ /./ . / ./ .|. / l / !.l .!l゙ ,!ll.-シ゛ /./ / / ./ / ! / ,!| ネ .| `l.'゛ /./ r ./ ./ / / .! !| l │ / / / / ,i゛ / i" ! |l゙ | .l / ./ / ./ / / ! .l゙ .l゙ ,! .| / / / / ./ / / / " ! !
492 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:29:45 ID:AajoC.Wo0
(;´ー`)r=-「消えッ!?」
(;´_ゝ`)「ぬおっ!?」
_(; ´_ゝ`) 三. ,ィ / ) 三. ,i'}′.∩ / ,イ 、 ノ/ ,i'./| | / / | (〈 /./| | | | | } / / ザシュッ!| | | | ヽ ヽ’ 三. / ./| |ニ(!、) \ \ 三 / /..∪ / ゝ ) / ./ / / { | . /./ / _/ | |_ 三 // ヽ、_ヽ {_ ___ゝ /
(#´_ゝ`)「トンファーキック!」
三 _(# ´_ゝ`) 三 / ) ドゴォォォ _ / ∩ / ,イ 、 ノ/ ―= ̄ `ヽ, _ | | / / | ( 〈 ∵. ・*( *〈__ > ゛ 、_ 三| | | | ヽ ー=- ̄ ̄=_、 (/ , ´ノ \ 三| | | | `iー__=―_ ;, / / / | |ニ(!、) =_二__ ̄_=;, / / ,' ∪ / / / /| | / / !、_/ / 〉 三 / _/ |_/ 三 ヽ、_ヽ
(#´_ゝ`)「今だ!」
(#´ー`)r=-*バン!
493 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:30:21 ID:AajoC.Wo0
*(O><O)*「ぐうううう!」
(;´_ゝ`)「えウッソ!?」
(;´ー`)r=-「おいおい、脳天に撃ち込んでその元気かよ」
(;´_ゝ`)「絶対人間じゃねえなこれ……」
*(O><O)*「ふっ!!」
(;´_ゝ`)「っ!!」
⊂ニニニニニニニニ⊃ / ̄> ,ィ //∪_ ,i'}′ // (_\__ ,i'./ // \ ) / ./ | | .| | / / | ( ;´_ゝ`) | | / . / ,〟 ゝキラッ`~^~ヽ ./ / / / レ'./. / +/ 丿./ / 〃 / ./ _|__/ /./ / i!,! ./ ./ <___/|/ / / .! / . / | __/ / .,! / / / / ( ̄ ̄ ̄ ) 、 / |./ / \ \/ / ̄ /l ./ ./ \__/ / .'" ,ゞ / ./ / ., 'i / / / !′ ,/ ./ / ,/ / . / ,r゙,/゛ ,rソ゛ ,iソ゛ /
*(;O><O)*「あれは!?」
494 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:30:57 ID:AajoC.Wo0
(;´_ゝ`)(気ぃ抜いたら死ぬッ!)
(#´ー`)r=-*バン! \\\\サッ *(O><O )*
(;´ー`)r=-「あっ、まずッ……!!」
(;´_ゝ`)(ま、間に合わ――)
r=-*バン! *(;O><O)*「ギッ!?」
(=´ω`)r=-ハァ、ハァ
(#´ー`)r=-「よくやった伊藤!」
(#´ー`)r=-*バン!
502 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/23(日) 00:56:27 ID:x4D6Cd5Y0
*(O><O)*「くっ……*****――」
(#´ー`)r=-カチッ「させねーよ!」
(;´_ゝ`)「あっ!?」
(;´ー`)r=-「やべっ!!」
=≡三三*( O><O)*ビュンッ!
(;´_ゝ`)「ぬおっ!?」
(;´ー`)r=-「あっ!? ま、待ちやがれ!!」
(;´_ゝ`)「に、逃げた……? 何故……」
三(;´ー`)r=-「伊藤を頼んだ! 俺は奴を追う!」
(;´_ゝ`)つ「あ、おい!!」
(;´_ゝ`)つ「……」
(=´ω`)「うう……警部……」
(;´_ゝ`)「だ、大丈夫か……?」
―――。
495 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:31:32 ID:AajoC.Wo0
二=*( O><O)* 三≡三=二 ≡三二=≡二≡ 三≡≡三=二三 ≡三二=≡二≡
(´<_`;)「ぬおっ!? あれはまさか……!?」
ドンドン!
