2014年9月16日-19日 筑波大学との合同ゼミが開催されました.
毎年,筑波大学から,ヤツメウナギ採集調査のために,数名の方に来ていただいていますが,今年は,筑波大学の和田研究室と富山大学の山崎研究室の合同合宿として,開催されました.
研究紹介セミナー,ワールドカフェ形式による意見・情報交換,英書輪読,魚類採集調査などの教育・研究活動の他,リフレッシュ・レクリエーションとしてのバーベキューやスポーツも行い,非常に有意義な時間を過ごすことができました.
詳しくは,筑波大学との合同ゼミのページをご覧ください.
2014年6月27日-29日 大阪産業大学の実習が開催されました
2014年6月21日 親子イタセンパラ教室が開催されました
2014年6月7日-8日 ひみラボ自然史研究会が開催されました
2014年6月7日 市民公開講座が開催されました
後藤 晃先生による市民公開講座「希少な淡水魚の保全:なにをいかに守るか」が開催されました.50名を超える方々にご参加いただきました.詳しくは,市民公開講座のページをご覧ください.
2014年5月9日 市民公開講座ほかのお知らせ
6月7日(土)13時から,市民公開講座が開催されます.「希少な淡水魚の保全:なにをいかに守るか」と題し,魚類の保全研究で著名な後藤 晃先生による講演が行われます.参加無料・事前申し込み不要ですので,皆様,奮ってご参加ください.詳しくは,こちらのページをご覧ください.
また,6月7日-8日(市民公開講座終了後),ひみラボ自然史研究会が開催されます.昨年実施した北信越魚類研究会の発展版です.こちらは,主に研究者を対象としており,事前申し込みが必要です.詳しくは,こちらのページをご覧ください.
2014年4月18日 研究室ゼミ
山崎研究室のゼミを,ひみラボのセミナー室(ランチルーム)で実施しました.このゼミは,博論・修論・卒論研究の一環として行っており,最近はひみラボを会場に使わせてもらっています.
今日のテーマは,研究計画発表です.まず,卒論生と修士1年生それぞれが,パワーポイントを使って,自分の計画をプレゼンテーションします.
次に,最近取り入れた方法ですが,ワールド・カフェ形式で,それぞれの計画に対して,自由に意見を交換します.この場では,発言することも重要ですが,机の上に敷かれた模造紙に,気がついたことを何でも書きこんでいいルールになっており,最後にこれを発表者が持ち帰ります.時々,思わぬアイディアが書き込まれていることもあるようです.口頭発表と質疑応答だけでは,十分な意見交換ができない場合でも,この方法を使うと,多くの学生が意見交換に参加できます.またこの際には,簡単なテーマをこちらで示します.たとえば,「今の研究を多くの人にしってもらうためには?」とか,「この研究が保全にどのように役立つか?」など.
このワールド・カフェ形式の話し合いは,最近では結構いろんなところでやっているようです.ただ,気をつけなければいけないのは,形ばかりのホスト役を決めて,みんなが関心を持ちそうなテーマ(「富山の自然を守るにはどうすればいいか?」とか)を設定する場合が多いようですが,そこで出た意見を誰が,どのように実行するか,という点が曖昧になっている場合が多く見受けられます.つまり,話し合いそのものが目的になってしまう場合があるようです.それに対して,私たちの研究室でやっている話し合いでは,「ホスト役=その研究をテーマにする学生・院生」ですから,情報の行先や利益or責任はすべてその学生に行きつきます.学生にとっては,正に「我がこと」として,真剣に取り組みますし,役にも立つことになります.この点を期待して,当研究室では今後も続けていきたいと思います.
2014年4月11日 桜咲く
ひみラボ前の桜が見ごろを迎えています.今週末がピークでしょうか.
水族館見学はもちろん,桜を見にお越しください.
2014年3月27日 春の野外調査:山地編
この日は山へ行きました.といっても,ひみラボ周辺の山で,高いところでも200mくくらいしかありません.
落葉樹は未だ葉を広げていません.林床のササが目立ちます.今回の調査目的は,最近,氷見でも目撃例があるニホンジカの生息状況調査です.山崎研究室で新たに始めた修論研究です.
食痕の調査も行いますが,主目的は「糞」を拾うこと.糞からDNAを採って,種判別や集団構造推定を目指します.
ただし,なかなかシカの糞は発見できません.おそらく写真左はウサギの糞(矢じりの先),写真右はキツネの糞です.
残念ながら,この日はシカの糞と断定できるものは発見されませんでした.今後も山を歩いて,地道な調査は続きます.
2014年3月25日 春の野外調査:河川編
雪解けも進み,すっかり春の装いになりましたね.山崎研究室では,新年度に新しく2名の卒論生を迎え,ひみラボを中心に卒業論文研究に取り組んでいくことになりました.
今日は,その第一歩として,ひみラボ周辺の河川へ出かけ,河川調査実習を行いました.
新年度の山崎研究室メンバー(の一部)です.これから川に入るため,ウェーダーはもちろん,川が深い場所ではライフジャケット,山地ではヘルメットを着用しての調査になります.ちなみに,マスクは,個人個人での花粉症対策です.
まずは,ひみラボ近くを流れる仏生寺川水系で,魚採りです.田園地帯を流れる小川に潜む魚を調べました.
続いて,余川川まで足を延ばして,山地を流れる流域(写真左)および中流域(写真右)での調査です.
採集された魚の一例(写真左)です.この魚はウキゴリです.図鑑で詳しく調べて,種を見分けていきます.生き物の種類を見分けることは,生物研究の第一歩です.