2013年1月ー12月

2013年6月9日 北信越魚類研究会開催!

ひみラボを会場として,北信越魚類研究会が開催されました.

富山,石川,福井,長野の大学から,研究者が集まり,研究発表や研究に関する情報交換が行われました.詳しくは,こちらのページをご覧ください.

8題の研究報告・計画発表がありました.参加者は熱心に,最新の研究成果に聞き入っていました.

「ひみラボ・カフェ」と銘打ち,ワールドカフェ形式の意見交換会が行われました.発表者がホストとなり,参加者数名を加えた少人数グループに分かれ,各研究のアピール点や,さらなる研究の発展におけるアイディアなどについて,自由な意見交換が行われました.飲み物やお菓子を食べながら,リラックスした雰囲気の中で進み,意外なアイディアが飛び出したりして,好評のうちに終了しました.

2013年3月6日 春到来!

クロサンショウウオの産卵が始まりました.

上の写真の赤丸の中に,白い房状のものがみえますか?これがクロサンショウウオの卵の塊です.

上の写真は,現場から持ち帰った卵の塊です.白い房の中に複数の卵が入っています.現在,ひみラボの実験スペースで飼育中です.今後,ふ化した後に,幼生からDNAサンプルを採り,その後は元の池に戻しに行きます.

この写真は,同じ池にあったカエル(おそらくヤマアカガエル)卵塊です.氷見の山には,まだ雪が残りますが,だんだんと春らしくなっています.

2013年1月31日 サンショウウオ調査はじめました!

ひみラボでは,サンショウウオ調査を始めることになりました.

当初は,新年度に学生の入れ替わりを待ち,新たな研究テーマとして開始することを考えていましたが,情報を集めていくと,ひみラボ周辺では産卵が2月には始まるということが判明.そこで,急遽,調査開始です.

対象は,止水性のクロサンショウウオ.まずは,産卵状況の調査からです.

写真は,今回の調査地点です.これまで,クロサンショウウオの産卵が確認されている場所です.蓮池として利用されている場所なのですが,地元の所有者から,植え付けが始まる春まで,調査を行う許可をいただきました.

今日は,池の計測と,温度データロガーの設置を行いました.さすがに未だ卵塊は確認できませんでした.今後も観察を続け,温度変化が,サンショウウオの産卵にどのような影響を与えるかを調べていきます.

また今後,産卵された個体の一部をひみラボに持ち帰り,遺伝子解析も行う予定です.ちなみに,持ち帰った個体については,数個体はひみラボ水族館で展示して,残りは遺伝子サンプルとして鰭の先端を切り取った後,元の池に戻すことを予定しています.

今後も,研究経過をこのページで報告したいと思います.

2013年1月11日 雪に埋まるひみラボ

今年もよろしくお願いいたします.

雪の季節になりました.ひみラボも雪の中です.

屋根から落ちてくる雪が山のように積み重なっています.

ヤツメウナギの飼育部屋から外をみると,こんな感じです.もう少し降り積もると,向かいの山々が見えなくなりそうです.

さすがにこのような状況では,安全に皆様をお迎えできないため,ひみラボ水族館は1月と2月は休館とさせていただいております.でも,魚たちは元気です.スタッフ一同で,毎日変わらずお世話や管理をしております.また,富山大学の教育研究活動も継続されています.

3月1日に,ひみラボ水族館のリニューアル・オープンを予定しております.これまで同様に,魚を中心とした生き物や自然に触れていただく場をご提供すると同時に,ひみラボを舞台に行われている大学の研究活動の最前線をご覧いただけることを目指して,準備を進めております.ご期待ください.