429 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:09:59 ID:s4FlA3g20前回のあらすじ・美容師見習いが爆弾テロ……まあほぼ事実だな・ハゲだけど顔はゴノレゴに似てるらしい・……いたわ、共通のROM
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ | 流石だよな、俺ら | \_ _____ __/ V V d( ´_ゝ`)人(´<_` )b \ /. \ / l l l l //l | | l\\  ̄  ̄.  ̄  ̄
【標準AA環境】
※右のAAのズレない環境が標準です。 | |\|/ | | | | ∧ ∧ |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ | |(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|
430 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:10:33 ID:s4FlA3g20Case10-Day2A {三三三} | | ______[筆]_[腐]_[警]_[察]_|_[署]_____ /________________________\ \┌―――――――――――――――――――― ┐ / || ̄| ̄| | ̄| ̄| TニニニニT | ̄| ̄| | ̄| ̄|| ||_|_| |_|_| .|:{工}: :{工}:| ロ |_|_| |_|_|| | |: : : : : : : :| | | |: : : : : : : :| | || ̄| ̄| | ̄| ̄| .|: : : : : : : :|. | ̄| ̄| | ̄| ̄|| ||_|_| |_|_| .|: : : : : : : :| ロ |_|_| |_|_|| | |: : : : : : : :| | | |: : : ☆.: : .:| | || ̄| ̄| | ̄| ̄| {三三三三三} | ̄| ̄| | ̄| ̄| .|――┐ ||_|_| |_|_| ||:::∥:::::∥:::|| |_|_| |_|_| .| | ========================||:::∥:::::∥:::||=========================== ______________||/ ̄ ̄\jj_______________
431 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:11:06 ID:s4FlA3g20
( ・∀・)「なるほど。つまり、運営側の仕業である可能性が高いと」
(´<_` )「そういうことになりますね。不正アクセスらしき痕跡はありませんでした」
( ´_ゝ`)「ただ、引っかかるのは管理者のアカウントやメンテしてるらしきIPとも異なるところ。 完全にウォッチだけしてるIP」
( ・∀・)「ふむ……? 確かにそれは、少し違和感があるな」
(´<_` )「利用していたのはメンテ用の無名アカウントでした。 ですが、実際にメンテらしき動きを取っていたのは別のIPのみ」
( ´_ゝ`)「運営の関係者で被害者を見繕う係がいた、ってのが一番わかりやすくはある。 ただ、その場合五月館に引きずり込む方向で動いていないのが解せない」
(´<_` )「メンテ担当がソーシャルハックされた、という可能性もないではないです。 しかし、五月館の家探しで不用意にパスワードを書いたメモなどは発見されていない。 直接画面を覗き込まれて気づかないような連中ではありませんから、 ソーシャルハックの線も少し考えづらいかと」
( ・∀・)「そうなると……運営の関係者ではあるが、全くの別系統で動いている者がいた?」
( ´_ゝ`)「そう。アカウント借りてた、ってのが一番しっくりくるんだよな」
432 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:11:40 ID:s4FlA3g20
(´<_` )「IPの開示請求、いけます?」
( ・∀・)「……殺人事件である証拠がない現状では難しいかもしれないね」
(´<_` )「やっぱりそうですか……」
( ・∀・)「真っ当なルートじゃ難しいと思うから、特課の方にお願いしておくよ。 ただ、先日の事件で右往左往してるはずだから時間はかかるかもしれない」
( ´_ゝ`)「ですよねー」
( ´ー`)「で、筆府メンタルクリニックに通ってた奴が多そうって話だったか」
(´<_` )「そうですね」
( ´ー`)「確かに、例のサラリーマンについてしか聞いちゃいねえ。 当たってみる価値はあるだろうな」
(=゚ω゚)ノ「事件性がないと話してくれるかは微妙なところですけどねぇ……」
( ´_ゝ`)「犯人って可能性もあるしな」
(´<_` )「そう考えると、ある程度材料が揃ってから訪ねた方が良いかもしれませんね」
( ´ー`)「ま、所在はわかってるしな」
433 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:12:14 ID:s4FlA3g20
(=゚ω゚)ノ「問題は占い師の方ですね」
(´<_` )「少し調べましたが、半ば都市伝説のような存在ですね。 徘徊する占い師、通称ワカッテマス」
( ´_ゝ`)「ボロボロのローブを纏って市内を徘徊しているとか。 武運敬町近辺での目撃証言が多いな」
( ´ー`)「そんな出で立ちなら生活安全課の方に情報ありそうだな……」
(=゚ω゚)ノ「ちょっと確認してみますね」
( ・∀・)「よろしく。……ところで」
( ´_ゝ`)「ん?」
( ・∀・)「もしかして、次の被害者の目星、着いてたりする?」
(´<_` )「……よくわかりましたね」
( ・∀・)「なに、物色してたIPがわかったなら何かしら法則性も見えただろうな、とね」
