2022年度の卒研発表会を終えました。学生たちの発表を2日間見ていましたが、それぞれの工夫や試行錯誤を感じられた良い発表会でした。少し広めの部屋(階段上に座席の配置された教室)で、フロアに数十人いる前でのプレゼンという、コロナ禍でしばらく減っていた機会を卒研生たちが経験できたことも良かったと思います。発表会の後も自然発生的に様々な意見交換が続いたというのも、オンラインでの会ではなかなかできないこと。そんな機会が戻ってきたことが嬉しいです。
私たちの研究室の、今年度9人の卒研生も発表を終えました。ひとまず発表を終えた人たちが、今日ばかりはホッとしていることと思います。この一年間、もちろんパーフェクトでないことは多々ありました。しかし、プロジェクトに参画する立場で何かがうまくできない場面を経験すること、何かができない場面でそのとき取れる一手を探れること、パーフェクトでなくても大ケガをしない形で目の前で何かを動かしてみること。そんな経験が見かけパーフェクトに何かをすること以上に大切で、成長させてくれるものだと本人たちも感じてくれていればと思うところです。
なお、上にひとまずと書いたのは、大学での最後の研究発表が人生のゴールでも何でもないから。それは、もちろん本人たちがよく分かっていることでしょう。
サポートしてくださった近くの先生方、大学院生たちもありがとうございました。