富山大学理学部・氷見市連携研究室 市民講座 『ひみっ子ラボ』
【日時】
2015年7月27日(月)9時~16時
2015年7月28日(火)9時~12時
【場所】
ひみラボ(富山大学理学部・氷見市連携研究室)(旧仏生寺小学校)
【対象】
氷見市内の小学生、中学生を対象
※7月27日(月)は中学生を対象とし、30名程度
※7月28日(火)は小学生を対象とし、30名程度
【応募方法】
電話にて教育総務課(電話 74-8211)で受付します。
【講師】
飯田 敏(いいだ さとし)(富山大学理学部物理学科・教授)
大澤 力(おおさわ つとむ)(富山大学理学部化学科・准教授)
酒徳 昭宏(さかとく あきひろ)(富山大学理学部生物圏環境科学科・助教)
水島 俊雄(みずしま としお)(富山大学理学部物理学科・准教授)
【持ち物】
筆記用具、上履き、飲み物、お弁当(27日のみ)
【目標】
私たちの日頃の生活の中には,不思議なことが沢山あります.ひみっ子ラボでは,様々な不思議な現象について,理解し,興味を膨らませることを目的に,富山大学理学部の先生のわかりやすい講義と楽しい実習体験を通して,学び,体験していきます.
【内容・進行】
7月27日(月)【中学生対象】講師:飯田 敏・大澤 力・酒徳 昭宏
第一部(午前の部 9時~12時、途中休憩あり)
「物理」、「科学」、「生物と環境」をテーマとした講義
第二部(午後の部 13時~16時、途中休憩あり)
講義テーマに即した体験型実習
7月28日(火)【小学生対象】講師:水島 俊雄
第一部(9時~10時)
「液体窒素で遊ぶ」をテーマとした講義と体験型実習
第二部(10時頃~12時頃)
「磁石の実験」をテーマとした講義と体験型実習
【内容の詳細】
7月27日(月)【中学生対象】
講師:飯田 敏(いいだ さとし)教授
題目:CDはなぜ虹色に見えるのでしょう?
内容:簡易回折格子の製作とそれを用いた色々な光の観察.要らなくなったCDを8分割か,12分割くらいに小さく切って,アルミニウムの反射コーティング部をガムテープで剥ぎ取ります.このようにして作った簡易回折格子を用いて,LEDの光,ろうそくの光,アルコールランプと塩水による炎色反応,花火などの色々な光を見て分光実験を楽しみましょう.
講師:大澤 力(おおさわ つとむ)准教授
題目:化学反応をはやめる物質---触媒について知ろう
内容:ものが燃える時は通常炎を出して燃えます。 触媒を使った燃焼は炎を出さず,静かに(?)燃えます。触媒による燃焼は石油ストーブの脱臭,オーブンレンジの庫内の掃除などに使われています。今回は白金触媒上でエタノールが光と熱をだして燃焼(酸化)する様子を観察します。
講師:酒徳昭宏(さかとく あきひろ)助教
題目:水中の微生物を見てみよう
内容:川や海の中には, 珪藻やミジンコなど, 我々の肉眼では見ることのできない微生物たちの世界が広がっています。これら微生物たちは, 食物連鎖の中で大変重要な役割を担っています。そのような微生物たちの世界を顕微鏡を使って覗いてみましょう。
7月28日(火)【小学生対象】
講師:水島俊雄(みずしま としお)准教授
題目1:液体窒素で遊ぶ
(1)草、花、ゴム管などを液体窒素で冷やすとどうなるか
(2)液体窒素で液体酸素、固体・液体アルゴンを作る
(3)シャープペンシルの芯を電流を流し光らせる
(4)酸化物超伝導体で超伝導状態を観察する
題目2:磁石の実験
(1)強い磁石、弱い磁石
(2)磁石にくっ付くもの、くっ付かないもの
(3)虫ピンを磁化させる
(4)乾電池と磁石、釘を使ってくるくる回るおもちゃを作る
(2015年7月作成)