214 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:28:04 ID:F9tFwiO60前回のあらすじ・ちっ……そこまで真っ黒なら逆に遠慮はいらん！ ここは押し通るっきゃねーな……！・最後ちょっとかわし切れんかった。移動中に切り札その三使うから運転頼むわ・うるせー死ねッッ！！！
／￣￣￣￣￣￣￣￣＼ | 流石だよな、俺ら | ＼＿ ＿＿＿__ ＿_／ Ｖ Ｖ d（ ´_ゝ`）人（´<_｀ ）b ＼ ／. ＼ ／ l l l l ／／l | | l＼＼ ￣ ￣. ￣ ￣
【標準AA環境】
※右のAAのｽﾞﾚない環境が標準です｡ | |＼|／ | ｜ ｜ | ∧ ∧ |/⌒ヽ、| ∧＿∧ | ∧∧ | |(,,ﾟДﾟ)||,,ﾟ Θﾟ）|（； ´Д｀）|(=ﾟωﾟ)|
215 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:28:40 ID:F9tFwiO60Case7-Day2E
＿＿_＿＿＿__. /_||＿| |＿||＿||三三≡＝─ 〇 ≡＝─f目ﾃ=､＿＿＿＿|三三≡＝─ ∠〆～rワ≡＝─｀て((◎)――(◎)三三三≡＝─ 《*)ﾋ≦0(*)≡＝─
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216 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:29:51 ID:F9tFwiO60
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「……始まりは、先の大戦にありました」
（ ´_ゝ`）「……第二次世界大戦？ まさか旧日本軍の関係？」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「いえ、そうではありません。徴兵があったでしょう」
（ ´_ゝ`）「ああ、それがどういう？」
（´<_｀ ）「……まさか」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「……かねてよりこの地は、千手様のお力を狙う者どもの襲撃を退けて来ました。 それは千手様のお力ももちろんですが、優れた神職たちによるものでした」
(´・_ゝ(;;::)「え……戦争で人手を取られて手薄になったところを付け込まれた、と？」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「そういうことになるね」
（ ´_ゝ`）「そんなことがあるのか……」
（´<_｀ ）「……まだまだ知らんことばっかりだな、オカルト界隈」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「奴らはこの地の守護が弱まっていることに、最初は気づいていませんでした。 というよりも、戦後間もない時代は跋扈しようという勢力同士で激しく潰しあい、 手が回っていなかったようです」
（ ´_ゝ`）「なるほどな」
217 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:30:30 ID:F9tFwiO60
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「……状況が変わったのは、平成に入った頃。 全国的な心霊・宗教ブームに乗って漸く体制再建を模索し始めた、そんな時でした」
（ ´_ゝ`）「あー……件の糞カルトがテロやらかすまで凄かったらしいな」
（´<_｀ ）「今振り返ればあれもオカルト面だったのかな……」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「阿吽解脱教については詳しく知りませんが、日ノ本を守護する我々も、 人類に仇為す者どもも、等しく勢力を回復した時期であったと聞きます」
（ ´_ゝ`）「なるほど……」
（´<_｀ ）「それが今じゃ猫も杓子も共産党員かってレベルで家庭協会叩きしてんだから隔世の感」
（ ´_ゝ`）「知ってたなら今更何言ってんだって話だし知らなかったなら無知もいいとこだけどな」
（´<_｀ ）「霊感商法対策の進歩や教祖の死去でかつてと比べりゃ死にかけみたいなもんなのに」
（ ´_ゝ`）「まあマジで恥知らずな正義面ムーヴでも、長らくゾンビ運営してた糞カルトがようやく滅亡するなら喜ばしくはあるがな」
（´<_｀ ）「それ自体はよくても誤った成功体験による悪影響が心配すぎるぞ……。 更に言えば阿吽の例を見ても滅びずに地下に潜るだけって話もあるし」
（ ´_ゝ`）「昨今のオカルト情勢もあるし、一回滅びるかもわからんねこの国」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「……あの……」
（´<_｀ ）「失礼、脇道に逸れました」
218 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:31:05 ID:F9tFwiO60
（ ´_ゝ`）「それで……どこも勢力拡大したなら結局拮抗するんじゃ？」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「それが……どうにも若い才能に恵まれなかった、ということのようでして……」
（´<_｀ ）「それは……」
（ ´_ゝ`）「……運が悪かったってことか」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「はい。そこに、次第に奴らが入り込んで来たんです」
（´<_｀ ）「……竜宮会、ですか」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「そうです。……層こそ薄くなりましたが、増田の家……当主の威容は健在でした。 ですから奴らは、影から忍び寄ることを選んだんです」
（´<_｀ ）「カルト同士の抗争を経ていることも、そういう手を選んだことに繋がりそうだな」
（ ´_ゝ`）「確かに……力押しじゃ駄目だってなったんだろうな」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「そうですね。そして先代の当主であった母は……」
（´<_｀ ）「少し疑問なんですが、凄い神職でも気づかないものなんでしょうか？」
（ ´_ゝ`）「確かに。それじゃどうやって防衛してたんだって話」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「奴らが姿かたちを偽ろうと、邪悪な気配まではそうそう隠しきれません。 しかし奴らは狡猾でした……人間の信者を使って私の父になるはずだった男性を人質に取り、 母は沖合にある岩礁に呼び出され……」
（ ´_ゝ`）「うわぁ……」
219 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:31:40 ID:F9tFwiO60
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「そして私が生まれ、母は亡くなり、父は成り代わりました」
（ ´_ゝ`）「なんとも救われん話……」
（´<_｀ ）「ですが……それなら何故、あなたはそのことを？」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「千手神社の歴史や巫女の役割については、雨霧先生に教わりました」
(´・_ゝ(;;::)「えっ、そうなのかい？」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「うん。……父からは竜宮会の信仰する邪神に関する説法を日々聞かされましたが、 私は父を本能的に嫌悪していました。 よくしてくださったのは、雨霧先生と小川のおばあちゃん、それに布川さんです」
(´・_ゝ(;;::)「確かに可愛がられてたね」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「雨霧先生は千手神社の歴史に詳しかったので、色々と教えて頂きました」
（ ´_ゝ`）「なるほどな」
（´<_｀ ）「待ってください。雨霧さんはあなたが生まれた経緯をご存じだったんですか？」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「いえ。そのあたりの話は父が得意げに語っていました」
（ ´_ゝ`）「うわぁ……」
(´・_ゝ(;;::)「なん……てことだ……」
220 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:32:16 ID:F9tFwiO60
（ ´_ゝ`）「でも、それで……竜宮会は何がしたかったんだ？」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「……奴らは、千手様のお力を手にしたかったんです」
（´<_｀ ）「千手様の力、というと……」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「……千手様は海を覆いつくすほどの"奴ら"を殲滅してしまうほどのお力をお持ちです。 そして、増田家の当主のみが供物と引き換えにそのお力を借り受けることができるのです」
（ ´_ゝ`）「……なるほど」
（´<_｀ ）「えげつないな……」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「ですから私も、次代の巫女を産むため執拗に犯されました……」
(´・_ゝ(;;::)「くっ……！」
（´<_｀ ）「……」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「逆らうことも逃げ出すこともできず、いっそ身も心も化け物になってしまえばいいのに……そんな風に思っていた時でした」
（ ´_ゝ`）「……竹葉不明門」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「……はい。竹葉さんは……自らを霊能力探偵と名乗りました」
（´<_｀ ）「えぇ……」
（ ´_ゝ`）「最早俺らもそんなようなもんだけどな……」
221 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:32:58 ID:F9tFwiO60
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「竹葉さんは何でもないことのように言いました。「神奈川で良いか？」と」
（ ´_ゝ`）「ヒュウ」
（´<_｀ ）「それで神奈川に……」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「はい。竹葉さんは丁度神奈川に向かう予定だったらしくて……」
（ ´_ゝ`）「どうやって連れ出したんだ？ 見張りとかもいたんだろ？」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「私が気づいた時は、高速道路でした」
（ ´_ゝ`）「えっヤバ」
（´<_｀ ）「確実に俺らより優秀だな……いや、前例考えて警備が強化されてた可能性もあるか……？」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「まさかこうして、二度も探偵の方に助けられるなんて……」
(´・_ゝ(;;::)「僕は……」
（ ´_ゝ`）「……ま、気にすんな。普通の人間にどうこうできんわ」
（´<_｀ ）「それどころか、俺らも雨霧さん来てくれてなかったら今頃……」
(´・_ゝ(;;::)「えっ、あの人が……？」
（ ´_ゝ`）「やっぱ本人らしいよ？ 復讐の機会を伺ってたっぽい」
