~「〇〇とユニフォームは新しい方がいい!!」~
第5代目新ユニフォームついに登場!!末永・小川完璧リレー!コネチカット橋爪殊勲のタイムリー!
新ユニフォームを祝う完璧勝利でついにシーズン5割に到達!!
8月も終わりに近づくなかこの夏最高の38度の猛暑を記録したこの日、萩中公園に集結したビッグアプセットナインにビッグプレゼントが待っていた。7月に企画した新ユニフォームがついに完成したのだ!試合前、萩中公園バックネット裏に集結したナイン、大河原総務部長の用意した大きな紙袋から取り出されたユニフォームと新しい帽子がひとりひとりに手渡される授与式が行われ、試合前からビッグアプセットナインは大興奮だ。
思えば今から27年前の1998年、ビッグアプセット創業時は創業者末永の尊敬するマダックスにちなんでアトランタ・ブレーブスの完全コピーユニフォームが初代ユニフォームとして作成された。そして2002年、その前年にメジャーデビューし旋風を巻き起こしていたイチローのシアトル・マリナーズ完コピユニフォームが第2代、そして2006年、どうしても大会に勝てないなか状況を打開すべく完全オリジナル、黒を基調とした第3代ユニフォームが導入され、その初戦がガンバロウ大会初勝利だった。そして2012年、夏の暑さ対策のためにアーロン黒須のアレンジで登場した夏季限定ユニフォーム、これが2017年頃から公式ユニフォームとなりこれが先週まで使用されていた第4代、エンジョイカップ優勝など数々の栄冠に輝いたユニフォームだ。
そしてこの日ついに完成した第5代ユニフォーム、グレー基調を前代から受け継いだものの、チーム名や背番号、帽子のマークは深緑に黄色の縁取り、これは最年長組の母校・桐朋高校が生んだ未来のMLBスーパースター・森井翔太朗選手のアスレチックスカラーを取り入れ、さらにワンポイントでロサンジェルスドジャース風の胸番号を赤字とした伝統と新しさを感じさせるデザイン。さらにビッグアプセット史上初めてのプリントを導入した新素材は軽さと通気性に優れ、高齢化の進むビッグアプセットナインをサポートする。ズボンと色とテクスチュアが微妙に違うという問題は残るものの、久々の新しいユニフォームにさっそく袖をとおしたビッグアプセットナイン、夏の暑さも忘れて野球少年のような笑顔で初対戦のノドグロウォーカーズとの試合がプレーボールだ。
この日もビッグアプセット先発は末永、初回表に先頭バッターをフォアボールで出し、つづく相手2番をエラーでいきなりノーアウト1・2塁のピンチ。しかしここで末永は後続をファーストフライ、そして相手4・5番を連続三振に切って取りピンチを無失点で切り抜ける。あとで思えばこの初回の守りが大きかった。
その裏のビッグアプセット、先頭は史上8人目の通算200本安打にリーチがかかっている谷上、相手先発投手のストレートを完璧にとらえたが惜しくもセカンド正面でワンアウト。しかしつづく丸野、西村が連続フォアボールを選びさらにダブルスチールでワンアウト2・3塁とすると、4番芝田が鋭くセンター前に弾き返し、丸野が生還しビッグアプセット先制だ!打った直後になぜか芝田が転倒しグランドの土を舐めるという予想外の展開はあったものの久しぶりに4番起用に堪えた芝田の4番の仕事で試合の主導権を握る。
ビッグアプセットは2回裏に相手エラーと押し出しフォアボール2つで2点を追加したが、3回表ノドグロウォーカーズもビッグアプセットのエラー絡みで1点を返し3-1、初対戦のノドグロウォーカーズは1998年生まれ、ビッグアプセットと同い年の中学時代の野球部同級生で今年創設された新チームと、ビッグアプセットとして親近感を感じる好チーム、試合は一気に緊迫をますが、ここでここで3回裏、ビッグアプセットは怒涛の攻撃をみせる。
ワンアウトから3番西村が技ありバッティングで相手スライダーをレフト前に弾き返すと、つづく4番芝田もセンター前に弾き返し、さらに櫻町がフォアボールを選びワンアウト満塁、ここで鈴木将平が鮮やかにライト前に弾き返すタイムリーで西村がホームインし1点!さらに満塁から橋本、鈴木秀紀が連続で押し出しフォアボールを選んでさらに2点追加!しかし後続たおれツーアウト、満塁と攻め立てながら1点ずつしか入らない状況にビッグアプセットベンチにもフラストレーションがたまりはじめたこの場面で登場したのがコネチカット橋爪だ。
