578 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:22:04 ID:14.WDOxE0前回のあらすじ・実際、ほんの百数十年前まではオカルト専門の陰陽寮が公共組織として存在したわけだしな……。・後はそうだな……これは俺の勘だが……仕留めたのは連中じゃない・ドクオ君の恋を応援し隊、結成だな
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ | 流石だよな、俺ら | \_ _____ __/ V V d( ´_ゝ`)人(´<_` )b \ /. \ / l l l l //l | | l\\  ̄  ̄.  ̄  ̄
【標準AA環境】
※右のAAのズレない環境が標準です。 | |\|/ | | | | ∧ ∧ |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ | |(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|
579 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:22:40 ID:14.WDOxE0Case2-Day3「エピローグ」
| | ̄ ̄ ̄|:l | | ::| ,| | | ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | 流 石 探 偵 事 務 所 | | l__________________,| | | |`''-、_ | | | | 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | | | | | | | | | | | | | | | r‐┐| r‐┐ ,| | | | | | ||! ! .| |ノヽ-ヘィiヘl^ヽ-, | | l └‐'゙ l└‐' | |―――――┐ス ! ! | | | | | ,レi | | |______,|_____,,| | | Z | | / ,|_|/ | ヘ |_|/
580 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:23:16 ID:14.WDOxE0
(-<_- )「うー……」
( ´_ゝ`)「おいおい大丈夫か弟者?」
(-<_- )「くっそねみぃ」
( ´_ゝ`)「とりあえずお客さん来るまでは寝とけよ」
(-<_- )「すまんがそうさせて貰う……」
( ´_ゝ`)……
( ´_ゝ`)(さて、昼までは特に予定ないがどうするか)
( ´_ゝ`)(あ、大将とご両親向けのカバーストーリー考えとかなきゃか……どうしよ)
( ´_ゝ`)(……悪い女に騙されて無理矢理危険ドラッグやらされてた、とかが丸いかね)
( ´_ゝ`)(内藤君が何か喋ってたとしても「薬物のせいで記憶が混乱してる」とかで何とかなるだろ)
( ´_ゝ`)(内藤君にはツンちゃんから説明して貰って……ご両親向けには警察組に一芝居打ってもらう必要ありそうだな)
( ´_ゝ`)(よし、とりあえずこの方向で関係者に連絡しとくか)
581 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:23:52 ID:14.WDOxE0
( ´_ゝ`)コ「――って感じでどう?」
"まあ良いんじゃねーか? 内藤の家と病院には後で行っとく"
( ´_ゝ`)コ「頼んます。あ、伊藤さんは大丈夫?」
"未だにかなりだるいってんで一応病院行かせた"
( ´_ゝ`)コ「……一回を中断させてそれとなると、内藤君の耐久力凄まじいな……」
"そう言われりゃ……そうだな。あの感じだと体力ある伊藤でも3日もありゃ干からびそうだぞ"
( ´_ゝ`)コ「ほーん。やはりオカルト、吸い取られてるのは体力とイコールではないってとこか」
"そういうことかもしれんな"
( ´_ゝ`)コ「オカルトなのは認めて大丈夫なんだ?」
"そこはどうやったって隠しようがねーだろ"
( ´_ゝ`)コ「違いない」
"あ、署長。すまん、切るぞ"
( ´_ゝ`)コ「あいあい」
582 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:24:27 ID:14.WDOxE0
( ´_ゝ`)(警察組はこれでよし、ドクオ君達はLinerでいいし、ミノリちゃんは夕方。 あとは大将にアポ取るくらいかな)
( ´_ゝ`)コ「……あ、流石ですけど。どうも大将」
"おっ、連絡くれたってことはもしかして……"
( ´_ゝ`)コ「解決したよん」
"マジか! いやー流石! 結局何だったの?"
