アグリゲートが主軸モーターと接触する部分は常に綺麗に保つ必要があります。
接触面は潤滑スプレーを吹き付け
綺麗に拭き取る。
ここに油分が残っているとホコリや木屑が付く原因になる。
錆びさせないようにする。精度に影響。
※ 掃除を怠ると下記のようなトラブルに発展します。
主軸モーターにアグリゲート付いた時のイメージ図
接触面の内側にゴミがついていると、主軸の内部のツメが外れなくなります。
ツールチェンジ中に外れないでエラーが起きた場合、外れないアグリゲートを手動で外さないといけません。
※ほんの僅かなゴミでも1/100ミリの精度の工作機械なので、影響がでてしまうのです。
アグリゲートはモーターが回転した時、回転ブレがなく真芯で回るようにバランスどり、されています。
また、接触面の外側(上の写真参照)の部分にゴミがあるまま主軸に付いた場合、主軸モーターの軸そのものの破損につながります。
加工中にツールチェンジできなくなるということは
手動操作でツールを外さなくてはならない。30分~1時間くらい時間をロスする。
ツールチェンジを直しても、加工中の加工材は加工途中からの再スタートが(スタートボタン押しての)出来ない。
↓
ツールを直すために、リセットボタンを押すため。
再スタートが無理な場合、加工材を作り直さないと、いけない。プレスが絡む材料の場合最低でも、半日ぐらいロスする。
(ただし、原点ピン当たる2辺が加工材に残っていて、吸着できれば再スタート可能)
※ このトラブルのほとんどが、機械の掃除(ツールチェンジャ回り)をしないでそのまま機械を動かすために
起こります。
掃除しない、ただそれだけのために時間のロスはかなりのものになります。
主軸からユニットを手動で取り外しの仕方
リセットボタンを押します。
『操作』から『手動』を選んで主軸周りの本体を手前に持ってきます。
『操作』から『MDI』を選んで
『ツールチェンジャ』から主軸を下降させます。
アグリゲートが落ちるのでユニットを手で持ちながら行います。2人でやるのが基本です。
X-とY-を同時に押すと、
主軸から
アグリゲートが外れます。
ボタンは断続的に押す。
アグリゲートを手動で取り外した後、点検
『ツールチェンジャ』がきちんと認識しているか?確認する。
故障の場合によっては『ツールチェンジャ』の設定が消えてしまう場合があります。
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こういう場合はツールを全て取り外して、
再度、設定しなおす必要があります。
※ この方法はツールチェンジァー回りを最悪壊してしまって、それでも加工作業は続けなくてはならない場合に
手動で主軸に直接取り付ける時にも使います。ただし、この場合は緊急処置であってツールチェンジしながらの
加工はできません。