2025年3月1日(土)No.1
令和6年度第76回卒業証書授与式です。
先週までの極寒ではなく小春日和となりました。卒業式までの風景をご覧ください。
卒業式前の式典会場の様子を見に行ってきました。
入り口には、卒業記念品として自動製氷機、軽量パイプ椅子が寄贈されたことのお礼と展示物がありました。
2階に上がると運動場に保護者の車が停められています。私たちの時代は公共交通機関を利用していたのでこのような光景はなかったと思います。時代の変化はこういうところにも出ていると思いました。教職員総出で駐車の案内をされていて、頭が下がります。
式典会場にはすでに吹奏楽部が音の調整を行っています。3年生を送るために素晴らしい演奏をしてくれることと思います。定期演奏会のご案内を2月25日にアップしておりますので、ご確認ください。
2025年3月1日(土)No.2
いよいよ卒業証書授与の開式です。
在校生、教職員、保護者が入場し、酒池同窓会会長、木村松柏会会長、福本後援会副会長と一緒に参列させていただき、卒業生を拍手で迎えました。幕が開きいよいよ卒業式が国歌斉唱から始まりました。
担任からひとりひとり名前を読み上げられ、高校生活最後の思いを込めた返事と起立が普通科273名、応用数理科28名で行われました。それぞれ総代の2名が壇上で、校長先生から卒業証書を授与されました。
佐山学校長式辞は、思いやりの心を持つこと、失敗を恐れず前を向いて進むこと、地域の方への感謝を忘れず貢献すること等、卒業生へこれからの人生で大切な言葉を送られました。
酒池同窓会会長祝辞は、創立150周年という歴史のある高校を卒業したことを誇りにこれからも母校愛を持ち、応援しつづけてもらいたいということを話されました。
木村松柏会会長祝辞は、世界で困難な状況が続く中、それでも前を向いて進んでもらいたいという卒業生の保護者代表として、卒業生への思いを話されました。
在校生送辞は、生徒会長池田くんが3年生への感謝の気持ちと、受け取った伝統を絶やさぬように努力することを誓いお別れの言葉となりました。
卒業生答辞は、先生、後輩たちへの感謝、そして何よりいつも傍で見守ってくれた保護者へ普段言えない「ありがとう」という言葉を伝え、希望や期待以上の不安もある時代に向かっていく自分たちをこれからも見守ってもらいたいということをしっかりとした言葉で伝えていました。
卒業記念品の目録贈呈のあと、城南高校生として最後の校歌を斉唱し閉式となりました。
仰げば尊しや卒業ソングを歌わない伝統の卒業式は、涙を流す場面も少ないのですが、卒業生が退場していく時、前方に立った担任、副担任に心を込めて「ありがとうございました!」とお礼を述べて退場していきます。いつもここで一気に涙腺崩壊です。拍手をしながら、私の時代よりも困難な時代に立ち向かっていく18歳のひとりひとりの背中に、思わず「がんばれ!がんばれ!」と叫ばずにはいられませんでした。これから社会へ向かう生徒たちは人生の荒波に立ち向かう戦士のように思えます。あの頃の自分も大人たちには、そう見えたんだろうと思うと、きっと卒業生もしっかりと人生を歩んでくれると思っています。
そしてこれからは同窓生としての仲間です。一緒に城南高校をこれからも応援してもらいたいと思います。
ご卒業おめでとう!!
2025年3月11日(火)
先週は高校入試一般選抜が実施され、4月には新入生を迎えることとなります。今は3年生のいない少し淋しい校内です。進級する1,2年生の新しい教科書購入の日のようで、重そうな教科書を抱えて階段を上る姿を見かけました。
毎週火曜日の事務局は、創立150周年実行委員会の事務局長会議を行っています。昨日自宅でアルバムを整理していたら、私の卒業式に配布された卒業生名簿が出てきたので学校担当事務局長の和泉先生(平成9年卒)に見ていただきました。
名簿の大きさは変わりませんが、当然個人情報保護の観点から卒業生の名前は書かれているものの、私の時代のように住所は掲載されていないことはもちろんですが、45年の歳月は私が思う以上に様々な変化があるようです。
※添付した写真でその違いがご覧いただけます。
次第について。私の時代は開会のことばの次が校歌斉唱で国歌斉唱はしていないようです。「君が代」が国歌として法制化されたのは平成11年(1999)[国旗及び国歌に関する法律]なので、世間で慣習化されていた国歌斉唱をしなかった時代の母校は法制化されるまではどうだったのか調べてみたい気持ちになりました。
送辞、答辞ではなく、それぞれ『ことば』となっています。教育委員会告辞があり、保護者代表謝辞も卒業式の中で行われています。なにより開式の前、閉式の後は『敬礼』です。昭和55年(1980)はまだ旧徳中時代の城南が強かったのかもしれません。
そして校歌。特に変わったことはないと思っていたのですが、さすが吹奏楽部顧問の和泉先生はその違いを見つけてくれました。
歌詞1番『おもいは遠し我等の行手』の『おもいは』
昭和55年『理想は』の表記ですが、現在は『思いは』
歌詞2番『のぞみは高し我等のつとめ』の『のぞみ』
