氷見に生息するヤツメウナギ類として,カワヤツメとスナヤツメ南方種の2種類が知られています.これらヤツメウナギ類は,生息環境の悪化のため,年々生息地を減少させています.ヤツメウナギの保護のためには,生息地の保全に加えて,飼育方法の確立が求められています.しかし,ヤツメウナギの飼育はとても難しく,これまで世界中でもほとんど成功してきませんでした.特に,飼育下におけるヤツメウナギの餌がわかっていませんでした.
そこでひみラボでは,2011年度からヤツメウナギの飼育実験を実施しています.
室内飼育室におけるヤツメウナギの飼育実験.水槽ごとに餌条件が異なります.
飼育水槽の拡大写真.水流を作るポンプが設置された水槽.
飼育水槽の砂利底の拡大図.矢印の先にある穴の中にヤツメが潜っています.
現在,飼育実験を継続中です.結果がでましたら紹介します.