( ´_ゝ`)コ「ランチタイム後にでも話しに行くよ」
"わかった、待ってるよ"
( ´_ゝ`)コ「それじゃまた後で」
583 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:25:03 ID:14.WDOxE0
( ´_ゝ`)(……これは完全な好奇心なんだけど、沢近家に電話してみたいな……)
( ´_ゝ`)(いや流石にやめとこ。リスクとリターンが見合わん)
( ´_ゝ`)(結局使用人の反応は「⑧事件に巻き込まれてどうこうなる存在じゃないから」が大きいと思われるし)
( ´_ゝ`)……
( ´_ゝ`)「お茶でも飲も」
jI斗一  ̄ ̄ ` ア゚ ,., `'≪ ア゜ ~"寸 〝〟 ,' ,イ ア ヽ i {{ ゝ ' ノリ _jI斗‐━ァマ ¦ ゞー__ 。o 彡'' f^''"~ j! ', ‘, _,, ...__ ・ ̄ ', { j} ¦ ,ィ ~"''≪ ゛、_rf(  ̄~"''ゝ。' _У `寸 ァ( / '; ,, r‐ ', _,xく _j幺ェェォ__イ__,:ノ. r㎡_ ア_幺孑ヤ升 ,,。*''“゚ j´。厂゛>、 うぅ==七" ,ィ'” ..: : '⊂⊃ ノo゚イ . 寸 〃 . : ' χ イ{ ゛ :. マ {{ .0o 。 ゜ ζ δ ゚ :. リ “t。 ゚ c。 λ .。廴 s ;,ィ(、 /∧(h。 ゙^ ~ ‘’ ,+`,らヘ た//, う≧=ー-- 一=≦ 八/ム £///: , ,:'////} Ⅵ///_ゝ、, . イ////Ⅳ ゞ//////≧ぃzッzzャぉI〔/////// `'≪////_///////////__j彡''’  ̄ ―--=‐━  ̄
584 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:25:38 ID:14.WDOxE0
( ´_ゝ`)「おい弟者、起きろ」
(´<_- )「む……」
( ´_ゝ`)「そろそろ飲酒運転大丈夫だろうし車取り行ってくるわ」
(´<_` )「うむ……ふあぁ……」
( ´_ゝ`)つ旦「ほいお茶」
旦⊂(´<_` )「助かる」
( ´_ゝ`)「白根さんと大将には連絡しといた。ドクオ君達はLiner見て」
(´<_` )「おけ。いてら」
( ´_ゝ`)「おう、行ってくるわ」
585 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:26:14 ID:14.WDOxE0
. ( ´_ゝ`) O┬O ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄( .∩.|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄. ι| |j::.... ∪::::::
―――。
586 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:26:50 ID:14.WDOxE0
( ´_ゝ`)「戻ったぞー」
(´<_` )「おかえり」
( ´_ゝ`)「特に何もなかった?」
(´<_` )「おう」
( ´_ゝ`)「ちょっと早いが飯行くか?」
(´<_` )「そうだな……大将はランチタイム後だっけ?」
( ´_ゝ`)「うん。トンカツって気分じゃないし小池行こうぜ」
(´<_` )「おっ、いいね。ちょっと二日酔い気味だし……」
( ´_ゝ`)「珍しく結構飲んでたからな弟者」
(´<_` )「兄者はあんだけ飲んでよく大丈夫だな……」
( ´_ゝ`)「ペース配分とか慣れてるからな」
(´<_` )「なるほどなー……まあいいや行こうぜ」
587 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:27:25 ID:14.WDOxE0【中華そば 小池】. :|:..  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄...:|: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:|__| |__小___________.十___________| ̄| |_____ | |{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:', | |_| | |:',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,:.:.:.:.:.:.,,:.:.:.:.:.:.:.;;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.', |___| | |:::',:.:.:.:.:〝:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.#:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.', | ;,::,:,| | |:::::',,,,,,,,,,,,,,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.', !. | | |_ ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:':,|. | | ||γ!:',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\____|______ | ||〈大_\_____________________\.!__|___ | |.-.-.-.-.|::::::::::::::::::|::::::::::::::::: |::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::|::::::::::::::::: |.! !三三三三三 | ||「 ̄ ̄.|::::::中::::::||::::::華::::::||::::::そ::::::||::::::ば::::::||:::::小池:::|| ;. |三三三三三 | ||| // .!:::::::::::::::::|| :::::::::::::: ||:::::::::::::::::|| :::::::::::::: ||::::::::::::::::: || |三三三三三 | ||| /  ̄/|| ̄ ̄ ̄ ̄ || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||/ / ̄ ̄/ || ̄ ̄! !三三三三三 | |||′ / .|| ||// // || / / . ||:::┐::| ,, |三三三三三 | ||「 ̄ ̄ ̄ ̄| |「 ̄ ̄ ̄ ̄.[!|「 ̄ ̄ ̄ ̄.!三[:::| # .|三三三三三 | |├ ――‐,┤ .||----------||--------.||:::]三| |三三三三三 | ||| || || ,;, || .||三;/:| |三三三三三 | ||| || || || .||:::] [::|,, |三三三三三 | ||| || || || ##" ||ニニニ| |三三三三三 | |||========|| ||==========||========.||::::::::::| |三三三三三 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\:::::::::::::\:::::::::::::\:::::::::::::\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄人_人 ̄ ̄ ̄ ̄
