~「NoRain, No Rainbow」~
ひと月振りの試合もラウンダーズ強力打線に完敗
ゴールデンウィーク休みの後、二週間続けて週末の雨にたたられ、ひと月振りの試合となった夢の島野球場でのラウンダーズ戦。過去三回の対戦では2勝1敗と勝ち越しており、本日も今季初出場となるアツモリ佐藤、助っ人の「イチロー自由人」さんなど12人が顔をそろえ万全を期していたが、結果は好守ともに圧倒され、1対23の完敗となってしまった。
初回、ワンアウトから丸野がライト前に落とすヒットで出塁したが後が続かず無得点。
その裏、前回の試合では7回完封の末永だったが、この日は得意のチェンジアップがうまく決まらずラウンダーズ打線につかまる。先頭打者フォアボール、次打者のピッチャー前の小フライをファールゾーンまではじいてしまい1点を失いここから3連打で計4点を失う。ワンアウト後、更にフォアボールと2本のホームランを浴びる。普段であればストライク先行の末永だったが、この回だけで3つの四死球にワイルドピッチと中々調子がでず、最後は西村と佐藤達路の二遊間でダブルプレーで締めてチェンジとなったが、この回何と8失点。
二回表、ワンアウトからデッドボールで出塁した谷上が、直前の守備で3本のホームランに1飛球と全力ダッシュを繰り返した疲れも見せず果敢に盗塁を決める。谷上が続く鈴木秀紀のサードゴロの送球の間にタイミングよくサードに進んだところで西村が三遊間を突破するタイムリーでかえり、1点を返す。
末永は二回以降、いつもの調子が戻って二回、三回と無失点に切り抜けたが、四回、再びラウンダーズ打線につかまる。先頭打者に右中間へのスリーベースを許すとエラーもからんで3失点。
一方のビッグアプセット打線はラウンダーズの先発、二番手を打ちあぐね、内野ゴロ、内野フライを繰り返す。ようやく五回に桜町があわやセンターゴロと思われる火の出るような痛烈なヒットと鈴木秀紀のライト前ヒットでワンアウト1・2塁のチャンスをつくるが、ここも後続がでず無得点。
ビッグアプセットは五回裏から末永にかえて丸野がマウンドにあがるが、ラウンダーズは攻撃の手を緩めず、かわったばかりの初球をいきなりライトフェンス越えのホームラン。ワンアウトから4連打でこの回4点。六回にも長短7安打で8点を容赦ない攻撃。
最終7回、山下がレフト前にヒットを放ったところで時間切れのゲームセット。「打って終わったからまるでサヨナラ勝ちみたいだ」との末永のコメントにナインが力なく苦笑するばかりの大敗であった。
二週連続の雨天中止の後の試合で意気込んで臨んだが、思いもよらぬ結果に終わった。
NoRain, No Rainbowとは虹が出るためにはその前に雨が降らなければならないとのハワイのことわざだが、ビッグアプセットの目の前に残念ながら虹はあらわれず次週に持ち越しとなり、悔しさを胸におなじみの錦糸町の中華料理をほおばるビッグアプセットナインであった。
【監督コメント】
過去にも何試合か対戦させていただいているラウンダースさんとの一戦。
最近好調の末永を先発に据え、牧くんや達路くん、谷上くん、そして助っ人のイチローさんと中堅フリーマン(⁇)らの参戦もあり、必ずや勝利できるのでは……、との思いで臨んだ。
しかし、こちらはなす術もなく、相手打線の強打に撃沈してしまった。
それでも、随所にいい守備、打撃を見せてくれた。また次から出直しとしよう。
とは言ったものの、次戦、小生は欠席となります。大河原氏に監督代行をお願いしておりますので、皆さんの積極的な参戦をお願いいたします。