~「それでも生きる!」~
早朝の神宮外苑、運命の宿敵ローヤーズをあと一歩まで追い詰め野球の素晴らしさを堪能!!
先週、宿敵ブルースに完膚なきまでに叩きのめされ砂を噛む屈辱を味わったビッグアプセットだが、櫻町監督はこういう時こそ攻めに攻めると攻撃姿勢を崩さず、この日はなんと朝8時試合開始、しかも相手は通算16敗1分けと過去全敗の東京ローヤーズ、しかしこの監督の激に応えたのが不屈のビッグアプセットナイン、この日は今期初出場の塚野智己に加え、加藤、佐藤達路、塚野敦也といった若手、閉店7時間後にグランドに駆け付けた東郷、さらにベテラン勢では大間、木全といった渋めメンバーと、総勢17名が開門前の聖地神宮外苑に集結だ。勝負に出る櫻町監督は先発マウンドに丸野、キャッチャーに東郷、ファースト加藤、セカンド塚野敦也、サード佐藤、ショート塚野智己、センター石井大和といった完璧布陣、レフト山下、ライト西村と両翼に弁護士を配置、そして重鎮7人を3塁側ベンチひな壇に並べ屋根裏解説陣を構成、完璧布陣で運命のローヤーズ戦がプレーボール。
朝8時のこの異様な盛り上がりにいきなり応えたのが初回表のビッグアプセットの攻撃、相手先発は時速135キロは軽く超える豪速球と高速スライダーの若手投手、いきなりビッグアプセットナインも極度の緊張状態でプレーボールとなるが、ここでツーアウトから3番佐藤がフォアボールを選ぶといきなりの盗塁で2塁へ進む、するとここで気合全開の意地を見せたのが4番芝田、135キロの剛速球を鋭くジャストミートするとこれがライト前に鮮やかに弾き返すクリーンヒット、2塁から佐藤が俊足を飛ばして3塁を回る、相手ライトも素晴らしい強肩でバックホーム、間一髪のクロスプレーは佐藤の鮮やかなスライディングも決まりセーフ!若手とベテランが見事にかみ合った鮮やかな先制攻撃に3塁側ベンチひな壇は朝8時5分から最高潮の盛り上がりだ!
さらに2回表のビッグアプセットの攻撃、先頭今期初出場の塚野智己がフォアボールで出ると、つづく今期打撃絶好調の村上が快速球を見事に弾き返す1・2塁間突破のヒットでチャンスを広げ、1・2塁からワイルドピッチと悪送球で塚野智己が生還し2点目!さらに2塁に進んだ村上が果敢に3盗を決めチームに喝を入れるさらに東郷、西村がフォアボールを選び満塁と攻め立てるがここは後続続かずこの回1点どまり。
一方この大試合の先発マウンドを任されたのは今週も名古屋から高速バスで駆けつけた丸野、カットボールが有効に決まりローヤーズ重量打線を手玉にとり、2回までの2イニングを2三振、内野ゴロ3つでパーフェクトピッチング、2回終了時点で2-0と完全にビッグアプセットペースで試合は進み、今日こそ歴史が動くぞと3塁側ベンチひな壇の屋根裏解説陣も大いに盛り上がる。
しかし迎えた3回裏のローヤーズの攻撃に落とし穴が待っていた。長距離移動の疲れが見え始めた丸野が先頭2人を四死球で歩かせ、さらにワンアウトから相手1番にもフォアボールを与えワンアウト満塁とこの日初めて迎えるピンチ、ここで相手2番の打球は1塁線を襲う強いゴロ、ファースト加藤がダイビングを試みるがそのミットを先をすり抜けボールはライト線へ、ライト西村が必死にボールを確保しようとするがその間に3走者が俊足を飛ばしてホームイン、さらに3塁に進む打者走者を刺そうとする東郷からの送球が悪送球となり打者走者もホームイン、何と一瞬のうちに4点を奪われる悪夢の展開、さらにつづく相手3番にも右中間を破られるホームランで1点を追加され、一瞬のうちに試合は暗転、2-5と逆転され一気にビッグアプセットは劣勢となってしまう。
しかしこれで諦めるビッグアプセットナインではない。逆転された直後の4回表の攻撃、ワンアウトから加藤、佐藤、芝田が3連続フォアボールを選び満塁とするとさらに塚野敦也、丸野が連続押し出しを選び2点を追加!お互い全力で試合に臨む両チーム、気力と体力のぶつかり合いはここで4-5と再びビッグアプセットが1点差に詰め寄る展開、今日は守備を免除され打撃と声援に集中できる屋根裏解説陣もひな壇からさかんに大きな声援でナインを叱咤、決してあきらめないビッグアプセットの姿勢に1塁側ローヤーズベンチも高い緊張感で試合は続く。
ビッグアプセットのマウンドは4回から石井大和がリリーフ、初回は2三振三者凡退と見事なピッチングでローヤーズを抑えたが、つづく5回裏、ワンアウト2塁から再び相手2番にライト前にタイムリーを打たれ痛恨の失点、これで4-6と点差は2点と開く。