588 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:28:00 ID:14.WDOxE0
( "'Д')「らっしゃーせー!」
( ´_ゝ`)ノ「ちっす」
(´<_` )「ども」
( "'Д')「おっ、あんたらか。いつもので?」
( ´_ゝ`)「うっす」
(´<_` )「あ、今日は卵乗せで」
( "'Д')「あいよ!」
589 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:28:36 ID:14.WDOxE0
( "'Д')「最近またよく来てくれるじゃない」
( ´_ゝ`)「事務所が割と順調なんで」
( "'Д')「そうか、そいつはよかった!」
(´<_` )「事務所は順調でも仕事は順調じゃないけどな」
( ´_ゝ`)「まあね」
( "'Д')「ははは! まあそんなもんだ! 俺だって繁盛すると大変なんだぜ?」
(´<_` )「あー……まあそれもそうですよね」
( "'Д')「嬉しい悲鳴ってやつだろ! な?」
( ´_ゝ`)「はは、おやっさんにそう言われるとそうかもって思う」
(´<_` )「実際破産は遠のいたしなあ」
( "'Д')「良いことじゃねーか! これからも通ってくれよな!」
( ´_ゝ`)「うむ」
(´<_` )「仕事が続く限り通いますよ」
590 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:35:18 ID:14.WDOxE0
( "'Д')つ「お二人さん、チャーシュー大盛とタンメン卵乗せお待ち!」
ζζζ ____ ( "'Д')つ\∽∽/ └─┘
( ´_ゝ`) ズー (´<_` ) ズー (っ. 川 .o (っ川 .o ̄ ̄`ー―′ ̄ ̄ ̄ ̄`ー―′ ̄\
( ´_ゝ`)b「「うめぇ……!」」d(´<_` )
591 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:36:03 ID:14.WDOxE0
(´<_` )「ああ……二日酔いに染みる。これよこれ」
( ´_ゝ`)「うむ、飲んだ後や二日酔い時のラーメンは最高だな羨ましい」
(´<_` )「羨ましいって何だよ、そもそも二日酔いなんてならない方がいいだろ」
( ´_ゝ`)「それはまあそうなんだが」
(´<_` )「あー煮卵もうまいけど、野菜たまらん」
( ´_ゝ`)「俺もたまにはタンメン食ってもよかったかな」
(´<_` )「そう言っていつもチャーシュー大盛じゃん兄者」
( ´_ゝ`)「やはり一面のチャーシューの誘惑には勝てん」
(´<_` )「わからんでもないけどな」
( ´_ゝ`)「そういう弟者はちょっと注文が移り気すぎると思うぞ」
(´<_` )「そうか? 普通だろ」
( ´_ゝ`)「別におかしくはないな」
(´<_` )「兄者の毎回同じ注文もそんな感じよ」
( ´_ゝ`)「うむ」
592 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:36:40 ID:14.WDOxE0【とんかつ 小豚】_________|||||_____________||||______________| |―┘―┘――┘――┘――┘――┘――┘――┘――┘――┘――┘――┘――┘.| !|::::::::::::::|:::::::::::::::|:\/:::|:::::/ |::┼、ヽ| :─丶 |:::::::::::::::|:::::l:: |:lニl:┬:::|:::::::::::::::|:::::::::::::::|::::::::::::::| .| !|::::::::::::::|:::::::::::::::|:::(:::::::::|:ι' し::|:::ノ::ノ: |::::::_)::|:::::::::::::::|:/ | ヽ:::|ノ-l彡ヽ|:::::::::::::::|:::::::::::::::|::::::::::::::| .| !|::::::::::::::|:::::::::::::::|:: :  ̄:::|:::::::::::::::|:::::::::::::::|:::::::::::::::|:::::::::::::::|::::::: :|:::::::::::: |:::::::::::::::|:::::::::::::::|::::::::::::::| .| ! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |ニニ|二二二二二二|ニ|二二二二二|ニニ| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ | |////| 人灯人. |ニニ|:_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|:|ニ|_|_|_|_|_|_|_|_|_:|ニニ| | | | | |////| `´ .|ニニ|:_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|:|ニ|_|_|_|_|_|_|_|_|_:|ニニ| | | | |  ̄ ̄ |ニニ|:_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|:|ニ|_|_|_|_|_|_|_|_|_:|ニニ| | | | | ____ |ニニ|:_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|:|ニ|_|_|_|_|_|_|_|_|_:|ニニ| | | ├: .