222 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:33:33 ID:F9tFwiO60
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「美里さん……大丈夫でしょうか？」
（ ´_ゝ`）「あれは殺しても死なないと思うが」
（´<_｀ ）「兄者、冨竹は？」
（ ´_ゝ`）「連絡済。まだ音沙汰なし」
(´・_ゝ(;;::)「冨竹というと……竹葉氏に似ているという？」
（ ´_ゝ`）「や、似てるかはわからんけど。筋肉ムキムキマッチョマンの自称フリーカメラマン」
(´・_ゝ(;;::)「ああ、あの写真の……」
（´<_｀ ）「正体は政府の化け物退治屋……特課とかいう組織の隊長です」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「特課……その組織は父も警戒していました」
（ ´_ゝ`）「だろうな」
（´<_｀ ）「……今頃町から逃げ出してるんじゃないか？」
（ ´_ゝ`）「わからんぞ、仮にも町長だからな。ただちに対処できるものか？」
（´<_｀ ）「あー……手続き系でなんやかや時間かかりそうな臭いプンプンする」
（ ´_ゝ`）「だろ？」
223 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:34:08 ID:F9tFwiO60
（´<_｀ ）「……っていうか前回以上の大事になるんじゃ？」
（ ´_ゝ`）「かもな。仮にも町長だからな」
（´<_｀ ）「タスク過多で医療崩壊ならぬオカルト崩壊とかしたら笑えんぞ」
（ ´_ゝ`）「頑張ってくれとしか言いようがないんだよなぁ……」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「あの……」
（´<_｀ ）「おっと失礼。それで……その後は？」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「はい。竹葉さんの知り合いのお店で働かせて頂いて暮らしていました」
（ ´_ゝ`）（ふむ……店からコンタクト取れるかな？ 正直興味あるぞ、霊能力探偵氏）
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「……ですがある日、見つかってしまったんです」
（´<_｀ ）「清浦さんですか」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「そうです。……彼女は言いました。人間社会に化け物の娘の居場所はない。 今にそれを思い知ることになる……と」
（ ´_ゝ`）（む……？）
(´・_ゝ(;;::)「え……？ すぐに捕まったんじゃ？」
（ ´_ゝ`）（化け物、ねぇ……）
224 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:36:24 ID:F9tFwiO60
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「ううん、その時はそれだけだった」
（´<_｀ ）「……そして先日、その姿になった……と」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「……はい。彼女が言ったのはこのことか、とすぐにわかりました」
（ ´_ゝ`）「……それで嘘言って引き籠ったのか」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「そうしようと思っていました」
（´<_｀ ）「思っていた、というと？」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「……来たんです」
（ ´_ゝ`）「監視されてたってことか……？」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「たぶんそうなんだと思います」
（´<_｀ ）「なるほど……であれば色々と納得がいきますね」
（ ´_ゝ`）「ああ。下手に拉致かますより余程スマートだ」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「そうなのかもしれませんね……現に私は、何ら抵抗もせず実家に帰ることになりました」
（ ´_ゝ`）「はぁー……なるほどな」
225 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:37:00 ID:F9tFwiO60
(´・_ゝ(;;::)「大変だったんだね……」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「うん……」
（ ´_ゝ`）「いや、マジでよく耐えたわ」
（´<_｀ ）「何としても無事に武田さんのところまで送り届けないとな」
（ ´_ゝ`）「その後どうするかは正直悩みどころだが……」
（´<_｀ ）「もう特課に任せるしかないんじゃないか？」
（ ´_ゝ`）「いやー……どうかな？ 俺としては、雨霧さん無事ならそっちに任せた方が良いと思ってるが」
(´・_ゝ(;;::)「え」
（´<_｀ ）「え」
（ ´_ゝ`）「特課だとどうしても排除されるリスクがなぁ……」
（´<_｀ ）「それは……まあ否定はできんが……」
（ ´_ゝ`）「バーボンハウスだって明らかに別種だから怪しいし」
（´<_｀ ）「うむ……」
226 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:37:35 ID:F9tFwiO60
（´<_｀ ）「いや、でもあの人はなぁ……」
（ ´_ゝ`）「言いたいことは痛いほどわかる。だが実際助けに来たし……」
（´<_｀ ）「むっ……？」
（ ´_ゝ`）「ん？ ……おっと、お客さんのようだな？」
(´・_ゝ(;;::)ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「「えっ……？」」
―――。
227 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:38:11 ID:F9tFwiO60 _...ｨニﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ￣二二二二二二二＼ ／ / ｒ'' ヽ ヽ￣ ヽ ヽ ／ （ﾟ ﾟ) （ﾟOﾟ#lﾊ / / ヽ ヽ ヽ ヽ /｀ﾌ Ｇ⌒Ｑ （ ∞ ）./ / /￣´ ｌ ヽ ヽ __ 〉 ヽ _.....-‐――――――――――――‐'Y /. / ＿_,,,ｌ....---‐'''''´｀ヽ ヽ ,,--‐''´´ _,,....--‐‐''´ 〈 ´ ヽ --┐ ｌ ‐ / ''''''―――ー――‐-------------- 、 ヽ ´｀ｌ ｌ＿ ｌ ｌ -｀ ＿ヽ＿＿＿ ｌ ｌ ｌ /＿＼ ｌ /´＼ ｌ ｌ......-----―'' ,－―､ ｌ ｌ / ヽ ｌ ｌ ｌ - 、｀-----------------´ ／''''''- ､ヽ .ｌ ｌ / ｌ｀ｌ ｌ ｌ ｌ -..ﾆ''''― ｌ￣￣￣ｌ＿＿＿＿＿／￣´ｌ / . ヽ ｌ .ｌ _....ぃ-‐‐'' ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ヽ ￣￣ｌ＿＿＿ｌ―――――――-' ｌ ./｀ ヽ 〉 ｌ‐‐‐''´ _... ｌ ｌ ｌ / ヽ＿＿＿＿__ / ｌ ｌ ｌ ｌ ,,.....-‐‐''｀ヽ ｀ ./ ヽ ￣｀７――――‐‐――┬´ ｌ ｌ / ｀-''''´ ｀---‐'' ＼ ／ ｌ ヽ / / ￣￣￣ ヽ ｀ / ｀ー――‐´
228 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:38:47 ID:F9tFwiO60
（´<_｀；）「ちぃっ！」
（；´_ゝ`）「どうしたもんかなこりゃ……」
（´<_｀；）「流石に高速で仕掛けてはこないか……？」
（；´_ゝ`）「下道で撒くしかないか……」
（´<_｀；）「実質ペーパーの俺にそんなドラテク期待されても困るぞ……」
（；´_ゝ`）「さりとて今ここでショットガンぶっぱしたら確実にお縄ぞ……」
（´<_｀；）「……高速降りたあと適当な空き地かなんかで迎え撃つっきゃないか？」
（；´_ゝ`）「気は進まないがな」
（´<_｀；）「切り札もネタ切れだしな……本格的にヤバいぞ……」
（；´_ゝ`）「いっそ警察署凸しちゃう？」
（´<_｀；）「……割とありだな。特課到着まで時間稼げるかも」
（；´_ゝ`）「車内検められると銃がやべーけどな……」
（´<_｀；）「あー……ここで仇になるとは……」
229 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:39:24 ID:F9tFwiO60【盛岡IC】 ,＜＞ , ＜＞´ ＜＞´ ｌ l ｌ ｌ＿ ｌ ｌ ＜｀＼ ￣ ‐-., ｌ ｌ ， ＿＿＿＿__ ＼_」 ／ ｌ ｌ ／＿＿＿＿＿」 ↑119㎞ｌ＿_, l ｌニﾆﾆ:ｌ ｌ ｌ ｌｌ＝＝＝＝＝＝=L ┼→ l＝ｌｌ l ｌニﾆﾆ:ｌ ｌ ｌ ｌｌ ／ ｌ￣l￣￣￣ .（ｌｌ l ｌニﾆﾆ:ｌ _ ｌ ｌ- 、 ＿ｌｌ ┃ └‐┘ ┃ ｌｌ l ｌ , - 、ニﾆﾆ:ｌ-‐ ｌ ｌ ｀ ー-- -‐ ´ ｌｌ￣ ー- ┃, ＞、 ┃＿,, ｌｌ--― l ｌ´ ...ー-、＿, -― ￣ニﾆﾆ:ｌ l ｌ ｌｌ , ＜ │ ＼≧ヽ 、 ｌｌ ,--,l ｌ‐、 ｀ﾞﾞ::::::::: ヽ;;;;;;;;;.ニﾆﾆ:ｌ⌒V｀l ｌ-、 ,-、ｍ 」 ＜´／ ｌ ＼三三≧L∫:: ´l ｌ:: 3 ＃＃,-、ｍ,-、 Mニﾆﾆ:ｌ:::::::::::l ｌ:::::´::::ヽ_ /WM 」ﾞﾞﾞﾞ＜ .／ │ ._/＼:三三三≧丶ｌ:: ゝ ∧ﾉ::::::::::::::::::::ゝ, ∧:::::::::ニﾆﾆ:l:::::::::::l ｌ:::::::::::::::::::::::＞＜ │ ／ ! ＼三三三三三≧丶、 巛:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ニﾆﾆ:ｌ::::::::: l ｌ::::::::::::: ＜ ｌ └┐＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿/＼,三三三三三三≧丶、:::::::::::::::::::::::::::::::::ニﾆﾆ:ｌ::::::::::」ｌ ＜ ｌ ｌ ／ ｌ ＼三三三三三三三三≧丶、:::::::::::::::::::ニニ:」 ＜ l. ｉ l ／ ｌ ＼三三三三三三三三三三≧丶、::: ＜ ｌ .│ l ／ │ 〉/三三三三三三三三三三三三´ ｌ .ｌ ／ ｌ // ＼三三三三三三三三三三三 l; l .／ ! // ＼三三三三三三三三三三 l ／ l 仁ノ ＼三三三三三三三三三 l ／ │ ＼三三三三三三三三 l. ／ l ＼三三三三三三三
230 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:40:00 ID:F9tFwiO60
（´<_｀ ）「やはり仕掛けてはこなそうか」
（ ´_ゝ`）「しかしどうする、時間稼ぐなら降りないのも手だが……」
（´<_｀ ）「……いや、降りよう」
（ ´_ゝ`）「ほう」
（´<_｀ ）「降りなかった瞬間に形振り構わなくなりそうじゃないか？」
（ ´_ゝ`）「一理ある」
（´<_｀ ）「いざという時は頼むぞ。俺もできることはする」
（ ´_ゝ`）「任せろ。体力もそこそこ回復してきた。明日は全身筋肉痛で要介護だと思うが」
（´<_｀ ）「さっきの博打の代償か……」
（ ´_ゝ`）「その程度で済むなら安いもんだがな」
（´<_｀ ）「いざとなったら俺も一発かますか……」
（ ´_ゝ`）「いや、それより例のアレの出番かも」