相手マウンドは5回からあの重鎮伊藤投手、どうしてもこの重鎮を打てないビッグアプセット打線は5回は山下、6回は田辺が意地のクリーンヒットでチャンスメークするもどうしてもタイミングが合わず内野ゴロの山を築き追加点なく、2点差のまま7回表ビッグアプセットの攻撃を迎える。ここで意地をみせたのが1週間後に挙式を迎える幸せ最高潮の加藤、伊藤投手のチェンジアップを引き付けるだけ引き付けて放った打球ははるか後方に守っていたレフト・センターをさらに超える左中間への放物線、打球は左中間後方のバッティングドーム付近まで到達する文句なしのホームラン!これでついに5-6と1点差、ここでワンアウトから3番佐藤が相手セカンドエラーで出塁すると果敢に盗塁、一打同点の場面で4番芝田はショートゴロ、これでツーアウト3塁となりビッグアプセットひな壇は5番塚野敦也のバットに最後の想いを託す、そして塚野敦也の打球はセンター前へのハーフライナー、相手センターの守備位置は深く、同点だ!と3塁側ひな壇芸人全員が立ち上がったその時、相手セカンドが全力疾走で背走、なんと後ろ向きのままこの打球をナイスキャッチ!最後は劇的なスーパープレーで1点届かず、激闘は5-6で再びローヤーズの勝利となった。
通算17敗目を喫したビッグアプセット、この完璧布陣でも勝てないのか、という脱力感はあるものの、完璧若手守備陣、ひな壇に陣取る完璧屋根裏解説陣が一体となって臨んだ試合、ベテラン・若手が見事にかみ合う最高の試合に爽やかな充実感も一杯だ。自らの挙式を祝う一発を放った加藤、内野陣ではセカンド塚野敦也、サード佐藤が再三の好プレー、俊足ローヤーズ打線を封じる見事な守備でその度にひな壇解説陣をうならせる、ベテラン勢では芝田の初回の電撃先制タイムリーは朝8時にビッグアプセット総勢17人の気持ちに一気に火をつけ、山下、田辺もクリーンヒットでベンチに喝を入れ、また今期打撃好調の村上も意地のヒットに相手守備陣を間隙をつく3盗で若手人を鼓舞、3塁側ひな壇に陣取る全員が純粋に野球と試合に打ち込み、感情を共有する素晴らしい時間だ。
先週の宿敵ブルース完敗を受け、「ただ生きる」と言い聞かせたビッグアプセットナイン、この日も宿敵ローヤーズ通算18試合目にしてこの完璧メンバーでも勝てない現実を突きつけられるが、それでも早朝の聖地神宮外苑の爽やかさ、17人全員が純粋に野球に打ち込む感動、若手のスーパープレーとベテランの意地のプレーがかみ合った試合展開へのレスペクト、試合後、閉鎖が予定されている聖地神宮外苑グランドへの惜別の感情を胸に、六大学開幕を告げる神宮球場からの歓声、美しい銀杏並木とそれを正面に見ながら鮮やかな青空に大きくはためく日の丸、すべてを眼と心に焼きつけながら、それでも生きる、と来週以降へのシーズンへの闘志を胸に、まだ午前中でどの店も開店していない街を生ビールでの乾杯を求めて歩みを続けるビッグアプセットナインであった。
<監督コメント>
この日の朝6時50分、千駄ヶ谷駅に降り立ち青空を見た時の爽快感。
若手、ベテラン総勢17人が本気で野球をやった2時間。ピッチャー丸野くんが名古屋で熱田神宮に願掛けして臨んだ18回目のローヤーズ戦は、塚野兄弟が二遊間、佐藤達路くんがサード、加藤くんがファーストと豪華内野陣が本気の超美技を連発。
三遊間のゴロを佐藤達路くんが猛然とダッシュしてファースト加藤くんにランニングスローで間一髪アウト❗️
ピッチャー丸野くんのグラブを弾いた打球にセカンド塚野敦也が全力ダッシュして至近距離から素早くファースト加藤くんにランニングスローでアウト❗️超美技からの全力送球をガッチリ捕るファースト加藤くんも本物❗️
キャッチャー東郷くんも入団初試合でナインを元気に鼓舞、外野陣も奮闘❗️
先発ピッチャー丸野くんは2回をパーフェクトに抑える素晴らしいピッチング。3回、四死球からの1塁線の1本が痛かったが、被安打2の堂々たるピッチングでした❗️
リリーフ石井大和くんも追加点は痛かったが3回を1点のナイスピッチング❗️
ローヤーズ強力打線に本気で立ち向かうピッチャー陣でした❗️
打線は初回のツーアウト2塁から4番芝田の1、2塁間をライナーで抜く先制のタイムリーヒット❗️芝田が打ち、2塁走者の佐藤達路くんが3塁を回って激走スライディングのホームクロスプレーがセーフになった瞬間、屋根裏解説陣を含むナイン全員の瞬間最高視聴率を記録。
2回、セカンドランナー塚野智己くんがキャッチャーの暴投を誘い一気にホームインする場面も、あのスピードスター塚野智己が降臨❗️の輝かしい場面でした。
4回、ローヤーズ135キロ剛速球投手がいきなり制球を乱して2つの押し出しで1点差。これも相手を追い詰めたビッグアプセットの圧力。
リリーフ81歳の伊藤投手からは山下、田辺さんもクリーンヒットで徐々に追い詰め、
2点差の最終回には加藤くんが、長打を警戒して半端なく後ろに下がったレフト、センターをさらに完璧に超えるスーパープレミアムホームラン❗️
最後はツーアウトから果敢な2盗の佐藤達路くんを2塁に置いた1打同点の場面、5番塚野敦也くんがセンターと2塁の間に落ちようかという渾身の打球を、ローヤーズセカンドが全力ダッシュで後ろを向いたままのまさかのスーパーキャッチで劇的幕切れ。
フル出場のメンバーもDH兼解説メンバーも手に汗を握り本気で立ち向かったこの試合、惜しくも負けたものの、純粋に野球に没頭した爽快感と野球の素晴らしさを全身で感じ、次はやれる確信を持ったナイスゲームでした。
さて来週は4月20日(土)10時から多摩川ガス橋緑地6号面で試合です。
来週は櫻町、村上、田辺さんが欠席でピンチです。
みなさん出席表明よろしくお願いします❗️
では来週❗️
みんな、よろしく❗️