一方,新設の私立大学へ移ると,事情は一変した.廊下やロビー等を節電していると 暗いイメージが漂い,高校生や父兄などの施設見学者(大学の招待が多い)の印象としてよくないということで,節電キャンペーンが話題になることはなかっ た.それでも学科主任として,4年間教授室の蛍光灯を半分以下にして節電に努めたが,肥後モッコスの典型と思われただけのようである.ある年は,エレベー ターを止めたり,光熱費をCO2に換算し,学科制作ホームページに公開したこともあったが,それに賛同する意見は殆どなく定着させることはできなかった (事務系からの継続的なデータの提供がなく自らウエブページを削除した).