434 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:12:52 ID:s4FlA3g20
( ´_ゝ`)「会員番号順」
( ・∀・)「ああ……やっぱりそういう感じか。人となりはバラバラだったからね」
(´<_` )「ただ、たまに一つ前後してますね。恐らく犯行の都合が何かあるんだと思いますが」
( ´_ゝ`)「そこから導き出される次の本命は……膝出武、国際クオリティ大学の男子学生。 その次の番号が……イ・スンヒョン、品川商事従業員」
( ´ー`)「おい、ちょっと待て。品川商事って言ったか?」
( ・∀・)「シナノドラゴンの構成員か。無駄に面倒だな」
(´<_` )「ですね。一応ツテはあるので当たってみますが」
( ´ー`)「立場上仲良しこよしとはいかんからな……任せる」
( ・∀・)「ちなみに、ツテって?」
( ´_ゝ`)「幹部の仁田さん」
( ´ー`)「マジか」
( ´_ゝ`)「マジ」
( ・∀・)「仁田かぁ……部下想いらしいから、持って行き方次第では繋いでくれそうかな?」
435 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:13:25 ID:s4FlA3g20
( ´_ゝ`)「大学生の方はひとまず内藤さんに聞いてみるか」
(´<_` )「一応な。交友関係狭そうだから期待薄だが、聞き込みとか協力して貰えると助かるし」
( ´ー`)「ああ、そういや国際クオリティ大学の学生だったな」
(=゚ω゚)ノ「戻りました!」
( ´ー`)「おう、どうだった?」
(=゚ω゚)ノ「過去に何度か通報あって、職務質問してたみたいです」
( ´_ゝ`)「お、ってことは住所とかも?」
(=゚ω゚)ノ「はい。名前は若伝万寿、九祖崇礼町在住らしいです」
(´<_` )「野宿者ではなかったんですね」
(=゚ω゚)ノ「みたいです」
( ´ー`)「ふむ。そいつは俺らで当たるか」
(=゚ω゚)ノ「そうですね」
436 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:13:59 ID:s4FlA3g20
( ´_ゝ`)「んじゃよろしく。次はいつ集まる?」
( ´ー`)「今日はバーボンハウス開けるらしいからな、夜に適当に集まろうぜ」
( ・∀・)「打ち合わせするなら私も行った方がいいか? 生憎酒は飲めないんだけど」
(´<_` )「それなら貸し切りにして貰った方が良いかもしれませんね」
( ´_ゝ`)「あー……まあそうだな。トソン来ると超面倒だし」
( ´ー`)「ん、あの記者の姉ちゃんか? 何が面倒なんだ?」
(´<_` )「筆府速報ってサイト、ご存知ですかね?」
( ・∀・)「あー……今話題の」
( ´ー`)「……なるほど、あの姉ちゃんがやってんのか」
( ´_ゝ`)「そういうこと」
(=゚ω゚)ノ「少人数で貸し切りって大丈夫ですかね?」
(´<_` )「収益に興味ないみたいなんで大丈夫だと思いますが……ちょっと聞いておきますね」
( ´_ゝ`)「マスターのことだし大丈夫だろ」
437 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:14:32 ID:s4FlA3g20【とんかつ 小豚】_________|||||_____________||||______________| |―┘―┘――┘――┘――┘――┘――┘――┘――┘――┘――┘――┘――┘.| !|::::::::::::::|:::::::::::::::|:\/:::|:::::/ |::┼、ヽ| :─丶 |:::::::::::::::|:::::l:: |:lニl:┬:::|:::::::::::::::|:::::::::::::::|::::::::::::::| .| !|::::::::::::::|:::::::::::::::|:::(:::::::::|:ι' し::|:::ノ::ノ: |::::::_)::|:::::::::::::::|:/ | ヽ:::|ノ-l彡ヽ|:::::::::::::::|:::::::::::::::|::::::::::::::| .| !|::::::::::::::|:::::::::::::::|:: :  ̄:::|:::::::::::::::|:::::::::::::::|:::::::::::::::|:::::::::::::::|::::::: :|:::::::::::: |:::::::::::::::|:::::::::::::::|::::::::::::::| .| ! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |ニニ|二二二二二二|ニ|二二二二二|ニニ| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ | |////| 人灯人. |ニニ|:_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|:|ニ|_|_|_|_|_|_|_|_|_:|ニニ| | | | | |////| `´ .|ニニ|:_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|:|ニ|_|_|_|_|_|_|_|_|_:|ニニ| | | | |  ̄ ̄ |ニニ|:_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|:|ニ|_|_|_|_|_|_|_|_|_:|ニニ| | | | | ____ |ニニ|:_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|:|ニ|_|_|_|_|_|_|_|_|_:|ニニ| | | ├: .