チームのリスク回避を何よりも優先する組織人・橋爪、この日も第一打席では一球ごとにベンチを振り返り指示を待つ姿勢でフォアボールを選んだが、この場面では打つのみだ。ベンチから「責任はこちらがとる、全権委任だ!」と声がとびこれで気持ちの吹っ切れた橋爪が相手投手のストレートを強振すると、打球は鮮やかにライト線に弾き返されるクリーンヒット、これで鈴木将平、橋本があいついで生還!普段の慎重スタンスから一転、勝負の場面でひと振りで仕留めた橋爪にビッグアプセットベンチはヒートアップ、やんやの大喝采でこの日最高の盛り上がりだ。
完全に試合の主導権を握ったビッグアプセット、先発末永はこの日も完璧なピッチング、35歳年下の若手打線を多彩な変化球で翻弄、また守備陣もこの日はレフトに入った丸野とセンター谷上が俊足を飛ばして数々のフライをナイスキャッチ、ピッチャー末永も三塁線への緩いゴロを鋭い出足でアウトにするなど守備陣も完璧、末永は自責点ゼロの快投で4イニングを完璧に抑えた。最後はライアン小川が1点を失ったものの試合を締め、5回裏にはノビータ大河原の押し出しフォアボールでさらに1点を追加、試合は9-2でビッグアプセット完璧勝利でゲームセットとなった。
新しいユニフォームに身を包み、完璧勝利でビッグアプセットナインは最高の笑顔だ。新ユニフォームに合わせて村上の2番、丸野の3番の新背番号もこの日お披露目された。生涯一捕手の村上はジョニーベンチの5番から本来の2番に復帰、この日も出塁率10割と活躍した。一方、長嶋茂雄と社長兼CEO大友という偉大な先達から栄光の背番号3を引き継いだアキバキング丸野は、初回の第一打席で豪快な空振りでヘルメットを吹っ飛ばすパフォーマンスをみせ、ミスター長嶋へも挨拶だ。
日がどっぷり暮れても湿気と暑さが残る萩中公園、汗をたっぷり吸って新ユニフォームがグレーがダークグレーにその色を変えるなか、最高の充実感に満ちたビッグアプセットナイン、照明が落とされ暗闇となった中でも充実の笑顔で水道の水を全身に浴び、心地よい汗を流し、そしてノビータ大河原が手際よく用意した蒲田駅西口の名店中華に直行だ。新しいユニフォーム、新しい帽子、美しいカクテル光線のなかグランドを駆け回る喜び、35歳若い中学野球部チームとガチンコで戦って勝利した充実感、この日殊勲の橋爪を中心に全員生ビールで乾杯し、メートルの上がった櫻町前監督は生ビールを2秒で飲み干す。名物羽根つき餃子が次々と提供され、紹興酒とハイボールが飛び交う中、今日の充実の試合の名場面を回顧しながら夜の蒲田の盛り上がりはつづく。新しいユニフォームを手にし、野球少年に戻ったおじさんたちは、満面の笑みで野球と人生の喜びを堪能した充実感をニンニクたっぷりの餃子と生ビール・ハイボールで次々と流し込む。35歳下の相手チームも、元野球少年という意味ではオレたちと同じだ。彼らとの再戦を願いつつ彼らの将来にも思いをはせる、充実感と満腹感、そして野球と野球少年たちへの思いに満ちたビッグアプセットナイン、まだまだ暑い蒲田駅西口界隈を最高の気分で千鳥歩いていくのであった。
【監督コメント】
今日も暑かった……。
試合前、大河原から新しいユニフォームと新しい帽子がメンバーに渡された。アスレチックスカラーに胸の赤いナンバーがマッチするカッコいいユニフォームと帽子。
この新たな門出の日に、何とか5割にもっていこうと、皆の気持ちが一つになって試合に臨んだ。
初回、末永は先頭バッターにファーボールを出してしまいピンチを招くも、粘りのピッチングで0点で凌ぐ。これが大きかった、
その裏、4番芝田のタイムリーでキッチリと先取点を奪い、こちらのペースに引き込めた。
その後は、末永の要所での三振奪取、センター谷上、レフト丸野のナイスキャッチ、西村、芝田、橋爪のしぶといナイスヒット、そして、それぞれの粘りのファーボールでガッチリと勝ちを収めた。
今のセ・リーグの勝率で言えば、ウチは2位。我チームが阪神を追いかけるつもりで、次週からも頑張っていきましょう!