昭和55年『希望は』の表記ですが、現在は『望みは』
歌詞3番『ほこりも深し我等のしるし』の『ほこりも』
昭和55年『誇示も』の表記ですが、現在は『誇りも』
歌っている歌詞としては同じでも、それぞれの持つ漢字の深い意味が違ってくるのではないかと、ふたりで大変盛り上がりました。和泉先生も私も学生時代はそこまでの意味を考えずだったということですが、こうして歳を重ね改めて校歌を考察してみると、作詞をされた大先輩の山口義広さんの城南高校愛が感じられ、今の高校生にも城南生という誇りと使命感を持って過ごしてもらいたいと思いました。
卒業式のような厳格な式典でもこのような違いがあって、時代の流れとは感慨深いと改めて感じました。
2025年3月14日(金)
まもなくお昼休み‥と思っている時間に校内放送が始まり、なにかな?と思っていたら
令和6年度地区大会・全国大会壮行会がZOOMで行われました。(同窓会事務局は音声のみ)
①男子テニス部…第47回全国選抜高校テニス大会 団体・個人戦男子10名
②男子卓球部…第52回全国高等学校選抜卓球大会 団体戦男子8名
③射撃部…第44回全国高等学校ライフル射撃競技選抜大会男子1名
④少林寺拳法部…第28回全国高等学校選抜少林寺拳法大会 組・個人戦男子2名女子3名
⑤弓道部…第2回西日本高等学校弓道大会 団体戦女子7名
それぞれの部から代表生徒の挨拶があり、佐山校長より周りの人への感謝の心を忘れず、楽しみながら全力を尽くしてもらいたいとの激励の言葉がありました。
その後池田生徒会長の激励の言葉、その後選手を代表して男子卓球部の鶴羽くんよりお礼の言葉があり、各部の活躍を祈りながら拍手の応援で壮行会が終わりました。
今の城南高校は正しく文武両道です。私の時代には考えられないくらい多くの部が県大会から地区、全国大会へと活躍の場を広げています。3年生のいない1,2年生の大会。次年度に向けてステップアップしてもらいたいと思います。
どうぞご興味のある部をネット検索して応援していただけますようお願いいたします。
そしてこのように活躍の場を広げている生徒の応援を創立150周年記念事業で応援したいと考えております。上記のクラウドファンディング、もしくは郵送しております振込用紙からご寄付をお願いいたします。
2025年3月17日(月)
春に向かう季節はいつも気温の寒暖差が大きく、天気も変わりやすいですが、今がその時期のようです。
今日は冬に戻ったかのようなお天気で風も強くとても寒いです。学校は代休で静かですが、校内の花が少しだけ咲き始めて春を感じさせてくれます。入学式に桜のタイミングが合うことを願っています。
2025年3月19日(水)
19時第6回創立150周年記念事業実行委員会が学校の大会議室で行われました。前回より少し時間が空きましたが、多くの企業様にご理解とご協力をいただき、1/14に徳島新聞で広告として掲載させていただけたことを改めて酒池実行委員長よりご報告がありました。またクラウドファンディングや同窓生にお送りした寄付金のご案内からご寄付を頂戴しておりますが、目標の3,000万円にはまだまだというところで、再度実行委員会から各自同窓生に向けたお願いをしていただくよう依頼しました。
それぞれの部会より進捗状況の報告、今後の計画等の連絡がありました。まもなく令和7年度がスタートします。厳しいご時世ではありますが、どうぞご理解をいただき、生徒たちに多くの夢を与えてあげられるようにご協力をいただきますよう重ねてお願い申し上げます。
2025年3月24日(月)
今日の午前中は、各種表彰、武田丑太郎賞表彰式、終業式、そして離任式が体育館で行われました。
終業式の校長先生のお話は、2006年に経済産業省が提唱した「社会人基礎力」という内容でした。社会人基礎力は、3つの能力と12の能力要素で構成されているそうです。今日はその3つの能力についてをお聞きしました。
1つ目は、前に踏み出す力(アクション)。失敗しても粘り強く取り組み一歩前に踏み出す力が必要で、実社会では正解か不正解かわからないこともあるが、試行錯誤しながら前へ一歩踏み出す強い気持ちが必要なこと。
2つ目は、考え抜く力(シンキング)。物事を解決するためには、常に問題意識を持ち、課題を発見することが必要なこと。その上で課題を解決するための方向やプロセスについて、十分納得できるまで考える自律的な思考を持つことが必要で、自ら物事を考える力が求められること。
3つ目は、チームで働く力(チームワーク)。多様な価値観を持つ人たちと協力することが必要だということ。
世の中で起こることを自分のこととして解決策を一生懸命に考え抜く、そして多様な人たちと協力し合って解決していくことができるようになるための準備を、新年度が始まるこの春休みに考えてもらいたいという内容でした。