|_ ||お品書 || |ニニ|:_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|:|ニ|_|_|_|_|_|_|_|_|_:|ニニ| | | |: :|: : : ||:::::::::::::::::::::|| |ニニ|=|====|====|==ニ|====|====|=|ニニ| | | |: :|: : : ||・・・・・・:::::|| |ニニ|:_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|:|ニ|_|_|_|_|_|_|_|_|_:|ニニ| . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |: :|: : : ||:::::::::::::::::::::|| |ニニ|:_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|:|ニ|_|_|_|_|_|_|_|_|_:|ニニ| |: :|: : : ||・・・・・・:::::|| |ニニ|:_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|:|ニ|_|_|_|_|_|_|_|_|_:|ニニ| |: :|: : : ||:::::::::::::::::::::|| |ニニ|:_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|:|ニ|_|_|_|_|_|_|_|_|_:|ニニ| |: :|: : : ||____:| |ニニ|:_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|:|ニ|_|_|_|_|_|_|_|_|_:|ニニ| |: :|: : : _||____.|._.|ニニ|ニニニニニニニニ::|ニニニニニニニニ:|_______________ ト、|: : || .]| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \|二
438 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:15:07 ID:s4FlA3g20
( ´_ゝ`)「ありゃ、準備中? 今日は休みか?」
(´<_` )「電気はついてるが……」
( ´_ゝ`)「張り紙が……何々、店主負傷のため休業?」
(´<_` )「マジか。大丈夫かな?」
( ´_ゝ`)「大将も結構いい歳だからな……」
ガラッ!
( ^ω^)「……おっ?」
(´<_` )「あ、内藤さん」
( ´_ゝ`)ノ「よっ」
439 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:15:40 ID:s4FlA3g20
( ^ω^)「あ、こんにちは。大将が腰やっちゃったので今日はもう閉店ですお」
(´<_` )「あ、そうなんですね」
( ´_ゝ`)「だがしかし。用があるのは君なんだ内藤君」
( ^ω^)「おっ? あ、すみません原稿はまだですお」
(´<_` )「いえ、それとは別件です」
( ´_ゝ`)「この後大丈夫? よければちょっと事務所で話したいんだけど」
( ^ω^)「おっ、大丈夫ですお」
―――。
440 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:16:13 ID:s4FlA3g20【流石探偵事務所】
| | ̄ ̄ ̄|:l | | ::| ,| | | ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | 流 石 探 偵 事 務 所 | | l__________________,| | | |`''-、_ | | | | 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | | | | | | | | | | | | | | | r‐┐| r‐┐ ,| | | | | | ||! ! .| |ノヽ-ヘィiヘl^ヽ-, | | l └‐'゙ l└‐' | |―――――┐ス ! ! | | | | | ,レi | | |______,|_____,,| | | Z | | / ,|_|/ | ヘ |_|/
441 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:16:47 ID:s4FlA3g20
( ^ω^)「膝出くんですかお? 同じサークルの友達ですお」
( ´_ゝ`)「なんと」
(´<_` )「えっ、もしかして縦にも横にもでかくて眼鏡の」
( ^ω^)「おっ? そうですお」
( ´_ゝ`)「マジか。いやマジかー……」
( ^ω^)「膝出くんに何か用ですかお?」
(´<_` )「それが、何と言いますか……」
( ´_ゝ`)「連続殺人犯の次のターゲットになる可能性が高い」
(;^ω^)「えっ……?」
(´<_` )「おい兄者」
( ´_ゝ`)「取り繕ったってしゃあないだろ。もう当事者みたいなもんだ」
442 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:17:20 ID:s4FlA3g20
(;^ω^)「れ、連続殺人犯って言いましたかお?」
( ´_ゝ`)「ああ」
(;^ω^)「膝出くんが次のターゲット?」
( ´_ゝ`)「の可能性が高い」
(;^ω^)「……」
(;゚ω゚)「えええええええッッ!?」
( ´_ゝ`)「ま、そうなるよな」
(;゚ω゚)「どどどどういうことなんですかお?」
(´<_` )「……とある閉鎖したSNSの元会員が会員番号順に自殺する事件が起こってまして。 メンタルヘルス系のSNSなんですが……膝出さんは何か悩んでいる様子などありませんか?」
