2006.03.27 NIRA・ADB共同フォーラム
Outlook for the Asian Joint International Bond (Asia Bond) Market
「アジア共同国際債(アジアボンド)市場への展望」

-- アジア独自のユーロ債市場型国際債市場創設への構想 --

2006.03.27 

「アジア共同国際債(アジアボンド)市場への展望」

-- アジア独自のユーロ債市場型国際債市場創設への構想 --

総合研究開発機構(NIRA)では、企業財務協議会・日本資本市場協議会と協同し「東アジア地域の金融市場の一体性確立に向けての戦略ビジョン」研究を行ってきた。その主たる研究課題として、危機回避と東アジア域内の資金循環円滑化および競争力ある域内金融資本市場・市場インフラ構築のための「ユーロ債市場型国際債(アジアボンド)市場創設に向けた研究」を実施。その研究の一環として、この分野で先行し多くの実績を有するアジア開発銀行(ADB)の協力・共催を得て標記主題の公開フォーラムを日仏会館 において開催。NIRAの研究成果を、NIRA政策提言(中間報告)案として参加者に提示した。このフォーラムでは、提言案の発表、パネルディスカッション、参加者との意見交換が積極的に行われた。そしてNIRA研究チームが用意したアジア共同国際債(アジアボンド)市場の創設提言案について、フォーラム終了時点で参加者にアンケートを実施したところ、回答者の約4分の3から肯定的な支持が得られた。 (下に添付のNIRA政策レビューNo.6の P.8参照)

NIRA・ADB共同フォーラム次第 

16:00 ごあいさつ:総合研究開発機構 会長 小林陽太郎

16:02 スピーチ:「ユーロ債市場型アジア国際債(アジアボンド)市場創設への展望」犬飼 重仁  総合研究開発機構 主席研究員

16:20 スピーチ:「市場ルールと市場実務家グループAIPMA創設への課題」鈴木裕彦 バークレイズキャピタル

16:35 スピーチ:「アジア国際債市場創設に関する法制実務上の留意点」松本啓二 弁護士 森・濱田松本法律事務所特別顧問)

16:50 スピーチ:「デュアル・コア・アプローチのアジア発国際証券決済システムへの展望」吉田聡 大和SMBC

17:10 スピーチ: 「韓国から見たユーロ債市場型国際債市場創設への課題」

          Gyutaeg Oh 韓国債券研究所長・Chung-Ang大学教授 + Hyun Suk 慶応義塾大学大学院

17:40 休憩

17:50 スピーチ:「アジア債券市場創設に向けたADBの取り組み」 河合正弘ADB地域経済統合室室長

18:10 パネルディスカッション:「日本とアジアの天空にアジア発ユーロ債型共同オフショア市場創設は可能か?」

     河合・宮地(ADB)・吉田(大和SMBC)・鈴木(バークレイズ)・松本弁護士・Dr.Oh・犬飼

18:50 Q&A

19:00 閉会のごあいさつ チョン・ウーチュルADB駐日代表