|_ ||お品書 || |ニニ|:_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|:|ニ|_|_|_|_|_|_|_|_|_:|ニニ| | | |: :|: : : ||:::::::::::::::::::::|| |ニニ|=|====|====|==ニ|====|====|=|ニニ| | | |: :|: : : ||・・・・・・:::::|| |ニニ|:_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|:|ニ|_|_|_|_|_|_|_|_|_:|ニニ| . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |: :|: : : ||:::::::::::::::::::::|| |ニニ|:_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|:|ニ|_|_|_|_|_|_|_|_|_:|ニニ| |: :|: : : ||・・・・・・:::::|| |ニニ|:_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|:|ニ|_|_|_|_|_|_|_|_|_:|ニニ| |: :|: : : ||:::::::::::::::::::::|| |ニニ|:_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|:|ニ|_|_|_|_|_|_|_|_|_:|ニニ| |: :|: : : ||____:| |ニニ|:_|_|_|_|_|_|_|_|_|_|:|ニ|_|_|_|_|_|_|_|_|_:|ニニ| |: :|: : : _||____.|._.|ニニ|ニニニニニニニニ::|ニニニニニニニニ:|_______________ ト、|: : || .]| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \|二
593 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:37:16 ID:14.WDOxE0
( -@ω@)ノ「やあ、待ってたよ」
( ´_ゝ`)ノ「ちっす」
(´<_` )「こんにちは」
( -@ω@)「それで……結局どういう話だったんだい?」
( ´_ゝ`)「まず、大将は内藤君の大学知ってたっけ?」
( -@ω@)「国際クオリティ大学だろ?」
( ´_ゝ`)「そう、それで内藤君が話してたって女の子いたじゃない?」
( -@ω@)「うん。えっ、まさかあんな人畜無害そうな子が何かしたの?」
( ´_ゝ`)「そのまさか。あの女の子は大学の知り合いだったっぽいんだけど」
(´<_` )「どうもタチの悪い薬物の売人だったようで。 所謂危険ドラッグを売りつけられてたようなんです」
(;-@ω@)「はぁー……人は見かけによらないもんだね。それであんなにやつれて?」
(´<_` )「ええ。最終的に内藤さんは救急車で病院に運ばれましたが、命に別状はないそうです」
(;-@ω@)「えっ!? そうかあ……心配だなあ」
( ´_ゝ`)「まあ暫くすれば元気になると思うよ」
594 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:37:52 ID:14.WDOxE0
(´<_` )「内藤さん回復したらバイト続けて貰うんですか?」
( -@ω@)「うーんどうしようかと思ってるけどね。まあ本人次第かな」
( ´_ゝ`)「ほんとに気に入ってるね」
( -@ω@)「はは、そうだね。自分でも驚いてるよ」
(´<_` )「あ、依頼人にも大将がお金出してくれること話しちゃっていいですよね?」
( -@ω@)「ん? ああ、別にいいよ」
( ´_ゝ`)「彼らならたぶん今日の夕飯でも食べに来ると思うよ」
( -@ω@)「そうかい? あんまり若い子に気を使わせたくないんだけどね」
(´<_` )「あちらも大将が変に気を使わない方が喜ぶと思いますよ」
( ´_ゝ`)「だな」
( -@ω@)「まあそうか、そうだね」
(´<_` )「それじゃあ我々はそろそろ」
( -@ω@)「おっ、そうかい? そうだ、これおみやげに持ってきな」
( ´_ゝ`)「……カツサンド? こんなのやってたっけ?」
( -@ω@)「まかないだよ。よかったら食べて」
( ´_ゝ`)「へーうまそう」
(´<_` )「ありがとうございます。それでは」
595 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:38:27 ID:14.WDOxE0【流石探偵事務所】
| | ̄ ̄ ̄|:l | | ::| ,| | | ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | 流 石 探 偵 事 務 所 | | l__________________,| | | |`''-、_ | | | | 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | | | | | | | | | | | | | | | r‐┐| r‐┐ ,| | | | | | ||! ! .| |ノヽ-ヘィiヘl^ヽ-, | | l └‐'゙ l└‐' | |―――――┐ス ! ! | | | | | ,レi | | |______,|_____,,| | | Z | | / ,|_|/ | ヘ |_|/
596 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:39:03 ID:14.WDOxE0
('A`)「こんにちは」
ξ゚⊿゚)ξ「邪魔するわよ」 _( ゚∀゚)ノ「ちわっす!」
( ´_ゝ`)「いらっしゃい、お茶淹れるからちょっと待ってて」
(´<_` )「こちらへどうぞ」 _( ゚∀゚)「ん? どうしたドクオ」
('A`)「……今、昨日のこと思い出してめっちゃ恥ずかしい」 _( ゚∀゚)「ドクオ君の恋を応援し隊(ボソッ」
(//A//)
ξ゚⊿゚)ξ「いいじゃない、そんなに恥ずかしがらなくたって」
('A`)「うー……そうは言うがなあ……」
ξ゚⊿゚)ξ「まだあの娘のこと引きずってるのかと思ってたから正直安心したわ」
('A`)「……そりゃすまんかったな。まさかそんな心配されてたとは……」 _( ゚∀゚)「そりゃ心配くらいするぜ」
('A`)「ん……ありがと」
597 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:39:38 ID:14.WDOxE0
ξ゚⊿゚)ξ「私も今回の件と、あんたの話を聞いて覚悟が決まったわ」
('A`)「えっ、それってまさか……」 _( ゚∀゚)「おおおお? ついにか?」
ξ;゚⊿゚)ξ「えっちょっと待って、あんた達これだけで何の話かわかるの?」 _( ゚∀゚)9m「「ブーンだろ」」m9('A`)