(;^ω^)「おっ……容姿のこととか将来のこととか色々悩みがあるのは知ってますお。 でもそれは僕も一緒だし……そこまで深刻そうでは……」
( ´_ゝ`)「ふむ」
443 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:17:53 ID:s4FlA3g20
(´<_` )「ちょっとお話を伺いたいので呼んで頂いても?」
(;^ω^)「わかりましたお。でも来てくれるかは……」
( ´_ゝ`)「それはしゃあない」
(;^ω^)「じゃあ呼んでみますお」
(´<_` )「来てもらえるといいですが」
( ´_ゝ`)「五分五分だな。いきなり探偵事務所に呼ばれても」
(´<_` )「だよな」
―――。
444 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:18:27 ID:s4FlA3g20
(∴□u□)「こんにちは」
( ´_ゝ`)((ふ、普通に来た))(´<_` )
( ^ω^)ノ「あっ、膝出くん!」
(∴□u□)ノ「おっ、内藤氏」
(´<_` )「こんにちは。お呼び立てしてしまって申し訳ない」
(∴□u□)「いえ。あなたが流石探偵ですか?」
(´<_` )「副所長の流石累次です」
(∴□u□)「膝出武です」
( ´_ゝ`)っ旦「そして俺が所長の流石真理男だ。お茶どぞ」
(∴□u□)「!?」
( ^ω^)「あー。驚くおね、双子なんだお」
(∴□u□)「ほうほう……あ、お茶ども」
445 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:19:00 ID:s4FlA3g20
(´<_` )「それで、お呼び立てした用件ですが」
( ´_ゝ`)「君の身辺に危険が迫っている」
(∴□u□)「えっ?」
(´<_` )「……詳しくご説明します」
…………流石説明中……………………………
( ´_ゝ`) (´<_` )
(∴□u□) ( ^ω^)
…………………………流石説明中……………
446 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:19:34 ID:s4FlA3g20
(;∴□u□)「えっ、つまり何ですか。2月10日に殺されるんですか俺?」
(´<_` )「順当にいくと狙われる可能性が高いというお話ですね」
(;∴□u□)「マジかー……」
(;^ω^)「な、何とかならないんですかお?」
( ´_ゝ`)「うむ、まさに今何とかしようと動いているとこ」
(´<_` )「ただ、犯人の手掛かりも犯行方法も掴めていない状況でして。 最悪、当日護衛する形になるかと」
(;∴□u□)「えぇ……不安すぎるんですけど」
( ´_ゝ`)「そこで聞きたいんだが。五月の声が終了してからこっち、何か気になることはなかったか?」
(∴□u□)「うーん……特には思いつかないですね」
(´<_` )「では入会中はどうでしょう?」
(∴□u□)「いや、それも特に」
( ´_ゝ`)「ふむ」
447 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:20:07 ID:s4FlA3g20
(∴□u□)「あ、でも、そういえば」
(´<_` )「何かありましたか?」
(∴□u□)「一週間くらい前、視線を感じて振り向いたら変な男にガン見されてたんですよ」
( ´_ゝ`)「ほう?」
(´<_` )「詳しい場所と時間、男の人相など思い出せますか?」
(∴□u□)「ええと……確か火曜日? 筆府駅前で、人相は……目つきが特徴的だったのと、 この寒いのに随分薄着だったのが印象に残ってます」
( ´_ゝ`)「……弟者」
(´<_` )「ああ。院長……じゃないのか、ミルナ、だっけ?」
( ´_ゝ`)「確か新田さんはそう言ってたな」
(´<_` )「奥多摩の時、まさにそんな印象……だったよな?」
( ´_ゝ`)「こりゃ、ビンゴかもしれん」
448 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:20:41 ID:s4FlA3g20
(´<_` )「そうなると……主犯は奥多摩の連中?」
( ´_ゝ`)「新田さんと面識あるようだったし、大名神社繋がりで五月の声のゲストとして可能性が高い」
(´<_` )「……特課が釘付けにされてるのは陽動の可能性がでてくるな」
( ´_ゝ`)「どっちも本命って可能性もあるぞ?」
(´<_` )「それは……ぞっとしないな」
(∴□u□)「あの……?」
( ´_ゝ`)「ああすまん、有力な情報感謝する」
(´<_` )「ちなみに、膝出さんは筆府メンタルクリニックに通院されてましたか?」
(∴□u□)「えっ? ……はい、まあ」
( ´_ゝ`)「被害者はあそこに通ってた人が多いんだけど、気になることはなかった感じ?」
(∴□u□)「いや……特には? 他の精神科行ったことないので何ともですけど」
(´<_` )(俺ならそこに仕込みをするが……手段がわからん以上何ともだな)
449 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:21:15 ID:s4FlA3g20
( ´_ゝ`)「あとは占い師」
(∴□u□)「占い師?」
(´<_` )「徘徊する占い師ワカッテマス、ご存知ですか?」
(∴□u□)「あ、噂は知ってます。見たことはないですけど」
( ^ω^)「おっ? 占い師ですかお?」
( ´_ゝ`)「ああ」
( ^ω^)「何か関係あるんですかお?」
(´<_` )「SNSで話題に挙げていた被害者が多かった、以上でも以下でもありませんね現状は」
( ´_ゝ`)「そっちは今警察が当たってる、関係あるならすぐ明らかになるだろうさ」
( ^ω^)「なるほどですお」
(∴□u□)「探偵……二人組……あの、もしかしてお二人って」
( ´_ゝ`)(……アイデアロール成功しちゃった感じ?)
