2011-42

家庭の節電(白熱球交換)

パソコンの消費電力の大幅低減を実施したのを機に自宅の照明器具のエコ化を試みた.

家を建てた時には,すべての照明は白熱電球が付いていた.点灯時間の長いリビング等の電灯は6箇所ほど32+40Wあるいは32+30W等のインバータ 方式の蛍光灯に変えてきたが,玄関(内,外),廊下,洗面所,浴室,トイレなどの照明はこれまで白熱電球のままにしていた.合計すると結構な消費電力にな る.

今回,それらを電球型蛍光ランプやLED電球に交換してみたところ,before/afterの単純計算で約1000ワット以上節約できることが判った.これらを全灯同時に使用することはないが,「塵も積もれば」の期待である.

交換してみて初めて判ったことだが,電球型蛍光灯は気温が低いときは一定の光度になるまでにかなり時間がかかる.また,LED電球の場合は電球真下はそれなりに明るいが白熱電球のように広い範囲が明るいわけではない.


白熱電球60ワット → LED電球 6ワット 6箇所

白熱電球60ワット → 電球型蛍光ランプ 13ワット 8箇所

白熱電球100ワット → 電球型蛍光ランプ 18ワット 1箇所

人感センサー併用 4箇所


現時点では,LED電球はトイレ等の狭い部屋では有効と思われるが,リビング等の広い部屋での利用を前提とした商品は開発段階のためかまだ数が少ない.直 管の蛍光菅方 式にLEDチップを100個以上埋め込んだものが開発され,一部のコンビニ等で利用され始めている.点光源を面に変換するため数多くのLEDを集めただけ の過渡的な製品にすぎないのに,かなり高価であり普及するか疑問である.

一部の携帯電話ディスプレイや薄型テレビ等で採用されている面として発光する有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)方式の照明器具の開発が急務である.

(2011/6/5)