~「五十や六十、花ならつぼみ 七十八十は 働きざかり 九十になって迎えがきたら 百まで待てと追い返せ (須田剋太)」~
末永2試合連続の完投勝利。前週に続き平均年齢二十歳代の若手チームに完勝!!
暑さ対策として基本ナイターでの日程を組むこととしたビッグアプセット。連日の酷暑がほんの少し和らいだ日本列島だが、直前に人数が足りなくなりあわや没収試合かと危ぶまれ、村上―末永の連携で祖父江さん、富田さん(昨年青山球場に参加。素晴らしい試合動画をYouTubeで披露いただきました)、イチローさん(今年5月の夢の島野球場に続き出場)を助っ人に迎えて何とか無事に試合開始。相手のTokyoBlueMarvericksは中央線吉祥寺にある明星学園の同期中心で結成された平均年齢二十歳代の若手チームだ。
初回、末永はMarvericksの先頭に一二塁間を破るヒットを許すと、二番もフォアボールで出し、盗塁とワイルドピッチでいきなりノーアウト2・3塁の大ピンチ。しかし末永はここから冷静に対応。三番を三振、四番のピッチャーゴロでは飛び出したサードランナーを着実に刺し、五番も三振とこのピンチを無得点で切り抜ける。
その裏、ワンアウトから丸野、富田さんが連続フォアボールで出塁し、盗塁で2・3塁のチャンス。4番山下が強烈なショートへの内野安打で丸野がかえり先制。更に西村のサードゴロがエラーを誘い2点目が入るとここから鈴木秀紀、イチローさんが連続フォアボール。そして大河原のライトフライで西村が果敢にタッチアップを決めてこの回4点をゲットし試合の流れをビッグアプセットに引き寄せる。
しかし、直後の二回表Marvericksも反撃。ワンアウトからフォアボール、センター前ヒットから左中間へのエンタイトルツーベースで1点を返し、更にライト前の打球に果敢に突っ込んだイチローさんが打球を後ろにそらして2点を追加。ショート祖父江さんの背走してのナイスキャッチもあったがこの回4点を失い同点。試合はノーガードの殴り合いの様相を呈してくる。
二回裏、ビッグアプセットは祖父江さん、丸野が連続フォアボールで出たところで富田さんが三塁線を鋭く抜くツーベースで1点。ここから5連続の四死球で計5点をあげて9対4。
照明が灯った3回にも、山下、鈴木秀紀のクリーンヒットに加え、イチローさんの完璧なスリーベースで3点を追加。
末永は3回からはランナーを出しても、全く危なげのない安定した投球。バックも祖父江さん、富田さんの三遊間を中心にがっちりと守りMarvericksに反撃のすきを与えない。
そして4回裏、先頭バッターの村上がライト前にクリーンヒット。監督の重責を担って苦労を重ねた今季の41打席目の初ヒットにベンチは大盛り上がりだ。この回も相手の守備の乱れに乗じてダメ押しの2点を追加。
最終回となった5回表も最後は末永が連続三振を奪いゲームセット。
今季のビッグアプセットは、ツインリバーズ、ニューオッズ、安信タイガース、TokyoFightMoney、みずほ証券といったおなじみの相手に苦戦が続き、前週の城東ダスト、その前のHFLions、さらに前の安全第一、ライジングホッパーズといった初対戦となる若手チームとのマッチメークに方針を転換。勝ち星的には一進一退だが、やはり若手チーム相手の勝つと気分が高揚する。主力メンバーがあと3年で前期高齢者突入のビッグアプセットだが、精神的にも肉体的にもまだまだこれからだ。涼しい風の吹きぬける上板橋の町で勝利の美酒を求めてそぞろ歩くビッグアプセットナインであった。
【試合コメント】
まだ梅雨時の蒸し暑い日が続く厳しい毎日を送っていたが、今日は少し涼しめのコンディションで助かる。それでも、湿度は高く、一イニングを守り、また塁上を駆け巡ると汗が噴き出る。
ただ、コンディションは相手チームも一緒。年齢は我々コアメンバーの半分ぐらいのチームだが、年齢差に文句を言うこともできない。
我々はベストを尽くし、勝ちにいくだけ。
末永の好投、全員のナイスバッティング、ナイス守備、ナイス走塁で今日も快勝!
助っ人の方々の力が大きかったのは確かだが……、それも含めて、全員野球のナイスゲームだった。