(´<_` )「何でしょうか?」
450 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:21:49 ID:s4FlA3g20
(∴□u□)「駅前の事件の関係者だったり……?」
(;^ω^)「っ」
( ´_ゝ`)「いや、違うけど?」
(´<_` )「……なんJ民ですかね?」
(∴□u□)「あ、はい」
(´<_` )「最近よく聞かれるんですよね……筆府速報の管理人にも聞かれましたし」
(∴□u□)「速報さんの知り合いの人だったんですね」
( ´_ゝ`)「あいつ頑張ってるけど最近空回り気味でな」
(´<_` )「我々が謎の一団だと決めつけてきてちょっと困ってます」
(∴□u□)「はあ」
( ´_ゝ`)「ハゲニキとやらも振り回されて大変だろうな」
(´<_` )「会うことがあれば飯でも奢りたいな……」
(∴□u□)「ハゲニキ、見てみたいですよね」
( ´_ゝ`)「「わかる」」(´<_` )
451 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:22:22 ID:s4FlA3g20
( ´_ゝ`)「どう見ても殺し屋にしか見えないとかどういうことだよって」
(´<_` )「スキンヘッド、強面、長身、黒スーツ、サングラス、ジュラルミンケース?」
(∴□u□)「殺し屋のイメージとしてわかりますけどスレの言動とのギャップが」
( ´_ゝ`)「その出で立ちであの構えして新気功砲とか叫ばれたら笑い死ぬ自信ある」
(´<_` )「それな」
(∴□u□)「確かに」
(;^ω^)ホッ
(∴□u□)「確か内藤氏もハゲニキ気になるって言ってなかったっけ?」
(;^ω^)「おっ、だおだお」
( ´_ゝ`)「そうなのか。見かけたら共有しようぜ」
(∴□u□)「いいですね」
(´<_` )「Liner交換しましょうか」
―――。
452 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:22:55 ID:s4FlA3g20
(´<_` )「それじゃあ、またご連絡します」
(∴□u□)「よろしくお願いします」
( ´_ゝ`)「当日はしっかり護衛するから安心して」
(∴□u□)「はい、本当によろしくお願いします」
( ^ω^)「おっおっ。じゃあ行こうかお」
(∴□u□)「ああ。ありがとうございました」
( ^ω^)「ありがとうございました!」
( ´_ゝ`)ノシ ヾ(´<_` )
( ´_ゝ`)「……じゃあ、行くか」
(´<_` )「例によって気は進まないけどな……」
453 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:23:29 ID:s4FlA3g20
_.......----‐‐‐‐''''''-- 、..,, _,,......--‐‐''''''´ / ,-‐‐--- ll`‐‐-......,,__ /´ / / l l l ̄`''''‐--..二l―‐-...,,,_ / / / l l lヽ l ̄l l `''''''ー-l / ( ´_ゝ`) (´<_` ) / // ̄ ̄ヽ .l lヽヽ l l l l / G⌒Q ( ∞ ) /''‐、/ / ,,l lヽヽ l l l l ィ__,,.........----―‐‐‐''''''''''''''' ̄´/ l/_,......--‐‐''''´ ̄ l l ヽ-‐ l l / ./ l l l  ̄ ̄ ̄ ̄l ̄ ̄ ̄`l. /. l l ´ l l l_____,,,,......l-----―l.l l l ,,........--‐‐''''''''´l l l ll __........----‐‐''''l l l l l ll l ̄ ̄ ̄`-´ ̄ ̄ ̄ ̄´/ l l l l l / ̄ヽ ll l―――――――――l l / `l l /`ヽ -' ll`'-------------------l------.-------l / ̄ ̄〈 l _,,.,... l l /`ぃンl l l l / ̄ ̄\ ヽ l ....-‐'''´ l/ l l.l l .l l ./ /ヽ l l l ,,..-‐l'´ ヽ/l..l `‐‐‐---..............,,__ l __ l / / l l / l_,,..-‐'' ヽ_/ l l l  ̄ ̄ l l l..--‐T l l 〉‐''´ └---.._l...,,____l `‐-、l l l l l ´`''''''''‐---..........,,____,,......--‐'''''''〈 \__,/ / ヽ___/
