第2回 インストラクター講習会2020報告

日付: 2020年8月10日

場所: たちかわ創造舎

 今期2回目の「インストラクター講習会」が8月10日に多摩川サイクリングロード沿い、たちかわ創造舎の冷房が効いた教室で開催。コロナ対策で窓を開けながら、活発な意見の応酬が繰り広げられ、知見の洗練に磨きをかける内容でした。

 活動に積極的な精鋭インストラクターが参加。マスク越しに無駄のない率直で前向きな声。「それは次回にさっそく活かしましょう」という勢いです。

 一限目9:30〜10:20(50分)が比護隆一講師で、ベテラン参加者たちに対して切り口を変えて、「自転車学校の理念」の普遍的なポイントを “脱健着患”という救急の熟語から説き起こしました。

 二限目は10:30〜11:30(60分)で松本敦講師が「コロナ渦における伊・英・米・日の対応」を語り、今月末のフレンドリーロードレースでいかにコロナ対策を普及委員会内でさらに洗練させるかの意見交換も行なった。

 三限目11:35〜12:05(40分)は、現役自衛官で衛生担当のY講師が、厳しい身体的訓練における怪我を防ぐための自衛隊準備体操ノウハウを開陳。自転車ならではの落車では落下傘降下訓練での着地と同様に身体の“5点着地”で受け身しながら転がるなど、目からウロコの話に唖然で大好評でした

 午後は日置聡講師が13時〜15時まで室内で、ひとつは生徒を2グループに分けて「安全で楽しいフルブレーキングの教え方」をお題にディスカッションさせました。次に「3本ローラー台を子供に乗せる機材改造技法とローラー台使い方アレンジ」のワークショップ。他に例のないユニークな講義でした。

 振り返りの時間では、改めて教える内容を自分のなかで整理できた。インストラクター仲間で考え方や捉え方に差があることを確認できて刺激になった。などなど、気づきに満ちた講習会でした。