スタートボタンを押して加工開始したあと、間違いに気づいたりした場合、緊急でない限りツールチェンジ中の機械停止は
できるだけしないようにします。ここでの停止はエラーでそのまま停止したりします。修復するのにも時間がかかります。
どうしても、停止したい場合は切削加工開始する直前で停止させます。
停止のタイミングを説明の動画です。
ツールチェンジ中停止してしまった場合の修復の仕方
ツールチェンジ中の停止は左の写真のような状態になります。
大抵はアグリゲートや、主軸まわりにゴミが付いてるとこうなりますが、
ツールチェンジの信号はPCから本体へ一瞬しか送られないので、タイミングがズレタだけの
場合もあるみたいです。
このように、なった場合2つの工程をなおす。
1 左のような状態で主軸回り全体を人力で押して、ツールチェンジャから主軸を外す。
2 主軸からアグリゲートを外す。
直し方
1 リセットボタンを押す。
2 『操作』で自動から、『MDI』モードにします。
3 人力で本体を押す。
安全マット側に左の図の矢印部分を人力で、ツールチェンジャが外れるところまで押します。ツールチェンジャが外れると自然に下がります。
※この時、人力で押してもまったく動かない時があります。
その場合は、電源をOFFにして本体を押します。この場合はあまり押しすぎると、ユニットが下がったままなのでX軸のレールにあたります。
4 リセットボタンを押す 主軸が上昇します。
5 操作 『MDI』モードから『自動』に戻す。
この状態で一度、加工材料を載せない状態で空運転してみる。ちゃんとツールチェンジしてプログラムどおりに動くようなら、そのまま加工材料を載せて
加工作業を再開します。ここで、再度停止するようなら1~4の工程をくりかえし行います。
主軸からユニットを外さないといけない場合は以下に進む。
6 操作 『自動』から『手動』にする。
7 手動操作で本体部分を安全マット側へ移動させます。
8 操作 『手動』から『MDI』にします。
9 ツールチェンジャ のファイルメニュー
→ツールから 主軸の上昇下降を選びます。
主軸の下降を押して主軸を下降させます。
10 ユニットを手で押さえて、コントローラーの X- Y-を同時に押しユニットを主軸から外す。
※ 通常は手でユニットを押さえる人とコントローラーのボタンを押す人と 2人で行います。
詳しい説明は ユニットの掃除を見てください。
※ 主軸からユニットを外しても画面上のツールチェンジャの主軸にツールが表示されてる時は、コントローラのX- Y-ボタンの同時押しを数回繰り返す(ユニットが外れた状態で!)
数回繰り返すと、画面の主軸の表示が主軸に何も無い状態になります。
以下の3箇所の辻褄があっていないと、ツールチェンジャは動きません。エラーがでます。
11 主軸まわりを掃除してから、外したユニットを綺麗に掃除し再びツールチェンジャに格納する。
↓
加工再開できます。