454 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:24:03 ID:s4FlA3g20【品川商事 事務所】,. , ,. ., ,..,. , ,. ., ,..,. , ,. ., ,..,. , ,. ., ,..,. , ,. _|______________________,] . ::::| : , :::| . ____ . ____ ____ | |i―ii―i| .|i―ii―i| |i―ii―i| | ||_||_|| : ||_||_|| ||_||_|| | ||―||―|| . ||―||―|| ||―||―|| | ||_||_|| ,||_||_|| ||_||_|| | '―――' '―――' '―――' . | : , :::| . . |,. , ,. ., ,..,. , ,. ., ,..,. , ,. ., ,..,. , ,. ., ,..,. , ,. _|______________________,] . ::::| : , :::|_____ ____ ____ .:| || , |i―ii―i| |i―ii―i| | ||. ||_||_|| ||_||_|| | \ || :||―||―|| ||―||―|| |. \ : ' O || ' ||_||_|| ||_||_|| | \ ===. || '―――' '―――' | , \ || ;; | \ . :____||_________________| . \――――`i ' . : \ ̄ ̄ ̄ ̄~ \ , ' ; \ \__________________________________ノ,――――――――――――――――――――――――――――――――― '" : ' . ' :
455 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:24:37 ID:s4FlA3g20
<ヽ`∀´>「よく来たニダ」
( ´_ゝ`)「おひさ、仁田さん」
(´<_` )「お久しぶりです」
( ´_ゝ`)「急に連絡して悪かったね」
<ヽ`∀´>「事務所に行こうと思ってたから丁度よかったニダ」
( ´_ゝ`)「ん?」
(´<_` )「……それは?」
<ヽ`∀´>「駅前の事件は当然知ってるニダ?」
( ´_ゝ`)「ああうん、もちろん」
<ヽ`∀´>「うちのもんが一人、殺られたニダ」
(´<_` )「……お悔み申し上げます」
<ヽ`∀´>「犯人を探し出して欲しいニダ」
( ´_ゝ`)「あー……警察も血眼で探してるし、先に見つけるのは流石に難しいと思うよ?」
456 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:25:10 ID:s4FlA3g20
<ヽ`∀´>「それはまあ、一理あるニダ。だから、失敗しても責めないニダ」
( ´_ゝ`)「なるほど」
<ヽ`∀´>「だから、受けてほしいニダ。金はちゃんと払うニダ」
( ´_ゝ`)「うーん……でもなあ……」
(´<_` )「失敗する前提の依頼を受けるのは主義に反します。 ……ですので、成功報酬のみということで如何でしょう?」
<ヽ`∀´>「別に遠慮することはないニダ。活動費用は必要ニダ」
( ´_ゝ`)「いや、うん。ごめん仁田さん、あんまりその活動に割ける状況でもなくて……。 だから、空き時間で進めてもし見つけたら成功報酬貰うってことで……駄目かな?」
<ヽ`∀´>「……わかったニダ。あまり無理は言えないニダ」
(´<_` )「ご理解ありがとうございます」
<ヽ`∀´>「ケンチャナヨ。……で、今日は何の用ニダ?」
457 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:25:43 ID:s4FlA3g20
( ´_ゝ`)「実は、市内で起きている連続殺人事件を追ってて」
<ヽ`∀´>「は? そんなもんが起きてるニダ?」
(´<_` )「自殺に偽装されてるので、世間的には騒がれていません」
<ヽ`∀´>「……なるほど、それで? まさか、ウチの構成員に犯人がいると?」
( ´_ゝ`)「いやいや、そうじゃない。むしろ逆」
<ヽ`∀´>「逆……?」
(´<_` )「犯人はあるリストに沿って犯行を進めています。 そのリストの中に、品川商事のイ・スンヒョンさんの名前がありました」
<ヽ`∀´>「ほう……?」
( ´_ゝ`)「韓国っぽい名前だしやっぱ知ってる人?」
<ヽ`∀´>「部下ニダ。……それで?」
(´<_` )「リストの順番から言って、イさんは2月10日か2月19日に狙われる可能性が高いです。 そのため警戒を、というのが一つ」
( ´_ゝ`)「犯人の手掛かりを掴みたいから、イさんの話を聞きたいというのがもう一つ」
458 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:26:17 ID:s4FlA3g20
<ヽ`∀´>「……なるほど、話はわかったニダ。パク」