（´<_｀；）「あ、アレかあー……。正直、魔術より使うの怖いんだが……？」
（ ´_ゝ`）「わかりみ」
231 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:40:35 ID:F9tFwiO60 ｡.::'"´:::::::::｀"':.。 ｡.::'"´:::::::::｀"':.。 ｡.::'"´:::::::::｀"':.。 /::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ /:::::::::::::::::::::::::::::::::∧ /:::::::::::::::::::::::::::::::::∧ i!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ v i!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧、／i!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ i!::::::::｡s≦ニニ≧s｡:::::i!｜i!:::::｡s≦ニニ≧s｡:::::i:!｜ i!::::｡ '"´ ｀"' ｡::::::::i} i!::::/二二二二二二ヽ:i!｜i!:/二二ニニニニヽ::i!. | i/ ヽ::::/V /.V/二二二二二二二i}i! | .i/二二ニニニニﾆﾆi} ｜.i! i}/ V＿＿＿＿ / V二二二二二ニﾆﾆi} | {i二二二二二二ニﾆi}.｜{i i} V＿＿＿＿ .V二二二ニニﾆﾆﾆ/ |. V二二二二二二ﾆ/ ｜V / /＿＿＿＿＿V 丶二二二二二／ ヽ二二二二二／ 丶 ／ /＿＿＿＿＿ V ＞＝==＝＜ | ＞＝==＝＜ .| ＞ ＿ ＜ ./ ＼＿＿＿＿＿＿＿ ／＼＿＿＿＿＿＿＿ ／＼＿＿＿＿＿＿＿ ／
232 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:41:10 ID:F9tFwiO60
（´<_｀；）「うっ、赤信号……」
（；´_ゝ`）「くそっ、停車したら流石に仕掛けてきそうだぞ……」
（´<_｀；）「こちらから出るしかないか……お二人は運転は？」
(；´・_ゝ(;;::)「いけるよ」
ﾐ；ゝﾟOﾟﾐ「私は免許ないです」
（；´_ゝ`）9m「あれとあれ、取ってくれないか？」
ﾐ；ゝﾟOﾟﾐ「これですか？」
（；´_ゝ`）「あざす！」
（´<_｀；）「盛岡さん、俺が降りたら手早く運転席へ」
(；´・_ゝ(;;::)「わ、わかった」
（；´_ゝ`）「対処する前に青になったら遠慮なく置いて逃げてくれよな！」
(；´・_ゝ(;;::)「流石にそれは……」
（´<_｀；）「連中の目的は増田さんです。俺らは逃げれば多分追われません」
（；´_ゝ`）「そういうこと！ 頼むぜ？ 俺はもう降りる！」
（´<_｀；）「おう！ 着地しくるなよ！」
233 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:41:45 ID:F9tFwiO60
(；ﾟ∋ﾟ)「先輩！」
（；´_ゝ`）「クックル！ たぶん奴ら仕掛けてくる、構えろ！」
(；ﾟ∋ﾟ)「は、はい！」
三（ﾟ ﾟ)（ﾟ ﾟ)/ﾘ#ﾟOﾟ）/
（#´_ゝ`）rﾆ∈「死ねやッ！！」
＼ ＼ ⊂⊃ ,_ ゛''=;- .,_＼ ＼＼ ⊂⊃ o o rっ ---__=___゛‐ニ‐- ゛`゛'-' ＼ﾞｉ ＝ﾆニﾆ＝＝=‐-─-‐-‐=＝ﾆﾆ＝=‐-─-‐==‐-‐=＝ﾆﾆ＝＝ﾆニﾆ＝=,r'｀w-''´ﾞｉ _-__-____ Ｊﾞｉ: ￣⊂⊃=-‐=--‐=-‐￣rっ￣￣○＝＝ﾆ￣‐=ﾆ‐--‐=-‐=＝ﾆニﾆ＝=‐──__三 ッ ,r' ○ ⊂⊃ ○ ／-;-.,_ ゛''=;- .,／ :／／ッ ⊂⊃ ⊂⊃ ニ‐-／ /／| ／
(；ﾟ∋ﾟ)「水鉄砲！？」
234 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:42:21 ID:F9tFwiO60 i : ; | | : i ; .| |: ｡ | :| o .; Ｏ _,,,､､r-ー ' ´ ｒー ''''''¨¨´ _ ,, ､､ r - ﾟー ､､､,,,,,___ ,､ r ' ´ ｡ ￣｀¨'' ー ､､,,_ ,､r ' ´ ﾟ __,,,,,,,,､､､､ﾟ ,,,,,__ ・ ｀'' ､ ,､r '´ ,､rﾟ ｡- '''¨´´￣ ﾟ ・ ・ ￣｀｀¨''' ｡ ､ ｀ ,､r '´ ,,､､r -｡ﾟ ー r'ゝ､_,r'ヾゝ-'´!､ ー ､、ﾟ ¨｀ヽ ､ ,､r'´ ,､r'´ ゞ'´ _,,,,､､､､､,,,,,_ ヾ・､ﾟ ｀ﾟヽ｡､ ｀ヽ､ r '´ , r'´ , r' ´｡ .rﾟ､ _r'´ ｀ヽ . ,ゝﾟ｡ ヽ ｀ヽ､ ヽ , r' ,r'´ ,r ' ＼｀¨''｀¨'' ‐ ''¨´''''¨´/ ヽ ｀ヽ､ ヽ､ r' ,i' ,i' ｀¨'' ー---─ '''¨´ ヽ 'i ヽ { { { } } } 'i, i, i, ﾉ ﾉ 丿 ヽ .ヽ ヽ､ , r'´ ,r' ,r' ｀ヽ､ ｀ヽ､ ｀''' ー- ､､,,,,,,,,,,,, ＿ ,,,,,,,､､ r '´ ,､r'´ , r '´
235 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:42:57 ID:F9tFwiO60
（+ +)「目が、目がぁぁぁ！？」
/ﾘ#+O+）/「くうっ、小癪な……！」
（+ +) /ﾘ#+O+）/
―≡三（ﾟ ﾟ) ―≡三（ﾟ ﾟ)
∋ﾆ`i（´<_｀ ）「させねーよ死ね」
＼ ＼ ⊂⊃ ,_ ゛''=;- .,_＼ ＼＼ ⊂⊃ o o rっ ---__=___゛‐ニ‐- ゛`゛'-' ＼ﾞｉ ＝ﾆニﾆ＝＝=‐-─-‐-‐=＝ﾆﾆ＝=‐-─-‐==‐-‐=＝ﾆﾆ＝＝ﾆニﾆ＝=,r'｀w-''´ﾞｉ _-__-____ Ｊﾞｉ: ￣⊂⊃=-‐=--‐=-‐￣rっ￣￣○＝＝ﾆ￣‐=ﾆ‐--‐=-‐=＝ﾆニﾆ＝=‐──__三 ッ ,r' ○ ⊂⊃ ○ ／-;-.,_ ゛''=;- .,／ :／／ッ ⊂⊃ ⊂⊃ ニ‐-／ /／| ／
（+ +)「「ぐええっ！？！？」」（+ +)
/ﾘ#+Oﾟ）/「なっ……めるでないわぁぁ！！」
236 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:43:34 ID:F9tFwiO60 _,..-''" _,,,.-､_...____ ,. ‐'"ﾞﾞ"'‐ﾐ｀´ ｀''i,i､ﾞi､│／ -'" ＼. ｌヽ│ﾞl ／ ,. ―ｯ _,,...、 ＼ | .ヽﾞl│ / ,/ ,.'-‐-.､ ﾞl ﾞl | ."〉 l. | ／...、 丿/.,、 .|,,,,,..-'"/ |_,.-'"ﾞ /_／ﾝノ .} .丿 ／ .'" _,-"iｰ‐'''゛_／ ／ _／ _,.-'"-'" ,.-'" ﾞﾟ'''''''" ,／_,.-'´ ,,.-'"-'" ,,r'"＼ _,,,, -シ,‐" ,,.-'".-'" ,.:イ ｀￣ ,.-'".-'" _.-'" _,.-'",.-'″ _,ィ" .-''",,-'" ,.-'" _.-''´_.-'" ,.イ -''"_,.-''" ,. へ-''"_.-''" _.-".-''" _.-'" _.-'" '"
237 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:44:10 ID:F9tFwiO60 ＼ ＼＼ ／ ＼.＼ ／／ ＼ ＼ | ／.／ 丶＼ ＼丶. || ／／ ／ ヽ＼ ＼ヽ... O |│ ／／ ／／ ＼＼ ＼＼ 。./ ／／ ／／ ＿/￣/_ . /￣/ ./''７ '´ﾞ, '´ﾞ,. ヽ ＼＼ ＼＼ .。／／ .／／ /__ ＿/ ￣ / / / / / / 〇 ヽ＼ ／ ／／ /__ ＿_/ ＿__ノ / ﾞ- ' ﾞ- ' - -＝二二 三 三二 ≡ = - - /＿/ /＿___,.／ 〇 〇 o ＼ ＼＼ 。 ／／ O.＼＼ ＼＼ ０ 0 ／／ ／ 。// ＼＼ .＼＼ ／／ ／／ / ｀~´ ヾ＼ ＼ヽ ／／ ／／ ○/ 。 ヽ＼.＼丶 ／／ ／／ ＼＼ ／.／ ＼ ／／ ＼ ／
―≡三（#´_ゝ`）┥＼（ﾟO+#lﾊ三≡―
―≡三(#ﾟ∋ﾟ)「おおおおおっ！！」
/ﾘ#+Oﾟ）/「！？」
238 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:44:46 ID:F9tFwiO60
＿ ‐=≡ （ﾟO+#lﾊ （((( ｸ ‐=≡（ ￣￣￣￣｀ヽ ヽ⌒ヽ ＼ ＼ (＃ﾟ∋ﾟ) ､ヽ从 / ‐=≡ ￣￣￣￣ ＼ヾ ｲ | ‐ ＼_￣￣７ ｀⌒ヽ ; ． ‐=≡‐=≡; ： ）>>1| | = ￣￣| 八 ﾉﾉ′ . : , ‐=≡ ／ /| | . ＿ = .| | .// W ヾ ‐=≡ ／ ／ ／ し丿 . _ = .＿ ～ヽ|＿＿/ ｲ ‐=≡ ／ ／ ／ __ = （￣ （__＿＿＿＿/Ｙ ‐=≡ ／ ／ ／ ＿ = | )ー―‐（ 丿 ‐=≡ （￣ ／ ／ ､ 、. | .| ＼ ＼ ｀:ヽ ‐=≡ ￣(__／ ( ヽ: ＿丿 ﾍ. ｀ ; ＼ ＼ ⌒/ ヽ(´ ＼.从（＿＿＿) ／｀) (､へ(__⌒_)从人／ ;｀)
（#´_ゝ`）rﾆ∈「駄目押しッ！！」
＼ ＼ ⊂⊃ ,_ ゛''=;- .,_＼ ＼＼ ⊂⊃ o o rっ ---__=___゛‐ニ‐- ゛`゛'-' ＼ﾞｉ ＝ﾆニﾆ＝＝=‐-─-‐-‐=＝ﾆﾆ＝=‐-─-‐==‐-‐=＝ﾆﾆ＝＝ﾆニﾆ＝=,r'｀w-''´ﾞｉ _-__-____ Ｊﾞｉ: ￣⊂⊃=-‐=--‐=-‐￣rっ￣￣○＝＝ﾆ￣‐=ﾆ‐--‐=-‐=＝ﾆニﾆ＝=‐──__三 ッ ,r' ○ ⊂⊃ ○ ／-;-.,_ ゛''=;- .,／ :／／ッ ⊂⊃ ⊂⊃ ニ‐-／ /／| ／
/ﾘ#+O+）/「ぐうっ！？」
（；´_ゝ`）「「今ッ！！」」（´<_｀；）
(；ﾟ∋ﾟ)「はい！」
239 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:45:24 ID:F9tFwiO60
＿＿_＿＿＿__. /_||＿| |＿||＿||三三≡＝─ 〇 ≡＝─f目ﾃ=､＿＿＿＿|三三≡＝─ ∠〆～rワ≡＝─｀て((◎)――(◎)三三三≡＝─ 《*)ﾋ≦0(*)≡＝─
（；´_ゝ`）「ふぃ～……何とか撒いたか」
（´<_｀ ）「クックルいてくれて助かったな……ギリ乗り遅れなかった」
（ ´_ゝ`）「うむ。そして新兵器のこの威力よ」
（´<_｀ ）「……ファイナル激辛ガン。化け物相手でも牽制程度にはなったな」
（ ´_ゝ`）「一応生物だし……五月ちゃんみたいにバリア―でもされなきゃ多少なり効くわな」
（´<_｀ ）「最初言い出した時は正気かと思ったが用意しとくもんだな」
（ ´_ゝ`）「だろ？ まあ戦闘用には射程が心もとないし誤爆は怖いが」
（´<_｀ ）「それでもスプレーよりは射程長いからな……誤爆は怖すぎるが」
(；´・_ゝ(;;::)「あの……それで、どこへ向かえば？」
（ ´_ゝ`）「駅前で個室あって冷麺食えるとこ、お勧めない？」
(；´・_ゝ(;;::)「……は？」