ξ//⊿//)ξ「ば、バレてたのね……」 _( ゚∀゚)「「むしろ何故バレてないと思ってたのか……」」('A`)
ξ//⊿//)ξ「えっ私そんなにわかりやすかった?」 _( ゚∀゚)「「いつ結婚すんだろって思ってた」」('A`)
ξ//⊿//)ξ「け、けけ……そこまではまだ」 _( ゚∀゚)「「えっプロポーズじゃないのか」」('A`)
ξ//⊿//)ξ「何で息ぴったりなのよあんた達!」
( ´_ゝ`)(おもろ)
( ´_ゝ`)つ旦旦旦「お茶どぞ」
598 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:40:15 ID:14.WDOxE0
(´<_` )「さて……お話としては先ほどLinerで送った通りとなりますが」
ξ゚⊿゚)ξ「結局その糞女は死んだってこと? そんなことって……」
(´<_` )「刑事さんから伺いましたので間違いありません」
('A`)「公園の木が倒れて、ねぇ……」
( ´_ゝ`)「まあ気になるなら実際行ってみるといいよ、武運の森公園」
(´<_` )「倒れた木が休憩所直撃して大破してたからたぶん地方ニュースにもなるかと」 _( ゚∀゚)「はあー、おっかねえなあ」
( ´_ゝ`)「あれだな、滅多にないそんな現象に見舞われるのは……天罰って感じだな」
ξ゚⊿゚)ξ「……」
('A`)「……そっちはわかりました。ブーンが使わされた薬っていうのは……」
(´<_` )「どうも新種の薬物のようで詳細は警察で調査するとのことです」
ξ;゚⊿゚)ξ「それってブーン、大丈夫なの……?」
(´<_` )「お医者さんの診断では過労と栄養失調ということだったんでしょう? すぐに代謝されるタイプの薬物なのだと思います」
( ´_ゝ`)「囮捜査の刑事さんも大丈夫そうだし、たぶん休めば回復するって」
('A`)「……まあ暫く様子見るしかないですね」
599 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:40:50 ID:14.WDOxE0
( ´_ゝ`)「あ、ちなみに内藤君の貞操は無事みたいだから安心してね」
ξ//⊿//)ξ「えっ!?」
( ´_ゝ`)「囮捜査で刑事さん連れ込まれたんだけど、普通に服着てたしすぐには起き上がれないような状態だったからさ。 "そういったこと"はまずなかったと思って良いと思うよ」
('A`)「そうかあ……よかった」 _( ゚∀゚)「よかったな、ツン!」
ξ//⊿//)ξ「え……う、うん」
(´<_` )「ご説明としては以上でよろしいですかね?」
('A`)「はい、大丈夫です。二人はなんかあるか?」 _( ゚∀゚)「ない!」
ξ//⊿//)ξ「だ、大丈夫」
(´<_` )「では成功報酬の話になりますが……」
('A`)「はい」 _( ゚∀゚)「あ、俺らも出すぜ。なあ?」
ξ゚⊿゚)ξ「当然よ。後で振り込むから口座教えなさい」
('A`)「すまん、正直助かる」
600 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:41:26 ID:14.WDOxE0
('A`)「でも、当初の見積もりで大丈夫なんですか? 追加料金とか……」
(´<_` )「大丈夫です。追加分は小豚の大将が出してくださったので」
('A`)「マジですか……今度食べに行かないと」 _( ゚∀゚)「とんかつだっけ? 何なら今日の夕飯行こうぜ」
ξ゚⊿゚)ξ「ちゃんとお礼言わないといけないわね」
( ´_ゝ`)「いいね、大将も喜ぶと思うよ」
(´<_` )「ではカードお預かりしますね」
―――。
601 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:42:02 ID:14.WDOxE0
('A`)「色々ありがとうございました!」
ξ゚⊿゚)ξ「助かったわ」 _( ゚∀゚)ノシ「さいなら!」
( ´_ゝ`)「ふう、一段落だな」
(´<_` )「ラスボスが控えてるけどな」
( ´_ゝ`)「成功報酬どうしよっか? 流石に二重取りみたいで気が引けるんだけど」
(´<_` )「……依頼人が納得してればオーケーがうちのスタンスだろそこは」
( ´_ゝ`)「まあそうなんだが……」
(´<_` )「逆に納得いってなさそうなら取り下げる、見極めは任せるぞ」
( ´_ゝ`)「あいあい。……何か腹減ってきたな」
(´<_` )「む……さっきのカツサンドでも頂くか?」
( ´_ゝ`)「そうするか」
602 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:42:37 ID:14.WDOxE0 _________/⌒}__r-、. ,. -‐ ´ /⌒}__r-、 /,'´,ィ(ソft'/} ‐- 、. / . /,'´,ィ(ソft'//,'´,ィ(ソfti/,' | ./ア=/ フl / /. /,'´,ィ(ソfti//,'´,ィ(ソf/ア=/ フl / ´ / / ! / / /,'´,ィ(ソfti//,'´,ィ(ソf/ ´ / / .l/ ´,ィソf/ / .|、 ヽ. / /. /,'´,ィ(ソfti//,'´,ィ(ソf/ ´,ィソf/ / , ', ' {ソfz/ / / ヽ \ / ./ /,'´,ィ(ソfti//,'´,ィ(ソft, ', ' {ソfz/ / / / ,ィソfz/ / / ', ヽ , i /,'´,ィ(ソfti/,'´l f' (ソftイ/ / ,ィソfz/ / / / {ソfz/ / / ', i | { | f' (ソfti/,'´ | |. ftz〃/ / {ソfz/ / / / ,ィソfz/ / / ! | i l | |. ftz〃 ´ ,..'LL_|ル{ / / ,ィソfz/ / / / {ソfz/ / / } | ', LL_|ル{ { / `^/ / {ソfz/ / {. { .ヾ゙/ / / ,' i ', ', `^ヽ./ {. { .ヾ゙/ / ,'., Y´ ,.ノ / / / ヽ. ヽ '., Y´ ,.ノ / '.,_{ `i ./ / / \. \ '.,_{ `i ./ \i/ / / \ ヽ、 \i/ / / `ヽ、 ヽ、 ________________.x<´, ''´ `ー―――――――――――――――――‐ ´
603 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:43:52 ID:14.WDOxE0
( ´_ゝ`)「いやうめえな、これまかないかよ」
(´<_` )「カツだけかと思いきやパンも結構いいものだし、ソースの染み具合とかたまらんな」
( ´_ゝ`)「この衣だからこそひたひたのソースが活きるな」
(´<_` )「確かに。カツサンドなのにコロッケパンっぽくもあって楽しい」
( ´_ゝ`)「店でも出せばいいのに」
lコprrrrrr.....