<ヽ`A´>「はい、すぐに連れてきます」
( ´_ゝ`)「いやー助かる。流石仁田さん」
<ヽ`∀´>「それはこっちの台詞ニダ。部下の危険を知らせてくれてありがたいニダ」
(´<_` )「こう言っては何ですが、随分すんなり信用して頂けましたね」
<ヽ`∀´>「スンヒョンは重要な役職でもなし、そんな嘘をつくメリットがないニダ。 これが幹部ならそれなりに疑ったと思うニダ」
( ´_ゝ`)「スンヒョンさんが幹部じゃなくてよかったよ」
<ヽ`∀´>「それに、ウリは過去の仕事から二人を信用してるニダ。 それを裏切るようなことは……しない、そうニダね?」
( ´_ゝ`)「もちろん」
(´<_` )「はい」
459 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:26:52 ID:s4FlA3g20
<ヽ`A´>「スンヒョンを連れてきました」
(;イ∀イ)「な、何でしょうか?」
<ヽ`∀´>「おう、よく来たニダ、スンヒョン。お前、殺人鬼に狙われているらしいニダ」
(;イ∀イ)「え?」
(´<_` )「連続殺人犯が、あるリストに沿って犯行を進めています。 そのリストの中に、あなたのお名前がありました」
(;イ∀イ)「は、え?」
( ´_ゝ`)「五月の声、知ってるよね?」
(;イ∀イ)「知ってます」
( ´_ゝ`)「リストと言ってるのはあそこの会員リストの一部」
(;イ∀イ)「そ、そうなんですか」
460 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:27:26 ID:s4FlA3g20
(´<_` )「リストの順番から言って、イさんは2月10日か2月19日に狙われる可能性が高いです。 そのため警戒を、というのが一つ」
(;イ∀イ)「ひぇっ」
<ヽ`∀´>「安心するニダ、スンヒョン。当日は武闘派を警護に着けるニダ」
(;イ∀イ)「カ、カムサハムニダ」
( ´_ゝ`)「犯人の手掛かりを掴みたいから、イさんの話を聞きたいというのがもう一つ」
(;イ∀イ)「話、ですか?」
(´<_` )「今、犯人と思しき人物の目撃証言が挙がっています。 目つきが特徴的な薄着の男……心当たりありませんか?」
(;イ∀イ)「えっ!? き、昨日そんな男に睨まれました!」
( ´_ゝ`)「ビンゴ」
(´<_` )「場所はどこですか?」
(;イ∀イ)「九折です。視線を感じて振り向いたら、そこに……怖くなって仲間に声を掛けている間にいなくなってました」
( ´_ゝ`)「なるほど」
461 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:28:20 ID:s4FlA3g20
<ヽ`∀´>「そいつが犯人ニダ?」
(´<_` )「まだ、可能性が高い、というレベルですね」
<ヽ`∀´>「人相は全体に伝えておくニダ。パク」
<ヽ`A´>「見かけたら報告を上げるよう、後程手配しておきます」
( ´_ゝ`)「助かる」
(´<_` )「後は……筆府メンタルクリニックに通ったことは?」
(;イ∀イ)「えっ? ないです」
<ヽ`∀´>「ん、メンタルクリニック??」
( ´_ゝ`)「ことの発端が五月の声っていうメンタルヘルス系のSNSなんだよね。 で、被害者の多くが筆府メンタルクリニックに通っていたのがわかってる」
<ヽ`∀´>「スンヒョン、何か悩んでたニダ?」
(;イ∀イ)「い、いや、ええと……」
<ヽ`∀´>「別に咎めはしないニダ」
(;イ∀イ)「む、昔から不眠気味で……」
462 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:28:54 ID:s4FlA3g20
( ´_ゝ`)「あともう一つ。徘徊する占い師ワカッテマス、聞き覚えは?」
(;イ∀イ)「あ、聞いたことあります」
(´<_` )「会ったことは?」
(;イ∀イ)「ないです」
<ヽ`∀´>「それは何者ニダ?」
( ´_ゝ`)「ボロボロのローブを着て市内を徘徊している自称占い師」
(´<_` )「これも、被害者の中でよく話題に上っていたものです」
( ´_ゝ`)「ただ、今のところ本当に名前が出てるだけ」
<ヽ`∀´>「そうニダか……確かに怪しい風体ニダ」
<ヽ`A´>「併せて伝達しますか?」
<ヽ`∀´>「そうニダね……頼むニダ」
<ヽ`A´>「はっ」
( ´_ゝ`)「一旦、聞きたいことは聞いたけど……何かある?」
463 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:29:27 ID:s4FlA3g20
<ヽ`∀´>「自殺に偽装した殺人というのは、具体的にはどういう形ニダ?」
( ´_ゝ`)「全部首吊り」
<ヽ`∀´>「犯人の動機は?」
( ´_ゝ`)「不明だが何か宗教的な理由ではないかと推察できる」
<ヽ`∀´>「犯人は複数犯ニダ?」
( ´_ゝ`)「不明だけど、複数犯のような気がする」