(;´ー`)「はぁ、はぁ、おい、乗せてくれ!」
ガチャッ
(´<_`;)「一体何が……」
(;´ー`)「いいから早く出せ! 予定通り持ち物検査でGPSは入れてある!」
(´<_`;)「は、はい!」
496 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:32:07 ID:AajoC.Wo0 ________. /_||_| |_||_||三三≡=─f目テ=、____|三三≡=─`て((◎)――(◎)三三三≡=─
(;´ー`)「……ありゃあバケモンだ」
(´<_` )「……なるほど」
( ´ー`)「どうして逃げたのかは知らねーが、豆鉄砲じゃ分が悪い」
(´<_` )「じゃあどうするつもりなんです?」
( ´ー`)「何とかして目からぶち込む。流石に死ぬだろ」
(´<_`;)「いや殺しちゃって大丈夫なんですか……?」
( ´ー`)「さあな。……あ、そういや署長に電話しとかねーと……」
( ´ー`)コ「……すまん署長、しくじった。……ああ、それで――」
(´<_`;)(俺、この人の手綱握れる自信ねーわ……見も知らぬ署長さん、何とか頼むぜ……)
(´<_`;)(しかし速いな……裏路地通ってるせいで、目的地予測して先回りしないと引き離される一方だ)
(´<_`;)(最初は九折に向かうのかと思ったがこの方向は……武運敬町……?)
497 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/22(土) 23:32:42 ID:AajoC.Wo0
(´<_`;)「ま、まさか……!?」
Case2「やつれた青年の調査」 Day2B「化け物との対峙」
To be continued...
509 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/27(木) 01:03:40 ID:v7dGq9Lc0Case2-Tips5 一方その頃
(゚、゚トソン「……そろそろ時間ですね」
('A`)「ブーン……」
ξ゚⊿゚)ξ「ふん、あんた達は引っ込んでなさい。私がブーンを止めるわ」 _( ゚∀゚)「おっと、そいつは駄目だ。いくらツンでもな」
('A`)「ああ。みんなで止めるんだ」
ξ゚⊿゚)ξ「……好きにしなさい。私も好きにする」 _( ゚∀゚)「ああよ」
('A`)「……っ! 来たぞ!」
(ゝ´ω`)……
バッ三ξ;゚⊿゚)ξ「ブーン!!」 _バッ三(;゚∀゚)「おい待てよ!」
バッ三(;'A`)「ブーン!」
(ゝ´ω`)「……おっ……?」
510 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/27(木) 01:04:16 ID:v7dGq9Lc0
ξ;゚⊿゚)ξ「ブーン、私よ! わかる!?
(ゝ´ω`)「ツ……ン……?」
ξ;゚⊿゚)ξ「そうよ! あんた、こんな時間にどこ行くつもりなの!?」
(ゝ´ω`)「ボ……クは……行くんだお……行くんだお……」
ξ;゚⊿゚)ξ「待ちなさい! っ!?」 _(;゚∀゚)「ちょ、待てよ! っ!?」
(;'A`)「う、嘘だろ……武闘派の二人を引きずって……!?」
ξ;゚⊿゚)ξ「ちょ、話を聞きなさい!」
(ゝ´ω`)「行くんだお……行くんだお……」 _(;゚∀゚)「おいブーン!」
(ゝ´ω`)「行くんだお……行くんだお……」
(;'A`)「ブーン!!」
(ゝ´ω`)「行くんだお……行 く ん だ お」 _(;゚∀゚)「だ、駄目だァッ!?」
(;'A`)「ツン! プランBだッ!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「くっ……」
511 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/27(木) 01:04:52 ID:v7dGq9Lc0 \ / \ \ 丶 / / / \ \ 丶 i | ./ / / ヽ \ \ 丶 i | / / / / ヽ \ \ 丶 i. | ./ / / / ヽ \ \ ヽ i. .| / / / / ヽ \ \ ヽ i | / / / / ヽ \ / \ /! ,,.rァ / l゙ ,,、r'´ / ---‐‐‐ ‐‐‐‐--- | l_,.r''´ / | ,.、r'! / -----‐‐‐‐‐ ー―――――――― ,,l ,,r'’ l /____________ ./ .l゙ l ./ ----------- 二二二 / ./! l! l゙/ _,,.rァ === 二二二  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ r'´ ./ .| | r''´! ./゙ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ --------‐‐‐‐‐‐‐‐ | ./ | | /| .| ,l / ./ ‐‐‐‐‐‐‐‐----- | ./ | | | | |/./ . / ---‐‐‐‐‐ レ' | / .| ./ ./ ./ ‐‐‐‐--- |./ l/ / ./ / / ;'_/ / / / \ / / / 丶 \ \ / / / / | i, 丶 \ \ / / / / | i, 丶 \ \ / / / / | i, 丶 \ \ / / / | i, 丶 \ \ / / / | i, 丶 \
512 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/01/27(木) 01:05:27 ID:v7dGq9Lc0
ドサッ三(ゝ-ω-)
(;'A`)9m「かッ! 確保ぉッ!!」
バッ三ξ゚⊿゚)ξバッ三( ゚∀゚)
ξ゚⊿゚)つ(ゝ-ω-)⊂(゚∀゚ )
(;'A`)「よし! 救急車呼ぶぞ!」
(゚、゚トソン「手配済みです」
(;'A`)「流石です! ブーンの両親起こしてきます!」