( ´_ゝ`)「ん?」
(´<_` )「あ、村上さんだわ。……はい、こちら流石探偵事務所です」
(´<_` )「……え? あの……それはご依頼でしょうか……?」
(´<_` )「そうですか……検討致しますので場所と日程だけ教えて頂けますか?」
(´<_` )「……はい、承知しました。はい、いえとんでもないです。はい、失礼いたします」
604 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:44:27 ID:14.WDOxE0
( ´_ゝ`)「何だって?」
(´<_` )「何か、友達のホームパーティに参加して欲しいとか……」
( ´_ゝ`)「おん??」
(´<_` )「友達が探偵の仕事に興味あるんだってよ」
( ´_ゝ`)「ほーん」
(´<_` )「行くか?」
( ´_ゝ`)「行ってみてもいいんじゃね? 金持ちの人脈増えそうだし。あ」
(´<_` )「何だ?」
(;´_ゝ`)「……トソンの件すっかり忘れてた」
(´<_` )「おい!?」
(;´_ゝ`)「ちょっと俺から電話するわ。それ交換条件にしよっと……」
(´<_` )「全く……」
605 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:45:02 ID:14.WDOxE0
「こんにちはー!」
( ´_ゝ`)「「!!」」(´<_` )
(´<_` )「こんにちは、ようこそいらっしゃいました」
ノリ^-^ノリ「はい」
( ´_ゝ`)つ旦「はいお茶」
ノリ^-^ノリ「ありがとうございます」
(´<_` )「それではご報告ですが―――」
―――。
606 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:45:38 ID:14.WDOxE0
ノリ^-^ノリ「そうですか……」
( ´_ゝ`)(なんだろこれ……諦念、か?)
(´<_` )「本当に残念です……お悔やみ申し上げます」
ノリ^-^ノリ「……」
( ´_ゝ`)(やっぱりかなり落ち込んでるよな……知ってはいたみたいだけど)
(´<_` )「それで、成功報酬ですが……こんな結果になってしまいましたので、 頂かなくても良いと考えています」
ノリ^-^ノリ「……いえ、いいですよ。おかげで最後に会えましたし……」
(´<_` )「そうですか、最後に……えっ?」
( ´_ゝ`)「えっ?」
ノリ;^-^ノリ「あっ」
(´<_`;)「すみません……それはいつ、どこで……?」
ノリ^-^ノリ「……内緒です」
(;´_ゝ`)「いやあ、それは流石に……」
607 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:46:14 ID:14.WDOxE0 / ´{ \ / \. ヽ // ' ヽ i / ,′ / _\ i i i :/yr=ミ:  ̄ ̄i i | i i: :/}. {_ヒri} /行ミt| i | 「知りたい、ですか? ……本当に?」 | i: :ト!  ̄´ . ヒrリ.》| :i :i | | i :八 │ i :i: | | i.: : :丶 ー― /| . :リ 八 | レヘi : :| '\ イ : / : /∧ |. /{ |: : | i{/T {.∨ : /:/ V:i│ ' 八: :| \ // : /{/ }八| { { ヽ|\ 'V⌒´ /:/ ノヽ. \ '. ヽ , -‐/´ ̄ ̄ } }\} / /
608 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:46:50 ID:14.WDOxE0
(;´_ゝ`)(……これは試金石だ。肯定するなら本格的に巻き込むという「覚悟」を感じる……)
(´<_`;)「あ、いや、ええと……」
ノリ^-^ノリ「……内緒、です」
(´<_`;)「は、はい……」
(;´_ゝ`)「……」
( ´_ゝ`)「……」
( ´_ゝ`)「君はそれでいいのか?」
ノリ^-^ノリ「えっ?」
( ´_ゝ`)「いいのか、内緒で?」
ノリ^-^ノリ「……」
ノリ^-^ノリ「まだ、大丈夫ですよ。ありがとうございます……ちょっと嬉しいです」
( ´_ゝ`)「……そうか。ならもう何も言わない」
ノリ^-^ノリ「はい」
609 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:47:26 ID:14.WDOxE0
(´<_`;)「ええと……ではお支払いをお願いします」
ノリ^-^ノリ「はい、どうぞ!」
____r──‐- _____ -‐―─――――┐ //壱万円 | , - 、 / |\ 〃 | /! f{ j ! .| \. 〃} 士 ┬ |  ̄ ̄ ̄ ──{/| -‐ .l ー=''’l! ! \ 〃(( |ヒ| ノ┐| V| .l l |. . : ヽ 〃。) | i! .! |/: . }、 /_ (十) (⌒ | ! :. ./: . 人ヽ L二二=─ _ |── ‐- ______ - -‐ ‘ V : . l 三三三二=── 〉=====================二 } ', . | Ξ三三二=-  ̄// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l| {、_ イ/! | 人ヽ :}:イ | \ノ: :{ l {: : :. .: 人 : ゝ .:、 \: :\ . \ : : . \
( ´_ゝ`)(美少女が徐に大金取り出す絵面はやっぱシュールだな……)
(´<_` )「……はい、確かに領収しました」
610 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:48:01 ID:14.WDOxE0
ノリ^-^ノリ「本当にありがとうございました。また何かあったらお願いします」