学校で聞く話は、還暦を過ぎてもとても勉強になります。「御上先生」という文部省官僚教師が私立高校の教壇に立ち、教育改革に挑むドラマを観ました。学力の高い高校生たちに「考えて」という言葉をいつも投げかける。そして反発をしていた生徒たちが最後はチームワークで考える力を持つことができるようになっているというものでした。まさに今日の校長先生のお話そのもので、こういうことが社会人になるために必要な力なんだなぁと感じました。
そして終業式の後は、退職、異動される先生方の離任式。城南高校を去って行かれる先生がひとりひとり生徒や先生にご挨拶をされました。どの先生も城南愛に溢れていて、城南高校を去りたくない気持ちが伝わってきました。同窓会で大変お世話になった秋山教頭、事務室の佐野さんも異動されます。春は別れの季節でもあることをここで勤務している感じ、一期一会の大切さを改めて感じる3月です。どうぞ皆さまお元気で。
各種表彰、武田丑太郎賞表彰式
第3学期終業式
離任式
2025年3月28日(金)
徳島文理大学むらさきホールにて、14:00~
第53回定期演奏会が行われました。
同窓会では顧問和泉先生(平成9年卒)に撮影の許可をいただき、演奏の邪魔にならない場面で写真を撮らせていただきました。同窓会が校内にあるのと、毎週火曜日創立150周年記念事業の事務局長会議を行ってる和泉先生が吹奏楽部の顧問という特権を活かしてです。ホール内では撮影禁止だったので、この写真はとても貴重です。ありがとうございます。
一部はポップスマーチ「すてきな日々」からスタートしました。マーチというより1950年代のアメリカ映画を思い出させるような軽快なジャズっぽいスイング調で、今からショーが始まりますという雰囲気のある曲で、1曲目からすでに鳥肌と涙目になってしまいました。
2曲目は「管楽器と打楽器のためのセレブレーション」
3曲目は「吹奏楽のための風景詩「陽が昇るとき」より
二部は「オペラ座の怪人(合唱付き)」オペラ座の廃墟でオークションが開かれ、落ちたシャンデリアが出品された瞬間に、男の記憶が鮮やかに蘇るところの解説からパリオペラ座にタイムスリップして、曲が始まりました。合唱部とのコラボで、オペラ座の怪人の仮面をつけての演奏と合唱で、ミュージカルの世界に誘われて素敵でした。
三部が始まる前に佐山校長先生からご挨拶がありました。「心を癒して感情を高める」「創造力を刺激する力がある」そして「人々をつなげることができる」という『音楽』の良さについて話されました。まさしく音楽はそういう力があると思います。
そして三部は いつものポップスステージ。音楽だけではなくお笑い的な部員の掛け合いトークも最高で、アニメソングから昭和から平成のj-popまでダンスも交えて軽快な曲を演奏してくれました。「銀河鉄道999」は、会場のみなさんにスマホの照明を点けてもらうようにして、場内がキラキラ銀河鉄道になり演奏に華を添えました。「ハリウッド・マイルストーンズ」「エル・クンバンチェロ」「Chessboard」で全プログラムは終了。顧問和泉先生からご挨拶がありました。今日の演奏は総勢77名の部員ですが、卒業した3年生も入試と調整しながら練習をして参加してくれているようです。その3年生へのはなむけとして「さくらのうた」を今年も演奏してくれました。この曲は桜の季節の儚さが感じられます。桜が美しく咲き誇り、そしてやがて風に舞ってひらひらと散り、その後に新緑の若葉が芽吹いてくるようなイメージがわいてくる旅立ちにピッタリな曲です。私も先輩として、城南高校を卒業した部員の幸せを願うと話す和泉先生と同じ気持ちになり大きな拍手で幕を下ろしました。
今年もとても素敵な定期演奏会をありがとうございました。
ご来場の同窓生のみなさま、ありがとうございました。今年いらっしゃらなかった皆さま、来年は是非お越しください。校長先生のご挨拶のとおり音楽の力をもらうことができます。
今日の演奏は、和泉先生がYouTubeでアップされましたら、ご紹介いたしますので、お楽しみに。
徳島文理大学むらさきホール
客席は満員御礼
佐山校長先生のご挨拶
銀河鉄道999で観客もスマホ点灯
顧問の和泉先生のご挨拶
そして同窓会の特権をいかして、演奏後の吹奏楽部員を控室にて撮影させていただきました。やり切ったことや今までの色んな思いがこみ上げてくるのがよくわかります。卒業したお馴染みの3年生もお疲れ様。
とても素晴らしい演奏をありがとう。
2025年3月29日(土)
いつも同窓会にご協力いただく大沼さん(昭和58年卒)から今朝情報をいただきました。
何度かホームページでお知らせしております(過去の記事をご覧ください)が、昨年プロ野球ドラフト3位指名で、広島東洋カープに入団した新人岡本駿選手が、阪神タイガースとの開幕戦に登板しました。試合は4対0で敗れたもののクローザーとして9回表を無失点で抑え、見事にプロ野球デビューを果たしました。
オープン戦での活躍で、球団大卒ルーキー5人の中で唯一の開幕1軍切符をつかんでいました。今後の活躍を期待しましょう。同窓生の皆さま応援よろしくお願いいたします。
令和7年3月29日(土)徳島新聞朝刊より引用
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