~「人間の価値は、絶望的な敗北に直面していかに振舞うかにかかっている」(ヘミングウェイ)~
春爛漫のビッグアプセット打線、16安打の猛攻で前週の悪夢を振り払う快勝!
日米プロ野球開幕までついに3週間を切り、いよいよ本格的野球シーズンを迎える3月、前週光が丘で痛恨の今期初黒星を喫したビッグアプセットはその雪辱に豊島区総合体育場に集結だ。この日最高気温11度ながら、前日の雪は完全に溶け雲ひとつない青空の広がる春爛漫、美しい人工芝が広がる豊島区体育場グランドを目前に前週5イニング8失策の守備崩壊の悪夢をみたビッグアプセットナインも新たなロケットスタート再点火に気合を入れる。この週も丸野が名古屋から夜行バスで駆け付け、総勢11人でBBジャンキース戦に挑む。
初回は両チームともランナーを出すものの無得点、そして試合が動いたのが2回表ビッグアプセットの攻撃だ。この回先頭丸野がフォアボールで出ると続く石井も連続フォアボール、さらに櫻町のショートゴロがエラーを誘い満塁となったところで、ワンアウトから山下が鮮やかな流し打ち、1・2塁間を襲った当たりは惜しくも相手ファーストの好守にはばまれるがこの間に丸野がホームを落とし入れ先制だ!しかしこの回は満塁のランナーを残しながら1点のみ、試合開始から2イニングで5残塁と先制点は奪ったもののすっきりしない展開がつづき試合は中盤を迎える。
この膠着状態を打ち破ったのはこの日も先発マウンドに立った石井のバットだ。3回表のビッグアプセットの攻撃、ツーアウトランナーなしから3番佐藤、4番芝田、5番丸野が3連続フォアボールを選び満塁とすると、ここで6番石井が変化球を引き付けてバット一閃、これが快心のレフトオーバーのツーベースとなり満塁の走者一掃で3点をゲット!これで膠着状態を打ち破ったビッグアプセットはつづく櫻町がセンターオーバーのツーベース、これで石井が還りさらに1点!さらに村上が技ありの流し打ちで1・2塁間突破のヒットで1・3塁としたところで山下が技ありライト打ち、これがライトオーバーのツーベースとなり櫻町が生還しさらに1点追加!この回ツーアウトランナーなしからフォアボール3つ、4連打の猛攻で5点をゲットし6-0とリードを広げる。
その裏相手3番にライトにツーランホームランを打たれ6-2と試合が動き始め、どちらが先に追加点を取るかが注目された4回表のビッグアプセット、この回先頭石井大和がセンターオーバーツーベースで出るとワンアウトから佐藤がフォアボールを選び、すかさず2盗でワンアウト2・3塁となったところで、4番芝田が変化球を鮮やかに救いあげるショート頭上を抜くヒット、これで石井大和につづき佐藤も俊足を飛ばしてホームインし2点追加!2点を返された直後の4番の仕事で再びBBジャンキースを突き放す。この回さらに石井、櫻町のフォアボールでツーアウト満塁となったところで、8番村上が変化球を強振、これがレフト頭上を越える快心のツーベースとなりさらに2点を追加、試合が動き始めたこの回、先週守備で苦杯をなめた芝田と村上の意地のタイムリーでビッグアプセットベンチも一気にヒートアップだ!
一方ビッグアプセット先発の石井、相手3番に連続ホームランを打たれ3点を失うも、それ以外はほぼ完璧、威力を増したストレートが変化球のキレを際立たせるピッチングで凡打の山を築く。先週と異なり塚野敦也、佐藤を擁した三遊間は盤石、ファースト櫻町は4回裏の守備で1塁側ファールゾーン、フェンスぎりぎりのフライをフェンスを恐れない猛ダッシュでナイスキャッチするなど、還暦メンバーも意地の守備をみせBBジャンキース打線に付け入る隙を与えない。
そして迎えた最終回7回表、先頭村上がこの日3度目の出塁となるフォアボールででると山下がライト前ヒット、その後ワンアウト2・3塁となったところで大河原は三振となるがキャッチャーが後逸する間に大河原は怒涛のダッシュ、これが気合の振り逃げとなった隙をついて村上が鮮やかなダッシュでホームを落とし入れ1点、さらに2・3塁から時間の関係で最終打者が宣告された塚野敦也が鋭くショート強襲しこれが2点タイムリーとなったところでタイムアップ、14-3の完勝でゲームセットとなった。
先週の光が丘、8失策の守備崩壊と4安打貧打での完敗、失意のどん底に打ちのめされたビッグアプセットナイン、しかし決して下を向くことなく日々のトレーニングや素振りに没頭、その姿勢がこの日の素晴らしい試合につながった。猛攻をみせた打線はこの日なんと16安打、石井大和4本、塚野敦也3本の猛打賞に加え、村上、山下もマルチヒット、櫻町、芝田も意地のタイムリー、西村も今期初ヒットとなる通算299安打目のヒットを放つなど還暦組もはつらつとしたプレー、これで今期6勝1敗と再びロケットエンジンに点火するとともに今期チーム打率もついに3割1分台を突破だ。
前週の悪夢を振り払い、攻守ともに完璧ゲームで完勝のビッグアプセットナイン、試合後も全員の笑顔が弾ける。早くも今期6勝目を上げた石井は2017年シーズン以来7年ぶりのシーズン20勝を早くも視野に入れ、また櫻町は史上初の通算500安打、そして西村は史上4人目の通算300安打にともにリーチをかけ、来週の光が丘での記録達成にロックオンだ。ついに春本番を迎えた2024年シーズン、どんな屈辱を味わおうと前を向き報われない努力はないと信じてトレーニングを続けよう、そして夏のエンジョイカップと、2024年シーズン貫徹への決意を新たに、まずは今日の完勝の祝杯をあげるべく片道徒歩20分の道程をものともせず、池袋西口の名店・永利に向け歩き始めるビッグアプセットナインであった。
<監督コメント>
BBジャンキーズに14-3の快勝❗️
先週の悪夢を完全に払拭する16安打の猛攻で今季早くも6勝目。
この日は石井さんが満塁走者一掃タイムリーツーベースを放つと還暦組も奮起、村上は超特大のレフトの向こうの面のライト線をダイレクトで越える2点タイムリーエンタイトルツーベースを含む2安打、山下も右中間フェンス直撃のライトオーバータイムリーツーベースを含む2安打2打点、4番芝田もここぞの場面で2点タイムリーヒット、櫻町もセンターオーバーのタイムリーツーベース、西村も今季初ヒット、大河原も振り逃げ激走1打点。若手ももはや安打製造機石井大和くん4安打1打点2盗塁、流打ち芸術家塚野敦也くん3安打2打点1盗塁、野球職人丸野くんも今季最高のヒット3盗塁、佐藤達路くんも渾身の2四球2盗塁など躍動。
石井さんは2本の被弾以外はほぼ完璧に抑えるナイスピッチングで早くも今季6勝。
文句なしの快勝でした。
来週もロケットスタート行きましょう❗️
来週3月16日(土)は11時から光が丘公園でグリフィンズ戦です。
みなさん出席表明お願いします。
では来週❗️
みんな、よろしく❗️