240 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:46:00 ID:F9tFwiO60【焼肉・冷麺 みょんみょん亭】;;三| |三三､ `''＜三三／ ∠三:| |三三三三三二ニニ| |三三三三三三三三｀`''乂＿_乂三三ﾆ≧s｡ 〕 ／ ＿_弋''"￣ﾞ''ア三三三三二ニニニ| |三三三三三三三三 | トミ三〔 ｀¨´｡ｓ＜ ／ﾆ| |__| |￣￣￣〕三二ニニニ| |三三三三三三三三 |~￣￣~:l ≧s｡｡s≦三三三ﾆ三三| |ﾆ| |三三三三三三三三_| |三三三三ｨ ´￣￣ | |＿, ￣ ‐-=ﾆ二三| |ﾆ| |三三三三三三三三/￣∨三三／ ／~| |￣ |￣￣..|‐┐| ￣| |‐乂￣乂三三／ ＿＿`ー‐‐| |￣￣＿／ | | | | :|｜ | | |￣ |丁 ｰく__／|_,| ｀¨¨¨:|￣｜￣￣ |￣| 弋￣ ア‐┘| | | | |｜ | |＿|￣|￣..| | | |￣|. |￣|￣￣ |._.| |＿_|｜ | | | ｜ |弋ﾆｱ弋ＴＴＴＴＴＴﾊ /─---|＿| 、、、...,,,,,＿＿＿＿＿ | | |＿_|｜ | | | ｜ |..| | (__)ｧ㍉¨~¨~|¨|: : : : : {＿} : : : : : : : : : : : : : : : : : : :..￣￣| |￣..| |丁¨¨¨¨| | |─┴─|..|─| / ∨ / | :|─: : : : : | |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: : :| | :.:［| |从爻爻|三|_|二二二|,,| |__厶ｲ_,,ﾉ{＿＿|_.|＿: : : : : | | : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:..ノ 乂 : | |爻爻爻─.┐ ┌─ｭ| lｰ┐ ,rーー┬──: : : : : |＿|: : : : : : : : : : : : : : : : : :｢二Ｔ: ｀¨¨´ : | |:爻爻爻 |i￣;;;| _∠ﾆﾆヽ |i￣:i| ||: : :〈二二二〉 : ＿ : : : : : : :＿＿」⊥┴__二二⊥ ⊥|爻爻＿__|￣|;;;;| |＿￣￣””¨¨¨““丁 ||￣| : _:_:_: : : :..:||ー-=ｭ:.._:_:_||_二ﾆ=-┬ 圦 }´ ｀¨´___Y￣|::__≦二二￣＿＿￣ ''' …ァj──二￣ ￣二ﾆ=- ＬＬ」_￣|::::::::::__::::|: : 圦ﾉ三二ア__丿_:_|_:|i|￣￣¨¨|:|ｰ|:|…ー--=ﾆT─ｒ㌻|;;;;;;;;..,,￣_¨~¨￣__二´-=ﾆ二=- :|::|￣ |::|_二Ｌ|_￣|:|i:i|￣ ─-- |::「:|三二ニﾆ=‐┐: : :..::|i:|￣_,||ﾘ.:.:.:.:￣‐=ﾆ王=-=:Ｔ¨//'´￣ ｰ |::| _ ⊆⊇_ - 二ﾆ=-￣＿ｰ- ＬＬ|＿￣””¨““|:|_: : : : |i:|丁=||- ＿;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|ｨ才ﾆ=-=≦ ￣ |_¨ ｰ-=ﾆ二二才_ - ¨|, ─==ﾐ￣ ┴=≧=‐ :|.:|:|┼=ﾆ二;:;:;:;:;:;:_ ﾆ=-{i:≧s｡Τ‐=ﾆ=‐ __ ￣ ｰ _丁 _ ‐ ¨ ゝ‐‐‐‐'丿 ィi㌻;:;:;:;|i:|.:|:|.:||.: .: .: .:=ﾆニﾆ=-;;;;{i:iトミi:i:≧=‐ _¨丁-=二=‐ _ ￣ ｀¨¨´<> ィ(㌻;:;:;:;:;:;:|i:|└ｨ.: .: .: .: .:”;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{i:i{ : : ｀`'' ＜ｉ:圦 ［≧s｡￣ ｰ=二≧=‐ __ ,ィ(㌻ｨ|i:|.:.:.:.:.:.:|i:| .: .: .: .: .: .: .:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/, : : : : : : : :〔:∧ {iトミi:i:i:≧s｡..,,＿￣ -=二≧=- __ィ(㌻ィ㌻|i:|.:.:.:.:.:└ .:.:.:.:.:.: .: .: .:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/, : : : : : : : 〔i:∧{i{ : : ｀`''＜i:i:i:i:i:i:√丁77;;;;;￣ ｰ=ﾆｆ㌻ィ㌻.:.:|i:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:.: .: .:
241 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:46:36 ID:F9tFwiO60
(；´・_ゝ(;;::)「ええと……来ちゃったけど、こんなことしてていいのかな……？」
（ ´_ゝ`）「どのみち特課が動いてくれんことにはな」
（´<_｀ ）「それに、街中で暴れるほど奴らも馬鹿じゃないはずです」
（ ´_ゝ`）「いやさっきの交通量でやらかしてる時点でかなり冷静じゃない感はあるが……」
（´<_｀ ）「それはまあそうだが……さりとて闇雲に移動するのもな」
（ ´_ゝ`）「うむ、一度落ち着いて考えたい」
( ﾟ∋ﾟ)「まあそっすね……色々ありすぎて冷静じゃないっすから」
（ ´_ゝ`）「それに増田さんも一旦落ち着きたいっしょ」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「いえ、私は……」
( ﾟ∋ﾟ)「その顔色で何言ってんすかね。自分に嘘つくのやめません？」
（´<_｀ ）「盛岡さんだって実際限界でしょう？」
(；´・_ゝ(;;::)「……それは否定できないけど」
( ﾟ∋ﾟ)「頭回ってない状態で重要な判断すると事故りますよ」
（ ´_ゝ`）「まあそういうこと。うまいもん食ってリフレッシュしようや」
242 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:47:14 ID:F9tFwiO60
（｀店´）「お待たせしました、盛岡冷麺です」
ﾐ∩ﾟOﾟ∩ｻｯ
（ ´_ゝ`）「おっ、来た来た」
（´<_｀ ）「ガイドさんのお勧めだから期待してますよ」
(´・_ゝ(;;::)「いや、盛岡は専門外なんだけど……」
（ ´_ゝ`）「でも、うまいんでしょ？」
(´・_ゝ(;;::)ｂ「……自信を思ってお勧めできるね」
( ﾟ∋ﾟ)「なら問題ないっすね」
（ ﾟ∋ﾟ） ｽﾞｰ （ ´_ゝ`）ｽﾞｰ （´<_｀ ）ｽﾞｰ (っ. 川 .ｏ (っ 川.ｏ o 川⊂)￣￣`ー―′￣￣`ー―′￣ `ー―′￣＼
（ ´_ゝ`）ｂ( ﾟ∋ﾟ)ｂ「「うめぇ……！」」ｄ（´<_｀ ）
243 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:47:50 ID:F9tFwiO60
（ ´_ゝ`）「いやこのコシと喉越したまらんな、流石は本場」
（´<_｀ ）「牛骨ダシが深いぜ……鶏ガラだけじゃこうはならん」
( ﾟ∋ﾟ)「酸味と辛味が丁度良くさわやかですね……」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「ん、おいしい」
(´・_ゝ(;;::)「やっぱり盛岡来たらこれだなあ」
（ ﾟ∋ﾟ） ｽﾞｰ （ ´_ゝ`）ｽﾞｰ （´<_｀ ）ｽﾞｰ (っ. 川 .ｏ (っ 川.ｏ o 川⊂)￣￣`ー―′￣￣`ー―′￣ `ー―′￣＼
（ ´_ゝ`）ｂ( ﾟ∋ﾟ)ｂ「「うめぇ……！」」ｄ（´<_｀ ）
―――。
244 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:48:26 ID:F9tFwiO60【車】 _.......----‐‐‐‐''''''-- ､..,, _,,......--‐‐''''''´ / ,－‐‐--- ｌｌ｀‐‐-......,,__ ／´ / / ｌ ｌ ｌ￣｀''''‐--..二ｌ―‐-...,,,_ ／ / / ｌ ｌ ｌヽ ｌ￣ｌ ｌ ｀''''''ー-ｌ ／ / /／￣￣ヽ .ｌ ｌヽヽ ｌ ｌ ｌ ｌ ／ /''‐､/ / ,,ｌ ｌヽヽ ｌ ｌ ｌ ｌ ｨ＿＿,,.........----―‐‐‐'''''''''''''''￣´/ ｌ/_,......--‐‐''''´￣ ｌ ｌ ヽ－‐ ｌ ｌ ／ ./ ｌ ｌ ｌ ￣￣￣￣ｌ￣￣￣｀ｌ. /. ｌ ｌ ´ ｌ ｌ ｌ＿＿___,,,,......ｌ-----―ｌ.ｌ ｌ ｌ ,,........--‐‐''''''''´ｌ ｌ ｌ ｌｌ __........----‐‐''''ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌｌ ｌ￣￣￣｀-´￣￣￣￣´／ ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ /￣ヽ ｌｌ ｌ―――――――――ｌ ｌ / ｀ｌ ｌ /｀ヽ -' ｌｌ｀'-------------------ｌ------.-------ｌ ／￣￣〈 ｌ _,,.,... ｌ ｌ /｀ぃンｌ ｌ ｌ ｌ /￣￣＼ ヽ ｌ ....-‐'''´ ｌ/ ｌ ｌ.ｌ ｌ .ｌ ｌ ./ ／ヽ ｌ ｌ ｌ ,,..-‐ｌ'´ ヽ/ｌ..ｌ ｀‐‐‐---..............,,__ ｌ ＿＿ ｌ / / ｌ ｌ / ｌ_,,..-‐'' ヽ＿／ ｌ ｌ ｌ ￣￣ ｌ ｌ ｌ..--‐Ｔ ｌ ｌ 〉‐''´ └---.._ｌ...,,__＿_ｌ ｀‐-､ｌ ｌ ｌ ｌ ｌ ´｀''''''''‐---..........,,____,,......--‐'''''''〈 ＼__,/ / ヽ＿＿＿/
245 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:49:04 ID:F9tFwiO60
（ ´_ゝ`）「さて、落ち着いたところで作戦会議といくか」
（´<_｀ ）「おっ、冨竹から返事来てるな」
（ ´_ゝ`）「どれどれ……」
From: SABURO TOMITAKETo: 流石探偵事務所Sub: Re:緊急事態
お世話になっております。冨竹です。
お話は理解しました。町長とうみねこの家についてはこちらで対処します。
大変申し訳ないんですが、組織の都合上娘さんについてはこちらで保護することが難しいです。過激派はどうにか誤魔化しておきますので、不干渉はお約束できると思います。
以上、よろしくお願いします。
246 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:49:41 ID:F9tFwiO60
（ ´_ゝ`）「最早何も隠す気なくて草」
（´<_｀ ）「というよりは俺らが最早そちら側と認識されてるんじゃ……」
（ ´_ゝ`）「あー……」
（´<_｀ ）「まあ……否定はできないよなあ……」
（ ´_ゝ`）「まことに遺憾ながら」
（´<_｀ ）「つーか過激派……やっぱいるよな。冨竹はそうじゃないってわかっただけ良いか……」
（ ´_ゝ`）「引き渡せとか言われたらどうしようとは思ってた」
（´<_｀ ）「それはいいが……どうする？」
（ ´_ゝ`）「俺らで保護なんて無理だし、やっぱ雨霧さんに――」
247 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:50:16 ID:F9tFwiO60. ＼::::ｰ┤ | /| 斗―ト| ｜斗―:ト∨ | (_:::::／ ＼ ｜ |/ | .|____| | | |＿ | ∨/ | (:／ ⌒|/ | 斗― ミ 斗― ミ / ∨ / ⌒'( んJﾊ んJﾊ )⌒ V. / Λ _）//} _）//} / | 「こ ん ば ん は」. ＿,′ Λ V＾ソ Ｖ＾ソ ./ / } ⌒Ｌ ／ ! } 、 { | / /⌒ ／ 人 _______ } { _|＿__ ／ /_,／ |＼ __) :::::: ｀Ｙ_ ‘ｰ ⌒ ｰ'’ _､___):::::::::ヾ |/ ｜ |::::::::::::::::: | ‐ _ _ -ニ|::::::::::::::::::| |. | 乂::::::::::::ノニﾆ＞_ イニﾆﾆ乂:::::::::::::ﾉ |＼. | /￣ ｢∨ニニﾆﾆ≧ ≦／ニニニ | ￣Λ | ＼ / | | ∨ニニﾆﾆ＼ ／ニニニﾆ/｜ Λ ∨ ＼ ﾉ / . | |. ∨二ニニニ／ニニニﾆﾆ/ .| Λ /
