2024年の12月も残り数日となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今月は前半に、当研究室の1期生(既卒生)が大学に来てくれて、業界紹介などを交えつつ後輩たちにいろいろなお話を聞かせてくれました。うちの研究室は今年度が4年目、ということで、初めに卒研生として配属された1期生が、卒業研究(4年次)と2年間の大学院修士課程の計3年間参画して修了したのが昨年度末。なので、修士課程で大学院を発った1期生たちは、社会人1年目の年末を今迎えています。
西日本から遥々来てくれた卒業生の今の仕事の内容を聞いてみたところ、デジタル部門のグループに参画しているとのこと。本人が得意そうなこととはだいぶ違いそうだったので、驚いてなんでそんな部署に配属されたのかと聞いてみたら、入社した後の社内での面談で 「自分は新しいことをやってみる、経験することというのが好きです」と話したから、とのこと。経験したことのないことを担当することに、 もちろん大変さはありますとも本人は言っていましたが、この新しいことに取り組むことが楽しい、という気持ちが最高だなと改めて思ったお話でもありました。
私たちは誰でもいろいろなプロジェクトに参画する中で、いつも遭遇したことのない問題に相対しています。人によってはそれを感じなかったりもするわけではありますが、それを感じることができること、問題を見つけることのできることはやはり大切なんですよね。あったことのない問題に相対したときにどう振る舞うか、振る舞えるのか。問題をどう見つけて、それをどうやって解決するのか、それを考えて実践に持っていくこと。そうすることがプロジェクトだったり、延いては社会にある問題を、それがたとえ小さいものに見えるようであっても一つ一つ解決し、現場を良くしていくことにつながるでしょう。それが未来を良くすることにもつなげる。そんなことが大事だなと改めて感じた、先日の卒業生の大学訪問でした。
そして何より、卒業生がリクルーターとして大学に行ってこいと会社に言ってもらえるというのは、本人のそこでの頑張りが認めてもらえているということでもありますので、そんな卒業生も含めて今後も応援していきたいと思っているところです。というわけで今日も頑張りましょう!
2024年12月、卒業生を囲んでのひととき。