【戦評&コメント】
「野球は人生そのものだ」
野球界の巨星・長嶋茂雄読売ジャイアンツ終身名誉監督が逝去。
bigupset最長老の世代でも、その勇姿を見たのは長嶋選手の晩年に近い頃であったが、長嶋選手は誰よりもカッコよく、多くの子供たちがこぞって背番号3のユニフォームに憧れた。
こんな野球界の悲しみの中、最長老組の常連、櫻町選手、芝田選手、大河原選手、西村選手が欠席というピンチにチームは見舞われたが、コアメンバーたちが積極的に参加してくれて、また赤井選手やスズキヒデト選手の助けも得て試合に臨む。
bigupsetの先攻で始まったこの試合、初回丸野がファーボールで塁に出るも無得点。
その裏、相手チームの猛攻に先発・末永は見舞われ5点を失う。
2回表、鈴木秀紀のクリーンヒット、その後もスズキヒデト(彼は鈴木秀紀のご長男)のファーボール、助っ人・赤井のクレーンヒットでチャンスを作る。ツーアウトとなったがここで福原が意地の粘りを見せ、ファールを7本打っただろうか、凄まじい粘りの末ファーボールを選び貴重な押し出しで1点を返す。
2回裏、末永は調子は悪くないものの、いまいちしっくりこず、またも5点の失点。
ただ、この日のbigupsetは不屈の精神で反撃を繰り広げる。bigupset創業者の末永、彼が誘った名プレーヤー、福原、黒田、橋本らが守備に打撃に末永を勝たせようと持ち味を存分に発揮。
また、助っ人のスズキjr.赤井選手の好プレー、キャッチャー丸野の末永を鼓舞する強気のリード。そして何より、レフト山下の数度にわたるスーパーキャッチなどがあり、bigupsetは怒涛の反撃でベンチは大盛り上がり。3回、4回と2点ずつ取り、追いつけ、追い越せと意気込むものの、最後は無情の時間切れで力尽き、敗戦となった。
敗因は、相手チーム・湾岸サムライズさんの隙のないプレーだったと思う。
まぁ、これにめげず、また次だ。
今度は勝つ。勝つ、勝つ、勝つだ。長嶋さん。
試合を終えて空を見上げると、夕刻だがまだ陽は高い。
帰り道、西の空には美しい夕焼けが広がる。
負けてはしまったが、明るい太陽のような長嶋茂雄さんが、我々野球人のプレーを微笑みながら見守ってくれているような……、そんな晴れ晴れした気持ちだ。
そう言えば、最長老組は中学一年生の時に出会い、その最初の日にクラスでは一人ひとりが自己紹介をするという機会があった。
その時、当時の大河原少年は「僕は読売巨人軍の大ファンです。長嶋選手が大好きです」と約50年前、50名ほどのクラスメートの前で話されていた。皆が、心に思っていたことを大河原少年は堂々と言ってくれた……。
そんなことがあったのを思い出しました。
ありがとう、長嶋茂雄様。
そして野球は永遠に不滅です!