回答の集計にGoogleフォームの使えない場合に遭ったので、代わりの方法として「Wordで回答フォームをつくりデータをExcelで集計する」という形をとりました。ここには回答フォームと集計表を Visual Basic で連携する方法をメモを置いておきます。
●Wordでの回答フォームの作成
(参考)「Wordでアンケートを作り、Excelで集計する」
1. Word「開発」タブからのフォームコントロールの挿入
「ファイル」→「オプション」→「リボンのユーザー設定」から「開発」のチェックを入れて「OK」。
2. 回答フォームの作成
・「開発」タブから「コントロール」を挿入する。コンボボックス、テキストボックス(自由記述欄)などから選べる。
(こちらも参考に: [コンボボックス コンテンツ コントロール]の挿入)
・挿入したコントロールの「プロパティ」を開き、「タイトル」を付ける。後の集計のために、ファイル内で一意になる名前をタイトルとして付ける。(つまりは、重複させないこと。)
3. 編集の制限(フォームへの入力のみをできるようにする)
・「開発」タブから「編集の制限」に進む。
・「ユーザーに許可する編集の種類を指定する」にチェックを入れ、リストから「フォームへの入力」を選ぶ。
・「はい、保護を開始します」をクリックし、パスワードを設定して「OK」。
※ この操作は、「開発」タブ中の「デザインモード」を解除してからでないと行えない。
4. 回答フォームのワードファイルの保存(docm → docxで)
「名前を付けて保存」し、ファイル形式を変えることで拡張子を docm(マクロ有効ファイル)でなく docx(通常のワードファイル)にしておく。
●Excelでの集計表の作成
5. Excelでの表の作成
・A列の最上行に「ファイル名」、B列以降の最上行には上記の「2」で各コントロール(つまり回答項目)に設定した「タイトル」を入れていく。
6. テーブル範囲の指定
・「タイトル」を入れた範囲の列を選択した状態で「テーブルツール」の「デザイン」から、テーブル名を指定する。必要に応じて冒頭を「見出し行」とするためのチェックを入れる。
(冒頭の参考ウェブページでのマクロ定義は、ここのテーブル名を "テーブル1" とした場合を例が示されている。)
7. 回収結果の格納フォルダの作成
Excelファイルを保存したフォルダに「結果」フォルダを作成し、フォームへの回答を記入済みの docx ファイルを格納する場所とする。
➡ ステップインでマクロの各行が適切に動作するかどうかを確認した上で、完成としましょう。