外周加工は基本的に仕上がり寸法の線をかきます。
四方外周加工の例
450×600のホタテの前面に3mmの無垢板を木口に貼る場合
CADで450×600の線を描き、前面部分はWoodWOPのルーターアイコン内でクリアランス-3を入力する。
クリアランスで木口分3mmマイナスします。
木口3mmを引いた447×600の線は描かない。加工材の加工寸法で、データをつくるわけではない。
※ルーターのクリアランスには、決まりごとがあります。
TOOLについている使用する刃の刃径の半径の範囲内でしかクリアランスは使えません。
クリアランスの範囲で対応できないような加工の場合は別の線を引かなくてはならない。
例
左の図のようなルーター刃の半径を明らかに超えうる場合は加工材の加工寸法の線をCADで描く。
切り落とし部分が大きい場合は、荒加工の線を別に描かなくてはいけません。
あまり切り落としが大きいと刃物抵抗が強すぎて加工材が動いてしまったり。加工の切終わり部分がカケてしまったりします。
おおきな切り落としは、加工から次の加工場所へのCNCの本体移動にも
影響する場合あります。また、挟まった切り落としがCNCを破損させることがあります。
いっぺんに加工しないで、2度3度に分けて切り落とすような線を
追加する必要があります。
線の右サイド、左サイドで加工する場合は線の長さは最短で、使用するルーターの刃の半径はないと加工できません。どうしても加工したい場合は
線を加工材の外側に延長するしかないです。
このような場合は一度の加工では加工できません。
このように、線を延長することで、加工可能になります。