248 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:50:51 ID:F9tFwiO60
（；´_ゝ`）「「！？」」（´<_｀；）
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「無事でよかったですわ」
（ ´_ゝ`）「……そっちこそ無事でよかったわ」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「無事、とは言い難いですわね。ほら」
＿＿＿ l.／／／l. |／／／i. |／／／ , l￣￣￣ ′ | i ｌ ; l i | l | l j l
（´<_｀；）「あっ……！」
(；ﾟ∋ﾟ)「腕が……！」
249 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:51:27 ID:F9tFwiO60
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「痛み分け、といったところですわよ？」
（ ´_ゝ`）「……すまん、俺らを助けるために……」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「はぁ？ あなた達のことなんて助けた覚えはありませんわ。 むしろ生ゴミの炙り出しに協力して頂いて感謝していますの」
ﾐ；ゝﾟOﾟﾐ「……殺したんですか？」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「不覚にもお掃除し損ねましたわ。全く忌々しい……！」
(´・_ゝ(;;::)「……あなたは本当に美里さんなんですか？」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「最初からそう言ってましてよ？」
(´・_ゝ(;;::)「……」
（ ´_ゝ`）「白髭さんは……？」
（´<_｀；）「まさか……！？」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「あ、白髭ならピンピンしてましてよ。ちょっと内蔵飛び出しちゃってましたけど」
（；´_ゝ`）「「いや、それはピンピンしてるとは言わねぇ……」」（´<_｀；）
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「それくらいでどうこうなるほど繊細な男ではありませんわ」
（；´_ゝ`）「いや、えぇ……？ まあ無事だって言うんなら良いんだが……」
250 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:52:04 ID:F9tFwiO60
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「ま、いいですわ。弘子ちゃん」
ﾐ；ゝﾟOﾟﾐ「は、はい！？」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「あなたも生ゴミどもには思うところありますでしょう？ それに、その姿では……普通には生きていけませんわね？ わたくしと一緒にゴミお掃除屋さんやりませんこと？」
ﾐ；ゝﾟOﾟﾐ「え……それは……」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「特にあの生ゴミは絶対に許しませんわお父様もカズトもおじさまもおばさまもユウリちゃんもあれのせいで死んだんですわやっとわかりましたのふふふふ地獄の業火すら生ぬるいですわ指先から1ミリ刻みに切り刻んで肥溜めに捨ててやりますのよそれでもたりませんわ考えうる限り全ての拷問を課してやりますわ絶対絶対絶対ですのよ絶対ですわ逃がさないですのお掃除ですわ、ふふふふふ、ふふふふふふ……！」
ﾐ；ゝﾟOﾟﾐ「……」
(；´・_ゝ(;;::)「……」
（；´_ゝ`）「「うわぁ……」」（´<_｀；）
(；ﾟ∋ﾟ)「……本当にあんな人に任せちゃって大丈夫っすか？」
（；´_ゝ`）「ごめん、正直自信ない」
ﾐ；ゝﾟOﾟﾐ「……わかりました」
（；´_ゝ`）(；ﾟ∋ﾟ)「「えっ！？」」（´<_｀；）(´・_ゝ(;;::；)
251 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:52:41 ID:F9tFwiO60
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「……他に行く宛もありませんし、それに……。 正直、気持ちはわかるんです。私は、諦めてしまっていましたけど……」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「諦める必要なんてありませんわ！ お掃除してやりますのよ！」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「……はい！」
（；´_ゝ`）「……ええと……盛岡さんはどう思う？」
(；´・_ゝ(;;::)「えっ、そこで僕に振る？」
（´<_｀；）「修羅の道に堕ちるのを黙って看過すると……？」
(；´・_ゝ(;;::)「いや、どうしろと？ 僕が対案もなしに何か言ったところで聞いてくれるのかな？」
(；ﾟ∋ﾟ)「でも……彼氏さんはどうするんすか？」
ﾐ ゝﾟOﾟﾐ「そ、それは……」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「あ、それなら心配いりませんわ」
（；´_ゝ`）「「えっ！？」」（´<_｀；）
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「わたくし、当面は実家に戻るつもりですの」
（；´_ゝ`）「実家？ 実家は千手烏賊じゃないのか？」
(；´・_ゝ(;;::)「いや、それも最早なくなってるけど……」
(；ﾟ∋ﾟ)「ええと……それじゃ一体……？」
252 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:53:16 ID:F9tFwiO60
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「わたくし、今の実家は筆府ですのよ？」
.
253 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/27(土) 23:53:55 ID:F9tFwiO60
（；´_ゝ`）(；ﾟ∋ﾟ)「「えウッソ！？」」（´<_｀；）(´・_ゝ(;;::；)
Case7「千手烏賊の夏」 Day2E「逃走劇」
To be continued...
259 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/29(月) 00:24:48 ID:/NWUJV6c0Case7-Tips5 ラーメン屋さん次郎 | | ┌──┴──‐┬──────┐:::........| | . 文具・菓子 . .| | | | | | | | 小川駄菓子店| | | |＿＿＿＿＿＿_|＿＿＿＿＿＿__|＿＿｜＿＿＿＿＿ _｡r≦ .｡s≦ ト 、 _｡r≦ .｡s≦ | `ト､ r≦――――――――――――≦――――‐‐ |＿＿＿`ト､ ｀trtri-----!--!ｭ------ｭ-----┘::r--ｭi_i_i_i_i_i_i_||‐┬――! i 〕iト､＿＿ |}}}}| .|冊|.||_i_i_i_i_i_i| | |i_i_i_i_i_i_i_|| .|: : : : :.| | `ー―― |冊|.||_i_i_i_i_i_i| .└‐┘_i_i_i_i_i_i_|| . |: : : : :.| | | ||_i_i_i_i_i_i| .|i_i_i_i_i_i_i_|| .|: : : : :.| | | ||_i_i_i_i_i_i| .|i_i_i_i_i_i_i_|| .|: : : : :.| | | i箱箱!菓_i| ｨ----ｭ_i_i_|| .|: : : : :.| | | |箱箱!菓_i| i!三::|￣|￣|｀i .|: : : : :.| | | ＿ｒ-ｆ‐-i|箱箱|菓_i| i!三i.l|㍊|樫|. i .|: : : : :.| | | .|￣￣￣|￣￣￣i .| __＿＿i!三!:l|柘|柘|｀! .|: : : : :.| | | | | i .| {=========.{二|二|-.! :|: : : :.:.| | |
260 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/29(月) 00:25:26 ID:/NWUJV6c0
88 ＠-＠）「おや？」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「こんにちは」
88 ＠-＠）「いらっしゃい」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「お久しぶりですわね」
88 ＠-＠）「ん……んんー……？？」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「ラーメン屋さん次郎くださいな」
88 ＠-＠）「あっ……もしかして美里ちゃんかい？」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「うふふ、正解ですわ」
88 ＠-＠）「あらぁ！ 偉い別嬪になったねぇ！」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「あら、お上手ですわ。お婆さんこそお変わりなさそうですわね」
88 ＠-＠）「いやあ最近は膝が痛くてねえ」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「それはいけませんわ。お大事になさって」
88 ＠-＠）「まあこの歳だからねえ……ガタもくるってもんさ」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「お店、続けててくださってよかったですわ」
261 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/29(月) 00:26:03 ID:/NWUJV6c0
88 ＠-＠）「ここがなくなっちゃ子供たちが可哀想だからね」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「ふふ、そうですね。懐かしいですわ」
88 ＠-＠）「あんた、いつもラーメン屋さん次郎買ってたからねえ」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「次代は次郎ではなくラーメン屋さん次郎ですわ」
88 ＠-＠）「ほんとに好きだねえ」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「おいしいですわ！」
88 ＠-＠）「そういえば……あの子は一緒じゃないのかい？」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「そうですわね」
88 ＠-＠）「あの子はブーン太麺が好きだったねえ」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「今も好きですわよ」
88 ＠-＠）「あら、あららら、あの子も元気にやってるのかい？」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「ええ、それはもう。最近ちょーっとお仕事が大変そうですけれど」
88 ＠-＠）「まあまあ！ 今日は良い日だよ！」