<ヽ`∀´>「武装は?」
( ´_ゝ`)「不明。ただ、熊と戦うようなもんだと思っといた方がいい」
<ヽ`∀´>「……熊ニダ?」
( ´_ゝ`)「目つきの特徴的な薄着の男、別件でやり合ったことがある。 人間とは思えないようなフィジカルで、三人がかりでも逃げるのがやっとだった」
<ヽ`∀´>「なるほどニダ、護衛に銃は必須ニダね」
464 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:30:01 ID:s4FlA3g20
( ´_ゝ`)「そんなとこ?」
<ヽ`∀´>「そうニダね……今聞きたいのはこれくらいニダ」
(´<_` )「ちなみに、イさんが狙われている話と犯人の人相の話以外は他言無用でお願いします」
( ´_ゝ`)「下手に言いふらすと怖ーい警部さんがカチコミしてくるかも」
<ヽ`∀´>「あー……もしかして警察と合同捜査でもしてるニダ?」
(´<_` )「そのようなものですね」
<ヽ`∀´>「社長には上げるニダ。それ以外は、ここにいる人間で留めるニダ」
( ´_ゝ`)「それで問題ない」
<ヽ`∀´>「パク、スンヒョン、聞いたニダ?」
<ヽ`A´>「承知しました」
(;イ∀イ)「はい! 誰にも言いません!」
<ヽ`∀´>「よろしいニダ」
465 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:30:35 ID:s4FlA3g20【流石探偵事務所】
| | ̄ ̄ ̄|:l | | ::| ,| | | ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | 流 石 探 偵 事 務 所 | | l__________________,| | | |`''-、_ | | | | 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | | | | | | | | | | | | | | | r‐┐| r‐┐ ,| | | | | | ||! ! .| |ノヽ-ヘィiヘl^ヽ-, | | l └‐'゙ l└‐' | |―――――┐ス ! ! | | | | | ,レi | | |______,|_____,,| | | Z | | / ,|_|/ | ヘ |_|/
466 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:31:09 ID:s4FlA3g20
( ´_ゝ`)「……結構進展した感じがするな」
(´<_` )「だな。犯人らしき存在の証言を得られたのが大きい」
( ´_ゝ`)「奥多摩のあいつ……ミルナが犯人かもしれんって、冨竹にも連絡しといた方がいいな」
(´<_` )「マジであっちが陽動だったら目も当てられんしな、専門家に情報提供しておくに越したことはない」
( ´_ゝ`)「ああ、違いない」
(´<_` )「占い師は正直関係ない気がしてきた」
( ´_ゝ`)「そうだな……ここらのメンヘラの間でブームになってるだけかも」
(´<_` )「メンタルクリニックは……まだ何とも言えんな」
( ´_ゝ`)「だな。イさん、たぶん通ってたよあれ。しかも不眠は嘘じゃないが、それだけでもない」
(´<_` )「……上司に隠したかったってことか?」
( ´_ゝ`)「ああいう仕事だとメンツもあるんでしょ。知らんけど」
(´<_` )「あのビビり倒した様子でメンツも糞もない気がするが、うん」
467 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:31:43 ID:s4FlA3g20
( ´_ゝ`)「戦力は……相手がミルナ一人なら、どうとでもなるレベル」
(´<_` )「マスターの実力の噂を聞く限り、そうだろうな」
( ´_ゝ`)「何なら俺らだけでもやれないことはない……と思う。問題は、たぶん複数いるってことだ」
(´<_` )「さっきも言ってたが、どういうことだ? そんな兆候あったか?」
( ´_ゝ`)「自殺に見せかけて、ってとこがポイント」
(´<_` )「……なるほど? 確かにミルナがそれをやるイメージは全くない」
( ´_ゝ`)「だろ? まあ完全にイメージの話だろって言われたらそれまでだが」
(´<_` )「そもそもアレは奥多摩でもこっち監視してきてたし、そういう役割なのかも」
( ´_ゝ`)「そういう気もするんだよな。だから複数かな、と」
(´<_` )「理解はした」
( ´_ゝ`)「別府達は出てこないと思うが、似たようなレベルの化け物が控えてないとも限らん」
468 : ◆KDJGUfbY2o [] :2023/02/09(木) 22:32:17 ID:s4FlA3g20
(´<_` )「……ないことを願いたいな」
Case10「連続自殺事件」 Day2A「聞き込み活動」
To be continued...