( ´_ゝ`)「あ、次回からはもうちょっと雑でいいよ。色々言えない事情があることもわかったからさ。 詮索されたくないとこは詮索しないし」
ノリ^-^ノリ「……じゃあそうさせて貰いますね」
(´<_` )「ただ、我々はあくまでもただの探偵なので……警察や身近な人に頼ることも考えてくださいね」
ノリ^-^ノリ「はい! ではまた!」
―――。
611 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:48:37 ID:14.WDOxE0【ハイツ筆府】;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::....../| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; / ::::| |______|| |______|| |______|| |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:::::::::::| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| |;;;:;:;;;:;:;:;;;;:;:;:;;;:;:;;;:;:;;;:;:;:;:;:;:;;:;:;;::::::::::::::::::| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| |;;;:;:;;;:;:;:;;;;:;:;:;;;:;:;;;:;:;;;:;:;:;:;:;:;;:;:;;::::::::::::::::::| |______|| |______|| |______|| |;;;:;:;;;:;:;:;;;;:;:;:;;;:;:;;;:;:;;;:;:;:;:;:;:;;:;:;;::::::::::::::::::| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |______|| |______|| |______|| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| | ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |______|| |______|| |______|| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |::| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|.|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| |;;|______________________|.|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ..:|| | |______| |______|| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ..:|| | ┌―┬―┐ .| | | | | || |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ..:|| | ..| ..| ..| .| | | | | || |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ..:|| | ..| i.|.i | .| | | | | || |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| | ..:|| | ..| ..| ..| .| | | | | || |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
612 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:49:12 ID:14.WDOxE0
( ´_ゝ`)「……なあ、本当にあれでよかったのかな?」
(´<_` )「余計なお節介焼いてもしょうがないだろ」
( ´_ゝ`)「でもさぁ……何か俺、わかってきちゃったんだよなあ」
(´<_` )「ん?」
( ´_ゝ`)「あの子、人には言えないようなこと抱えて自分にできること頑張ってるだけなんだって」
(´<_` )「……そうか……」
( ´_ゝ`)「流石に等身大の少女とは言えないけどな。……バケモノなんて思ってたのがなんか申し訳なくなった」
(´<_` )「兄者が言うならそうなんだろうな」
( ´_ゝ`)「だから俺さ、暇なときにでもオカルト関係の情報収集でもしてみるわ」
(´<_` )「え?」
( ´_ゝ`)「俺らは専門外だから大したことできんが、その筋の専門家探して紹介できたらお互い助かるかなあって」
(´<_` )「推定専門家なら冨竹がいるだろ」
( ´_ゝ`)「推定公務員じゃん。彼女が必要としてるのは俺らみたいな自由に動ける民間」
(´<_` )「それはそうか……まあ好きにしたらいいんじゃないか?」
( ´_ゝ`)「おう、好きにするわ」
613 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:49:49 ID:14.WDOxE0
(´<_` )「……確かに俺もちょっと印象変わったよ」
( ´_ゝ`)「だろ?」
(´<_` )「兄者ほど確信持てないけどな。沢近の死でダメージを受けてることくらいはわかった」
( ´_ゝ`)「うむ」
(´<_` )「だからと言って足突っ込みたくないけどな……」