262 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/29(月) 00:26:38 ID:/NWUJV6c0Case7-Tips6 魔女の舞踏会 _ -――‐- _ -‐''" ￣ ｀ ＿_, イ / ,ｨ＝x ＼ _ -‐ ￣ ／ ,ｨ∥ | {{:○:}} " } ´￣￣｀ヽ／井井∥ { ﾞ'＝'" , ィﾆ-￣ﾉ_ -――‐- ／_井井ｲ || | ／／_ -‐''" ￣ ｀ ／_井井井 || ! ＿_, イ / ,ｨ＝x ＼ ／ _井井井 ヾ ヾ _ -‐ ￣ ／ ,ｨ∥ | {{:○:}} " } ノィ 井井_ -=====‐-ｭ´￣￣｀ヽ／井井∥ { ﾞ'＝'" , ィﾆ-￣ﾉ ／´ γ''"´_三三三三彡ァ｀￣´／_井井ｲ || | ／／:i:i:i:i:/ / └――-=_ー彡ィ'"/ ／_井井井 || ! {__, ｲ⌒ヽ r' , l ｀ー― " ／ _井井井 ヾ ヾ、 ⌒ヽＶーﾊ | / ヽ. } _ノィ 井井_ -=====‐-ｭ ヽ ＿_ ∠-_-､ ∨ ﾘ ﾚ' { }| _, ィ／´ γ''"´_三三三三彡ァ｀￣´ｰ'///⌒￣｀ｰ' { l }!＿_-‐"￣ / └――-=_ー彡ィ'"/ ｲ// | | ￣ヽ , l ｀ー― " ／￣´ } } ｀| / ヽ. } _ ＜_ } { | ﾚ' { }| _, ィ´ヽ ＿＿￣ヽ _} ヽ ﾉ ﾘ { l }!＿_-‐"￣ ＼ ＼ ￣ヽ｀ヽ , ィ´ ／ | | ￣ヽ ｀ 冫 l} / -‐ __／ } } ｀ー-- ＿_ ﾘ ／ _,,,ﾆｱ´ } { | )′ | ／ ／´ _} ヽ ﾉ ﾘ / } | r―'⌒ ／ , ィ´ ／ ＼ ! ! | ｲ / -‐ __／ ヽ | } ' ／ _,,,ﾆｱ´ } ',. ﾉ / ／ ／´ | l ┴―---‐ぅ.{ └-､ r―'⌒ ／ ﾄ -ｲh.ヽつ_)_)__} | ｲ { _二ﾆ-‐'ｰ′ } ' ｀ｰ''" . ﾉ / .{ └-､ .ヽつ_)_)__}
263 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/29(月) 00:27:16 ID:/NWUJV6c0
(；´W｀)「ハイ！ ニィ！ ヤッ！ むむむ、長くは持ちませんぞ！」
ﾏｽ ﾟ o ﾟ)ﾐ「従者の分際でえらいやるやんかあの蝙蝠」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「白髭さんは讃岐うどんのようなコシの強さに定評があるんですのよ」
ﾏｽ ﾟ o ﾟ)ﾐ「ほーん。前衛押されとんのに随分余裕やん」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「で。……あなたがやったんですの？」
ﾏｽ ﾟ o ﾟ)ﾐ「あん？ 弘子ちゃんの失踪はノータッチやで。せっかく手中にあったもんわざわざ放流するかっちゅうねん」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「違いますわ。あなたが――」
. ＼::::ｰ┤ | /| 斗―ト| ｜斗―:ト∨ | (_:::::／ ＼ ｜ |/ | .|____| | | |＿ | ∨/ | (:／ ⌒|/ | 斗― ミ 斗― ミ / ∨ / ⌒'( んJﾊ んJﾊ )⌒ V. / Λ _）//} _）//} / | 「私の仇。そう理解してよろしいのですわね？」. ＿,′ Λ V＾ソ Ｖ＾ソ ./ / } ⌒Ｌ ／ ! } 、 { | / /⌒ ／ 人 _______ } { _|＿__ ／ /_,／ |＼ __) :::::: ｀Ｙ_ ‘ｰ ⌒ ｰ'’ _､___):::::::::ヾ |/ ｜ |::::::::::::::::: | ‐ _ _ -ニ|::::::::::::::::::| |. | 乂::::::::::::ノニﾆ＞_ イニﾆﾆ乂:::::::::::::ﾉ |＼. | /￣ ｢∨ニニﾆﾆ≧ ≦／ニニニ | ￣Λ | ＼ / | | ∨ニニﾆﾆ＼ ／ニニニﾆ/｜ Λ ∨ ＼ ﾉ / . | |. ∨二ニニニ／ニニニﾆﾆ/ .| Λ /
264 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/29(月) 00:28:26 ID:/NWUJV6c0
ﾏｽ ﾟ o ﾟ)ﾐ「なんやそれ。どうでもええわ」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「ふふふ。沈黙は肯定とみなしますわ」
ﾏｽ ﾟ o ﾟ)ﾐ「せやったら何なん？」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「それはもう――」 ┌|⌒７⌒＼ ） | ＼ | | / ／ ／｛ _ﾉ | ￣ ＼ ＿| |./／＿／ ／{ _) |／ ⌒＼￣二＞―＜ / { )／ ／}rﾍ ＼ ＼ / く⌒ / ／⌒'⌒ | | | 〈 (. / / / | | | | | く⌒. | /| { ヽ 斗――｜ | |ΛΛ. ／ 抖笊㍉ ﾉ 丿 ﾉ | |/ /}. /{ / ,, ﾋリ ノ笊笏冬ミ｜ | /ノ 「お 掃 除 で す わ」 ,'´",, {八 j′ ノ ヒﾋツ ノ ﾉ / |/'⌒`' ､ ∵'`, Υ ⌒八 ''''{ / ／｜ 八〃,､-,､ ヽ, , 八:::::::::::ﾉ＼ゝ;,､ γ:::::::ヽ／ ﾉ￣￣へ! i'r'~`',ﾐ r―― ..,,＿く ＼ {::::::::::::::}＿／ ＼___ -‐……‐-＜~￣￣￣~^''i, ,i〃´` 'i, ',ー- ､ ＼ /Λ＿ 乂(￣＼ニ/ ／: : : :} ／￣ 丶､'i,' i,'i, ( r‐ 二二 ＼ ∨ﾆﾆ{ ／ﾆ{ ∨ ／ : : : : : } ＼ 'i, 'i､､ ⊂ ―― { ﾉニﾆ{ ／ﾆ二{. ＼ | ／.: : : : : :. :.ﾉ＿＿＿＿＿ , 'i､ ､`ｰ⊂二二二二 ＜/ {ニ-ﾆﾆﾆﾆ＞''"＼ ＼ ／ : : : : : : : ／::〉二二二二二二二＼,' , .'h､ `-,､,,ﾉ ,i! ,li li ／ニニﾆﾆ＞'" ＿ ＼ ＼: : : : : :.／: :./⌒＼二二二二二二ﾆ)． ･ .`-,､,,_,,,ﾉ ,l' l!i! ,lニﾆﾆ＞'" ｀`＼ .|: : :.／: : : /: : : : :.}二二二二二 ／ ／／ﾆﾆ＞'" ＼ } ／: : : : : : : : : : /二二二二 ／ ノ /／ ＞'" ∨.: : : : : : : : : :.／二二}￣￣ ＜ {ﾆ／ }{.: : : : : : : :.／ニニニ }二二＼ ＿＿ ￣⌒ ∨ 八.: : : : :.／{二二二 ノ二二二 ＼￣＼
265 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/29(月) 00:29:03 ID:/NWUJV6c0 !.| .＼ヽ ヽ、}''li ∩ }l.,} l} }/｣ｲ,〃i!},! ! l} ,l}!ﾄキ}iキ}i==‐-- ,,,,,,＿＿_ ! / ｨ℡ﾞ !ｯ､ ｌ ! li .!j{//ｿ//.ﾂj{/j{ｿ{'｝".ﾘ|i{!〃≠/≠/==‐‐‐ ''''¨￣￣ ﾃ!-!,ﾞﾞ' |'り､.ｌﾞh l !,! |!{彡´ ヽｿ .{ｌ .i.ｌ l} _;;;;｀-''-､ .｀' !､.ｌ j j{:ｌ{ j} }! i----- ....,,,_ .,i-ﾆ,,, ｀ﾞ'''-､＼.'i入j{ l | |,,./ ./ ＼. l冖'￢ｰ二彡-..,,,.｀''-､ﾞ''､''.ｌ.ヽ＿/ | ／ ｀''ﾐx＝=ニ二_ﾞ￢-二-､＼>ﾞl ｀''''" ,. -ｰ¨¨¨¨¨￣￣￣¨¨¨￢ｰ- 二;;- ﾐヽ.ﾐ'x､ ヽ ,.vｰ'''¨¨¨￣￣¨¨¨￢―-z....,,,,_ ｀ﾞ'''!=ii＞＼ .｀''｀ﾐs.,,,___ｚzﾆﾆニニニ＝==ｯ=..,,,ﾞ"''ｰ ..,＼ ! ｀ﾞﾞﾞ''彡 ＝ﾆﾆニ二ﾆ＝｀-三tivゞ．_ゞ ,, ‐'彡'''"゛ _,,,,........ -----―-二lｒ'"゛ ／ ,.. -''''"´ ._;;;;ﾆ二二ﾆﾆﾆ;- ､,ﾞ.y='" _,,,.. -― ¨¨￣￣￣¨¨¨'x,,、 レ″_,, ｰ''''"￣゛._,,,.. -―￢'ﾆシジ'" ,,, ｰ''"゛ ＼ / .／゛ ._,, ‐'二iv ._,,,-''ジ'〃,ﾞ..イ,, -'"゛ _,,.. -ｰ'''''¨¨￣￣￣¨¨¨''} }! ／ _,.,..;;二ｰ''彡'"_..-/「ﾞン',ﾞ.iｉ|ｼ'" ″ _． ._,, ;;;;'''"゛ 丿 / .,..ッ''_..-‐″ ,..-'ﾞﾞ,..‐',ﾞ-'ﾞ_／,,-ソ”._ν _..-''ﾞ〃‐".._二ﾆ≧s'''ゝ＿ ＿__、 .,.／ﾞ ／ ,..‐二才゛ ., ／ _／ﾞ.／ﾞ ／ ／.'"., ‐∠'"゛ ...彡‐彡二'″_,,ｙ=ﾆ‐'''"￣´ .＿二ニ／／'／“´ _..-'./ .,／ ,／ ,／ " . ／ .／ ._..-'"ﾞ,..-'ﾞﾞ″.,..ir!!'"゛ _,,.. -ｰ'''''"ﾞﾞ二ニﾆ'ﾞ_二. --＝ニ＝＿,,,,,,.. .,..-'゛ / ./ ／ ,／ . ／ .,..-'" _ ／ .,..-'" ﾞ_..-'''フ彡-';;l彡'"" : _..-'"゛ ._..;;;;ﾆ―'''''ﾞ,ﾞ＞'''″ 二ニ＝-ｰ…. ／ ./ ,ﾉ.／ ,／ ／ ._／´ . ／ .,..-'´ .ぃ才‐″´..,iiｌ彡- ,..-'" -'"~_, .,.. -''´._,, -‐''"´ ﾞﾌ./ ,／ .,／ . ／ ,／゛ ,／゛ ,,, -彡',ﾞ,． .,／ﾞﾞ'~゛_彡' _,, ‐''" _,, ‐''"゛ j} ／ ,／ ,／ ,／ _／..,..-'"´,y/＜~ﾞ,,／´ ,ｙﾒ'"´ .,.. ‐'" _.. -''" _,,.. -ｰ'''" .／ .／ ,／ ／ ., 彡‐'´ .,,i ‐'ﾞ_..;;二彡 .,..-'´ _..-'″ _.. ‐'" _,,.. -‐'二 -‐ﾆイ三ﾆ .／ .／ ,./ .／ ,r!'" ._..-ジ".,ir!!彡" _ ／ _ ／ ._..-'" . _.. -''二-;;二 |ｯ=冖ﾞ´_,,,.. -ｰ ./ ／ .／ ／ ,..-''".,..-'",／ ／ ,／ .,.ｯ!″ _／゛ _..-'´ _..-'''ﾞﾞ_ir=!ﾞ‐',ﾞン‐',ﾞ.. -‐''',ﾞ,,.. -ｰ''''"゛ ./ / .ﾉ,i′../ ,／゛.,..-'´ ／ .'" .／ .,.;;ﾂ゛ . ／ ／ ,..-'" .‐″_.. ‐彡ｰ''ﾞ,ﾞ.. -'''"゛ ._,,,.. -../ / l.." .,iシ" _／゛ .／ .／ .,x彡゛ ／ . ／ _／゛ ,.. ;;彡''ﾞﾞ,,, -''″ _,, ‐''^_,,,.. -″ / .ﾞ'彡" ,／ / .／ ／／ .／ . ／ .,／ .,..イﾞ‐'´_..-'" .,..-'彡-‐''"´
266 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/29(月) 00:29:38 ID:/NWUJV6c0
ﾏｽ ﾟ o ﾟ)ﾐ「舐めんな、同じ手ぇ二度は食わんで」
