第34話. 宇宙膨張の速度と方向は地球の位置と見る方向で異なるはず (2009/12/12 作成)
第17話で、宇宙が平坦であるならば中心と果てがあると言いましたが、そうであるとするならば、地球の宇宙の中での位置と見る方向によって膨張速度と方向は異なって見えるはずです。
これまで、ものの本によると、総ての点が宇宙膨張の中心であり、自分から見ると総てのものはその距離に応じた速度で後退しているということになっていますが、宇宙が平坦で中心と果てがあるということになると、下図のように地球の位置と見る方向によって後退速度と後退方向は異なって見えるはずです。下図は模式的に平坦な二次元平面内の宇宙にしていますが、実際は平坦な三次元宇宙で同様の状態になっているはずです。例えば見かけの八ップル定数は見る方向によって異なるはずです。(地球から同じ距離離れていても、その方向によって見かけの後退速度は異なって見えるはずです)