( ´_ゝ`)「だから専門家に丸投げしようとしてるんじゃん」
(´<_` )「ああ……別にそこは一緒だったのか」
( ´_ゝ`)「うん。……正直足突っ込んでもいいかなとは思ったけどさ」
(´<_` )「やっぱり違った」
( ´_ゝ`)「いや思ったけど、うん。流石にな」
(´<_` )「だよな」
614 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:50:25 ID:14.WDOxE0
(´<_` )「ところでホームパーティーってどんな格好で行けばいいんだ?」
( ´_ゝ`)「ん? 話聞く限り別にカジュアルでよさそうな感じだけどな」
(´<_` )「カジュアルねえ……」
( ´_ゝ`)「何なら俺がコーディネートしようか?」
(´<_` )「む? うーん……」
( ´_ゝ`)「え、そこ悩む?」
(´<_` )「いや、うん。頼もうかな」
( ´_ゝ`)「よっしゃ、任せとけ」
(´<_` )「……しかし、まさか場所が孤島とはな」
( ´_ゝ`)「いやー金持ちは違うね」
(´<_` )「いやそこじゃなくて。……俺ら探偵じゃん?」
( ´_ゝ`)「ああ、そっちか」
( ´_ゝ`)「「孤島に探偵って、何か事件でも起こりそうだな」」(´<_` )
615 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:51:01 ID:14.WDOxE0
( ´_ゝ`)「たぶんその人はそのシチュエーションも楽しみたいんだろうなー」
(´<_` )「そうかもな。……しかし俺らそういう探偵小説とかはあんまり読んでないからな……」
( ´_ゝ`)「話合わない可能性はあるね。まあ普通に今までの依頼の話すればいいと思うよ」
(´<_` )「ま、そうだな」
( ´_ゝ`)「でもどうする? マジで事件起きちゃったりしたら」
(´<_` )「いやー流石にないだろ。あったらあったで警察呼びゃいいし」
( ´_ゝ`)「お約束の嵐が来るかも」
(´<_` )「……最近の引き運考えるとありえないとは言い切れないのが怖い」
( ´_ゝ`)「だろ? それで更にオカルト絡みだったりしてみろ、俺らが頑張るしかなくなるぞ」
(´<_` )「うわー嫌すぎる」
( ´_ゝ`)「まあ流石にそんなことはないと思うが、装備はある程度持ってこうぜ」
(´<_` )「見たがるだろうしそれはそうだな」
616 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:51:37 ID:14.WDOxE0
( ´_ゝ`)b「ま、気楽にいこうぜ」
Case2「やつれた青年の調査」 Complete!
To be continued...
617 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:52:13 ID:14.WDOxE0Case2-Tips10 特課
( ・3・)「――って感じっすね」
( □ー□)「ふむ……成程ね」
( ・L・)「これは教授に文句言わないといけませんね。全然管理できてないじゃないですか」
( □ー□)「それは先生にお願いしておくけど……僕としてはまあ仕方ないのかなと思うよ」
( ・3・)「っていうと?」
( □ー□)「現に僕らだって全然手が回ってないじゃないか」
( ・3・)「あー……まあそうっすね」
( □ー□)「こんなに同時多発的に活発化するなんて想定してやしないよ、どこもね」
( ・L・)「増員は不可能なんでしょうか? 手が回らなかった結果起こる被害を思うと……」
( □ー□)「政治家の先生方が頑張ってくれてはいるけどね。急には難しいんじゃないかな」
( ・3・)「適性だけでも希少っすからね……更に教育に割ける余力がないってのが痛い」
( □ー□)「うん、そういうことだね」
( ・L・)「……我々が少しでも頑張るしかないんですね」
( ・3・)「そういうこったな。はぁ……次の休みはいつになることやら」
( □ー□)「君達には苦労をかけてすまないね……。 これも世の中の平和のため、各種手当はしっかり出して貰うから一緒に頑張ろう」
( ・3・)「「はい、隊長!」」(・L・ )
618 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:53:16 ID:14.WDOxE0Case2-Tips11 面白い探偵
(´Д`)「ニッくん、前に探偵呼びたいって言ってたよね?」
( ゚¥゚)「ん? ああ、言ったけど」
(´Д`)「丁度こないだ探偵に依頼したんだけどさ、いやー面白い人に出会えたよ」
从 ゚∀从「おっ、何だ何だ? 何を依頼したんだ?」
(´Д`)「えっ、そっち? まあいいけど……猫探しだよ猫探し」
(‘_L’)「ああ、あの生意気な糞猫ですか……」
从 ゚∀从「えっ? めっちゃ可愛いじゃんあいつ」
(;´Д`)「結構気難しいからなあ……高ちゃんには何故かデレデレでフィンには凄い塩対応なんだよね」
( `ー´)「まあ確かに高ちゃんは動物に好かれそうだけど……」
从 ゚∀从「フィンは昔から動物に嫌われてるイメージあるな」
(‘_L’)「ほっといてください」
619 : ◆KDJGUfbY2o [] :2022/02/05(土) 23:53:52 ID:14.WDOxE0
( ゚¥゚)「んで? 面白い探偵って?」
(´Д`)9m「まず双子」
(‘_L’)「いきなり強烈な属性ですね」
m9(´Д`)「しかも名前が真理男と累次」
从 ゚∀从「えっそれマジ?? 明天道じゃん、流石に嘘だろ?」
(´Д`)9m「うちの秘書と仲良く談笑」
(;`ー´)「えっ、あのお堅い人? うそ、ほんとに??」
m9(´Д`)「それでいて大手が失敗した猫探しを成功させる仕事力」
( ゚¥゚)「おいおい村っち、すげー面白そうじゃん」
m9(´Д`)9m「でしょ??」