‐" ／ .!.l, l ! l ! .ﾚ゛ ./ ,y'／ ／ 1 _.. -‐ ―- ..、 ／ ,ｒ'"| ! .| .! | .| ./ .! l /.,r〃゛ ./ l ,..-'"゛ ｿ" .,/ l / .| .! ,i〕 .| ./ ...i! |.iｼ'./ ./ | ／ _＿＿、 ,. !iｌ" .../ .| .lﾞ / .| .| ｌ .| l / .ノ ! .l’ / ! ,／ ,..-'"゛ ,iﾚ〃 ./ .ｌ l ! ! . | .| ! ｝ !〃/ .! ! / |'" .,／´ ./ ,i,!′./ .ｲ .! .lﾞ . ! |_! .l| ! .l/./ | ,!./〕 /゛ 亅 ／ ﾉ./ ./ /│,! l .lﾞ |｝ .! ! ll/ l .lﾞ .! ./ │ l.／ / .,..-- / / .! ./ ,,| ,!.! │ .!| ! ,! / ! .lﾞ .| ./ l l .,./ .,／ ./ / .ｌlﾞ / | l,! ! ||' .| l ! / | │ l゛ l .,!..,〃 ／ / /, ｌ / |.ｹ / il i !lﾞ .lﾞ│ | ｌ !| ,! │ ｌ〃 / ./ ./ .ｌ l′│ ′.!｝ .l勹 | .! l j │ ! ! .| ,! ./′ / / .． ./ ! |∧ﾉ l ∨ l !.l .l〃lﾞ lﾞ l│ ! ./ / ,/.〃 ｌ l,/ ! .、 ." l .! .!,! l.lﾞ .l .lﾞ.! ｌ ./ ./ ,i"〃 .lﾞ.〃 ,! / .! .|l l/ ! /lﾞ l / / / // / l .l ,ﾉﾞ ! .l′ .j .! .! .l/ ｌ ./ / / ./ .〃 / .! lﾞ j,､ ./ ｀l / l .! / / .i｢ ! / ././ / // .! ! ! ."i./ | l .| ! ./ ! ′ / ./ .// / .// ! | __ l ./ l | .' .lﾞ / ./ / / /゛ / .// ｌ │ / .T! ｢ │ ! ｌ ./ / / ,i′ ./ / ././ .l ! ,! .|゛ ､ .l iﾘ lﾞ / / / / ,i′ / // │ .| .lﾞ .! ,!| |/ ! ./ / / ! ./ / i" / lﾞ .l .,!.! ` !.! ."│ / ./ / / . / / / lﾞ ｌ ,! .!| ./ |│ ｌ / / / / / ./ / lﾞ lﾞ ｌ !|、 / l ﾞ¨l{ / / / /./ ./ /. lﾞ ｌ .lﾞ .! .ﾞミｭ___/ .ｌ / / / ./ iゞ ./ ,i′..! ｌ │ ! ｌ. ./ ″./ ./ / / /.! l │ l ヽ / ,〃 / / / /
267 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/29(月) 00:30:13 ID:/NWUJV6c0 |l|ｌｉｌ|l |ｌ|川ｌ|ｌY|l|l|l|l{ |l| ｌ| |ｌ| ｌ|| ｌ| |l| ｌ| |ｌ| ｌ|| ｌ| |l||ｌ|川ﾘ |l川|l|l|l|l|l|l|l ｌ|| ｌ| |l| |l| l|| ｌ| || || || |l| ｌ|l|l|l|l|l|l|l|l|川 |l|ｌ|ｌ|川|l|l|lｌ|ｌ| || ..|| || |l|川ﾘ ﾘ l|| || .|| .|| ＿＿...|l| l| l||..￣￣￣￣....|l|l|l|l. ￣￣￣￣￣￣￣―――|| ||＿＿ ＿――￣￣ .|| ||. |l l|| |l |l| || ||￣￣――＿＿￣ .|| || j| l|| |ｌ|ｌ|ｌ|ｌ|ｌ| ||l|l川|{ |l|l|l|l{|l|l|l|{. || || ￣ ―＿ .|| || jl| jﾘ |ｌ| ｌ| |l ｌ| ｌ| }|ｌ|ｌ|ｌ|ｌ|....|| || ＿―￣ ―|||| jll jｌ| 川ｌ|ｌ} |l| ｌ|ｌ|川 ｌ| l| ｌ| |l |l|..... |||―. |||. ｌ||ｌ|ｌ| jﾘ |ll| ｌ| ﾘ川l|ﾘ川l| j{ jﾘ ||| ||| jﾘ l|l l| ｌ| jﾘ jﾂ ||| ||| ｌ||ｌ|ｌﾘ {l|ｌ|ｌ|ｌ| j川{. ||| |||| ．゛ 、 ′ 、 " . , ′ . ´ , 、 |||... ||| .｀ . ､ ´ , ′ . 、 " . ´ , . i 、. .｀ ゛. i , . ． " .､. |||... ||| , 、 " . i ´ . ii ．゛.. ii||.. i i ､ ´ ii .. " .li .||| ||| .|i ´ i ' || ii ii ｜ iilll||ii | i .iｌｌ|!!i l ...|ｌｌ iii i i l|l. |li li||li |il|||| ||il||ｌi .|i 〟 ii||il lil|| ||lili ||ii l|il| |llii||| ｌi|iii|lli || ..iiｌ|||lll.|ll ｌｌｌｌ||iｌｌｌi iiil|iii|||l|i |l|ｌ!liil||lll.|l|| ||!|i||ill ..| ||ｌｌｌ|||ii|||ｌｌiiiill|lliiiｌｌｌ|||lll||!!lilllii!!!||ｌｌ||ill|ll ｌｌｌ|||lll||!!lillliiｌ.ｌ| |lll||!!lillliiｌｌ| !!||ｌｌｌ|||lll||!!lilllli||||!lll|| |||ｌｌ|||ill|i||ll||lll!!ｌｌｌｌ||iｌｌｌｌ||||||ｌｌｌ||||ｌｌｌｌ|iill|||||ｌｌｌｌ|ｌ|ｌ|lll!!ｌｌｌｌ||iｌｌｌｌ||||||ｌｌｌ||||ｌll||!!lillliiｌillliiｌｌ||!!!||ｌｌ||!!ｌｌｌｌ||iｌｌｌ|| ||ｌ||ｌｌｌ|||i||ｌｌｌ||!!!!llll!!|||ｌｌ!!!!!|ｌｌ!!ｌｌ||||!!ll||!!!ｌｌ||!!|||ｌｌｌ||!!!!llll!!|||ｌｌ!!!!!|ｌｌ!!ｌｌ||||i||ｌｌｌ||!|ｌｌ!!ｌｌ||||!!ll||!!!ｌ||!||:::::::::::::::::::............. ｀ ..........:::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::..................... ............................:::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
268 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/29(月) 00:31:08 ID:/NWUJV6c0
三{{:○:}} "}「ギュオオッ！！」
(；´W｀)三「おおっと！」
三{{:○:}} "}「ギュオッ！！」
三(；´W｀)「ややっ！？」
―≡三{{:○:}} "}{{:○:}} "}「ギュオオオオオッ！！」
(；´W｀)っ「生ものは可燃ゴミですね」
'''''ﾞﾞ ,ｨ , ﾉ〉 ,ｨ /{ _,,,..゛ｰ'''"゛ ， ,ﾉlﾞ../ ;;;: ; ／ ,._,,-''''"゛ ._,, -''"゛ /（_ ,.ｲ´ ノﾉ ノﾊｊﾉ ｊ _,,,.. -ｰ'''''" ´ .il｢./ ;;!'ﾞ; ;;;;;;;./ _,, -''"゛ . _..-'' { ､ ヾー（､､'~（ ノ ｌ´ .,,i ./;'";;;; ..;;.,ン _,, -'''" _..-'"ﾞ,..-'″ _,ヾ.＿､ ,._,ｨ ｀ ヽ__ノ ,ﾉﾞl; .,,／;;;;;;;; ;;;;;;／ _.. -'"ﾉ _..-'" _..-'´.,..‐｀´ ￣ ヽ._ ,ｨ （ l;;;;| ,ﾉヽ,,／;;;; ;;;;;;. ／. _,, -'''″ ,ｨ /しｊ､._..-'" ,..-'" ....-'゛ （_aノ ノｊ /";;;;l .,／;;;;; ;:;./ _.. -'''″ / (__{ ﾊ} _.从,..‐″ ,.ｨ _从 ､_,ﾉ : /;;;;;;;;;;;;｀ﾞ´!'" ....;;.,ン'´-''" ｒ' ヾ_ ~ ｊﾊ-'゛゛ / ｊ,.ｨｒイ ,.ｨ_ノ ,ﾉヽ./;;;; ,,,ｒ'"| ; ／ _..- { ,ｨ＿,. , ﾉノ{ . ／ ._,,（ a ､＿_ノ' ./ ;;;;; .lﾞ.,..-',ﾞﾒ..,,,、.;;;,i′ _..-'" ._...ヾ__ﾂ ~｀ｊ (_aﾉ ,／... -''''"゛ヾ.,＿ﾂ''´ , .../ ;; .,..-'ﾞｙ‐ﾞ_,.. -'";.／ _..-'"゛ _.-'´ ,..-'゛ ﾉｲ ､_ノ ／ .／ i!,i!,i!,!'"',;; .,..-'ﾞ. ／ .｀'. ;:;;;.／ _..-'"゛ ,..-'" .,／゛ （＿,_ノ ／ .／ / ;;; ._ ／ .,／ ;;;;;;;;,./ ._..-'" ._..-'″ .,..-'゛ ／ .／ / ;;; , ／ ,..‐" ;;;;;;;;.／ ._...-'" ._..-' ,..‐" ／ .／ _,, -',ﾉﾞ;;;; ._ ／ . _／゛ ;:;;./ _...-'" .,..-'" ,..‐″ ／ ／フ.ｌ,／,／］ , ／ .,／゛ ;./_..-'" _.-'´ ..,..‐″ ..／ .／ //´;;;;／ .,! _iｒ'" ,／゛ ;;./''" ._.-' .,..‐″ ／ ／ /;;;;;;／ .'″ ﾞl. ／ ／ ._.-'" .,／゛ ／ ／ ,ﾉ゛ﾞ;;;/ .,- , ／ |. ,.,ﾉﾞ,,, ‐_..-' ._／゛ ／ .／ /;;;/ く ． .ヽ. .ﾉ ;;;;;フ",.-'″ ,／゛ ／ ／ / lﾞ _..-'" ,,,,;;./ .,..-'゛ ,／ ／ /ゝ .......... ｰ''"゛ ;;;;/ ,..-'゛ ／ . ／ /
269 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/29(月) 00:31:43 ID:/NWUJV6c0
三{{:○:}} "}「ギュオッ！！」
(；´W｀)「しまっ――！？」
＿ ニ三￣￣￣￣~""''' ‐- ．..,,__ ＼ ＿＿,,,...................≧､ "'''- ．._ ヾ ､ ,,.. -─ ￣ ｀ ､ ＼＼ _,. '"￣ ヽ 、 ヾ ＼ | , '" .......... ＼ ヽ ヽ || , ' ........::：：：：：：：：：：：::::....＿＿............＿＿. ヽ ', ', | | ／ ....::::：：：：：：.....::::三二― ：．:: ヽ | |/ | , ' :::：：：：：....::::::::::三 "'-､ | | ,' ,' :::：：：：：..:::::::::...三 ヾ、 } } / | :::：：：：：::::::::::三 ヽ | | / | ::::：：：：..:::::::.三 ﾉノ/ ／ | ::::：：：：:::::::::.三 _／, '" ', :::：：：:::::::....三 ￣ ＼ ::：：：:::::......三 ＼_ :::：：::::.....三 ヽ "'-､_ ::::：:::::....三 `ｰ､ "''-．._ ::::...三ﾆ ヾ､::..＿.. "'''- ．._三ニ─ ￣
(；´W｀)「ぐああああああッ！？」
270 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/29(月) 00:32:19 ID:/NWUJV6c0 :,: :(::) /⌒''⌒) :,,゜ ' ,,,,,,, (:::::::::::::::!' (::::::) ヽ::::::::';''' ''`` 。 τ'::/ .;: )/ 。 ' 、 ;: 。 `'''`~''・ ' ` f''`⌒( ,,,, !:(',,,,、 ::,,,,,、... ,!,,,、( /::τ ノ:::::::::::::::::) 。 !::::::::::`! 、 :.、 !:::( ﾉ::`! o (::::::::::::::::::τ (:::,,;,;,、; 。 ゜ (/ ⌒・ . ・、;::::::::::::;;.;`` '' ,,、.. ／/ ノ' /／'''`'`'` ` ..,,.. _,,,.、 ・ ,, ...:・.. π /;::::::::(,.,.(;;;::::( ,,., ・っ ;,;;( ):::::;. c::── '`'''::::::::::;'' ):::::::::::::::::::::::::::/ '''''` ` '` ⌒ ` !.:::τ'' `` τ !::::::::::::::::::::::::::::)／,,,,, γ :'`'``:! (::::::::::::::::::::::::::::冫 `'`' 、,:'::::::`:::,,,, !:::::ノ ・ ::：':'::::::::::::::::::::::::::::;(,,,,,,,、:::::::-ｰ''''`'`''''''''"
