~ウイルスで何を失ったかではなく、どう対応するかです。(マララ・ユザフザイ)~
前々週、「人生いろいろ思いどおりにいかないことはある」発言でエンジョイカップの幕をおろしたビッグアプセット。しかし、本当に思いどおりにいかないことが翌週起きた。
試合参加の11人中、未確認者を含めて西村、村上、石井、大河原、桜町の5人がコロナ陽性症状を発症。19日に予定されたグリフインズとの試合が火曜日の深夜ビッグアプセット史上初の集団感染によるキャンセルの事態を余儀なくされた。
そして26日、宿敵TokyoFightMoney戦はあいにくの小雨模様となり決行があやぶまれたが、ナインの祈りが通じたか試合開始時刻には雨があがり太陽が顔を出す絶好の野球日和となった。
久々登場の塚野敦也、途中出場の芝田を含め12人が羽根木公園の集結してプレイボール。
初回はビッグアプセット、TokyoFightMoneyとも3人で倒れた後の2回表、4番起用の塚野敦也がライト前に火の出るようなクリーンヒットで出塁。5番桜町の初球でさっそく盗塁し得点圏に進むと、桜町が左中間のツーベースで塚野をかえして先制点。6番西村もセンター前にはじき返して1・3塁。ここで西村が2盗をこころみるとキャッチャーからの送球がセンター前にそれる間に桜町がホームインして2点目をゲットした。
ビッグアプセット先発石井はその裏、TokyoFightMoneyの先頭4番に右中間のツーベースを打たれ5番比嘉のサードゴロでワンアウト3塁のピンチ。しかし6番7番をライト木全、センター石井大和の好守で打ち取り無得点。
3回裏は先頭を今日唯一のフォアボールで出し二盗、三盗を決められるが後続をサードゴロ、三振で抑え最後はファーストへの地を這うゴロを桜町ががっちりつかんでスリーアウト。
4回裏はワンアウト後、ライト前へのポテンヒットからまたも二盗で得点圏にランナーを許す。しかしランナーに三盗をしかけさせたところで村上がこれを刺してピンチを切り抜ける。
5回裏、先頭の小フライを村上が機敏な動きでキャッチした後、ライト前ヒットを許す。ここで次打者の三遊間への当たりをサード大間が追いつくもセンター方向へはじいてしまう。しかしファーストランナーがサードをまわったところ、センター大和の好返球で三本間で見事挟殺。毎回得点圏にランナーを出すが再三のピンチを固い守備でしのき、2点のリードを守り続ける。
一方のビッグアプセット打線は3回から5回まで続けて3人であっさり抑えられ、どうしても欲しい追加点が取れない。
すると6回裏のTokyoFightMoneyの攻撃。ワンアウトからセンターオーバーの大飛球。あわやランニングホームランかと思われたが大和の肩を前の回の好返球で警戒したバッターランナーが慎重にサードでストップ。しかし、このあと2本のツーベースを許してしまい遂に同点に追いつかれてしまった。
最終回の7回表、途中出場の先頭バッター芝田がフルカウントからショートへの痛烈な内野安打で出塁。続く石井大和もセカンドへの痛烈な当たりで1・2塁とすると、2番石井がファースト方向へのバントで手堅く送って2・3塁。
3番丸野が初球をフルスイングするとレフト前に弾丸ライナーがさく裂、芝田、大和が相次いでホームインし、打球をレフトが後逸する間に丸野も一気にホームを駆け抜け、TokyoFightMoneyを突き放す3点をあげた。
丸野はこれで伊藤に並ぶ30打点目となり伊藤の単独三冠王阻止にリーチをかける。
7回裏、TokyoFightMoney最後の攻撃。三振、ショートゴロで簡単にツーアウトとした後、3番に右中間へのヒットを許し更に牽制悪送球でツーアウト2塁。4番のライト線へのスリーベースで2点差まで詰め寄られるが最後は比嘉をショートゴロに抑えて5対3で逃げ切った。
終わってみれば再三のピンチをほぼノーエラーで抑えた我慢の野球が実を結んだ結果となった。2020年「ウイルスで何を失ったかではなく、どう対応するかです」とマララ・ユザフザイさんは語ったが、集団感染の試練を乗り越えたビッグアプセットナインも梅ヶ丘の名物中華・梅江飯店で勝利の美酒を味わいながら、次週の今季最終戦、そして来年に向け静かに闘志を燃やすのであった。
<監督コメント>
コロナ休戦が1週だけで済み、試合が再開できて何よりホッとしてます。やはりグランドに到着した時に聞こえてきた打球音、歓声に高揚感が湧きあがり、野球のある日常はいいな、とあらためて思いました❗️
東京ファイトマネー戦、2点先制し優位ではあったものの、毎回のように得点圏にランナーを背負う緊張感ある展開。この展開に守備陣も全力で動き、サード大間さんは再三のサードゴロを完璧にさばき、センター石井大和くんの強肩バックホーム補殺も見事、またライト木全、レフト丸野くんもナイスキャッチ、ライト西村も強肩バックホームでサードランナーをベースに釘付けにし、キャッチャー村上は最年長3盗阻止のレーザービーム❗️ファースト櫻町もアゴを上げながら耐えて強いゴロを捕るなど必死の守り。
ピッチャー石井さんもピンチを背負った後のピッチングが素晴らしく、まさにエースに相応しいナイスピッチングでした。
打線は先制打の櫻町がついに打率3割に乗せオヤジ首位打者、勝ち越し打の丸野くんは伊藤くんに並ぶ打点王。石井さんはエンゼルスの大谷翔平なら並ぶ15勝目を挙げた。
いよいよ来週は今シーズン最終戦ダブルヘッダーです。打点王のタイトルは丸野くんが逆転で獲得するのか。ホームラン王は伊藤くんの7本に2本差の5本で続く石井大和くん、3本差の4本の丸野くんは逆転ホームラン王のタイトル奪取できるのか、オヤジ首位打者は櫻町になってしまうのか、4番芝田が意地の逆転を見せるのか。あと2試合、タイトルに絡む人もそうでない人も、最終戦のゲームセットまで、悔いのないプレーを頑張りましょう❗️
来週12月3日(土)は東台B面で。10時から鬼道衆さん、12時からは先週キャンセルしてご迷惑をお掛けしたグリフィンズさんと対戦です。
みなさん、多くの人の出席表明お願いします❗️
なおダブルヘッダー終了後、グランド近くの中華「太陽」で今シーズンの納会を行います。
こちらへの出席表明もお願いします。
では来週❗️
みんな、よろしく❗️