~「まだ終わらない夏 君が一番美しかった あの夏」(玉置浩二)~
末永、小川力投するもLFDに一歩及ばず力負け
前週、村上新体制での初勝利をあげたビッグアプセット。今週は大井埠頭海浜公園で過去5回対戦し2勝2敗1引き分けとチーム力が均衡しているLFDと対戦。
酷暑を避けここ3試合はナイターを組んでいたが、9月中旬ということで真昼間の13時に13人が集合。しかし、この日の東京は生憎残暑と呼ぶには余りにも強い日差しが照り付け、試合前およびイニングの合間にグランドに大量にまいた水があっという間に蒸発していく過酷なコンディション。
相手チームの一人が未着でファーストに桜町(途中から小川)が入る状態で試合開始直後の初回、先頭の石井大和がフォアボールを選びすかさず盗塁。3番山下もフォアボールでチャンスメーク。ここで相手守備陣のファーストから颯爽登場の4番桜町がライト前タイムリー。大和が快足をとばしてホームインで1点を先制する。
その裏、前週ビッグアプセットで7年振りの勝利をあげた末永。先頭をフォアボールで出すも次打者のショートゴロで西村→丸野→鈴木のダブルプレーが見事に決まり三人でチェンジ。
2回表、ツーアウトから木全が右中間を真っ二つに割るツーベースで追加点のチャンスをつくるが後続が倒れ無得点。
2回裏、ワンアウトからLFD5番が右中間にジャストミート、これをセンター大和が華麗にスライディングキャッチ。スーパープレーにナインも大盛り上がりだ。
しかし3回裏、LFD先頭が内野安打から盗塁、次打者がフォアボールでノーアウト1・3塁のピンチ。ここで末永の一塁牽制が悪送球となりサードランナーが還って同点に追いつかれる。これで二塁に進んだランナーの三盗時、キャッチャー村上からの送球がそれる間にランナーがホームイン。痛恨のバッテリーエラーで逆転となり、更にこの後2安打を打たれて1対3となる。
直後の4回表、ツーアウトから桜町がライト線を深々と破るライナーを放つ。ここ数日雨が降らず乾ききった芝生の上をボールが転々とし、ベンチが総立ちとなる中、桜町が懸命にギアをあげてセカンドをまわり三塁へ。更に必死の形相でサードベースを蹴って本塁に向かうが、巨鯨のスタミナもここで尽きてしまい無念のホームタッチアウト。
4回裏からは二番手小川がマウンドに上がり、フォアボールで出したランナーを犠牲フライで返されて1点を追加されるが、最小失点でしのぐ。
3点差を追うビッグアプセット、5回、先頭橋本のサードゴロを相手がお手玉して出塁、続く鈴木がライト前にしぶとく落とすヒットでつなぐ。変化球にくらいついた福原の当たりはLFDレフトの好守備にはばまれるが、ツーアウトから木全のセカンドゴロがエラーとなる間に橋本がかえって2対4。
しかし反撃もここまでで、5回裏、フォアボールとエラーなどで4点を追加され2対8となりゲームセット。
この日で5試合連続の先発となった末永、復帰3試合目の橋本、復帰2試合目の福原と伝説のメンバーが溌剌とグランドを駆け回り、レギュラーメンバーも負けじとプレーする。新旧メンバーが見事に融合するビッグアップセットの夏はまだまだ終わらない。
まだまだ高い太陽を見上げて大森駅前で大量のビールと餃子で生気をとりもどすビッグアプセットナインであった。
【監督コメント】
1回、2回と、二遊間や大和君の好守備で、緊張感あるいい展開でしたが、3回裏、バッテリーミスで、3点の失点をしてしまい申し訳なかった。
点を取るべきところで取りきれず、取られるべきでないところで取られてしまった。悔しかった。まぁ、でも、暑い中、皆様には頑張っていただきました。本当に、お疲れ様でした。
櫻町、木全、ナイスバッティング!