ﾐｻ；＾ー＾)ﾄ三「くうっ！！」
三ﾏｽ ﾟ o ﾟ)ﾐ「もろたで！」
ﾐｻ；＾ー＾)ﾄ「ふふ」
ﾏｽ；ﾟ o ﾟ)ﾐ「っ！？」
271 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/29(月) 00:32:57 ID:/NWUJV6c0 .／ ／ .／ .／ ／ .／ .／ .／.／ .／ .／ ／ .／ .／ ,／.／ .／ .／.／ .／ .／ 、./ .／ .／ .／ ／ .／ .／ _／ /／ ／ .／.／ .／ ／ ..'". ／ .／ .／.／ .／ .／ ／ ／ ,／ ,./ ,／ ／ .／ _...．.／ .／'" ,./ .／ .／ ／ ,, .／..／． ／.／ .／ .／ _- ,,．.／..／； .゛".／ .／ .／ ''./ ｀ / .／, ,'"'" .／ ／ ..ii,,_ ヾ''ｰ..／／.l .′ ／. ,／ ／ ,,、.ｒ'"ﾆ..~' ,／／'i./ ／.／／ ／ r'.ﾞ,ﾞﾌ｀''-､ ／／'ｌ, ! ／ ,／ ／ ｒ'"'''''ﾍi .|. lﾞ ｀'‐.,-ン゛ .'i.广 ／ ,／ . .／ _,,,,,iｒ'"ﾞﾞﾞ'''-ﾐ¨ﾞ''‐ﾐ､ﾞ'′ .,-ﾝ'′./､-'" ／ ／ .／‐゛ ＿ l゛ 、,,,ﾞ' : -､゛ ., ツ'./ .： '|ル ／ ／ ／ ..．-. ､..,,,,、 _.. --.．..,,ﾞ.''"ﾞ'‐ ' ._.`‐ `- ,, |./ ﾞ｀v.,./ l! ／ ／ .／...,,,,.＿, / : －-....,,,,_｀ ＼ ､｀''-. ﾞ' ,./'" ヽ ﾞﾄ､.ｌ ./ ／ ,／ ／ .／ .｀｀'''ｰ-,,, .｀ﾞ''-,,ﾞ'- .｀'- ,,;; ＼ 、 ｌ. ' |, ／ ,／ ／ .／.／ヽー ,, ,,,、 .｀ ヽ...、 ./､, ,ir!′ ヽ. ｌ : .! .ｌ ／ ,／ ／ .／.／ .｀''.｀''ｰ､、 ｀'' llﾐ′,r″ .＼ .! . ｌ >‐ .| ／ .／ ／ ／.／ ／ .―ヽ..,,, ｀''- ＼ ﾞ'.'″ .ヽ .ヽ │ ! .： . / ／ ,／ ／ .／.／ .／ ﾞ''-、 .｀ll|ｌx ＼ .＼ ヽ ﾑ, ''゛ 丿 ,/ ／ ／ .／ .／.／ .／ ／ ｀''-、〟 ＼ ﾞヽ ヽ ＼ ヽ ! .ﾞ/h、'´ .″ ／ ／ .／ .／.／ .／ ／ ﾞ' | ＼ .＼ ＼ .ヽ. ..ヽ. ﾞ‐ .ｌ ｌ " ／ .／ ／ ／.／ ／ ,／ .、 ｀ルﾞ''x,, .＼ .＼ .＼ ﾞli､ .､ .' l ／ .／ ／ ／.／ ／ ,／ .,,‐./､ `‐ .｀.ｌi、 ヽ ヽ ` li､ ﾞﾐ､ .ヽ .| ／ ／ .／ .／.／ .／ ／ ,,‐／ ,,. ＼ ＼ ヽ .ﾞ.ｌ‐ ﾞｌヽ ｌ. ゛ ／ ／ .／ .／.／ .／ ／ ,,‐／ .／ ｀- ヽ, ヽ ヽ ...ｌ.ヽ ..ｌ, .／ .／ ／ ／.／ ／ ,／ .,,‐／ .／
272 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/29(月) 00:33:33 ID:/NWUJV6c0 :,: :(::) /⌒''⌒) :,,゜ ' ,,,,,,, (:::::::::::::::!' (::::::) ヽ::::::::';''' ''`` 。 τ'::/ .;: )/ 。 ' 、 ;: 。 `'''`~''・ ' ` f''`⌒( ,,,, !:(',,,,、 ::,,,,,、... ,!,,,、( /::τ ノ:::::::::::::::::) 。 !::::::::::`! 、 :.、 !:::( ﾉ::`! o (::::::::::::::::::τ (:::,,;,;,、; 。 ゜ (/ ⌒・ . ・、;::::::::::::;;.;`` '' ,,、.. ／/ ノ' /／'''`'`'` ` ..,,.. _,,,.、 ・ ,, ...:・.. π /;::::::::(,.,.(;;;::::( ,,., ・っ ;,;;( ):::::;. c::── '`'''::::::::::;'' ):::::::::::::::::::::::::::/ '''''` ` '` ⌒ ` !.:::τ'' `` τ !::::::::::::::::::::::::::::)／,,,,, γ :'`'``:! (::::::::::::::::::::::::::::冫 `'`' 、,:'::::::`:::,,,, !:::::ノ ・ ::：':'::::::::::::::::::::::::::::;(,,,,,,,、:::::::-ｰ''''`'`''''''''"
ﾏｽ；ﾟ o ﾟ)ﾐ「ぐはっ！？」
ﾐｻ；＾ー＾)ﾄ「……あらあら、仕留め損ないましたわ」
ﾏｽ；ﾟ o ﾟ)ﾐ「くうっ……や、やるやんか……」
ﾐｻ；＾ー＾)ﾄ「そちらこそ」
ﾏｽ ﾟ o ﾟ)ﾐ「……せやけど、うちの勝ちみたいやな？」
ﾐｻ；＾ー＾)ﾄ「……さあ、それは如何でございましょう？」
273 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/29(月) 00:34:09 ID:/NWUJV6c0 ｰ ,, ＼ ,， ； .l ｨ"´''┐ ｀ヘ､ .＼ /'" ｀l. ! l └-ｒ'" ｀'-, ｀!､ ´ﾞ'v'" ./ ! ＼ ヽ, / ./ / ,,,,,,_. ..＼ヽ. ､ ./ ,/ ／ , ＿_______ .｀ﾞ'‐､ `' !､ ｌ / ,／ ,／ ／ ‘ﾞ￣゛ .＿______,ﾞ_;;'ｰ-..,,_. ｀'-,ﾞ'.ｌi、 .! .",,／ ,,／ ／ ―''''"´ ￣ﾞﾞﾞ'''ｰﾆﾆ、 .ﾞ- " . / .,, ‐´., ／ -――- ..,, _.／ . _..-'´.,..-" _,,.. -￢'、(；´W｀) ｀゛ ,,.. ;;ﾆ―'''"゛ _..-''"゛ _､ｰ''" ﾐｻ；＾ー＾)ﾄ -=｀-''″ _..-''"゛ _..‐" . ／ / ,i _,,.. -''". _,,.. -‐'' ,／゛ ／ ./ / ................ -‐;;二.... ｰ''''"゛ ...／ ,,ヾ ! / :! .! ., -,￢￢―ｰ''''''ﾞﾞ´ / / .゛ ! ｌ .ﾞｌ、｀''ｰ..,,..｀''- ,,, '" / ! ..! .ヽ、 . ｀'''ｰ ..,~''ｰ ..,,_ / ,､ l .!、 ｀ﾞ''ｰ､,_ ´ﾞ'''ｰ ,,,、 / i!ﾞ´ ｀/ ! .ヽ ｀'''ｰ ,,_ ⌒ﾞﾞﾞ'''" ″ ｀> ,ゝ .′ " ｀"''ｰ ..,,,, ´⌒´
ﾏｽ；ﾟ o ﾟ)ﾐ「なっ！？」
ﾏｽ；ﾟ o ﾟ)ﾐ「なんちゅうやっちゃ……形成不利と見るや自分ら吹っ飛ばしよった。 ……悔しいが追うのは悪手、やな」
―――。
274 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/29(月) 00:34:53 ID:/NWUJV6c0
(；´W｀)「ふう、やるならやると仰って頂きたいですな」
ﾐｻ；＾ー＾)ﾄ「……まことに遺憾ながら、出直しますわよ」
( ´W｀)「そうでございますな……さしもの私もこの有様でありますし」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「あなた人間じゃないんだからそれくらいすぐ治りますでしょう？」
( ´W｀)「おや……そう言うそちらは、二度と治りそうにありませんな？」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「主人の腕が飛んで言うことはそれだけですの？」
( ´W｀)「ククク……お加減は如何ですか？」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「めっちゃ痛いですわ！！」
( ´W｀)「ですから日頃から申し上げておりますでしょう。 か弱い人の身なのですからもう少しご自愛なさっては、と」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「心にもないこと言うんじゃありませんわ！ そうなったら絶対秒で転職しやがりますの！」
( ´W｀)「ククク……まさかまさか、そのようなことは」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「ふん、せいぜい小娘のキリキリ舞いを楽しめばよろしいですわ。 その分、観劇料はしっかり払って頂きますの」
( ´W｀)「えぇえぇ、それはもう。観劇料として命まで質に入れておりますれば」
ﾐｻ ＾ー＾)ﾄ「ま、そうですわよね。ほんと酔狂だこと。……ふふふ」
( ´W｀)「ええ、お互いに。……ククク」
277 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/30(火) 21:47:29 ID:xt6b7S5o0Case7-Tips7 ちょっとした打診
（ ･∀･）「……あーあーあーエライことになってるね」
( ´ー｀)「……収拾着くんですかねこれ？」
（ ･∀･）「いやー無理じゃないの？」
( ´ー｀)「現役の町長が化け物でしたって……特課仕事しろとしか」
（ ･∀･）「特課もねぇ……明治で陰陽寮が途絶えたのを未だに引きずってるらしくて。 とりあえずの正面戦力は揃えたけど搦め手は……ってのが現状らしいよ？」
( ´ー｀)「あーあーあー聞きたくないですね」
（ ･∀･）「そうかな？ もう一周回って親近感湧いてきたよ」
( ´ー｀)「うちは正面戦力すら覚束ないんですが」
（ ･∀･）「そこで、ちょっと梃子入れをしようかと」
( ´ー｀)「ん？ そんな余地があるんですか？」
（ ･∀･）「ちょっとした打診があってね」
( ´ー｀)「……何だか知らんが嫌な予感がする」
278 ： ◆KDJGUfbY2o [] ：2022/08/30(火) 21:48:06 ID:xt6b7S5o0Case7-Tips8 あんなもんにまで
（ ｀ゝ´）「お久しぶりです、隊長殿」
（ □ー□）「お帰り、副隊長」
（ ｀ゝ´）「代理なんてあっちの副隊長がやれば良いものを。 何でまた自分に白羽の矢が立ったのか、行ってみてわかりましたわ」
（ □ー□）「あっちは伊佐や祈念流が頑張ってるからね」
（ ｀ゝ´）「ま、そういうことですわ。部隊の層が薄いったらありゃしない」
（ □ー□）「こっちはこっちで管轄が広すぎるんだけど……」
（ ｀ゝ´）「仕方ありやせんね。先生と教授のお膝元じゃ、余程の馬鹿でもなきゃビビっちまうってえもんです。 その余程の馬鹿が沸き立ってる今が異常なんですわ。 管轄広く取られるのも仕方のないこってす」
（ □ー□）「最近は民間も頑張ってるから何とか回ってるけどね」
（ ｀ゝ´）「あんなもんにまで頼らにゃならんとは、ままならんもんです」
（ □ー□）「……そうだね」
（ ｀ゝ´）「おやおや、我らが隊長殿には相変わらずその辺りに思うところがおありのようで」
（ □ー□）「まあ、否定はできないな」
（ ｀ゝ´）「ま、しっかり仕事して貰えりゃ文句はありやせんわ」